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お日様が足りてない

 下院が超党派で短期歳出法案、なんとか連邦政府機関閉鎖を回避できました。今回のチキンレースは、本当にギリギリまで粘ったねぇ… 採決結果は賛成335票、反対91票で、民主党議員212人のうち209人、共和党議員222人のうち126人が賛成票を投じました。民主党側の2人は無投票、造反したのはイリノイ州5区のマイク・クイグリー議員。なんか聞いたことのある名前だと思ったら、トランプ政権時代に、ソーシャルメディアへの大統領の投稿を公文書として保管することを義務付ける法案を提出した議員でした。なんで今回は造反したのかな??ウクライナ軍の反攻に進展のないことを嘆いていたので、もう切っちまえよ!って表明なのか…と、思ったら、この予算からウクライナ支援は外されていました。これが功を奏しての合意到達だったようです。

 しかし、政治家というのは実に体力仕事だとつくづく思います。亡くなったばかりのダイアン・ファインスタイン下院議員は90歳で現役でしたし、バイデン大統領と共和党の先頭を走るトランプは言わずもがなだけど、議会で投票してる間だけではなく、裏で様々な根回しもしてるだろうし、日本の議員みたいに寝てたら超叩かれるし。私みたいにもう二週間もぐったりしている軟弱者には無理な仕事だわ。会社でカラ元気をふかしている所為もあるけど、家に帰ったら何もしたくない、こんなに毎日、お天気がいいのに、お出かけ大好きの私が、週末もゴロゴロしてました。日系のスーパーに買い出しに行きたいし、アトランタにも行きたいとこが一杯あるのに、車で一時間ってだけで萎えてます。

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ホント、この状態


 思えば、まだ暗いうちに会社に行って、工場に入ってしまえば窓がない。部屋が東向きなので、午後に帰ってきた時には日陰。私にはお日様が足りていないんではなかろうか??前住んでた部屋なんて、西は壁一面窓で、南側にも窓があったし。なので、今週の私のテーマは、意識してお日様を浴びる、で、ございます。私は独り身だから家事も最低限で怠けてるけど、家族のいる方って本当に大変よねぇ…


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ジョージア州で2週間が過ぎました

 怒涛の日々を経て、ジョージアに来て2週間になりました。通勤は車で30分程度、車を運転中はNPR(National Public Radio)を聞くのが常ですが、住んでいる街を出て10分もすると、電波が入らなくなっちゃうの。私はNPRからブログのネタを得ることも多く、面白い話が聴けるので退屈な通勤時間のお供なので、聴けないのはつまんない。リベラルなニュース局のNPRは需要がないのかしら?代わりにラジオ局の半分がキリスト教系。首から十字架をかけている人も多くて、さすがは南部バイブルベルトです。

 南部のジョージア州の名物は桃。ジャスティン・ビーバー君だって「ジョージアで桃をゲットして~」って歌ってる。だから、オハイオの道端で朝採ったトウモロコシを売ってたようにジョージアの道端では桃を売っているのかと期待していたのですが、今のところ、ウォルマートの広大な駐車場の片隅でスイカの露店売りに遭遇しただけです。トウモロコシみたいに放置するわけにいかないから、ファーマーズマーケットや農場に行かないと買えないものかも。
 
 道端で桃は売っていないけど、高速道路の路肩に停車してる車はやけに多い。毎朝、30分弱を高速に乗って出勤しますが、大きなトラックがたくさん停まっています。まさか路上で休憩してるわけでもないから、そんなにも故障が多いの?今まで住んだ州で、車社会で高速が片道8車線なんてカリフォルニア、LA近辺や広大なテキサスを含めて、路肩に車がゴロゴロは初めて。両側は木が茂ってるし、そんな暗い道で、大きなトラックが停まってるの、怖いよ! 

 緑が豊かで湿気も高いので、シンシナティの街中ではほとんど遭遇しなかったハエや蚊が、文字通りブイブイ言わせています。うっかり犬の散歩に出たら、蚊に刺されまくっちゃうよ~(TT)朝夕は結構冷えるのに、元気なものだ。南だから暖かろうと思っていたら、意外とそうでもなくて、年間の天気予報を見ると、氷点下になることもあるらしい。とはいえオハイオほどじゃないし、雪も降らないけど、年間ずっとぬくぬくを期待していた私には驚き。引越し後、まだ9月だというのに炬燵をしまわず、そのまんま出してます。ここ二週間の生活は、朝起きて犬の散歩して会社行く、夕方帰ってきたら犬の散歩行って、炬燵に首から潜ってうとうと、夜になったら慌てて起きだしてシャワー浴びてベッドで寝なおす。寝てるだけやん!! 

 緑が豊か、とは言っても、良いことばかりじゃない。日本でもアメリカ南部で葛の大繁殖が問題になっていると聞いていたけど、実際に来てみると、本当にとんでもない事になっていました。元は19世紀に土壌侵食対策として導入された葛は、特に1930年代にニューディール政策の一環として大量輸入されました。アメリカ南部は、よっぽど葛にとっては住み易い環境だったらしく、ただでさえ旺盛な繁殖力を大いに発揮して、特にジョージア、アラバマ、ミシシッピ州はすっかり葛のつるに飲み込まれてしまってる。巨木を覆いつくす葛は、なかなかにおどろおどろしい姿で、巨大モンスターって感じ。葛餅作って食べるにも限度があるし、何か良い利用法はないものか…

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クズ・モンスター

 でも、葛餅って作るのに手間が相当かかるのだそうですね。流行らせるのは無理?ジョージアは甘党なのか、会社のカフェテリアや地元のお店で出されるお料理が軒並み甘いの。同じ南部でも、以前住んでいたテキサスは辛い物好き。メキシカンの影響かな?到着した日にアイスティーを買ったら、とんでもなく甘くてギエー!なったですが、実はスイートアイスティーはジョージアの名物なんだって。次にアイスティーを注文した時には「甘くないアイスティー」って指定したら、紅茶を氷の入ったグラスに注いだのんが来たよ。そこまで珍しいの??


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しつこくギリギリまでシンシナティを堪能します

 引越まで一週間をきりました。なのに、未だにアパートの契約が終わっていません。マネジメントに電話をしても滅多に出ない(けど偶に出る)、Eメールの返事が帰ってこない。今ですらこうなのだから住んだらどうなる?!?しかも、引越しの多い私も、実際の部屋を見ずに決めるのは今回が初めてで、不安しかありませんが、どうにかなる、為るなるようにした成らんの精神で、開き直るしか無い。日常品以外の荷物は積め終わり、引越し日にはわにお(元夫)がヘルプに来てくれるので、私の方は準備万端なのですけどね・・・来週月曜にはちゃんと、新しい職場に出社できますように…

 と、焦っても仕方がないので、シンシナティでの最後の週末をしつこく楽しみます。今日は、シンシナティ美術館の風景画について学び、自分でも作品を作ってみるというイベントに参加しました。現在公開中の特別展。ピカソの風景画展を学芸員さんの説明を聞きながら見学の後、美術館の位置するエデン公園を歩いて、同公園内のクローン植物園へ。そこでアーティストの指南の元、自分の風景画を描いてみるという3時間のイベントです。

 実はこの展示を見るのは4度目ですが、学芸員さんの説明は、とても興味深かった。漫画、更に遡ると江戸時代の木版画の記号化の伝統が、ここにも利用されていて、例えば下の絵の右上の波型は湖を表しているとか。他にも、画面を横切る斜めの線が風雨を表現している、線の間隔が狭いと激しい雨で、広いと緩やかな雨と感じることができる。日本の漫画を読むには、記号化の象徴するものを理解するリテラシーが求められますが、抽象画も同じように見れるかと、ちょっと新しい視界がひらけた気持ち。

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1920年代の作品。貼り重ねたような遠近感無視のコラージュ的な表現にパターンを多用しての記号化による風景

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こちらは戦後の作品。黄色が表しているのはお日様が当たっているところなんだって

. その後、植物園の職員の方とともに遊歩道を歩きましたが、色々と知らないことを教えて頂いて「へぇ~」の連続。公園に広がる湖の地下が実際の貯水池なので、除草剤等は使えないから、一帯は自然のまま(←婉曲な表現方法)の姿なのよ、とか。以前から気になっていた、昔のポンプ場の建物は、もう20年以上も放置されているけど、ビール醸造所+レストランに改修の予定があるかもしれないそう。素敵な建物だし、そうなったら素敵だな。シンシナティには、古い教会や工場だった建物がビール醸造所になっている場所が沢山ありますが、そういった建物の設定も面白い。公園の真ん中、歴史的な建物でビールをプハー!とか、いいよね。おつまみはホットウィングとセロリのスティックとランチドレッシングがいいな。

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ここの地下、全部貯水池

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木々の向こうのポンプ施設

 自分の作品作りは、参加を迷った理由。お絵描きは好きだけど決定的にセンスなし、画力なしの私には、いつも楽しいけど、思った通りには程遠い結果にしかならないからモヤモヤ。ピカソは勿論デッサン力とかも凄いんだけど、何より対象を捉える直感と鑑賞眼が類まれなる巨匠たる才能なのだなぁとしみじみ思い知った。こういうイベントに参加するのは絵心のある方も多く、素敵な作品を見られたのは嬉しかったけど、ああ~!!お絵かきの才能とセンスが欲しかった!!!いくらAIが作画してくれても、センスは如何ともしようがない。

 イベント参加者へのオマケで植物園の入場券をもらったので、その後はいそいそと植物園へ。今日を逃すと、使い機会もないだろうし。今は最初の花+恐竜展(FIRST FLOWERS featuring DINOSAURS)をやっています。 

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実物大?と、思うほどの大きさ

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植物で作った恐竜と古代から存在する花の展示です

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当然、こういう写真を撮る私

今日も楽しかった。国民健康保険がもらえるようになって、引退したら、またシンシナティに住んで、劇場のボランティアしたい・・



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アメリカ人の3人に一人はタトゥー入りですってよ!

先月の調査結果なのですが、私は最近知ったので… 

 ピュー・リサーチ・センターの調査結果によりますと、アメリカの成人約3人に1人がタトゥーを入れてるんだそうです。その市場規模は2030年には世界全体で39億ドル(約5700億円)超に拡大するとか…(32% of Americans have a tattoo, including 22% who have more than one)。今にタトゥーを入れたり、消したりしてくれるAIが出てくるに違いない。

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 曰く、米国成人の32%が少なくとも1つタトゥーがあり、男女別では男性27%に対して女性38%、18~29歳の女性では実に半分以上の56%がタトゥー付きなんだって。確かに街を歩いてると、若い女性はタトゥー度高い。イレズミタトゥーの人多いなぁと、最初に感じたのはオハイオ州に引越してきた時で、地域性かと思っていました。ロザンゼルス南のビーチシティに住んでいた時も、タトゥーの入った人は沢山いたけど、サーファーとか、ヒッピー文化の名残みたいなジジババ大人が主で、普通の勤め人は少なくとも見える部分にはなかった。中西部に来たら、ごく普通のおじさん、おばさん、ねーちゃん、にーちゃんも何か入れてて多いと感じたのね。でも、実はアメリカ全体の現象でした。

 タトゥーを入れる理由は、「何かを忘れないようにしたり、誰かをたたえたりするため」が69%、「自分の信念を示すため」(47%)、「見栄えがよくなるから」(32%)だって。傷跡や痣を隠すためのタトゥーも、これに含まれるのかなぁ?私は飽き性なので、同じ柄と一生付き合わねばならないとなると、そこまでのコミットメントができるかどうか自信がないし、温泉大好きだから、日本で温泉や銭湯に行けないのヤだし。

 でも、火葬灰をインクにしたタトゥーがあるって聞いて、これにはちょっと魅かれてる。今の愛犬が虹の橋の向こうに行っちゃったら、こっそり目立たない所に小さく線画か足形でも入れたいかも… (息子らには内緒)


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トランプは大統領選に出る資格なし?

 バージニア州選議員、民主党のカイン上院議員(上院なのにカイン、上院なのにカイン~!失礼しました)が、トランプはアメリカ合衆国憲法修正第14条に則ると、1月6日の議会襲撃に関する行動により、大統領選挙に出馬する権利を有さず、投票用紙から名前を削除すべしと述べました。

 問題となるのは、第3節の「反乱への参加者」、暴動、反乱、反逆に加わった公人は、再び議員や選挙人には選ばれないように規定した条項です。

アメリカ合衆国議会議員、国の機関の役人、州議会議員、あるいは州の行政及び司法の役人として、アメリカ合衆国憲法を支持することを以前に誓い、かつそれらに対する反乱に加わった者あるいはその敵に対して援助や同調した者は、アメリカ合衆国下院または上院議員、大統領および副大統領の選挙人、あるいは国または州の公的、軍事的役職に就くことはできない。ただし、アメリカ合衆国議会が各院の議席の3分の2以上で決した場合は、その禁止規定を排除する。(ウィキペディア、アメリカ合衆国憲法修正第14条より)


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「2020年の大統領選結果転覆の企みへの関与により、トランプ前大統領を失格とし、また、その他多くも失格となる可能性がある。」

 トランプの煽動を含む議会襲撃への関与が判決により認められたら、トランプは公的役職に就くことは出来ないという事になります。この制限は、議会の3分の2以上の賛成で解除できますが、たとえ、この問題を今年11月の選挙まで引きずらせても、現在、拮抗している共和党と民主党の議会座席数がいきなり共和党議席が急増とは考えられず、現実的ではありません。もっとも、民主党が、トランプが共和党候補者だったら、ウチが必勝、ラッキー!と、したら、どうなるか知らんけどwww アタシ的には、そうなれば、わざわざバイデン爺さんが老骨にムチ打たずとも、適当な候補者でも、トランプよかマシって民主党政権が続くんでウェルカムですけど~!

 この第14条は、 南北戦争後に成立し、批准は1868年7月9日。日本じゃ戊辰戦争真っただ中。またエラく古い憲法を持ち出して、ヲイヲイなんだけど、常日頃もめてる合衆国憲法修正第2条(セカンドアメンドメント)、「「武器を保有・携帯する権利」」って、1797年ですから、我々修正法の中ではまだまだ若輩ものって、修正法の仲間内で嘲笑われる存在です… いや、ホント、どうにかしてよ、この時代錯誤な国っ!

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CNNの調べでは共和党員ですら約半分が、トランプの行動は民主主義への脅威だと答えています




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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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