Tag | #アメリカ
なぜ今、このタイミングなのかは知りませんが、かつてより出馬が予想、というより、ほぼ確定していた通り、フロリダ州のロン・デサントス知事が出馬を表明しました。2012年に連邦下院議員に初当選、共和党の保守強硬派の下院議員グループ「フリーダム・コーカス」の創設にも関わりました。そして、2018年の知事選挙でトランプの全面的支援を受けて当選。ミニ・トランプとか、脳みそのあるトランプと言われますが、その経歴は、トランプよりも、よっぽど真っ当。イェール大学と、ハーバード大学ロースクールを卒業し、在学中に海軍に入隊してイラクでの駐留も経験した、当にアメリカのエリートです。
出馬表明が、ツイッターに投稿したビデオ声明というのも、国の大事な決定もツイッターで呟いてたトランプの同類を感じさせますし、「偉大なアメリカの復活を導くため、米大統領選に立候補する」という表明宣言も、どっかで聞いたセリフ。そもそもデサンティスが人気を高めた理由はLGBTQや中絶を認めない、トランプ的な保守的な政策です。コロナの感染が未だ拡大中の2020年には、経済回復を重視して他州に先立って規制解除を行い。学校のマスク着用義務化に反対しました。
デサンティスを特徴付けるのはあからさまなリベラルとの対決姿勢です。ジェンダー(LGBTQ)、人種問題、移民問題、中絶禁止と、時代を遡るようなレトロ政策が保守層の支持を得ました。悪名高き、「Don't say gay(ゲイ言うな)」政策は、性的マイノリティーに関して小学3年生までの授業で取り上げることを規制する州法です。これに反発したディズニーとの対決は、日本でも報道されている通りです。こんなことが進行中の国の大使が、他所の国に同性婚を法制化しろとか言ってくるのはどうしたもんかと思いますが。

もっと言うたれ、言うたれ!
移民問題で不法に入国した人々をいきなりリベラル州に送りつけるという非人道的な扱いをしたり、人種差別やジェンダー問題関連の本を州内の学校図書館から禁止したり、派手な政策で注目を集めています。ですが、所詮はミニ・トランプ、トランプの大きな影の下から抜け出せるかが勝負の決め手かと思います。とはいえ、老人同士のバイデン大統領、トランプが次の大統領選をリードする中で、デサントスの44歳という若さは求められる要素の一つです。未だトランプ有利とはいえ、既に民事裁判で負け、今後、ジョージア州での選挙結果改竄要求、そして1月6日の議会襲撃における責任問題等、逆風は強まる一方です。デサントスに勝機が向く可能性は大いにあります。脳みそがある分(?)トランプ以上に危険な存在となり得ると同時に、選挙に勝つために注目を集めるはったり戦略で、実際に連邦レベルの権力を握っても一人で派手なことは出来ず、凡庸な政治家になる可能性もあると私は見ていますが。
一方の民主党としては、若手に登場してほしいところですが、人材がいないのが本当に痛い。出てこい、マトモな若手~!
出馬表明が、ツイッターに投稿したビデオ声明というのも、国の大事な決定もツイッターで呟いてたトランプの同類を感じさせますし、「偉大なアメリカの復活を導くため、米大統領選に立候補する」という表明宣言も、どっかで聞いたセリフ。そもそもデサンティスが人気を高めた理由はLGBTQや中絶を認めない、トランプ的な保守的な政策です。コロナの感染が未だ拡大中の2020年には、経済回復を重視して他州に先立って規制解除を行い。学校のマスク着用義務化に反対しました。
デサンティスを特徴付けるのはあからさまなリベラルとの対決姿勢です。ジェンダー(LGBTQ)、人種問題、移民問題、中絶禁止と、時代を遡るようなレトロ政策が保守層の支持を得ました。悪名高き、「Don't say gay(ゲイ言うな)」政策は、性的マイノリティーに関して小学3年生までの授業で取り上げることを規制する州法です。これに反発したディズニーとの対決は、日本でも報道されている通りです。こんなことが進行中の国の大使が、他所の国に同性婚を法制化しろとか言ってくるのはどうしたもんかと思いますが。

もっと言うたれ、言うたれ!
移民問題で不法に入国した人々をいきなりリベラル州に送りつけるという非人道的な扱いをしたり、人種差別やジェンダー問題関連の本を州内の学校図書館から禁止したり、派手な政策で注目を集めています。ですが、所詮はミニ・トランプ、トランプの大きな影の下から抜け出せるかが勝負の決め手かと思います。とはいえ、老人同士のバイデン大統領、トランプが次の大統領選をリードする中で、デサントスの44歳という若さは求められる要素の一つです。未だトランプ有利とはいえ、既に民事裁判で負け、今後、ジョージア州での選挙結果改竄要求、そして1月6日の議会襲撃における責任問題等、逆風は強まる一方です。デサントスに勝機が向く可能性は大いにあります。脳みそがある分(?)トランプ以上に危険な存在となり得ると同時に、選挙に勝つために注目を集めるはったり戦略で、実際に連邦レベルの権力を握っても一人で派手なことは出来ず、凡庸な政治家になる可能性もあると私は見ていますが。
一方の民主党としては、若手に登場してほしいところですが、人材がいないのが本当に痛い。出てこい、マトモな若手~!
G7+の広島サミットは無事に終了しましたが、残念ながらアメリカでの注目度は低く、バイデン大統領は早く帰ってきてデフォルト(債務不履行)の危機を何とかせんかいっ!といった方面にばかり目が向いていたと思います。今迄は常にギリギリまで揉めて、結局は折衷案で債務上限を引上げてデフォルト(債務不履行)回避というパターンでしたが、今度はちょっと心配になってきました。共和党と今だ弱腰な共和党議員を後ろから突付くトランプは、デフォルトさせてバイデン政権を貶めようと狙っているように見えます。
本当にデフォルトとなれば、アメリカ自身の打撃も大きいですが、世界経済においても恐慌を引き起こしかねません。日本のヤフー・ニュースのコメントが一般的な意見だとは思っていませんが、トランプが未だに好きすぎて、バイデン大統領を嫌うあまりか、デフォルトさせて米国民主党急進左派を潰せだの、バイデンは今まで何をやっていただの、共和党のほうが正しいと主張するコメントが多いのは驚きです。米国がデフォルトしたら、日本も大きな被害を被ることを理解して煽っているのかしら??

主題とは違うけど、この漫画の中で岸田さんがボッチじゃないだけでも進化だよね。
共和党の求める歳出削減には、 メディケアや年金などの削減が含まれています。健康保険や老後の資金に国の補助が必要ない上級市民には痛くも痒くもないから、そんなモノも資金を使うなとでも言えるのでしょうが、私を含む、そんな恵まれた環境にない者にとっては死活問題です。だからバイデン大統領には譲ってもらいたくありませんが、マッカーシー議長も譲る気はないと断言しています。一体、誰のための政府なのか?
この状況を外から見て囃し立てる人たち、日本政府も同類だと批判する人達、自分達が享受している国民保険の有り難さ、解ってますか?
本当にデフォルトとなれば、アメリカ自身の打撃も大きいですが、世界経済においても恐慌を引き起こしかねません。日本のヤフー・ニュースのコメントが一般的な意見だとは思っていませんが、トランプが未だに好きすぎて、バイデン大統領を嫌うあまりか、デフォルトさせて米国民主党急進左派を潰せだの、バイデンは今まで何をやっていただの、共和党のほうが正しいと主張するコメントが多いのは驚きです。米国がデフォルトしたら、日本も大きな被害を被ることを理解して煽っているのかしら??

主題とは違うけど、この漫画の中で岸田さんがボッチじゃないだけでも進化だよね。
共和党の求める歳出削減には、 メディケアや年金などの削減が含まれています。健康保険や老後の資金に国の補助が必要ない上級市民には痛くも痒くもないから、そんなモノも資金を使うなとでも言えるのでしょうが、私を含む、そんな恵まれた環境にない者にとっては死活問題です。だからバイデン大統領には譲ってもらいたくありませんが、マッカーシー議長も譲る気はないと断言しています。一体、誰のための政府なのか?
この状況を外から見て囃し立てる人たち、日本政府も同類だと批判する人達、自分達が享受している国民保険の有り難さ、解ってますか?
19日から始まったG7広島サミットでは、まず各国首脳がと平和公園入りし、原爆資料館を見学後に慰霊碑に花輪を手向けました。日本人として、そして私の父は長崎で被爆していますので、感慨深い光景でした。アメリカには未だ、日本があれ以上惨めにならないように原爆を落としてやった、情けなのだという考えが残っています。オバマ大統領が平和公園を訪れ、被爆者を抱きしめたときには、アメリカ国内で批判がありました。30年近く前になりますが、スミソニアンの航空宇宙博物館での第二次世界大戦店で、広島・長崎の原爆被害の写真パネルを掲示するか否かを巡って、退役軍人からのプレッシャーにより、当時の館長が辞任に追い込まれました。こんなモノを見せて、まるでアメリカが悪者みたいじゃないか、というのが反対の理由です。それだけ悲惨なものであったことは認めてるのね、と、思いました。悲惨だって知ってるから、肯定しないと罪の意識から逃れられないのかも?

3日間の日程を終えてからの首脳宣言では「核兵器のない世界という究極の目標に向け取り組みを強化する」とし、核軍縮がテーマとなったセッションでは、「核戦争は決して行われてはならない」とした「広島ビジョン」が発表されました。核保有国の首脳が、しれっと、自分の国のことは棚に上げて、非核化を訴えても説得力がないとはいえ、唯一の被爆国として核の悲惨さを訴える機会となれたならば意義があったと思います。まぁ、要は西側諸国のプロパガンダなのでしょうが、「西側諸国」と「東側」いう古い言葉が蘇った現実に直面させられた気もしました。
非核以上に本音では真のテーマと思われたのは、ウクライナ問題であったことも、西側対東側という構図を示していると思います。す。ゼレンスキー大統領、流石は元芸人さんだけに、表舞台でスポットライトを浴びる術に長けていますね。しっかり、人道支援や軍事支援を約束させましたが、イギリスのスナク首相もカープ靴下とお好み焼きで人気を得ました。これで、彼に好意を持った日本人は多そうです。若い政治家はやっぱりアピールがうまいですね。インドやブラジルからも参加があったことも大きいと思います。たとえ顔合わせだけでも、参加することに意義がある。
非核化宣言といっても上っ面な言葉だけ、サミットは失敗だっとという批判もありますが、私は外交イベントとしては成功したと思います。原爆の悲惨さ、広島の存在を世界に知らしめたのは大きな功績だと思うし、実際に具体的がなければ失敗だとは理想主義的な現実味の無い言葉に過ぎません。今、何十年も経て、過去を風化させないために今、この機会に新たに思いを新たにすることに意義があると思います。
日本は西側の一員ですが、物理的距離を含めて他の先進諸国からは遠い存在であり、また、中国、ロシア、北朝鮮の隣国であるという特殊な位置にあります。G7首脳が声を揃えて、ロシア・中国の横暴、許さないよ!と知らしめたこと、日本が議長国として存在を示したことも、私がサミットは成功したと思う理由です。中国当局が日本大使を呼びつけムッキー!したのは効いてる証拠。
ウクライナへの支援も新たに再確認されました。紛争国はウクライナだけではなく、シリア、ミヤンマー、スーダン…そちらにも目を向けるべきだとは思いますが、欲を言えばきりがない。とっ散らかったテーマを3日間で解決は不可能だし、とにかく7人の首脳が一堂に揃って無事に目的を果たした、日本では何事もなく警備をしきったことは称賛されるべき。正直、昼行燈みたいな人だと思ってた岸田さんですが、ちょっと評価上がった。
しかし、今や世界の悪の頭領のプーチンさん、何処で変わってしまったのだろうと私には不思議なのです。2014年のノルマンディー上陸記念作戦記念式典でのこと、戦勝を祝う首脳たちの前で、原爆投下の映像が映し出され、気まずい雰囲気の中、プーチン大統領だけが十字を切りました。それは意識された演出ではなかったと思う。その彼が、今や悪鬼の如く隣国を攻め、自国の若者達にも犠牲を強い、世界を核の脅威で脅かしている…


3日間の日程を終えてからの首脳宣言では「核兵器のない世界という究極の目標に向け取り組みを強化する」とし、核軍縮がテーマとなったセッションでは、「核戦争は決して行われてはならない」とした「広島ビジョン」が発表されました。核保有国の首脳が、しれっと、自分の国のことは棚に上げて、非核化を訴えても説得力がないとはいえ、唯一の被爆国として核の悲惨さを訴える機会となれたならば意義があったと思います。まぁ、要は西側諸国のプロパガンダなのでしょうが、「西側諸国」と「東側」いう古い言葉が蘇った現実に直面させられた気もしました。
非核以上に本音では真のテーマと思われたのは、ウクライナ問題であったことも、西側対東側という構図を示していると思います。す。ゼレンスキー大統領、流石は元芸人さんだけに、表舞台でスポットライトを浴びる術に長けていますね。しっかり、人道支援や軍事支援を約束させましたが、イギリスのスナク首相もカープ靴下とお好み焼きで人気を得ました。これで、彼に好意を持った日本人は多そうです。若い政治家はやっぱりアピールがうまいですね。インドやブラジルからも参加があったことも大きいと思います。たとえ顔合わせだけでも、参加することに意義がある。
非核化宣言といっても上っ面な言葉だけ、サミットは失敗だっとという批判もありますが、私は外交イベントとしては成功したと思います。原爆の悲惨さ、広島の存在を世界に知らしめたのは大きな功績だと思うし、実際に具体的がなければ失敗だとは理想主義的な現実味の無い言葉に過ぎません。今、何十年も経て、過去を風化させないために今、この機会に新たに思いを新たにすることに意義があると思います。
日本は西側の一員ですが、物理的距離を含めて他の先進諸国からは遠い存在であり、また、中国、ロシア、北朝鮮の隣国であるという特殊な位置にあります。G7首脳が声を揃えて、ロシア・中国の横暴、許さないよ!と知らしめたこと、日本が議長国として存在を示したことも、私がサミットは成功したと思う理由です。中国当局が日本大使を呼びつけムッキー!したのは効いてる証拠。
ウクライナへの支援も新たに再確認されました。紛争国はウクライナだけではなく、シリア、ミヤンマー、スーダン…そちらにも目を向けるべきだとは思いますが、欲を言えばきりがない。とっ散らかったテーマを3日間で解決は不可能だし、とにかく7人の首脳が一堂に揃って無事に目的を果たした、日本では何事もなく警備をしきったことは称賛されるべき。正直、昼行燈みたいな人だと思ってた岸田さんですが、ちょっと評価上がった。
しかし、今や世界の悪の頭領のプーチンさん、何処で変わってしまったのだろうと私には不思議なのです。2014年のノルマンディー上陸記念作戦記念式典でのこと、戦勝を祝う首脳たちの前で、原爆投下の映像が映し出され、気まずい雰囲気の中、プーチン大統領だけが十字を切りました。それは意識された演出ではなかったと思う。その彼が、今や悪鬼の如く隣国を攻め、自国の若者達にも犠牲を強い、世界を核の脅威で脅かしている…

シンシナティ美術館では、頻繁に様々なイベントが企画されますが、今日の午後には水墨画のお試し体験教室がありました。実はこれ二回目で、一回目は黒い墨だけでパンダを描くセッションでしたが、気付いた時には制限人数が埋まってて悔しかったのね。だから、好評に付き二回目の今日は、予約開始直後に登録したの。まず初めに中国の絵画についてのレクチャーがあり、その後、墨汁で下絵を細い筆でなぞります。後は色墨と水で塗り塗り。なかなか思う通りには行かなかったけど、楽しい経験でした。

機会があれば、また挑戦したい
夕方は、ミュージック・ホールでコンサート。昨夜もショーを観たばかりなのに、本当に週末は全力で遊ぶ私です。去年、音楽堂へのコンサートに行ったときに、いつかボルティモア交響楽団の主任指揮者、マリン・オールソップさんの指揮を聴きたいと書きました(10/23/2022の記事)が、シンシナティにいながら、彼女の指揮を聴く機会があったのです。毎年、開催されるコーラスのMay Festival、なんと今年で150周年。
隣の席の紳士は、一昨年前まではコーラスに参加していた方で、お話を聴くことができたのですが、参加者は年間に200時間ほど練習し、特にメイ・フェスティバル直前には毎晩集まって2時間の練習をするのだそうです。ボランティアとはいえ、生半可な興味本位ではとても参加できないですね。
いつものように開演前にはトークがありました。私は音楽の専門的なことは解らないけど、その日に演奏される曲や、その作曲家の背景はいつも興味深く、コンサートの楽しみの一つです。今日は、テナーのロドリック・ディクソン(Rodrick Dixonさんのお話も聴けたのですが、その前にもお話する機会があり。来月のオペラでも歌うから聴きに来てね、と、気さくに仰るから、今日はお客だけどいつもは客席案内係なの、毎晩チケット買えないから、シフト入りまくって聴くね、と、バカな宣言をするワタクシに苦笑しつつも、Oh, thank you!と。素敵な方でした。
自分で券を買ってお客のときは、私は最上階のバルコニー席が好き。理由は、奥の打楽器までよく見えるし、豪華なシャンデリアが間近に見えるから。上息子が高校の頃、マーチングバンドで打楽器を担当していたので打楽器に興味があるのです。シンシナティ・シンフォニー・オーケストラには日本人チェリストがおられ、コンチェルトマスターを務める女性ヴァイオリニストさんは、どう見ても白人女性なのにお名前が同じなので奥様なのでしょう。密かに応援しています。そして、コーラスのメンバーにも日本人の男性がおられました。シンシナティ大学の先生だそうです。若い(←私から見れば)日本人男児が異国で活躍しているのは嬉しい。

コンサートホールのシャンデリア。いつ見てもタメイキ

オールソップさんと演奏者の皆様
今夜のテーマは「American Voice」、20世紀はじめのアメリカ人作曲家による曲が4曲披露されました。初めて聞く曲ばかりです。エホバを称える賛美歌を含む宗教色の強いスピリチュアルな演目で、普段の私は聴かないようなタイプの音楽ですが、力強い演奏と歌声で圧倒されました。ディクソンさんはモーゼのパートを歌いますが、神聖さすら感じました。オールソップさん、実物(?)は本当に小柄なのに、エネルギッシュなのめり込み型の指揮。聴く私もついつい無意識に、前かがみで椅子から乗り出しちゃう。座り直して、またふと気づくと前かがみになってる。オールソップさんは私にとって、今は亡きノートリアスRBG、ルース・ベイダー・ギンズバーグ最高裁判事と並ぶ、現代アメリカのアイコン的存在の女性です。憧れの彼女の指揮、ナマで見られて、聴けて、感動…

機会があれば、また挑戦したい
夕方は、ミュージック・ホールでコンサート。昨夜もショーを観たばかりなのに、本当に週末は全力で遊ぶ私です。去年、音楽堂へのコンサートに行ったときに、いつかボルティモア交響楽団の主任指揮者、マリン・オールソップさんの指揮を聴きたいと書きました(10/23/2022の記事)が、シンシナティにいながら、彼女の指揮を聴く機会があったのです。毎年、開催されるコーラスのMay Festival、なんと今年で150周年。
隣の席の紳士は、一昨年前まではコーラスに参加していた方で、お話を聴くことができたのですが、参加者は年間に200時間ほど練習し、特にメイ・フェスティバル直前には毎晩集まって2時間の練習をするのだそうです。ボランティアとはいえ、生半可な興味本位ではとても参加できないですね。
いつものように開演前にはトークがありました。私は音楽の専門的なことは解らないけど、その日に演奏される曲や、その作曲家の背景はいつも興味深く、コンサートの楽しみの一つです。今日は、テナーのロドリック・ディクソン(Rodrick Dixonさんのお話も聴けたのですが、その前にもお話する機会があり。来月のオペラでも歌うから聴きに来てね、と、気さくに仰るから、今日はお客だけどいつもは客席案内係なの、毎晩チケット買えないから、シフト入りまくって聴くね、と、バカな宣言をするワタクシに苦笑しつつも、Oh, thank you!と。素敵な方でした。
自分で券を買ってお客のときは、私は最上階のバルコニー席が好き。理由は、奥の打楽器までよく見えるし、豪華なシャンデリアが間近に見えるから。上息子が高校の頃、マーチングバンドで打楽器を担当していたので打楽器に興味があるのです。シンシナティ・シンフォニー・オーケストラには日本人チェリストがおられ、コンチェルトマスターを務める女性ヴァイオリニストさんは、どう見ても白人女性なのにお名前が同じなので奥様なのでしょう。密かに応援しています。そして、コーラスのメンバーにも日本人の男性がおられました。シンシナティ大学の先生だそうです。若い(←私から見れば)日本人男児が異国で活躍しているのは嬉しい。

コンサートホールのシャンデリア。いつ見てもタメイキ

オールソップさんと演奏者の皆様
今夜のテーマは「American Voice」、20世紀はじめのアメリカ人作曲家による曲が4曲披露されました。初めて聞く曲ばかりです。エホバを称える賛美歌を含む宗教色の強いスピリチュアルな演目で、普段の私は聴かないようなタイプの音楽ですが、力強い演奏と歌声で圧倒されました。ディクソンさんはモーゼのパートを歌いますが、神聖さすら感じました。オールソップさん、実物(?)は本当に小柄なのに、エネルギッシュなのめり込み型の指揮。聴く私もついつい無意識に、前かがみで椅子から乗り出しちゃう。座り直して、またふと気づくと前かがみになってる。オールソップさんは私にとって、今は亡きノートリアスRBG、ルース・ベイダー・ギンズバーグ最高裁判事と並ぶ、現代アメリカのアイコン的存在の女性です。憧れの彼女の指揮、ナマで見られて、聴けて、感動…
とにかくテンション高いし、セクシーだし、派手だし… 2021年にトニー賞最優秀作品賞(ミュージカル部門)をはじめとする10部門を受賞したミュージカルです。オープニングの水曜夜と、金曜夜の舞台を見ました。初日は、当日の案内係ボランティアに来られない人の代理でした。偶然なのですが、二夜とも同じ舞台袖のドアの担当になりました。舞台全体は見えないけど、近くから役者さんたちの表情がよく見え、迫力がある位置で、通の人には好まれる席だとか。

ニコール・キッドマンとユアン・マクレガー主演の2001年の映画「ムーラン・ルージュ!」を元に、2018年でボストンで初舞台化されました。既存の楽曲を使用した「ジュークボックス・ミュージカル」で、お馴染みの曲のオンパレードですが、映画時から2018年までのヒット曲が新たに加えられ、レディー・ガガ、ビヨンセ、リアーナ、ケイティー・ペリー等々のラブソングが色を添えます。第一幕は映画のコメディー色を残したまま賑々しく進みますが、第二幕はぐっとダークになります。
このミュージカルについては、ウィキペディアiで紹介されています。お話の筋は基本的に映画と同じで、同じセリフもありますが、映画では道化役だったロートレックが、なぜロートレックでなければならないのか、そして真の道化である公爵は腹黒DV男として、ずっと危険な存在です。スターのサティーンの周りの踊り子たちのエピソードも加えられ、若く思い込みの激しいクリスチャンの純粋さ、サティーンのコケティッシュな魅力と友を思う気持ち等、物語が厚みをましていると思います。そして、LGBTQ色もたっぷりと。もしミュージカルを見るなら、事前に映画を再見すると違いがわかって面白いかも。私も映画を見直して、舞台が理解できたと思いました。
金曜の公演は証明に問題があって開演が15分遅れました。そのせいか、ショー本編が始まる前のプレ・ショーと最後のカーテンコールが短かったけど、水曜がオープニングでスペシャルだったのか、金曜は単に時間が押したので短くしたのか、次にボランティアに行ったときに確かめたいと思います(まだ行くんかいっ!?)
実は金曜の夜のボランティアは、お友達と一緒でした。いつも一人で行くだけなので、ショーの前後にお話できたり、いつもより楽しかったです!カップルやお友達同士でボランティアをして、同じドアを担当するペアが何組も居るので、羨ましいって思っていたので嬉しかった~!ほーんと、ショー見るだけでも楽しいのに、こんなに楽しくていいのかしら?って思っちゃいます。
今夏には帝国劇場でも公演される(日本公演公式HP)ので、興味があって検索してみましたが、チケット高いですね!!私のボランティアしてる劇場は、高い席は8万円程度と高いけど、一番安い席は59ドル、当日空席があると、半額でチケットが買えるシステムもあるので、敷居が高すぎる(゚△゚;ノ)ということはありません。セリフは日本語でしょうが、歌の部分はどうするのかしら?歌部分は英語のままなのか、歌がセリフを成しているので日本語にする?そして、衣装がすっごくセクシーなのですが、日本もあの衣装なの?等々、気になる~
もう一つ、映画だとユアン・マクレガー演じるクリスチャンはイギリス人でしたが、ミュージカルではオハイオ州ライマという街から船でパリにやって来たという設定。これってオハイオ州での公演限定のネタかと思ったら、公式設定だって。シンシナティ公演の次はクリーブランドなので、何処の訛やねん?と聞かれて、クリーブランド、かな?ってセリフは、すっごくウケそう。クリスチャンの素朴な純粋さや愚鈍なまでの理想主義は、イギリスの女池の息子よりアメリカから渡ってきた青年のほうがあっているように思います。ヨーロッパから自由を求めて米国に渡った子孫が、自由を求めてアメリカからヨーロッパにしたというのもも面白いし。
悲劇ではあるのですが、とても明るくてセットも豪華、最後には花吹雪が舞う。お客様たちも大満足。ニコニコしながら劇場を出ていく方々を見るのも嬉しいですね。しかし、映画の方もテンション高すぎて見終わったら疲れたけど、舞台版も疲れた。ここで、案内係の秘密を一つ。各幕の最初、何分かは遅れてきた方には劇場外で待ってもらうために、ドアの外側で控えているのですが、音楽はよく聞こえます。なので、案内係はドアの外で音楽に合わせて踊っている。

ニコール・キッドマンとユアン・マクレガー主演の2001年の映画「ムーラン・ルージュ!」を元に、2018年でボストンで初舞台化されました。既存の楽曲を使用した「ジュークボックス・ミュージカル」で、お馴染みの曲のオンパレードですが、映画時から2018年までのヒット曲が新たに加えられ、レディー・ガガ、ビヨンセ、リアーナ、ケイティー・ペリー等々のラブソングが色を添えます。第一幕は映画のコメディー色を残したまま賑々しく進みますが、第二幕はぐっとダークになります。
このミュージカルについては、ウィキペディアiで紹介されています。お話の筋は基本的に映画と同じで、同じセリフもありますが、映画では道化役だったロートレックが、なぜロートレックでなければならないのか、そして真の道化である公爵は腹黒DV男として、ずっと危険な存在です。スターのサティーンの周りの踊り子たちのエピソードも加えられ、若く思い込みの激しいクリスチャンの純粋さ、サティーンのコケティッシュな魅力と友を思う気持ち等、物語が厚みをましていると思います。そして、LGBTQ色もたっぷりと。もしミュージカルを見るなら、事前に映画を再見すると違いがわかって面白いかも。私も映画を見直して、舞台が理解できたと思いました。
金曜の公演は証明に問題があって開演が15分遅れました。そのせいか、ショー本編が始まる前のプレ・ショーと最後のカーテンコールが短かったけど、水曜がオープニングでスペシャルだったのか、金曜は単に時間が押したので短くしたのか、次にボランティアに行ったときに確かめたいと思います(まだ行くんかいっ!?)
実は金曜の夜のボランティアは、お友達と一緒でした。いつも一人で行くだけなので、ショーの前後にお話できたり、いつもより楽しかったです!カップルやお友達同士でボランティアをして、同じドアを担当するペアが何組も居るので、羨ましいって思っていたので嬉しかった~!ほーんと、ショー見るだけでも楽しいのに、こんなに楽しくていいのかしら?って思っちゃいます。
今夏には帝国劇場でも公演される(日本公演公式HP)ので、興味があって検索してみましたが、チケット高いですね!!私のボランティアしてる劇場は、高い席は8万円程度と高いけど、一番安い席は59ドル、当日空席があると、半額でチケットが買えるシステムもあるので、敷居が高すぎる(゚△゚;ノ)ということはありません。セリフは日本語でしょうが、歌の部分はどうするのかしら?歌部分は英語のままなのか、歌がセリフを成しているので日本語にする?そして、衣装がすっごくセクシーなのですが、日本もあの衣装なの?等々、気になる~
もう一つ、映画だとユアン・マクレガー演じるクリスチャンはイギリス人でしたが、ミュージカルではオハイオ州ライマという街から船でパリにやって来たという設定。これってオハイオ州での公演限定のネタかと思ったら、公式設定だって。シンシナティ公演の次はクリーブランドなので、何処の訛やねん?と聞かれて、クリーブランド、かな?ってセリフは、すっごくウケそう。クリスチャンの素朴な純粋さや愚鈍なまでの理想主義は、イギリスの女池の息子よりアメリカから渡ってきた青年のほうがあっているように思います。ヨーロッパから自由を求めて米国に渡った子孫が、自由を求めてアメリカからヨーロッパにしたというのもも面白いし。
悲劇ではあるのですが、とても明るくてセットも豪華、最後には花吹雪が舞う。お客様たちも大満足。ニコニコしながら劇場を出ていく方々を見るのも嬉しいですね。しかし、映画の方もテンション高すぎて見終わったら疲れたけど、舞台版も疲れた。ここで、案内係の秘密を一つ。各幕の最初、何分かは遅れてきた方には劇場外で待ってもらうために、ドアの外側で控えているのですが、音楽はよく聞こえます。なので、案内係はドアの外で音楽に合わせて踊っている。
Profile
Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。
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