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バイデン大統領、銃規制強化へ頑張る

 がんばれ、超頑張れ!

 とはいえ、ま~た共和党がガーガー言ってるんですけどね。

 バイデン大統領は既に、「ゴースト・ガン」と呼ばれる、3Dプリンターで自作した銃等、未登録なので追跡ができない銃を規制する大統領令を2021年4月に発令しています。22年6月には超党派の21歳未満の銃購入時の身元調査拡大などを盛り込んだ法案に署名していますし、今回は銃購入時の身元調査拡大等の大統領を発令すると、1月の旧正月ダンスパーティーで11人が犠牲になったカリフォルニア州モントレー・パークで発表しました。

 その一環である、「Red Flag Laws」は、警察や家族が裁判所に、銃を使って自分自身や他の人に危害を及ぼす可能性がある人から一時的に銃を取り上げる申立てることができるようにする規制。危険信号に赤旗振って警告するんですね。銃規制そのものではありませんが、その購入・保持・使用者の規制で、19州+ワシントンD.C.で制定されています。勿論、この規制だけで銃犯罪を十分に阻止できることはないでしょうし、この法を悪用して理不尽に銃を取り上げられたと批判する人も出てくるでしょう。でも、バイデンさんの言う通り、「Do something(何かしなきゃ)」無しに、このままズルズルとそこいらで誰でも殺人兵器を持って歩けるような状態じゃ、何も変わらない。

 でも、銃規制をしようとするたびに出てくるのが、銃を所持する権利を認めた合衆国憲法の修正第2条。規制反対派は、この権利の侵害だと、この憲法を持ち出してくるんです。だ~、も~、憲法から変えちまえ!この憲法の制定は1791年!二本では江戸時代ですがな。お侍様が二本刀で道を歩いてましたがな。時の将軍は第11代、徳川家斉。田沼意次さんをクビにして、寛政の改革した時代の人。その頃の法律を盾にするなんて、時代錯誤なんて生易しいモンじゃないと私は常日頃思うんですけど。法律も脳味噌も化石になってじゃないかと思うんですけど。日本の憲法改正議論とか比じゃないと思うんですけどっ(←、以上、一気にまくし立てました) 

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このバイデンさん、中指立ててるみたいに見えて驚いたけど、立てたくなる気持ちはわかる

 シリコンバレー銀行が急に破綻したり(何も知らなかったので、いきなり銀行が破綻したと聞いて驚いた)、FRBの融資が爆上がりしたり、公約でキャンセルを謳っていたアラスカの大規模石油掘削プロジェクトの縮小実施を認めざるを得なくなっちゃたり、頭痛の種は多いけど、頑張れ、バイデンさん!脳卒中や心臓発作を起こさない程度に超頑張れ!

 ところで、上の通り、採掘プロジェクトは承認されたものの、環境保護団体の反対意見は強く、実際に採掘ができるまでには何年もかかるので、次も民主党政権なら準備期間中にまた禁止されちゃう可能性がありますし、オバマ政権時代の禁止措置に基づいて、北極海のボーフォート海の約300万エーカーが石油・ガスリースを無期限禁止地域にしちゃったので、北極海域における石油開発はできなくなります。密かにグッドジョブ。



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わたくしのナイトライフ??

 確定申告してきました。期待してたほど返ってこなかったけど、払わねばならないよりかはマシと自分を慰め、とにかく申告を終えて一安心。払戻金は直接、銀行口座に入金されるので、後は楽しみに待つだけです。その後は買物を済ませ、ドッグパークに行って、昨夜も今夜もお留守番の犬のご機嫌取りが終わったら、ここからが本日のメインイベント。あまり夜に出かけない私ですが、二夜連続のお出かけですわ~、ホホホホホ!とはいえ、行き先は向かいの劇場。

 今週水曜日からシンシナティで開催されていた合唱団指導者の全米大会は今日が最終日。今夜は大会参加者が期間中に一緒に練習した参加型コーラスの発表会、そして、プロのコーラスグループによるコンサート。これらのコンサートはボランティアの人気がないので、シーズン中最低2回は必ず参加義務のある「人気無しシリーズ」の一環。私は先日、座席案内係ボランティア見習いを終えたばかりで、本来なら独り立ちの前にもう1回、見習いをしなければならないのですが、余りに人手が足りず緊急手配で参加です。座席指定がないので、お仕事は基本的にドアの開け締めだけ。

 まず夕方の部は、大会参加者による体験型コンサートの発表会。全米から選ばれたノンプロや学校の合唱団の参加者もいるので、老若男女、中学生もいれば年配の方も一緒に、ジャズやハワイアン、ゴスペル、ラテンの曲を。即席グループだけにぎこちなかったけど、観客も参加してアロハダンスを踊ったり楽しかった。私も一緒に踊りたかったけど、一応は案内係で制服も着てますので、真面目な顔でドアの横に佇んでましたことよ。

 そして2つ目、大会の最後を飾るコンサートは、毎年、ベスト・コーラス・アンサンブルでグラミー賞にノミネートされ、何度も受賞しているプロのグループ、The Crossingの登場。今年のグラミーを受賞してから初のコンサートであり、新曲のワールド・プレミアです。なんかすごいけど、前夜の同じ演目は物凄く評判悪い!始まって10分程度でごっそりと席を立つ人が出て、終わった後も非難轟々だったとか。昨夜に同じコンサートを担当したボランティアさんは、私がこのコンサートも担当すると聞いて、「Oh! I'm sorry.!」だって。どれだけ~?

 最終日の土曜日で全米から集まった参加者達も街に繰り出し、前日の評判が散々だったので、お客さんは少ないかと思ったら、意外と席が詰まりましたよ。むしろ、あまりの評判の悪さに興味を持たれたのかしら?そして、一時間半に渡るコーラスは、確かに好き嫌いが分かれそう。流石はグラミー常連だけに、声とハーモニーは素晴らしいのですが、とにかく曲が単調で一本調子。全く盛り上がらない。

 そして歌詞がとことん暗い。しかも、わざわざ舞台の上に歌詞のテロップが出るの。普通は、英語以外の演目時に英訳が出るものだけど、英語の歌に英語の字幕。そこまで歌詞が重要なのね。歌詞は、絶滅した鳥たちについてや失われた自然を、ひたすら悔やむ内容。最後の一羽はもはや存在しない番いを待ちわびて、今ではスミソニアンで剥製になってる、ってな具合。どよ~ん...orz

 ここで歌われたのは、最後のリョコウバト、マーシャのことです。シンシナティ動物園で生まれたマーシャは、1914年に死ぬまでずっとシンシナティ動物園にいたので、この曲のプレミアがここだったのかも。かつては空を黒く覆うほどに膨大な数のいたリョコウバトは、食用に狩り尽くされて絶滅してしまったのでした。歌詞によると、リョコウバトは仲間が撃たれても、その側に居続ける習性があり、そのせいで一度に大量に殺戮されてしまったのだそう。とても辛い...orz

 しかし、今夜の観客はスタンディング・オベーション!昨夜もボランティアした兄ちゃんに、「本当に同じ演目だった?」って聞いちゃった(同じだったそうです)。お客を選ぶタイプなのか?


美しいのですが、ずーっとこの調子で90分・・・

 毎年、シンシナティで行われるのか、様々な都市で持ち回りなのかは知りませんが、近所のレストランは繁盛していたし、向かいのカクテルバーは夜遅くまで混み合っていましたから、街にもたらす経済効果も大きそうです。ええこっちゃ(*^_^*)

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絶滅危惧種を救え!(救えるうちに)

昨年6月14日、民主・共和両党の合意を経て、Recovering America’s Wildlife Act(RAWA)が下院を通りました。アメリカの野生動植物回復法とでも訳すのでしょうか?この条例は、絶滅危機にある魚類や野生動物、植物の回復を積極的かつ協調的に行う地域主体活動に対する資金援助です。

 引っ越し前には、田舎だ~、ドいなかだ~!と、ボヤいてばかりいましたが、オハイオは本当に自然が豊富(←言い方)。通勤路では、鹿は飛び出してくるし、でっかいカミツキガメが道を横断しようとしてるし、白頭鷲が兎をつかんで飛び立っていったり、いきなり無数の黒い鳥が飛び立ってパニクるし、道端には夜の間に轢かれたアライグマ、ポッサム、リス等々が死屍累々だし。毎朝、あれを見なくて済むだけでも、今の暮らしは心安らかです。

 オハイオ州は、釣りやハンティングのライセンス販売で、野生動物保護資金を賄っていますが、絶滅危惧種に対しては、そういった制度がなく、資金繰りに苦労していました。生物多様性に重要な役割を果たしている多くの在来生物の未来が心配されていましたが、この新法規によって年間2億6百万ドル以上が受け取られるとか。2年毎に更新されるリストによると、オハイオでは、125種の野生動物と254種の植物が絶滅が危惧されています。

 そんなオハイオの絶滅危惧種には、5大湖の一つ、エリー湖に住むlake sturgeonって淡水に棲むチョウザメ。体長2m、体重100kg弱にもなる、生きた化石なんだって。州の野生動物局や地元、トレドの動物園・水族館と連邦野生動物庁、地質調査部が協力して、稚魚をモウイ-川に放流するなどして数を増やそうと努力しています。他にも、既に州内で絶滅した種の再導入も数の減っている在来種を守るには、その生息地域の保護が必須です。それもお金のかかるけど、アウトドア・レクリエーションによる収入は、年間106億ドルを超えるそうなので、大事にせなあかんわね。

ID_LakeSturgeon.jpg
これが、そのチョウザメ(オハイオ州立大のサイトより)
2mのこんなんが泳いできたら怖いわ

 アメリカ国内には、多くの種が絶滅の危機にあり、多様性の喪失が危惧されています。だからどうした?!と、いう意見も多く、実際に環境保護よりも目先の金儲けを優先したトランプ政権の4年間は、様々な過去の努力を覆しました。その一例が、ユタ州のベアーズ・イヤーズです。オバマ政権が2016年に先住民にとって神聖かつ歴史的な聖地として国立モニュメントに指定しましたが、1年後にはトランプ政権がこの決定を覆してガスやウラン等の天然資源採掘を認可、それを2021年にバイデン政権が保護を復活。

 クリントン政権が最後にギリギリで保護区域を拡大したグランド・ステアケース・エスカランテも、トランプ政権が保護区指定を解除し、それをまたバイデン政権が復活させ… 今後、共和党が政権を握ると、また、これらの保護区が商用に搾取される可能性があります。でも、人類が地球から貰うばっかりじゃ痛いしっぺ返しを食らうって、年々凶暴化する台風、ハリケーンにサイクロン、森林火事から学ばなきゃって思う。多様性喪失は食糧危機にもつながる。コロナみたいな、どこの馬の骨とも分からんウイルスが森から出てくる。エライコッチャ!と、私は思う。防げるものなら備えて防いどこうよ。ワクチンと一緒で…

 と、前に戻ると、どうか、この条例が無事に上院でも可決されますように… これって、中間選挙前には議会にかけられそうなのかしら?気になる…


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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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