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アメリカ中西部に住む大阪産おばさんの日記。たまに映画感想など。トランプ大嫌い

道連れは御免だ!

G7+の広島サミットは無事に終了しましたが、残念ながらアメリカでの注目度は低く、バイデン大統領は早く帰ってきてデフォルト(債務不履行)の危機を何とかせんかいっ!といった方面にばかり目が向いていたと思います。今迄は常にギリギリまで揉めて、結局は折衷案で債務上限を引上げてデフォルト(債務不履行)回避というパターンでしたが、今度はちょっと心配になってきました。共和党と今だ弱腰な共和党議員を後ろから突付くトランプは、デフォルトさせてバイデン政権を貶めようと狙っているように見えます。

 本当にデフォルトとなれば、アメリカ自身の打撃も大きいですが、世界経済においても恐慌を引き起こしかねません。日本のヤフー・ニュースのコメントが一般的な意見だとは思っていませんが、トランプが未だに好きすぎて、バイデン大統領を嫌うあまりか、デフォルトさせて米国民主党急進左派を潰せだの、バイデンは今まで何をやっていただの、共和党のほうが正しいと主張するコメントが多いのは驚きです。米国がデフォルトしたら、日本も大きな被害を被ることを理解して煽っているのかしら??

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主題とは違うけど、この漫画の中で岸田さんがボッチじゃないだけでも進化だよね。

 共和党の求める歳出削減には、 メディケアや年金などの削減が含まれています。健康保険や老後の資金に国の補助が必要ない上級市民には痛くも痒くもないから、そんなモノも資金を使うなとでも言えるのでしょうが、私を含む、そんな恵まれた環境にない者にとっては死活問題です。だからバイデン大統領には譲ってもらいたくありませんが、マッカーシー議長も譲る気はないと断言しています。一体、誰のための政府なのか?

 この状況を外から見て囃し立てる人たち、日本政府も同類だと批判する人達、自分達が享受している国民保険の有り難さ、解ってますか?



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G7サミット、各国首脳の広島慰霊碑に献花に思う

 19日から始まったG7広島サミットでは、まず各国首脳がと平和公園入りし、原爆資料館を見学後に慰霊碑に花輪を手向けました。日本人として、そして私の父は長崎で被爆していますので、感慨深い光景でした。アメリカには未だ、日本があれ以上惨めにならないように原爆を落としてやった、情けなのだという考えが残っています。オバマ大統領が平和公園を訪れ、被爆者を抱きしめたときには、アメリカ国内で批判がありました。30年近く前になりますが、スミソニアンの航空宇宙博物館での第二次世界大戦店で、広島・長崎の原爆被害の写真パネルを掲示するか否かを巡って、退役軍人からのプレッシャーにより、当時の館長が辞任に追い込まれました。こんなモノを見せて、まるでアメリカが悪者みたいじゃないか、というのが反対の理由です。それだけ悲惨なものであったことは認めてるのね、と、思いました。悲惨だって知ってるから、肯定しないと罪の意識から逃れられないのかも?

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 3日間の日程を終えてからの首脳宣言では「核兵器のない世界という究極の目標に向け取り組みを強化する」とし、核軍縮がテーマとなったセッションでは、「核戦争は決して行われてはならない」とした「広島ビジョン」が発表されました。核保有国の首脳が、しれっと、自分の国のことは棚に上げて、非核化を訴えても説得力がないとはいえ、唯一の被爆国として核の悲惨さを訴える機会となれたならば意義があったと思います。まぁ、要は西側諸国のプロパガンダなのでしょうが、「西側諸国」と「東側」いう古い言葉が蘇った現実に直面させられた気もしました。

 非核以上に本音では真のテーマと思われたのは、ウクライナ問題であったことも、西側対東側という構図を示していると思います。す。ゼレンスキー大統領、流石は元芸人さんだけに、表舞台でスポットライトを浴びる術に長けていますね。しっかり、人道支援や軍事支援を約束させましたが、イギリスのスナク首相もカープ靴下とお好み焼きで人気を得ました。これで、彼に好意を持った日本人は多そうです。若い政治家はやっぱりアピールがうまいですね。インドやブラジルからも参加があったことも大きいと思います。たとえ顔合わせだけでも、参加することに意義がある。

非核化宣言といっても上っ面な言葉だけ、サミットは失敗だっとという批判もありますが、私は外交イベントとしては成功したと思います。原爆の悲惨さ、広島の存在を世界に知らしめたのは大きな功績だと思うし、実際に具体的がなければ失敗だとは理想主義的な現実味の無い言葉に過ぎません。今、何十年も経て、過去を風化させないために今、この機会に新たに思いを新たにすることに意義があると思います。

 日本は西側の一員ですが、物理的距離を含めて他の先進諸国からは遠い存在であり、また、中国、ロシア、北朝鮮の隣国であるという特殊な位置にあります。G7首脳が声を揃えて、ロシア・中国の横暴、許さないよ!と知らしめたこと、日本が議長国として存在を示したことも、私がサミットは成功したと思う理由です。中国当局が日本大使を呼びつけムッキー!したのは効いてる証拠。

 ウクライナへの支援も新たに再確認されました。紛争国はウクライナだけではなく、シリア、ミヤンマー、スーダン…そちらにも目を向けるべきだとは思いますが、欲を言えばきりがない。とっ散らかったテーマを3日間で解決は不可能だし、とにかく7人の首脳が一堂に揃って無事に目的を果たした、日本では何事もなく警備をしきったことは称賛されるべき。正直、昼行燈みたいな人だと思ってた岸田さんですが、ちょっと評価上がった。

 しかし、今や世界の悪の頭領のプーチンさん、何処で変わってしまったのだろうと私には不思議なのです。2014年のノルマンディー上陸記念作戦記念式典でのこと、戦勝を祝う首脳たちの前で、原爆投下の映像が映し出され、気まずい雰囲気の中、プーチン大統領だけが十字を切りました。それは意識された演出ではなかったと思う。その彼が、今や悪鬼の如く隣国を攻め、自国の若者達にも犠牲を強い、世界を核の脅威で脅かしている…

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素敵な午後をお友達と

 以前住んでいたオハイオ州イートンから、お友達が訪ねてきてくれました。ダウンタウンの隠れ家的存在と私が思っているタフト美術館、今日は雲一つ無いお天気でしたが、湿気も低く気温も過ごし易く、中庭のカフェでランチ。タフト美術館は日曜日は入場無料、そして開館中は地下の駐車場がいつも無料!!無料、大好き。

 私の家からは徒歩範囲ですが、遠方からのお友達とひとときを過ごすのにぴったりです。ダウンタウンは駐車場が高くて、しかもイベントのある日などは開いているところを探すのも大変ですから。ここのカフェは、お食事も美味しいし、街の真ん中なのに鳥の鳴き声と木々のざわめきに囲まれて、ゆったりした時間を過ごすことが出来てお気に入りです。

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珍しく手を付ける前に写真を取りました。偉いぞ、自分
アスパラガスのキッシュ、ワインはピノ・グリージョです


 この美術館は、元はその名の通りタフトさんご夫妻の邸宅で、常設展は夫妻の蒐集したコレクション。小さな美術館なので小一時間もあれば見て回れます。私は特別展のたびに来る、イベントがあれば来る、単に天気が良いから散歩がてらにも来るので、私は月一程度の頻度で来てる。日曜日にばかり。タフトさん、ありがとう。正面玄関を入ったところの壁画も含め、レンブラントの絵や中国の陶器等々、ほんと昔の金持ちすげー!現在の経済格差なんて、当時に比べればマシですよねぇ。
 

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水墨画にチャレンジしたり、コーラスを聴いたり

 シンシナティ美術館では、頻繁に様々なイベントが企画されますが、今日の午後には水墨画のお試し体験教室がありました。実はこれ二回目で、一回目は黒い墨だけでパンダを描くセッションでしたが、気付いた時には制限人数が埋まってて悔しかったのね。だから、好評に付き二回目の今日は、予約開始直後に登録したの。まず初めに中国の絵画についてのレクチャーがあり、その後、墨汁で下絵を細い筆でなぞります。後は色墨と水で塗り塗り。なかなか思う通りには行かなかったけど、楽しい経験でした。

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機会があれば、また挑戦したい


 夕方は、ミュージック・ホールでコンサート。昨夜もショーを観たばかりなのに、本当に週末は全力で遊ぶ私です。去年、音楽堂へのコンサートに行ったときに、いつかボルティモア交響楽団の主任指揮者、マリン・オールソップさんの指揮を聴きたいと書きました(10/23/2022の記事)が、シンシナティにいながら、彼女の指揮を聴く機会があったのです。毎年、開催されるコーラスのMay Festival、なんと今年で150周年。

 隣の席の紳士は、一昨年前まではコーラスに参加していた方で、お話を聴くことができたのですが、参加者は年間に200時間ほど練習し、特にメイ・フェスティバル直前には毎晩集まって2時間の練習をするのだそうです。ボランティアとはいえ、生半可な興味本位ではとても参加できないですね。
 
 いつものように開演前にはトークがありました。私は音楽の専門的なことは解らないけど、その日に演奏される曲や、その作曲家の背景はいつも興味深く、コンサートの楽しみの一つです。今日は、テナーのロドリック・ディクソン(Rodrick Dixonさんのお話も聴けたのですが、その前にもお話する機会があり。来月のオペラでも歌うから聴きに来てね、と、気さくに仰るから、今日はお客だけどいつもは客席案内係なの、毎晩チケット買えないから、シフト入りまくって聴くね、と、バカな宣言をするワタクシに苦笑しつつも、Oh, thank you!と。素敵な方でした。

 自分で券を買ってお客のときは、私は最上階のバルコニー席が好き。理由は、奥の打楽器までよく見えるし、豪華なシャンデリアが間近に見えるから。上息子が高校の頃、マーチングバンドで打楽器を担当していたので打楽器に興味があるのです。シンシナティ・シンフォニー・オーケストラには日本人チェリストがおられ、コンチェルトマスターを務める女性ヴァイオリニストさんは、どう見ても白人女性なのにお名前が同じなので奥様なのでしょう。密かに応援しています。そして、コーラスのメンバーにも日本人の男性がおられました。シンシナティ大学の先生だそうです。若い(←私から見れば)日本人男児が異国で活躍しているのは嬉しい。

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コンサートホールのシャンデリア。いつ見てもタメイキ

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オールソップさんと演奏者の皆様

 今夜のテーマは「American Voice」、20世紀はじめのアメリカ人作曲家による曲が4曲披露されました。初めて聞く曲ばかりです。エホバを称える賛美歌を含む宗教色の強いスピリチュアルな演目で、普段の私は聴かないようなタイプの音楽ですが、力強い演奏と歌声で圧倒されました。ディクソンさんはモーゼのパートを歌いますが、神聖さすら感じました。オールソップさん、実物(?)は本当に小柄なのに、エネルギッシュなのめり込み型の指揮。聴く私もついつい無意識に、前かがみで椅子から乗り出しちゃう。座り直して、またふと気づくと前かがみになってる。オールソップさんは私にとって、今は亡きノートリアスRBG、ルース・ベイダー・ギンズバーグ最高裁判事と並ぶ、現代アメリカのアイコン的存在の女性です。憧れの彼女の指揮、ナマで見られて、聴けて、感動…


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ミュージカル『Moulin Rouge!』

 とにかくテンション高いし、セクシーだし、派手だし… 2021年にトニー賞最優秀作品賞(ミュージカル部門)をはじめとする10部門を受賞したミュージカルです。オープニングの水曜夜と、金曜夜の舞台を見ました。初日は、当日の案内係ボランティアに来られない人の代理でした。偶然なのですが、二夜とも同じ舞台袖のドアの担当になりました。舞台全体は見えないけど、近くから役者さんたちの表情がよく見え、迫力がある位置で、通の人には好まれる席だとか。

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 ニコール・キッドマンとユアン・マクレガー主演の2001年の映画「ムーラン・ルージュ!」を元に、2018年でボストンで初舞台化されました。既存の楽曲を使用した「ジュークボックス・ミュージカル」で、お馴染みの曲のオンパレードですが、映画時から2018年までのヒット曲が新たに加えられ、レディー・ガガ、ビヨンセ、リアーナ、ケイティー・ペリー等々のラブソングが色を添えます。第一幕は映画のコメディー色を残したまま賑々しく進みますが、第二幕はぐっとダークになります。
 このミュージカルについては、ウィキペディアiで紹介されています。お話の筋は基本的に映画と同じで、同じセリフもありますが、映画では道化役だったロートレックが、なぜロートレックでなければならないのか、そして真の道化である公爵は腹黒DV男として、ずっと危険な存在です。スターのサティーンの周りの踊り子たちのエピソードも加えられ、若く思い込みの激しいクリスチャンの純粋さ、サティーンのコケティッシュな魅力と友を思う気持ち等、物語が厚みをましていると思います。そして、LGBTQ色もたっぷりと。もしミュージカルを見るなら、事前に映画を再見すると違いがわかって面白いかも。私も映画を見直して、舞台が理解できたと思いました。



 金曜の公演は証明に問題があって開演が15分遅れました。そのせいか、ショー本編が始まる前のプレ・ショート、最後のカーテンコールが短かったけど、水曜のほうがオープニングでスペシャルだったのか、金曜は単に時間が押したので短くしたのか、次にボランティアに行ったときに確かめたいと思います(まだ行くんかいっ!?)

 実は金曜の夜のボランティアは、お友達と一緒でした。いつも一人で行くだけなので、ショーの前後にお話できたり、いつもより楽しかったです!カップルやお友達同士でボランティアをして、同じドアを担当するペアが何組も居るので、羨ましいって思っていたので嬉しかった~!ほーんと、ショー見るだけでも楽しいのに、こんなに楽しくていいのかしら?って思っちゃいます。

 今夏には帝国劇場でも公演される(日本公演公式HP)ので、興味があって検索してみましたが、チケット高いですね!!私のボランティアしてる劇場は、高い席は8万円程度と高いけど、一番安い席は59ドル、当日空席があると、半額でチケットが買えるシステムもあるので、敷居が高すぎる(゚△゚;ノ)ということはありません。セリフは日本語でしょうが、歌の部分はどうするのかしら?歌部分は英語のままなのか、歌がセリフを成しているので日本語にする?そして、衣装がすっごくセクシーなのですが、日本もあの衣装なの?等々、気になる~

 もう一つ、映画だとユアン・マクレガー演じるクリスチャンはイギリス人でしたが、ミュージカルではオハイオ州ライマという街から船でパリにやって来たという設定。これってオハイオ州での公演限定のネタかと思ったら、公式設定だって。シンシナティ公演の次はクリーブランドなので、何処の訛やねん?と聞かれて、クリーブランド、かな?ってセリフは、すっごくウケそう。クリスチャンの素朴な純粋さや愚鈍なまでの理想主義は、イギリスの女池の息子よりアメリカから渡ってきた青年のほうがあっているように思います。ヨーロッパから自由を求めて米国に渡った子孫が、自由を求めてアメリカからヨーロッパにしたというのもも面白いし。

 悲劇ではあるのですが、とても明るくてセットも豪華、最後には花吹雪が舞う。お客様たちも大満足。ニコニコしながら劇場を出ていく方々を見るのも嬉しいですね。しかし、映画の方もテンション高すぎて見終わったら疲れたけど、舞台版も疲れた。ここで、案内係の秘密を一つ。各幕の最初、何分かは遅れてきた方には劇場外で待ってもらうために、ドアの外側で控えているのですが、音楽はよく聞こえます。なので、案内係はドアの外で音楽に合わせて踊っている。


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母の日2023

何をいまさらなタイトルですが…

 アラスカにいる上息子は生きているのは確かだけど何をしているか謎ですが、若息子からは唐突に電話がかかってくることがあります。たまに、そういや、母!と、存在を思い出すらしい。私自身が母と話したのって数年前なので、子供のことは言えない。上息子からは日が変わりそうな時間に、Happy Mathersday!と、思い出したようなメッセージが一言。若息子は母の日当日に電話をくれましたが、「ごめん、アマゾンで送った母の日プレゼント、僕んとこに来たわ!」だって。紛うことなき、我が息子…orz

 若息子からのプレゼントは、首と手のマッサージ器でした。なかなか気の利いたチョイスである。今回も彼女のアドバイスがあったなwww 私は常時、肩こりに悩まされているので、これはなかなかありがたいです。早速使ってみましたが、良いわ、これv

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アメリカでもコロナ規制解除されましたが…

 日本では5月8日に新型コロナウイルスが5類に移行しましたが、アメリカでは11日に公衆衛生上の国家非常事態宣言が解除されました。とはいえ、アメリカではとっくにマスクをしている人を見掛けるのは稀、そこら中に設えられた消毒液のステーションも久しくカラのまま、施設への入場制限等も無くなっているので、生活に大きな変化はありません。米疾病対策センター(CDC)によると、11日時点でコロナによる死者は113万人以上、感染者は延べ1億人にもなるそうですが、2021年1月以降、死者や入院患者数が大幅に激変したのでホワイトハウスは解除に踏み切りました。解除によって、今まで連邦政府が負担していた検査やワクチンの費用が保険会社に委ねられることになるので、健康保険未加入の弱者への配慮に欠けるとの批判もありますが、健康保険に入れない人が多いってことが先ずは問題だろうと。

 失効にあたって大きな問題だったのは、国家非常事態宣言とともに、不法移民の即時強制送還を命じた「タイトル42」が同時に失効するため、国境付近に移民希望者が一気に押し寄せるのではないかという懸念でした。その影には、厳しい移民政策をとったトランプ前政権が導入した「タイトル42」廃止後は強制送還されなくなるという噂が広まったからという報道も見ました。バイデン政権は甘いから、移民希望者を入国手続きを待つ間ぬメキシコに留めず、アメリカに入国させるだろう、と。陰謀論者的に考えれば、これもバイデン政権に打撃を与えるための陰謀の一つ?実際、共和党は、バイデン政権のせいだー、失策だー、と、大騒ぎしてますから。

 ところが蓋を開けてみれば、失効後にも違法な越境に罰則が再び課せられるので、国境警備隊が確認した違法越境数は失効前と比べて半分に減ったそう。確かに、執行を前にして期待して国境に集まった移民希望者が溢れましたが、新たな措置と共に急減したのです。今後はアプリを通じて入国審査の予約するか、米国境に向かう途中での経過国に保護を求めるよう義務付けられました。この手続きを踏まずに違法入国がバレたら、その後5年間は米国への入国申請が認められません。タイトル42より理性的かつ有効な手立てだと思います。

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要はこれで、アメリカには雇用があるから来るのね
いくら壁を作っても無駄なだけ

 コロナ予防・治療の責任が国から保険会社に移されたら医療保険の無い人が困るという問題の根本は、医療保険を持たない・持てない市民が多いこと。それを無視して騒ぐのは水面をパシャパシャやってるだけのこと。中南米からの移民流入問題も、川の向こうには仕事がある、こっち側にはないことが根本にあります。アメリカも実は、中南米からの労働力なしには回らないという事情があり、持ちつ持たれつな所がありながら、それを表立っては認められない事情がある。上手く互いに雇用を利用しあえるのが理想的ではありますが、そこに立ち憚るのが「国」という概念なのですね。
 
 近隣国への投資が自国の利益になるという概念はなかなか理解され難く、他所に使うくらいなら国内をどうにかしろという意見があります。日本みたいに島国で「国」の定義や意識がきっぱり区別され、同族意識の強い国ならとにかく、アメリカも近隣中米国も元は移民が人口の多くを占めている。他民族・多文化、オリジンも多様な人々が、川のこっち側と向こう側に生まれただけの違いでしょ、と思う自分が高慢なのは分かっています。

 国境なんて人工的なもの、ジョン・レノンの歌、イマジンには程遠くとも、EUのようにアメリカ大陸が一つの経済共同体になっちゃえば、移民問題もなくなっちゃう。そんな事を夢想する私もドリーマーに過ぎないのですが、生まれた場所で運命が決まるなんて、地球全体視点なら小っせえ、小っせえ!カラヤンのベートーベン第九、1986年版を聴きながら(←無闇と気が大きくなる一曲)。


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Craftyな土曜日

 母の日前日だから、と、いうのもあるのでしょうか、今日はクラフト関連のイベントが各地でありました。私は先ずはミュージック・ホール(音楽堂)、大会場で開催のクラフト・フェアへ。昨年のクリスマス前にフラリと入ったフェアでとっても楽しかったので、心待ちにしていました。前回はたまたまでしたが、今回も開場を待っての入場で、先着分のバッジやクーポン等の入った特典の特製トートをゲット。うれしーv

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大事なおもちゃを咥えて散歩中。音楽堂前で出会ったこの子は16歳だって。
モカも負けてはいられんぞ!

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クラフトフェアで革製品を出展していた方のタトゥー、撮らせてもらった

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ワシントンパークのフェア、City Flea

 今回は前回ほどの出展数ではなかったけれど、理由は多分、お向かいのワシントン・パークと、そこから少し先のフィンドレイ・マーケットをやっていたから。前回のフェアでトラのぬいぐるみを買ったお店の方は、その後も何度か市内のイベントでお店を出しておられて、顔見知りと言うか、ご挨拶程度のお喋りをするようになったのですが、その方によるとパークの出店料は音楽堂内よりずーっと安いのだそうです。

 ですが、音楽堂内では、意外な発見(?)をしましたよ。先週、コンサートに来たときに、元々コンサートホールにあったパイプオルガンはどうなったのかしら?と書きました(5/7/2023の記事)が、フェアのあった大会場ステージ横、ガラス戸の後ろに密やかにオルガンがいたのです。最近、修復が終わったばかりで展示されているそうですが、いつかまた、その音を響かせる日は来るのかしら?

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 母の日には間に合わないけど、母の誕生日は来月なので、そのプレゼントも買えたし、ご機嫌で帰宅の後、犬と散歩に出かけたら、路地でダンスしてた。特にイベントというのでもなさそうだったし、なぜっ!?!

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 楽しく見せていただいたけど、街って何と出会うかわからんわー、すごいわー


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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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