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アメリカで確かなこと、税金と死と無差別銃撃

 昨日同様、今日もいいお天気です。お天気が良いだけで、たとえ月曜日でも気分も上々。ずーっと寒くてぐずついた空だったんですもん。そして梅雨もないのに、また雨の季節がやってくる。今月の予報を見て頂くと、先週末に私が狂喜乱舞しつつ、信用してもいいのかな?Too good to be true?と、疑いつつ、天気予報を貼った理由もご理解頂けるかと。お日様マークが続いていると心が踊るよ!でも、急に暖かくなったせいか、犬の抜け毛が凄いわ(@_@)

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摂氏です

 アメリカで天気予報より確実なのは、銃撃による大量殺人はほぼ毎日起こること。昨日はデラウェア州のショッピングモールで、今日はケンタッキー・ダービーで有名なルイビルの銀行で銃撃があり、5人が亡くなり、9人が負傷しました。負傷者のうち一人は、先週から職務に付いたばかりの若い警官だそうです。頭を撃たれて重症だそうですが、回復してほしい…

 犯人は25歳の元職員で、自分が解雇されると聞いて犯行に及んだらしい。憎たらしいマネジメントの集まる会議室、銃ぶっ放して皆殺し...って、漫画でありそうなシーンですが、SNSで生配信しながらとは、これも承認欲求の一種でしょうか?オレの復讐と死に様を見ろ、みたいな?でも、そんな漫画みたいな非現実的な事が実行できるのは、大量殺戮武器が簡単に入手できるアメリカだから。

 バイデン大統領は、また、銃乱射事件の犠牲者に哀悼の意を示すとともに銃規制に反対する共和党に行動するよう求めました。曰く、「あと何人死んだら腰を上げるんだい?」バイデン政権は、銃販売時の身元調査厳格化や、など、銃規制強化求めてきましたが、200年以上前に制定された憲法を盾に権利を振りかざす輩が多くて実現の目途なし(参考記事は、先月のこちらに)。これからも毎週のように銃撃で多くの人が犠牲になって、バイデン大統領が銃規制を訴えて、共和党が聞く耳持たずで、を、飽きもせず延々と繰り返すんだろうな…


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トランプ起訴34件全て無罪を主張

 今日、火曜日(4月4日)午後にトランプ本人がニューヨーク・マンハッタン地裁に出廷し、大陪審の前で無実を主張しました。2016年の大統領選キャンペーン中に、不倫関係にあったポルノ女優のストーミー・ダニエルさんに口止め料として1万3千ドルを渡し、その大金を弁護士費用としてウソ経費で落とした件はNY州の選挙活動法に違反するという、何とも恥晒しかつ下劣な件での民事裁判です。本件の他にも、機密文書関連、ジョージア州で州当局に圧力をかけて選挙結果を覆そうとした件、そして1/6の議会襲撃煽動と、3件の犯罪捜査を受けています。

 今はまだ推定無罪。裁判の結果がどうなるかは判りませんが、政治的な思惑とは一線を画して公平に裁かれてほしいものです。連邦最高裁まで行っちゃったら、トランプの腰巾着たちがのさばってるから心配だけど、だいたい、こんな最高裁もどうにかしてくれ!トランプ政権の4年間には、大統領自身が嘘をついてもいい、自分の都合のいいように周りを巻き込んでもいい、白人至上主義は許されると主張していた。子供達と次世代を担う若い世代に、それは誤りであって、虚偽や人種差別は赦されない、裁きは実存することを証明して欲しい。

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黙っていたら1万3千ドルをやるぞ
(正義の女神様、このスケベオヤジをぶった切ってやって!)

 当然、犯罪行為で起訴された元大統領は、トランプが初めて。それでも、大統領選に出馬するには法的には何も問題はないとは呆れますが、大っぴらに犯罪者である人間が大統領候補には成り得ないという、ある意味、アメリカの理想主義の故なのですよね。そんな面からも、トランプの罪はあまりにも大きい。
 
 トランプ起訴に対し、バイデン政権のトランプ氏潰しを主張する輩も居ますが、これも虚偽でありフェイク。これは飽くまでもニューヨーク州の州法案件なので、連邦政府の大統領も司法長官も全く関係ありません。アメリカでは、連邦と州は互いに独立しており、連邦政府が州政府に「こいつ訴えろ」と命令はできません。よって、今回の決定にバイデン政権は関係ありません。加えて、今回の起訴に判断を下すのは、NY市民からランダムに選ばれた大陪審。民主党としては、本音はトランプに共和党大統領候補として出馬してほしいんじゃない?だって、絶対に勝てるもん。

 ワシントン・ポスト速報の説明によると、本件の訴追理論は州法が適用できるかどうか未検証なので、トランプの弁護団は裁判になる前に犯罪として成立していないとして破棄させようと仕掛けてくるだろうとのこと。何だか難しいけど、既にトランプ側の戦略が予想される段階で、対するNY裁判所側も十分に準備してると思う。世界中の注目するこの裁判の行方、そしてこれに続くであろう他の裁判で、また暫くはあの顔がニュースにちらつくのでしょうが、今回はやっと、トランプの罪が暴かれて二度と政治の舞台に立てないようになり、多くの支持者にも見放され、アメリカが今一度、結束の方向へちょっとだけでもいいから近づくという流れになって欲しいと心底願っています。


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バッハ+ヴィヴァルディ=パンクでメタル

 素晴らしいお天気の日曜日、数週間前からちゃ~んと予定を立ててあったのですよ。まずはお昼過ぎの開店を待っての目医者さんで定期検査の予約。その後、軽くファーストフードでお昼を済ませたら、教会の大聖堂でパイプオルガンのコンサート、コンサート前に早めに行って中の素晴らしいステンドグラスの写真を撮る。多少、スケジュールには余裕を持たせて... 完璧でしょ!?が、物事がそう上手く行くはずはなく...orz

 まず、メガネ店付属の目医者に行ったら、機械が動かないから更に20分先のモールにある他の支店に行けと言われる。あいよ~と、軽く返事して行ってみれば、椅子に座ったまま30分以上待たされ不機嫌になる私。瞳孔を開く目薬を指して暫く待機、の「暫く」が妙に長い。ムカつきが顔に出始める私。一時間程度で済む筈の検査に2時間以上かかって心の中は煮えくり返ってるけど、次の予定のために早く出ていきたいので、文句も言わず出ていこうとしたら、肝心の目的である糖尿病による目の疾患を調べる機械がここにはないから、また、元の予約していた支店で予約を取り直してね、だって。

 物凄ーく腹立って青筋ピクピクなワタクシ。だったら最初からそう言えよ!わざわざ、こんな所まで来ないで予約取り直してたよ!白内障の手術したんで水晶体は人工物。眼鏡の処方変わんないし!今のメガネで十分見えるから新しい処方箋要らないし!!メガネ屋だから新しいメガネを買わせたいんだろうけど、そうはいかないよ!!!と、いう心の叫びを飲込み、でも悔しいんで嫌味を残し、今晩はありったけの評価サイトに文句書いてやるー!と、思いながら早足で店を後にする。

 日曜日の混んだモールでは、駐車場を出るまでに長い渋滞。頭の中で考える評価サイトの文面が、どんどん罵詈雑言化してくる。目はチカチカして太陽が眩しいし。でも、午後のコンサートって、ずっと凄く楽しみにしていたんです。遅刻しちゃうけど、ここで諦めたら悔しすぎっ ((;´Д`)ハァハァ ←ここまで前置き(ヲイ!)

 昨年11月にシンシナティとその周辺をガイドして頂いた時に、中で催しをしていたので外からしか見られなかったケンタッキー州コビントンのSt. Mary's Cathedral Basilica of the Assumptionで、大聖堂のパイプオルガンによる、バッハの生誕338年記念コンサートがありました。中にも入ってみたかったし、パイプオルガンも聴きたいし、しかもバッハだから教会・宗教音楽よりも取っつき易そうだし、この機会を逃したら絶対後悔する!

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21本のパイプを有する1889年製の木製オルガンはまろやかで深みのある音
お酒と一緒で、時を経て円熟するのかしら?

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新しいオルガンはパイプが64本!オーボエやフルートのように聴こえる時も(金管仲間だし)
脳に直接来るメタリックな大迫力サウンドと大聖堂セッティングで、異世界にトリップ

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20.4m x 7.3mで、世界でも二番目の大きさのステンドグラス、手工業のものとしては世界最大 

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ステンドグラスは全部で82枚あるそうです

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一枚一枚が皆素晴らしい

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外観(正面玄関を臨む)

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正面から入ったところ

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外観(北側、ステンドグラス裏)

 パティ・スミス姐さん曰く、パンクロックの始祖はモーツアルトだそうですが、壮麗なパイプオルガンで聴くバッハはパンクだったわ。軽やかなチェンバロの室内音楽とか、重々しいバロックなイメージでしたが実は派手だった~(@_@)

 演奏者のMitchell Millerさんが若くて演奏も若さが弾けているのかもしれませんが、生きてた時には作曲家としてよりもオルガン奏者としての方が有名だったというバッハさん、私、あなたへの印象が変わりました。つまんない、古い、なんて思っててごめんなさい。同時代のヴィヴァルディ(「春」だけの男と思うなよ)の曲をバッハ(当世ロックスター)がアレンジした曲は、ビートルズをストーンズがアレンジしました的な古典にして不変の斬新さを感じました。おみそれしました m(_ _;)m

 前回来た時は居たガーゴイルがいないので、教会の人に尋ねたら、割れてきて危険なので新品に取り替える予定だって。ありゃ~!

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11月の写真には、ちゃんといるんだよ

 ステンドグラス越しに降り注ぐ陽光の下、壮麗な音楽を堪能し、心洗われるような経験でした。でも、評価サイトでメガネ屋を星1つで文句書いてやる(←洗われてないw)


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言い方~!

 日頃、「そんな言い方しなくていいのに…」とか、「わざわざ言わなくてもいいのに…」と、思うことがあります。

 私の経験で強烈なのは、ナイジェリアの人たち。なんでもハッキリ言うのが良いという文化だそうで、言わんでいいことを言う人達というイメージ。大学院でも、国際機関でも、「それを言うかぁ~?」なこと多数。小さなトーゴとベナンを挟んでご近所のガーナ人の同僚が、「なんやねん、アイツ!」と、プンプンの私に、あいつはナイジェリア人だから仕方ないと言ってたので、あの地域内でもそうなのかと思ったものです。日本でも地域性ってありますよね。しかし、私に向かって「わにが日本人って信じらんねー、だって黒すぎ!」と、言ってのけたのは、そのガーナ人なのだが(←30年来の恨み)。

 でも、「文化が違う」じゃ許されない時代にもなっている。ネットを通して国を超えたコミュニケーションが可能になった今、オレの国じゃそうなんだ!は、今後、益々許容されなくなると思います。より多様性を受け入れるという方向とは逆のようにも見えますが、今は世界が多様性を認めつつ、全体として合意できる方向へ進みつつある過渡期にあると私は思っています。

 また、何かを伝えるにも、他にも言い方があるでしょうに、と、思うことも多々。悪気はないのでしょうが、言い方のきつい人っていますよね。そんな言い方しなくても、ちょっと言葉や語調を変えると、互いに気持ちよく物事もスムーズに進むだろうに、と、残念に思うこともあります。自分も元々、気が利かないので、無意識に相手に嫌な思いをさせていないか注意せねばと思っていますが、後から後悔することも...orz 

 と、こんな事を考えたのも、成田悠輔氏の「高齢者の集団自決」発言に関する騒ぎに関する記事を読んだから。日本のTVで引張りだこの経済学者、有名なYale大学の助教授でもある38歳の新進気鋭な方が、高齢化や少子化による人口減少問題の「唯一の解決策」は「高齢者の集団自決、集団切腹みたいなもの」と発言して、物議を醸しだした。そこだけ見るとビックリですが、この方は常々から高齢化する政治家やタレントは引退すべきという意見で、今回も、その流れでの発言らしいですが、まさに、「そんな言い方しなくてもいいのに」

 若いので戦争が遠い世代だからかもですが、「集団自決」なんて言葉は、決して軽々しく使うべきじゃない。特に公共の電波で、これを聞いて不快になる人が多いと思う。これを「言葉狩り」だという批判があるようですが、聞く側がこの言葉をどう捉えるかを考えるべきだと思います。いくら一部を切り取って誇大解釈したとしても、言い訳のできない言葉を選んでしまったのは否めない。

 大変に頭の良い方だそうなので、敢えてショッキングな発言で話題にしようと意図したのかもしれませんが、結果はキワモノ芸人に自分を貶めた。この発言がニューヨーク・タイムズにまで報道されたのにも悪意を感じますが、アメリカでも、『炎上系』は軽蔑される傾向があります。私は好きですがアレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員、一方、私のキライなマージョリー・テイラー・グリーン下院議員、どちらも派手な行動や言動で面白がられても、どれだけ政治家として真剣に受止められているかは疑問。

 特にYaleを含むアイビーリーグのエリート達には受入れ難いのでは。早速、Yale大学のウェブサイトは、成田氏のプロフィールに、「大学の見解を代表するものではない」と注釈を入れたそう。学者生命は大丈夫か?もあるのですが、Yaleというブランドを利用して日本で稼いでいるけど、これで、ただのイロモノとしか見られなくなるのではないかと。Yaleも不本意でしょうね。

 回転寿司の醤油瓶を舐めてみたり、バイト・テロのような愚かな行動は、もう「若気の至り」や「子供のすることだから」では済まない。デジタル・タトゥーでいつまでも消えないし、拡散されて、隠すことが出来ません。慎重さ、責任のある発言や行動に対する目は、どんどん厳しくなっていると思います。言葉の使い方や言い方にも気をつけないと... クワバラ、クワバラ

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ミシガン州立大学で無差別殺人、学生が犠牲に

 またか、なのですが、ミシガン州立大学のキャンパス内で43歳の男が無差別銃撃、未来ある3人の若者が命を奪われました。3人の写真がニュースでも流されていますが、本当にオール・アメリカンなガールズにボーイ。若くて、希望に満ち溢れていた若者が無惨にも途中で、全く無意味に人生を中断させられてしまった。本人も親御さんたちも、さぞや無念でしょう。犯人は43歳の男性で犠牲者たちとは何も面識もなく、大学関係者でもなかった。本当にたまたま、その時間に、その場にいただけで犠牲者になってしまった。その犯人は自殺したので、その動機も判らないままに、このまま数あるアメリカの無差別銃撃事件の一つとして数えられていくのだと思うと、全く無関係な私ですらも悔しくてなりません。

 若息子が卒業した大学でも、自分が女性にモテないことに腹を立てた22歳の男が、同じアパートに住む中国からの留学生3人と、大学の生徒の女性3人を殺害した事件がありました(アイラビスタ銃乱射事件)。これは、息子が大学入学前の2014年事件ですが、息子の大学が決まった時に真っ先に思い出したのはこの事件でした。この事件でも、加害者は大学の生徒ではなく近所に住む青年でした。犯人はアジア系と白人とのハーフで、息子と同じなので、お母さん、少し心配しちゃったよ。

 世の中では、ジェンダーフリーとかLGBTQの問題が話題になっています。私個人は別に彼らに迷惑を被っているわけでもないので、他人の好みや趣向はどうでもいい。うちのアパート、若いゲイカップルが何組かいるけど、彼らは見た目やおしゃれに気を使ってるので、目に宜しくて、オバサン楽しいわ。見るのも嫌だし、近所にいても嫌だって漏らして更迭された書記官さんは、実際に近くに、そういう人がいなかったんじゃないかって思います。見たこと無いけど、というより、会ったこと無いから、どんな人かわからなくて怖い、みたいな。

 でも、ジェンダーフリーに関しては、まだ何でも境界をなくす事に集中するのではなく、性別の影響はもっと深掘り分析されるべきだと思っています。たとえば、なぜ無差別銃撃をするのは男性ばかりなのか?生物学的な差があるのか?心理的に男女差はどう影響するのか等。正直、セクハラは女性がすることだってある。でも何故、無差別大量殺人は男性だけ?今の風潮がジェンダーを差別することへの強調が、そういった研究に逆風にならないでほしいと思います。何でもいいから、こんな事件を減らす方法を考えてよ!!


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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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