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アメリカ大統領選挙、第三の男

 この3年半、互いに罵詈雑言を浴びせ合ってきたバイデン大統領とトランプ、二回の討論で合意し、異例の来月、アトランタのCNNで直接対決することになりました。バイデンが、「トランプは2020年に私に討論会で2回負けて以来、討論会に現れなかった。いいさ、また二回、相手してやる。水曜日ならいいんだな。Make my day!(有名なダーティー・ハリーの台詞、Go ahead. Make my day!から)」と煽れば、トランプも、「むっきー!二回といわず何回でも相手してやるー!」と。因みに水曜日なのは、水曜以外はトランプがポルノ女優、ストーミー・ダニエルさんへの不倫口止め料に関わる裁判に出席しなきゃならないから。煽るなぁwww

 この場に第三の大統領候補、無所属のロバート・F・ケネディ・ジュニア、かのJ.F.ケネディの弟で当時の司法長官、同じく暗殺されたロバート F. ケネディの長男という「ケネディ王家」出身の候補者がいない理由は、大統領候補討論会に参加するのに必要な最低限の支持を得ていないから。元ヤク中で、「反ワク」陰謀論者、副大統領候補に選んだのは、自分への最高額寄付者である、全く政治経験のない、中国系とのハーフの富豪女性。このケネディ候補、実家はバイデン再選支持なので縁切り状態。

 でも、なんか日本のニュースだと、やけに、このケネディーさんを持上げらてるように見えるのね。両党候補が「トホホ」すぎて、藁をつかむ思いの応援かもですが、当選可能性は全くないと言っていい。ただし、選挙をかき回す可能性はあり、しかも、バイデン側に不利になる方で、正直、ウザい。同じ陰謀論者でも、トランプ信者は、狂信的にトランプを信奉しているから、他の候補は関係ないのですね。

 ところで、過去に頭の中に寄生虫がいて脳の一部を食べられたってニュースは逆に、あまり大きく日本では伝えられていないような… つまり、高齢者と犯罪者と頭に寄生虫の三つ巴という世にも奇妙な選挙なわけです。

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虫くらいなんでもないって?



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大学での抗議活動がますます激化:ベトナム反戦運動の再来?

アメリカの多くの大学では、既に学期が終了したか、期末試験の最中だと思うのですが…

 全米の大学キャンパスで、抗議活動の校舎占拠やテント村の出現が増加し、それに対して学校側は警察に介入を要請して逮捕者も増えていますが、夏休み期間に入っても未だ大学側との対立は終結が見えません。運動の発端となったコロンビア大学では、校舎を占拠した学生に退学処分を通告し、厳しい態度をとっています。また、裁判所がコロンビア大学のロースクール出身者は雇わないと言い出したり、変な方向に向かっています。高校野球の全体責任精神かいっ?!ですが、一所懸命頑張った無関係の学生さんにとばっちりが行くのは可哀想。ですが、コロンビア大のロースクールは上位の名門だし、引く手あまたで無問題?

 ブラウン大学等、現在4校は学生との和解を果たしましたが、抗議活動は広がるばかり。卒業式がキャンセルされたり、会場を校外移した学校も。ものすごーく偏見だけど、ブラウン大学って昔よく言われた「WASP」の御子弟が多くて、ニューヨーク、マンハッタンにあるコロンビア大学には卒業生や大口寄付者もユダヤ系が多いってイメージ。それだけに、学生たちが批判する、大学基金がガザで民間人殺害に加担しているユダヤ系金融機関で運営されている事実の情報を開示し、それらと関係を断つことが要求されてるけど、だいたい金融機関の殆どがユダヤ系なんじゃないかと…

 今回の動きは、1968年のベトナム戦争時の抗議活動と比べられることもありますが、もちろん、私は当時のことは知りませんので、当時の雰囲気等の比較はできません。でも、大学生たちと同世代の同国人が徴兵され、自分の友人たちが、学友が、果ては自分もまた徴兵されて戦場に送り込まれるかもしれないという恐怖と焦燥のあった時代とは違うんじゃないかと思います。自分には直接関係はないかもしれない、純粋に異国の出来事を憂い、反旗を掲げているのですから。

 それにしても、かつてはリベラルと言論の自由の牙城であることを誇っていたコロンビアを始めとする大学が学生を弾圧し、警官を導入して彼らを逮捕させ、その主張を反ユダヤであると決めつけているのは哀しくもあります。昨年末、著名大学の学長(なぜか女性ばかり)3人が、連邦議会での公聴会で、パレスチナ支持はアンチ・セミティズム(ユダヤ系迫害)であると決めつけた共和党議員に激しく糾弾されたことが思い出されます。結局、一人はすぐに謝罪し、後の二人は辞任に追い込まれました。因みに、この3人とは別ですが、私の母校であるコーネル大学の学長(やっぱり女性)も、構内での言論の自由を守るという発言が卒業生や寄付者に批判され、辞任を要求されました。彼女も今学年を最後に「引退」という形で退職します。

 一方で、若者に人気のあるバーニー・サンダース民主党議員は、自身がユダヤ系であり、イスラエルの入植地で労働したこともありますが、イスラエル軍の非人道的な攻撃を厳しく批判しています。しかし彼は常に一匹狼でもあった。民主党も、ウクライナへに支援を渋る共和党も、イスラエルには強く出られない。そして、人々が苦しんでいるのはのは、この二か所だけではないのですが…

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でも、人々が苦しんでいるのはガザやウクライナだけじゃないんだよね



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正直、私も無理

 アメリカの二極化が加速しているのを感じます。政治的、社会的、文化的、宗教的等々、様々な面で分断された二極がどんどん互いから離れていく。互いの進力は、リベラル派とトランプを信奉する保守の政治的分断でしょうか。最近の調査で、回答者の3分の1がライバル政党の支持者とは友達になれないと答えたそうで、若い有権者の3分の一がライバル政党の大統領候補、つまりバイデン大統領化トランプに投票する人とは「間違いなく」もしくは「恐らく」友達になれないという回答でした。 

 これは、ジェネレーション・ラボ(Generation Lab)とアクシオス(Axios)による1073人の若い有権者対象の調査で、今年のが2月3日から14日にかけて実施されましたが、2016年のモンマス大学による調査でも、有権者の7%が支持する候補者の違いで友情が終わったと答え、2022年にはアメリカ人の43%が今後10年以内に内戦が勃発すると見ているという結果もありました。

 そこに加えて、イスラエルのガザ侵攻によるイスラエル支持派とパレススティナ支援派の溝も深まる一方です。大学でのパレスティナ支持のデモが拡大し、一方でユダヤ系学生自身の中でも、イスラエル政府のやり方には賛成できないとする人もいれば、身の危険を感じている、パレスティナ支持は自分たちユダヤ人に対する脅威だとする学生もいて、分断しています。抗議活動の激化に沿って、卒業式を取りやめる大学も出てきました。今年の卒業生の多くは、高校の卒業式もコロナのせいでバーチャルになった世代です。自分の時も、息子の時も、やっぱり卒業しきって感動的で記憶に残る経験でした。運の悪すぎる、今年の卒業生たち、可哀そうだ…

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式典の最後には、絵文字をダブルクリックすると帽子を飛ばせます

 アメリカは今、とても危険な状態にあると思います。実際に両派間に派手な物理的ドンパチが起きているわけではないけれど、この二極は互いを受け入れられないと明言している。そして正直なところ、私もトランプ支持者やイスラエル擁護派とは友達になれないです。

 実に17年ぶりの京極堂シリーズの新刊、「鵺の碑」は毎度ながら凶器になりえるページ数(紙の本は1.2㎏あるらしい。私は電子書籍です)でしたが、正直、半分過ぎて、京極堂が蘊蓄たれ始めるまでは惰性で読みました。探偵の出番少ないし、偶然重なり過ぎだし。京極夏彦氏が現代社会や、皇室問題にチクチク突っ込んでるのは面白かったけど。惰性ながらも、木場刑事と警察仲間との酒の場での会話で、「分断されてしまうと、話し合いも、歩み寄りもなくなって、意見が違う者同士のたたき合いになってしまうんですよ。そう云うものじゃないと思うんだがねぇ。でもそうやって単純な形に落とし込んでいくならね、やがてそういうもんかと思っちまう。」は、ハイライトしました。今のアメリカは本当にこれじゃないかな…


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日本人は外国人が嫌い?

 バイデン米大統領の「日本は外国人嫌いで移民を望んでいない」発言が一斉射撃を受けているようです。大事な同盟国の日本を中露と一緒くたに「外国人嫌い」呼ばわりとはなんたることか!と、おひざ元のワシントン・ポストもお怒り。ですが、バイデン大統領は「ゼノフォービア(xenophobia)」という言葉を使っています。この「フォビア」という言葉は、「怖い」、「恐怖症」の意味が強い。「アラクノフォビア」って、毒蜘蛛大暴れな映画がありましたが、その「フォビア」。日本でもたまに聞かれる「ホモフォビア」は、ウィキ先生によると「 同性愛 、または同性愛者に対する差別・偏見・拒絶・恐怖感・嫌悪感、または 宗教 的教義などに基づいた否定的な価値観を持つこと(Wiki)なので、単純な「嫌い」とは違います。外国人恐怖症なら、日本中に外国人が闊歩して見慣れたであろう今どきは分らないけど、かつては存在してたと思うし、結構、排他的でしたよね。

 ともあれ、この「外国人嫌い」部分だけが独り歩きしている感もありますが、元は移民受け入れに紐付けられた発言です。外国からの移民に対する「フォビア」は、ヤフーやSNSから感じられると私は思うのですが。バイデンを毛嫌いする人々(多くがトランプ好き)が現政権の失策として論う筆頭が「移民政策の失敗」であり、メキシコ国境から自由に入国させているという誤った認識です。彼らの意見を読むと、アメリカでは不法移民の流入によって犯罪悪化・狂暴化が進んだと声高々と糾弾している。そして、日本の同じ轍を踏まないように外国人の入国を規制すべきだと続く。これって、日本とアメリカにおける「移民」の意味為すところ、背景が全く違う中、同一視しているところも間違ってると思う。

 ご時世柄、アメリカでは、白人以外の移民、特に不法移民の犯罪は大きく報道されますが、殆どの犯罪は市民によるものです。アメリカじゃ日常茶飯事化している大量無差別殺人は、今のところ不法移民によって実行されたことはない。そもそも、日本とアメリカでは、「移民」の観念が全く異なります。「アメリカ人」はごく一部を除けば、自身も移民もしくは移民の子孫。初代移民のピルグリムがアメリカに向けて出港したのは1620年ですから、徳川秀忠の時代ですよ。関が原から20年も経ってますが、京都だったら、「最近」扱い、きっとピルグリムだって新参者扱いですよ!

 最初の移民がアメリカ大陸に流れ着いた頃から、逆に日本は鎖国して、自分達だけの間で独自の社会、文化を培ってきました。単一民族、基本的に単一言語を維持してきた日本人が嫌うのは、外国人そのものではなく、日本の監修を無視して自分たちのやり方を押し通そうとする人々でしょう。バイデンが移民を受け入れないから経済が停滞するといったのは、自分の選挙資金活動の中でなので、私は移民が経済に貢献してるって思ってますよ、ってポーズだったのでしょうが、インド、ロシア、中国といっしょに日本を入れちゃったのは、また失言か!でマズかったですよね。しかも、岸田さんと仲良しムーブをやったばかりなのに。でも、林官房長官が、きっちり「残念」と発信したのは、良かったと思うの。

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警戒しなきゃならないのは、表に出たバイデン爺さんの軽口じゃなくて、これ

 そんな私が30年以上前に書いたアメリカの大学での修士論文のテーマが正に「日本における外国人労働者の経済効果」だったのです。「芸者」と「温泉芸者」の定義に1章丸ごと使って呆れられたのも良い(??)思い出…



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アメリカ、マリファナは頭痛薬と同じ扱いに

 禁止するから欲しがる、悪い奴らを儲けさせる、というのは禁酒時代に証明されたからとは、よく聞きますが...

 アメリカ司法局が、マリフアナの分類を「3類」規制物質、低リスク薬物に指定することを勧告しました。これって、私も大いに愛用している市販頭痛薬、タイレノールと同じレベルです。これから規制薬物法に従い、米議会の規定する正式な規制制定プロセスが開始されるそうです。この件に関しては、珍しく与野党双方の議員が歓迎だとか。へーえ…(@_@)

 アメリカでは薬物は乱用や依存症のリスクに応じて5段階で規制しています。大麻はずっと、最もリスクの高い「1類」に分類されていました。ですが、バイデン政権が2022年に厚生省や司法省に規制緩和検討を指示した結果、このたび依存症リスクが低・中程度、医療用使用許可の「3類」へと引き下げる方針が決まりました。

 現在、約半分の州で大麻の仕様は合法です。同じアパートには、夜な夜なマリファナの甘ったるいにおいを漂わせつつ、謎の呪文を唱えている(実はラップらしいが音痴なので謎の言葉を叫んでいるようにしか聞こえない)オジサンがいます。ジョージア州て、マリファナの娯楽使用は違法なんだけど。いや、実は医療目的なのかもしれませんけど、知りませんけど、別にお知り合いになって確かめたいとも思いませんけど。

 FDAは、マリフアナの分類変更勧告理由として、「1類」や「2類」の他の薬物より乱用性が低い、米国内で既に現在、医療目的使用は許可済みである、乱用者による身体的依存性のリスクが低または中程度、という3基準を満たしているからとし、国立薬物乱用研究所も同意。2012年に真っ先に大麻を合法化したコロラド州は、収入がっぽがっぽでしたから、お国としても儲けたい、バイデン大統領としては若者にアピールしたい、オピオイド系の鎮痛薬の過剰摂取による死亡が多いんで、マシな代替品でお茶を濁してもらおう等、色々な事情があるのでしょう。知らんけど

アメリカは重篤な麻薬の問題を抱えている。だから…
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マリファナを合法化しちまおう!


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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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