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実写版「リトル・マーメイド」

観てきました~!

 最寄り劇場の唯一のIMAX劇場は、既にスパイダーマンになっていて残念。海中のシーンはIMAXで観たかった~ でも、3Dを奮発したのは甲斐があったわ。映画は良かったです。ストーリーは分かってるのに、最後は感動でウルウルしちゃった。話題になっていたアリエル役のハリー・ベイリーさんも、とってもチャーミングでした。飛び切りの美人じゃなくて、ちょっと魚っぽい顔立ち(ゴネンナサイ)が、むしろ良かったと思う。ハリーちゃん、表情がとっても可愛くって(*^_^*)

 トリトン王のハビエル・バダムさん、威厳ある海の王と言うより、十代の娘への対応の仕方がわからないシングルファーザーの悲哀がよく出ていました。娘は反抗期だし、妹は海の悪い魔女だし、苦労が多いから白髪にもなるし、シアも増えるよねぇ… その7人の娘たちは、それぞれ七つの海を代表してて、だから人種も様々。なので、カリブ海の人魚姫、アリエルが白人じゃないのはむしろ正しいのね。一方、カリブの王国の王子様、エリックが目の青い白人なのは、誰も突っ込まんのかい?と。だって、お母さんの女王様は黒人女性なんだよ。そしてカニのセバスチャンとかもめのスカットルは作り物感たっぷりなのに、フランダーはそのまんま魚。モロ魚。水族館にいる魚(←しつこい)。

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目が怖いんですけど…
もうちょっと… その、ニモみたいな感じで…

 お話はアニメとほぼ同じ、同じシーンを再現した場面も多いので、別物と割り切って見るのが難しいでしょうし、それが、アニメ版に思い入れがあると赦せないものがあるかも。印象深いシーンだけど、わざわざそのまんま再現しなくてもいいんじゃないかって思った。アニメ・漫画の実写化で、私は「銀魂」、「るろうに剣心」と「ファブル」は、役者さんたちのルックスが合ってることもあって、どれも好きでシリーズ全部見てる。でも、「鋼の錬金術師」は、写真見ただけで脱力したわ。ディズニーのプリンセスの中でも、特に目の大きな日本のアニメっぽい容貌のアリエルも、いくら白人の女優さんでも違和感合ったんじゃないかな。

 映画は、小さな子向けとしては、サメに追いかけられるシーンや船の遭難がシーンが怖い。小さな子供連れたお父さんが泣かれて劇場から出ていったよ(ちゃんと暫く後に帰ってきて、その後は嬉しそうに観ていて私も嬉しかった)。それに、2時間超えは長すぎるかな。多分、10歳前後の女の子が一番楽しめそうだけど、そんな子供達のお母さんは、ちょうどアニメの方で育った世代で複雑な思いがありそう。なので、ターゲットはズバリ!孫を連れていきたいババ様世代、つまり私の世代でしょう!と、いうわけで、おいっ、息子ぉ!!!

 私、映画の予告が観たいので、早めに劇場に入るのですが、今日もたくさん、予告が見られてよかった。ただ、ドリームワークスの新作アニメで今夏公開の「ルビー・ギルマン、ティーンエイジ・クラーケン」は、ちょっと待て!って思ったわ。だって、主人公がクラーケンで、敵役がマーメイドという、リトル・マーメイドと逆のお話なんだよ~


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ディズニーのリトル・マーメイド

 主人公のアリエルに黒人女優を起用したことや、アニメ版との違いが色々と話題になっていたディズニーの実写版「リトル・マーメイド」が先週末から公開され、好調なスタートを切りました。公開後4日間の全米興行収入で1億1750万ドル(約164億円)で、メモリアル・デー週末の興行収入としては歴代第5位、ディズニーの実写リメイク映画の中での初動興行収入は初動興行収入でも第5位だそうです。

 私は未だ映画を観ていないのですが、予告を見る限り映像はきれいだし、アリエル役のハリー・ベイリーの歌声は素晴らしいので、IMAXで観たいと思っていますが、オバサンが一人で行くのはちょっと恥ずかしいかも。地元のナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)で、映画を見た女の子達(6歳~8歳)にインタビューしていましたが、大満足だったよう。ただし、アニメの方は観たことがない子供達で、先入観無しで見れば素晴らしい映画であるに違いないのですが、NPRはリベラルなので、多様性重視側。ちょーっと押し(推し?)が強いかなって気はした。

 そのそもアニメや漫画のイメージが強いと、実写化はどうしてもイメージが受け入れ難いところがありますよね。「るろうに剣心」、「ファブル」は私的にはイメージぴったりでしたが、登場人物が日本人なので違和感が少なかった。ディズニーも「美女と野獣」や「アラディン」の実写化は成功でしたが、「アラディン」のジャズミン姫が白人だったら非難されたでしょう。一方、絵馬・ワトソンさんが演じたベルを白人以外が演じていたら?フロリダ州で、大統領選に出馬したデサントス知事と、ポリコレの急先鋒ディズニーが丁々発止の対決真っ只中ですが、アリエル役も人種を意識してわざわざ黒人を選んだと不満な人も多いようです。難しいですね… 私はアリエル役が何人種でも画面映えするなら気にならないけど、多様性や人種を考慮しなければならないから、敢えて黒人女優を選びましたなら、当のハリー・ベイリーさんにも失礼。

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 昨今は、LBGTQの役をストレートの人が演じるのはいかん、とか、自閉症の役を自閉症ではない人が演じたら批判されたり、私の個人的な意見では理不尽な主張が表立ってまかり通っているような気もします。本当は、人種や性的指向なんか気にしない、特別扱いもしなければ差別もしない、ただ受け入れる事こそが真の「平等」であると思うのですが。

 けれど、「ありのまま」を受け入れることが何よりも難しい。外野から観ていると、差別をなくそうとして斜め上に行ってるように見えることもある。例えば、細く絞られたウエスト、長い手足に大きな目、あり得ない体型と顔で、間違った美の概念を受け付けると、過去に非難の対象となったマテル社のバービー人形、今では多様性を取り入れ、様々な人種や体型、障害も取り入れた商品展開をしています。最近では、ダウン症バービーの発売が発表されました。

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真ん中が新発売のダウン症バービーちゃん<
ちょっと太めの可愛い女の子にしか見えない

 でも、障害なり人種なり体型を取り揃えても、結局は、その理想化された姿であることに違いはない。お人形は憧れを体現したものだから、理想の美しい姿で、お洒落なセレブ生活を満喫するから求められる。実は1959年の初代バービーは既にファンション産業の重役にしてファッションモデル。実は最初からキャリア・ウーマンなのですが、今ではパイロットや科学者、将校に宇宙飛行士等々、様々な職業のバービーが売り出され、工事現場で働くバービー嬢も含め、今では200以上のキャリアを有する(?)けど、それらは憧れの職業であり、女の子に夢を与え、インスピレーションとなるようにとの願いが込められている。シュシュ資格持ちの現場監督バービー、かっこええやん。

 多様性の為に障害を持ったバービーも、やはり理想化されたお目々パッチリ、真っ白な歯で素敵な笑顔の姿。そこには、とんでもない矛盾があると思うのですが。差別はしないよ、多様性を認めるよと言いながら、「差」は付けている。リトル・マーメイドに不満な人を人種差別と非難して、自分は「意識が高い」と思うなら、それも変。難しい時代になったものです(*タメイキ*)

 ところで、時間を確かめるために最寄りの映画館のサイト行ったら、一日一回だけど「Shin Masked Rider(シン仮面ライダー)」やっててびっくりしたわー。ニッチな需要にも応えてるのねぇ…って、そんなに需要あるのかな??


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フロリダ州知事、デサントス、正式に大統領選出馬

 なぜ今、このタイミングなのかは知りませんが、かつてより出馬が予想、というより、ほぼ確定していた通り、フロリダ州のロン・デサントス知事が出馬を表明しました。2012年に連邦下院議員に初当選、共和党の保守強硬派の下院議員グループ「フリーダム・コーカス」の創設にも関わりました。そして、2018年の知事選挙でトランプの全面的支援を受けて当選。ミニ・トランプとか、脳みそのあるトランプと言われますが、その経歴は、トランプよりも、よっぽど真っ当。イェール大学と、ハーバード大学ロースクールを卒業し、在学中に海軍に入隊してイラクでの駐留も経験した、当にアメリカのエリートです。

 出馬表明が、ツイッターに投稿したビデオ声明というのも、国の大事な決定もツイッターで呟いてたトランプの同類を感じさせますし、「偉大なアメリカの復活を導くため、米大統領選に立候補する」という表明宣言も、どっかで聞いたセリフ。そもそもデサンティスが人気を高めた理由はLGBTQや中絶を認めない、トランプ的な保守的な政策です。コロナの感染が未だ拡大中の2020年には、経済回復を重視して他州に先立って規制解除を行い。学校のマスク着用義務化に反対しました。

 デサンティスを特徴付けるのはあからさまなリベラルとの対決姿勢です。ジェンダー(LGBTQ)、人種問題、移民問題、中絶禁止と、時代を遡るようなレトロ政策が保守層の支持を得ました。悪名高き、「Don't say gay(ゲイ言うな)」政策は、性的マイノリティーに関して小学3年生までの授業で取り上げることを規制する州法です。これに反発したディズニーとの対決は、日本でも報道されている通りです。こんなことが進行中の国の大使が、他所の国に同性婚を法制化しろとか言ってくるのはどうしたもんかと思いますが。

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もっと言うたれ、言うたれ!


 移民問題で不法に入国した人々をいきなりリベラル州に送りつけるという非人道的な扱いをしたり、人種差別やジェンダー問題関連の本を州内の学校図書館から禁止したり、派手な政策で注目を集めています。ですが、所詮はミニ・トランプ、トランプの大きな影の下から抜け出せるかが勝負の決め手かと思います。とはいえ、老人同士のバイデン大統領、トランプが次の大統領選をリードする中で、デサントスの44歳という若さは求められる要素の一つです。未だトランプ有利とはいえ、既に民事裁判で負け、今後、ジョージア州での選挙結果改竄要求、そして1月6日の議会襲撃における責任問題等、逆風は強まる一方です。デサントスに勝機が向く可能性は大いにあります。脳みそがある分(?)トランプ以上に危険な存在となり得ると同時に、選挙に勝つために注目を集めるはったり戦略で、実際に連邦レベルの権力を握っても一人で派手なことは出来ず、凡庸な政治家になる可能性もあると私は見ていますが。
 
 一方の民主党としては、若手に登場してほしいところですが、人材がいないのが本当に痛い。出てこい、マトモな若手~!


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道連れは御免だ!

G7+の広島サミットは無事に終了しましたが、残念ながらアメリカでの注目度は低く、バイデン大統領は早く帰ってきてデフォルト(債務不履行)の危機を何とかせんかいっ!といった方面にばかり目が向いていたと思います。今迄は常にギリギリまで揉めて、結局は折衷案で債務上限を引上げてデフォルト(債務不履行)回避というパターンでしたが、今度はちょっと心配になってきました。共和党と今だ弱腰な共和党議員を後ろから突付くトランプは、デフォルトさせてバイデン政権を貶めようと狙っているように見えます。

 本当にデフォルトとなれば、アメリカ自身の打撃も大きいですが、世界経済においても恐慌を引き起こしかねません。日本のヤフー・ニュースのコメントが一般的な意見だとは思っていませんが、トランプが未だに好きすぎて、バイデン大統領を嫌うあまりか、デフォルトさせて米国民主党急進左派を潰せだの、バイデンは今まで何をやっていただの、共和党のほうが正しいと主張するコメントが多いのは驚きです。米国がデフォルトしたら、日本も大きな被害を被ることを理解して煽っているのかしら??

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主題とは違うけど、この漫画の中で岸田さんがボッチじゃないだけでも進化だよね。

 共和党の求める歳出削減には、 メディケアや年金などの削減が含まれています。健康保険や老後の資金に国の補助が必要ない上級市民には痛くも痒くもないから、そんなモノも資金を使うなとでも言えるのでしょうが、私を含む、そんな恵まれた環境にない者にとっては死活問題です。だからバイデン大統領には譲ってもらいたくありませんが、マッカーシー議長も譲る気はないと断言しています。一体、誰のための政府なのか?

 この状況を外から見て囃し立てる人たち、日本政府も同類だと批判する人達、自分達が享受している国民保険の有り難さ、解ってますか?



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母の日2023

何をいまさらなタイトルですが…

 アラスカにいる上息子は生きているのは確かだけど何をしているか謎ですが、若息子からは唐突に電話がかかってくることがあります。たまに、そういや、母!と、存在を思い出すらしい。私自身が母と話したのって数年前なので、子供のことは言えない。上息子からは日が変わりそうな時間に、Happy Mathersday!と、思い出したようなメッセージが一言。若息子は母の日当日に電話をくれましたが、「ごめん、アマゾンで送った母の日プレゼント、僕んとこに来たわ!」だって。紛うことなき、我が息子…orz

 若息子からのプレゼントは、首と手のマッサージ器でした。なかなか気の利いたチョイスである。今回も彼女のアドバイスがあったなwww 私は常時、肩こりに悩まされているので、これはなかなかありがたいです。早速使ってみましたが、良いわ、これv

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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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