fc2ブログ
HOME   »  #アート
Tag | #アート

メトロポリタン・オペラの「マダム・バタフライ」を観ました

 昨年、シンシナティ・オペラの新解釈「マダム・バタフライ」公演を見て、大いに感銘を受けた私、今シーズンには、世界最高峰のオペラ・カンパニーの一つ、メトロポリタン(通称、MET)がやるというので、ぜひ観たいと思っていました。でも、そのためにNYCに行けるわけもなく、Youtubeで一部だけでも見られたらいいかなと思っていたのですが、そこは天下のMET様、劇場ライブ放送ですよ!いそいそと、いつもの最寄りのショボい映画館まで行ってまいりました。ボロい劇場なのにチケットは25ドルとお高めですが、観客は私と高齢の御夫婦、やはり高齢の姉妹の合計5人でしたから、文句は言えまい…



 この有名な悲劇は、「ミス・サイゴン」等、後の作品のモチーフにもなっている、「ロミオとジュリエット」みたいな、悲劇のテンプレとも言っていいのでしょうが、前述のシンシナティ・オペラ版は、現代に合わせて、主役二人の関係性や結末も大胆に解釈されていました。今回のMETの公演は、解釈や舞台は伝統的ですが、登場人物に人形が使われているのが新しかったかも。蝶々さんの未来を予言するような不吉な夢の中の蝶々さん、最初にちょこっとだけ出てくる従者二人、そして息子がパペットなんです。息子、動きは愛らしいんだけど、顔が怖かったわい。

R_IMG_0336.jpg
結婚式のシーン

MET MB
水素より軽いチャラ男、B.F.ピンカートンと、木星より重いヤンデレ女、蝶々さん

442442362_997061541788615_7046086168843791591_n.jpg
カーテンコールにもちゃんと出てきた息子さん

 実際の劇場とは違って、幕間に主役や指揮者のインタビュー等のプログラムが挟まっているのに加えて、歌手の表情がアップで見られるのが、放映版の良い所かな。でも、やっぱり劇場で実際に見るのとは全く違う~!ナマを見に行きたいなぁ。でも劇場遠いし、アトランタ・オペラ、チケットがめっちゃ高い…orz ちなみにシンフォニーも高い。ブロードウェイ・ショーなんて最安シートでも200ドル超え。何もかも高い。ううっ…(っω・`。)


応援していただけると嬉しいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



オランダが世界でブイブイ言わせてた頃の絵を見に行きました

 アトランタのハイ美術館に行ってきました。目当ては、ボストン美術館所有の17、18世紀のオランダ絵画特別展、グローバル時代のオランダ:ボストン美術館のマスターピースHMA(Dutch Art in a Global Age: Masterpieces from the Museum of Fine Arts, Boston)です。同時期は、オランダ黄金時代とも重なり、実は私、Globalじゃなくて、Goldenかと思ったら、実際行ったら読み間違えてたわー、でしたの。

R_IMG_4833.jpg
Global、ね

R_IMG_4901.jpg
展示室。ゆっくり見られました

 オランダ美術と言えば、フェルメール!レンブラント!に、ネロも見たかったルーベンス!が真っ先に浮かびますが(私見です)、ボストン美術館にサイトによれば、フェルメールはボストン美術館にはないし、ルーベンスは宗教画とチュニジア人の肖像画を所蔵してるけど、宗教画は本展の趣旨に合わないし、肖像画の方は1609年の作で年代が外れてるからか、貸し出されていませんでした。と、なると、スターはレンブラント。今日は、レンブラントのエッチングに関する特別レクチャーがあったので、それに参加するためにも行きました。面白過ぎたから、このネタで書きたいかもです。

R_IMG_4835.jpg
ヨーロッパ諸国のみならず、アメリカのたばこ、インドの真珠貝細工と当時のオランダの豊かさが偲ばれる静物画

R_IMG_4850.jpg
アフリカ奴隷貿易のインタアクティブな展示も

R_IMG_4903.jpg
日本からは、蔀観月(しとみかんげつ)の長崎港に泊まるオランダ船が参画(時代違うけど)

R_440121573_10160494467413173_4976208697096745196_n.jpg
この子に会いたかったの~

R_IMG_4907.jpg
意外と小品

 私、美術館行くと、犬の絵を集めるのが趣味じゃないですか(知らんがな)。今回、多くの絵の中にわんこが登場しているのを見付けて嬉しかったわ。犬が生活の中に根付いてたんだな。集めた犬絵は、追記にアップします。


応援していただけると嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村
続きを読む

夏日を楽しみました

いきなり夏!
 金曜の朝、出勤時は白い息が見えたのに、帰宅時には20℃大半ばの陽気。土曜日も家を出た頃は肌寒かったけど、目当てのアート・フェアに着く頃には、もう夏でした。今日は、アトランタ郊外のサンディ・スプリングにアート・フェア、その後に同地域の公園でハイキング。すっかり日焼けしちゃったよ~

 家の中に体育館でもあるのかと思うような、個人宅にこんなに大きな家が本当に必要?と、思うようなお屋敷エリアなので、アートを飾る壁も沢山有りそう。何千ドルもするオリジナルの大きな作品も展示販売されており、見応えありました。実際、購入される作品もあるんだろうなー

 翌日曜日はイースター(復活祭)なので、ウサギの着ぐるみも歩いていました。イースターのシンボルはウサギと卵。卵は生命の復活とか再生で分かるけど、ウサギは何故なんだろう?イースターには、ウサギの着ぐるみと記念撮影が定番ですが、このウサギのデザインがたいてい可愛くない。もっと日本を見習うべき。ちょうど季節柄でもあり、彩色したイースターエッグを売っているウクライナ女性のテントで、ウクライナの伝統的なパターンの卵を2つ買いました。キリスト教徒じゃないんでイースターは祝わないけど、料金の一部がウクライナ支援に送られるというので寄付も兼ねて。

 イースターには毎年、ホワイトハウスの芝生が子供たちに開放され、卵転がしイベントがあります。過去数年は大統領が誰かに関わりなく、同じ着ぐるみみたい。うちの息子らが小さい頃、朝から並んだわ。帰りにはお土産に、大統領夫妻のサインが印刷された木の卵や絵本、ポスターなんかがもらえるの。私達がワシントンDCに住んでいたのは、クリントン政権時代なので、その時の卵が家のどこかにあるはず。見学ルート以外のホワイトハウスに入れる機会なんて、一般人には滅多にないから、親の方が盛り上がっちゃったりw

eggroll.jpg
昔、ホワイトハウスのイースターで撮った写真。これは上息子

eggroll2.jpg
ジョージ&マーサ・ワシントン夫妻と記念撮影の若息子は寝てるw

 アートを見て歩き、フードトラックで美味しいクレープをランチに頂いた後は、Morgan Falls Overlook Parkへ。名前が「滝を見渡す公園」なのに、滝なんかなかったよ!立派な児童公園(さすがはハイソなエリアだ)、船遊びの出来る湖があり、木陰の遊歩道も。犬と一緒に1マイル弱のハイキングして帰ってきました。今日も楽しかったv 



応援していただけると嬉しいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村

High Museum of Arts - やっと美術館を訪問できました

 家から小一時間も運転しなければならないのに、前回は駐車場代が無料にならないのでパスした美術館、今回はちゃんと確認して訪れました。週末や夕方五時以降の駐車場代は30ドル(@_@)だもん、これは大きい。入館料が18ドルなので、83ドルの年間会員量は二回訪れれば元が取れますが、しかし、高い。DCのナショナル・ギャラリーとか、シンシナティ美術館とか、入館無料の美術館に甘やかされすぎた・・・

 アトランタの中心街にある、High Museum of Art(ハイ美術館)は、複数の建物に渡る大型施設と聞いていたので、ロサンゼルスのゲティ美術館(入館料は無料)のような場所を想像していましたが、同じ敷地内のコートヤードを挟んで本館と2軒の分館が並ぶ、こじんまりした構造でした。街の代表的美術館として多様なコレクションを展示する総合美術館ではなく、テーマに特化した美術館で、東洋美術や中東美術の展示はありません。

 その代わり、キング牧師を生んだ黒人人権運動のメッカ、アトランタに沿った地元密着型というか、アフリカ美術や、アフリカ系アメリカ人の作品が豊富でした。ヨーロッパ美術のコレクションは装飾的な作品がフォーカスのようで、なんといいますか、絵も像も豪華なお屋敷に飾られてそうな作品を集めたって感じ。マイセン等のポーセリンのコレクションの部屋もありました。しかし、西洋美術館の定番、定番のゴッホやピカソ、モネの水仙はない。ギリシア、ローマの古典系もない。アメリカ美術はフォークアートがメインというか、目立ってた。政治的ななテーマの作品も見受けられ、すごく主張してる作品のチョイスです。その繫がりか、コンテンポラリーやモダンアートのコレクションは充実していました。

R_IMG_4188.jpg
ぐるりとスロープを降りていく白い建物は、ちょっとグッゲンハイム風?
吹抜けの下は、週末の子供向けアートクラスの準備中。

R_IMG_4196.jpg
ヨーロッパ絵画の展示。インテリアの雑誌とかでよく見る飾り方ですが、美術館で見たのは初めて。
贅沢な展示方法だなぁ…ってか、上の方、遠すぎてよく見えない…orz

R_IMG_4179.jpg
アフリカン・アートのコレクションが充実


 今回の目当ては、初めてなので取り合えず館内を一周回ってみることと、ビアトリックス・ポターの特別展を見ること。ポターの絵本作家としての活動、ピーター・ラビットをはじめとする絵本の原画だけではなく、鋭い観察眼に基ずく緻密で正確な植物や動物の絵、個人的な手紙や写真も展示され、とても見応えがありました。感動しすぎて、ギフトショップでピーターのぬいぐるみを買いそうな自分を抑えるのに、オノレの自制心に精一杯、頑張ってもらわねばならなかったわw

R_IMG_4306.jpg
おなじみの絵の下絵はハードカバー本くらいの大きさ

R_IMG_4253.jpg
9歳(!)のころのスケッチ。既に並外れた画才や色彩感覚が感じられます

R_IMG_4302.jpg
ジャバラ式になっている絵本。このスタイルでリバイバルして欲しい

調子に乗って、追記にポターさん展の写真ををもっと載せました。来月はじめまでやってるので、もう一度行きたい。しかし、この辺で、オリエンタルアートとか見たくなったら、飛行機乗ってどっかいかなきゃならないのね…



応援していただけると嬉しいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村
続きを読む

しつこくギリギリまでシンシナティを堪能します

 引越まで一週間をきりました。なのに、未だにアパートの契約が終わっていません。マネジメントに電話をしても滅多に出ない(けど偶に出る)、Eメールの返事が帰ってこない。今ですらこうなのだから住んだらどうなる?!?しかも、引越しの多い私も、実際の部屋を見ずに決めるのは今回が初めてで、不安しかありませんが、どうにかなる、為るなるようにした成らんの精神で、開き直るしか無い。日常品以外の荷物は積め終わり、引越し日にはわにお(元夫)がヘルプに来てくれるので、私の方は準備万端なのですけどね・・・来週月曜にはちゃんと、新しい職場に出社できますように…

 と、焦っても仕方がないので、シンシナティでの最後の週末をしつこく楽しみます。今日は、シンシナティ美術館の風景画について学び、自分でも作品を作ってみるというイベントに参加しました。現在公開中の特別展。ピカソの風景画展を学芸員さんの説明を聞きながら見学の後、美術館の位置するエデン公園を歩いて、同公園内のクローン植物園へ。そこでアーティストの指南の元、自分の風景画を描いてみるという3時間のイベントです。

 実はこの展示を見るのは4度目ですが、学芸員さんの説明は、とても興味深かった。漫画、更に遡ると江戸時代の木版画の記号化の伝統が、ここにも利用されていて、例えば下の絵の右上の波型は湖を表しているとか。他にも、画面を横切る斜めの線が風雨を表現している、線の間隔が狭いと激しい雨で、広いと緩やかな雨と感じることができる。日本の漫画を読むには、記号化の象徴するものを理解するリテラシーが求められますが、抽象画も同じように見れるかと、ちょっと新しい視界がひらけた気持ち。

R_Landscape_of_Juan-les-Pins.jpg
1920年代の作品。貼り重ねたような遠近感無視のコラージュ的な表現にパターンを多用しての記号化による風景

R_IMG_3792.jpg
こちらは戦後の作品。黄色が表しているのはお日様が当たっているところなんだって

. その後、植物園の職員の方とともに遊歩道を歩きましたが、色々と知らないことを教えて頂いて「へぇ~」の連続。公園に広がる湖の地下が実際の貯水池なので、除草剤等は使えないから、一帯は自然のまま(←婉曲な表現方法)の姿なのよ、とか。以前から気になっていた、昔のポンプ場の建物は、もう20年以上も放置されているけど、ビール醸造所+レストランに改修の予定があるかもしれないそう。素敵な建物だし、そうなったら素敵だな。シンシナティには、古い教会や工場だった建物がビール醸造所になっている場所が沢山ありますが、そういった建物の設定も面白い。公園の真ん中、歴史的な建物でビールをプハー!とか、いいよね。おつまみはホットウィングとセロリのスティックとランチドレッシングがいいな。

R_IMG_3842.jpg
ここの地下、全部貯水池

R_IMG_3805.jpg
木々の向こうのポンプ施設

 自分の作品作りは、参加を迷った理由。お絵描きは好きだけど決定的にセンスなし、画力なしの私には、いつも楽しいけど、思った通りには程遠い結果にしかならないからモヤモヤ。ピカソは勿論デッサン力とかも凄いんだけど、何より対象を捉える直感と鑑賞眼が類まれなる巨匠たる才能なのだなぁとしみじみ思い知った。こういうイベントに参加するのは絵心のある方も多く、素敵な作品を見られたのは嬉しかったけど、ああ~!!お絵かきの才能とセンスが欲しかった!!!いくらAIが作画してくれても、センスは如何ともしようがない。

 イベント参加者へのオマケで植物園の入場券をもらったので、その後はいそいそと植物園へ。今日を逃すと、使い機会もないだろうし。今は最初の花+恐竜展(FIRST FLOWERS featuring DINOSAURS)をやっています。 

R_IMG_3825_202309120832024f4.jpg
実物大?と、思うほどの大きさ

R_IMG_3810_20230912083159254.jpg
植物で作った恐竜と古代から存在する花の展示です

R_IMG_3813.jpg
当然、こういう写真を撮る私

今日も楽しかった。国民健康保険がもらえるようになって、引退したら、またシンシナティに住んで、劇場のボランティアしたい・・



応援していただけると嬉しいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ情報へ
にほんブログ村

Profile

sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

Link
Ranking
押してくださると勇気凛々です。
カレンダー
04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
Latest journals
Category
Latest comments
Search form
Monthly archive
Display RSS link.
QR code
QR