Category | アート
4月最後の週末は、これから始まるイベント三昧の夏の幕開けなのか、イベントが花盛り。どれに行こうか、迷ってしまいそうでした。まずは花金の夜、毎月のお楽しみとなっている、シンシナティ美術館の「Art After Dark」に行きました。今月のテーマは「Rooted in Nature(自然に根ざして)」です。良い気候に恵まれたこともあって駐車場が一杯で、ぐるぐる数周してしまい… エコじゃない~!ゴメンナサイ
この催しは、毎月、最終金曜日の夕方5時から9時迄ですが、既に日没が8時半なので、暗くなってない。でも、明るいうちなので、更に来易くなりました。毎回、なんとはなしにギャラリーを歩いていると、これ、前に見たことあったっけ?と、思う作品に出会います。明らかに展示が入れ替わっている時もあり、単に今まで自分が気づかなかったのかもという作品もあり。今月の、これ、今迄あったっけ?は、こちら。洗礼者ヨハネの絵です。大きな絵なのに、何故今まで気が付かなかったのかな?新しい展示かな?

このヨハネさん、俳優のショーン・ビーンさんに似てない??ショーン・ビーンといえば、「最初は味方だけど途中で裏切る。そして壮大に死ぬ」という、出るだけでネタバレな方。つい、ヨハネさんは寝返るのか、そして壮大な死を迎えるのか?と、考えてしまう。ヨハネさんは裏切らないけど、の最期は、サロメちゃんの要望で首チョンパなので、壮大といえば壮大。ダ・ヴィンチのヨハネさんはアイドル系男前だし、サロメちゃんが首を欲しがるほどのイケメンのはずなのに、実はショーン・ビーンなのかっ!?!(←むちゃくちゃ失礼)

ヨハネさんの最期
ギフトショップで欲しい物があったのですが、会員証を持ってこなかったことに気づきグヌヌ… 無駄使いするな!との、神様の思し召しか、はたまた、ショーン・ビーン氏からの戒めか?あ、ショーン・ビーンさん、好きですよ。最新作は、「聖闘士★聖矢」の城戸光政翁だってね。やっぱり壮大に...(以下自粛)
この催しは、毎月、最終金曜日の夕方5時から9時迄ですが、既に日没が8時半なので、暗くなってない。でも、明るいうちなので、更に来易くなりました。毎回、なんとはなしにギャラリーを歩いていると、これ、前に見たことあったっけ?と、思う作品に出会います。明らかに展示が入れ替わっている時もあり、単に今まで自分が気づかなかったのかもという作品もあり。今月の、これ、今迄あったっけ?は、こちら。洗礼者ヨハネの絵です。大きな絵なのに、何故今まで気が付かなかったのかな?新しい展示かな?

このヨハネさん、俳優のショーン・ビーンさんに似てない??ショーン・ビーンといえば、「最初は味方だけど途中で裏切る。そして壮大に死ぬ」という、出るだけでネタバレな方。つい、ヨハネさんは寝返るのか、そして壮大な死を迎えるのか?と、考えてしまう。ヨハネさんは裏切らないけど、の最期は、サロメちゃんの要望で首チョンパなので、壮大といえば壮大。ダ・ヴィンチのヨハネさんはアイドル系男前だし、サロメちゃんが首を欲しがるほどのイケメンのはずなのに、実はショーン・ビーンなのかっ!?!(←むちゃくちゃ失礼)

ヨハネさんの最期
ギフトショップで欲しい物があったのですが、会員証を持ってこなかったことに気づきグヌヌ… 無駄使いするな!との、神様の思し召しか、はたまた、ショーン・ビーン氏からの戒めか?あ、ショーン・ビーンさん、好きですよ。最新作は、「聖闘士★聖矢」の城戸光政翁だってね。やっぱり壮大に...(以下自粛)
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権威あるソニー・ワールド・フォトグラフィー・アワード(SWPA)でクリエイティブ部門賞を受賞した、ドイツのアーティスト、ボリス・エルダグセンの作品、《Pseudomnesia: The Electrician》が、AIで作成された画像で、受賞を辞退したことがニュースになっています。曰く、「AI画像が応募できるコンテストが準備できているかどうかを確認するために応募した」んだって。題名が「Pseudomnesia: The Electrician(偽の記憶:電気技師)」なのは、ネタバレを見たら、あ、そういうワケね、と、思うけど、大喜利やってんじゃねえっ!とも思うわ。
エルダグセンさんは、コンテストにAI作品を出品したのは問題提起の為で、AIと本物の写真を分ける為にどうすればいいかの議論を始めて欲しかったとしています。でも、主催者側もそれを把握しており、AIと判っていながら優勝させたので、話題作りのためにグルだったと疑われており、もしそうなら、真面目に出品した人たちって茶番に付き合わされただけ?SWPA側は、AIだって判ってたけど敢えて選んだと声明を出しているけど、本当かなぁ?かっこ悪いからミエ張ってんじゃないの?との声もあり。

これが問題の作品。確かに妙な座りの悪さを感じます。
でも、その違和感も、この『写真』の狙いですと言われたら、そういうものかって信じるよねぇ…
なんでも、AIは人間の指を表現するのが苦手だそうで、この画像の違和感も、そこにあるのかも…、となると、映画「エブエブ」に出てきたメタ世界の一つでは、人間の指がソーセージになっていたのは、そういう訳だったのか!って膝ポン!(←そうなの?)
AIで生成されたものと、人間作品をどう区別するか、AIで作られたものを見破るかの話合いを始める切掛けにしたかったというのが、エルダグセンさんの弁だそうですが、正直、区別を付ける必要は本当にあるのか?と、私は思ってしまいます。暗記の苦手な私は、ドラえもんの道具の一つである「記憶ペン」を本当に欲しいと思ったのですが、今は記憶型の学習は古い。30年近く前にアメリカの大学院ではPC持ち込みが認められ、一生懸命記憶してきた内容で解答するテストは既に旧時代と思われた。宿題のリサーチだって、どれだけ効果的に欲しい情報をネットの中から検察し見つけ出すテクニックが重要だし、計算能力も電卓が使われるようになって、数学のテストで余白にチマチマ計算する時代ではなくなった。
要は、人工知能という道具を如何に効率よく効果的に利用するか、その能力を引き出して役立てるかの時代への過渡期だと私は思います。そりゃあ、「新造人間キャシャーン」や「ターミネーター」の世界になったら困るけどさ。恐れて避けるのではなく、共存し、巧く利用できる方向に進んでいけると思うの。しかし、1970年代始めにロボットが自我に目覚めて世界征服を企むってプロット、凄い先見の妙だよね。AIと人間が創造した作品が区別がつかないほどになって、そのときに本当の人間の想像・創造力や、真の手作りの価値が見出され、認められるんだろうって思ってる。
ChatGPTやAIお絵かきが急に進化して、手軽にアクセスできるようになりました。お絵描きAIは何だか私には難しそうで手を出していませんが、いつも思った通りに絵やイラストが描けたらいいのになぁと思っていたので、更に手軽に簡単に使えるようになったら試してみたいです。ChatGTPは幾つか試して、アホな質問して笑ったり。これが進化したような、映画の「her/世界でひとつの彼女」の人工知能型OSや、「ブレードランナー2049」のAI搭載ホームオートメーションシステムみたいなお友達が欲しい。こういうの使うと、タダで自分の情報やアイデアを無料で提供しているようなモンなのでしょうが、アタシ程度じゃ役に立つ情報なんか提供できそうにないんで、むしろ申し訳ないわwww
エルダグセンさんは、コンテストにAI作品を出品したのは問題提起の為で、AIと本物の写真を分ける為にどうすればいいかの議論を始めて欲しかったとしています。でも、主催者側もそれを把握しており、AIと判っていながら優勝させたので、話題作りのためにグルだったと疑われており、もしそうなら、真面目に出品した人たちって茶番に付き合わされただけ?SWPA側は、AIだって判ってたけど敢えて選んだと声明を出しているけど、本当かなぁ?かっこ悪いからミエ張ってんじゃないの?との声もあり。

これが問題の作品。確かに妙な座りの悪さを感じます。
でも、その違和感も、この『写真』の狙いですと言われたら、そういうものかって信じるよねぇ…
なんでも、AIは人間の指を表現するのが苦手だそうで、この画像の違和感も、そこにあるのかも…、となると、映画「エブエブ」に出てきたメタ世界の一つでは、人間の指がソーセージになっていたのは、そういう訳だったのか!って膝ポン!(←そうなの?)
AIで生成されたものと、人間作品をどう区別するか、AIで作られたものを見破るかの話合いを始める切掛けにしたかったというのが、エルダグセンさんの弁だそうですが、正直、区別を付ける必要は本当にあるのか?と、私は思ってしまいます。暗記の苦手な私は、ドラえもんの道具の一つである「記憶ペン」を本当に欲しいと思ったのですが、今は記憶型の学習は古い。30年近く前にアメリカの大学院ではPC持ち込みが認められ、一生懸命記憶してきた内容で解答するテストは既に旧時代と思われた。宿題のリサーチだって、どれだけ効果的に欲しい情報をネットの中から検察し見つけ出すテクニックが重要だし、計算能力も電卓が使われるようになって、数学のテストで余白にチマチマ計算する時代ではなくなった。
要は、人工知能という道具を如何に効率よく効果的に利用するか、その能力を引き出して役立てるかの時代への過渡期だと私は思います。そりゃあ、「新造人間キャシャーン」や「ターミネーター」の世界になったら困るけどさ。恐れて避けるのではなく、共存し、巧く利用できる方向に進んでいけると思うの。しかし、1970年代始めにロボットが自我に目覚めて世界征服を企むってプロット、凄い先見の妙だよね。AIと人間が創造した作品が区別がつかないほどになって、そのときに本当の人間の想像・創造力や、真の手作りの価値が見出され、認められるんだろうって思ってる。
ChatGPTやAIお絵かきが急に進化して、手軽にアクセスできるようになりました。お絵描きAIは何だか私には難しそうで手を出していませんが、いつも思った通りに絵やイラストが描けたらいいのになぁと思っていたので、更に手軽に簡単に使えるようになったら試してみたいです。ChatGTPは幾つか試して、アホな質問して笑ったり。これが進化したような、映画の「her/世界でひとつの彼女」の人工知能型OSや、「ブレードランナー2049」のAI搭載ホームオートメーションシステムみたいなお友達が欲しい。こういうの使うと、タダで自分の情報やアイデアを無料で提供しているようなモンなのでしょうが、アタシ程度じゃ役に立つ情報なんか提供できそうにないんで、むしろ申し訳ないわwww
火曜日、春分の日。新しい事を始めるのに良い日、古いものを処分するのに良い日だそうですが、いきなり金属製の歯の詰物がポロンと外れた(@_@) WBCの日米決勝戦を見て、緊張と感動にぐぬぬ・・・と歯をくいしばり過ぎたかしら?日米選手共に互いに敬意を持って挑み、そして日本選手の礼儀正しさやスポーツマンシップを体現するかのような爽やかでの勝利。おばさん、感動しました。大谷選手って漫画を超えてる、というか彼が漫画の主人公なら現実味がなさすぎて面白くなそう。だって山田太郎より凄いんだもん。昨年亡くなられた水島新司先生、この優勝を見たら喜んだろうなと思いました。
そして水曜日、歯医者さんで詰め直してもらったのですが、若い女性の歯医者さんで、しかも、えらい別嬪さんでスタイルもよく、思わず見惚れちゃった(←大口開けたままで)。古い詰物だけど、あまり劣化もしていないそうですが、歯の方が耐えきれず詰物の周りにヒビが入ってるんだって。半分だけクラウン(?)を被せた方が良いということで、治療費の見積もりが435ドル…orz
と、アップダウンの多かった一週間でしたが、金曜日は朝から冷たい雨。どんより~な気分でしたが、夜はフライデー・ナイト・フィーバーですよ!先月に楽しかった、美術館の「Art After Dark」へ、再び行きました。今月のテーマは、陶芸家のプエルトリコ系アメリカ人、ロベルト・ルゴ氏。先週来たときには不在でしたが、今夜はおられたので一緒に写真取らせてもらった~

今夜のテーマ・カクテルはピニャコラーダ。当然、頂く!

館内に設えられたスタジオ

ルゴ氏によるシンシナティを描いた大きな壺

ウィリアム・モリスの影響を受けた鳩の王様。私は、下のスポーツしてる雄牛さんたちが好きだ

ランプも独特、おもしろ~い

ちゃっかり一緒に記念撮影♡
シンシナティはアメリカの女性にとって重要な歴史を有する街です。今回の展示も、ルゴ氏とシンシナティの陶芸会社、ロックウッド(Rockwood Pottery)との協力に焦点を当てたものですが、ロックウッド社の作品は常設展でも多くが展示されています。実は1880年にMaria Longworth Storerさんが創設した、全米初の女性起業家による製造業会社なのです!1964年に一度閉鎖されましたが、2004年に復活、今に至ります。芸術工芸品だけではなく、日常使いできるマグやタイル等、幅広く手掛けており、OTRのスタジオに作品展示場とアウトレットがあります。あたし、いつかここで、きれいなタイル買うんだ…
ロックウッド社の作品には東洋的、日本的な影響を感じる作品が多いのですが、その初期に日本人陶芸家が大きな功績を残していたのでした。以下は、在デトロイト日本領事館のオハイオ州の紹介からの引用です:
★シンシナティと日本:故郷に忘れられた陶芸家、白山谷喜太郎
1887年、石川県出身の陶芸師白山谷喜太郎(しらやまだに きたろう)が外国人技術者(デコレーター)としてシンシナティに招かれ、1880年に設立されたルックウッド陶器社を、米国を代表する美術陶磁器会社とすることに貢献しました。同人の作品は数々の国際博覧会で受賞を重ね、同社は米国のアール・ヌーヴォーを牽引したと言われています。そもそも、同社は、フィラデルフィアで開催された万国博覧会で日本製陶器の美しさに魅了された創立者、マリア・ロングワース・ニコラスが米国でも美術陶器作りの会社をつくろうとして興した会社です。ルックウッド社の作品はシンシナティ美術館で見ることが出来ます。
1890年~1980年代は、ジャポニズムが西欧で人気の時代。シンシナティにもジャパンマニアという日本の工芸を熱狂的に喜ぶ富裕層がいました。白山谷は1886年9月からシンシナティで催された工業博覧会に「日本人村」の陶芸絵付師として参加しました。「日本人村」とは、横浜のデーキン商会が組織して、日本人数十人から百人規模で欧州、米国、豪州を巡回し、日本の工芸、陶磁器の形成や絵付、織物、彫刻などを実演して製品を売ったり、和服の女性がお茶を出したり、曲芸を見せたりする移動式博覧会で、各地で大変評判だったそうです。ニコラスはこの日本人村で白山谷に会い、半年後にボストンのフジヤマ店から呼び寄せたのです。
白山谷はシンシナティに定住した最初の日本人と言われています。白山谷氏は一生独身で通し、1948年7月19日、シンシナティで亡くなるまで、陶磁器の製作に献身したそうです。彼の作品は今でも骨董品収集家の間では最も人気のある作品の一つ。高値で取引されています。しかし、旅行発給記録から出身・身分は石川県士族であり、後に本籍を東京府に移したことは判明したが、何時何処で生まれ、どのような教育を受けたかの記録は未だに見つかっておらず、日本では極めて少数の人たちにしか知られていない「故郷に忘れ去られた陶芸家」ですが、シンシナティには、作品を通じてしっかりと足跡が残っています。
(在デトロイト日本国総領事館HPより)

こんなんとか。でもこれは白山谷氏の作品じゃないの

こんな花瓶も。ちょっと怖いよ

これが、白山谷氏によるお皿。むしろ西洋っぽい?
そして水曜日、歯医者さんで詰め直してもらったのですが、若い女性の歯医者さんで、しかも、えらい別嬪さんでスタイルもよく、思わず見惚れちゃった(←大口開けたままで)。古い詰物だけど、あまり劣化もしていないそうですが、歯の方が耐えきれず詰物の周りにヒビが入ってるんだって。半分だけクラウン(?)を被せた方が良いということで、治療費の見積もりが435ドル…orz
と、アップダウンの多かった一週間でしたが、金曜日は朝から冷たい雨。どんより~な気分でしたが、夜はフライデー・ナイト・フィーバーですよ!先月に楽しかった、美術館の「Art After Dark」へ、再び行きました。今月のテーマは、陶芸家のプエルトリコ系アメリカ人、ロベルト・ルゴ氏。先週来たときには不在でしたが、今夜はおられたので一緒に写真取らせてもらった~

今夜のテーマ・カクテルはピニャコラーダ。当然、頂く!

館内に設えられたスタジオ

ルゴ氏によるシンシナティを描いた大きな壺

ウィリアム・モリスの影響を受けた鳩の王様。私は、下のスポーツしてる雄牛さんたちが好きだ

ランプも独特、おもしろ~い

ちゃっかり一緒に記念撮影♡
シンシナティはアメリカの女性にとって重要な歴史を有する街です。今回の展示も、ルゴ氏とシンシナティの陶芸会社、ロックウッド(Rockwood Pottery)との協力に焦点を当てたものですが、ロックウッド社の作品は常設展でも多くが展示されています。実は1880年にMaria Longworth Storerさんが創設した、全米初の女性起業家による製造業会社なのです!1964年に一度閉鎖されましたが、2004年に復活、今に至ります。芸術工芸品だけではなく、日常使いできるマグやタイル等、幅広く手掛けており、OTRのスタジオに作品展示場とアウトレットがあります。あたし、いつかここで、きれいなタイル買うんだ…
ロックウッド社の作品には東洋的、日本的な影響を感じる作品が多いのですが、その初期に日本人陶芸家が大きな功績を残していたのでした。以下は、在デトロイト日本領事館のオハイオ州の紹介からの引用です:
★シンシナティと日本:故郷に忘れられた陶芸家、白山谷喜太郎
1887年、石川県出身の陶芸師白山谷喜太郎(しらやまだに きたろう)が外国人技術者(デコレーター)としてシンシナティに招かれ、1880年に設立されたルックウッド陶器社を、米国を代表する美術陶磁器会社とすることに貢献しました。同人の作品は数々の国際博覧会で受賞を重ね、同社は米国のアール・ヌーヴォーを牽引したと言われています。そもそも、同社は、フィラデルフィアで開催された万国博覧会で日本製陶器の美しさに魅了された創立者、マリア・ロングワース・ニコラスが米国でも美術陶器作りの会社をつくろうとして興した会社です。ルックウッド社の作品はシンシナティ美術館で見ることが出来ます。
1890年~1980年代は、ジャポニズムが西欧で人気の時代。シンシナティにもジャパンマニアという日本の工芸を熱狂的に喜ぶ富裕層がいました。白山谷は1886年9月からシンシナティで催された工業博覧会に「日本人村」の陶芸絵付師として参加しました。「日本人村」とは、横浜のデーキン商会が組織して、日本人数十人から百人規模で欧州、米国、豪州を巡回し、日本の工芸、陶磁器の形成や絵付、織物、彫刻などを実演して製品を売ったり、和服の女性がお茶を出したり、曲芸を見せたりする移動式博覧会で、各地で大変評判だったそうです。ニコラスはこの日本人村で白山谷に会い、半年後にボストンのフジヤマ店から呼び寄せたのです。
白山谷はシンシナティに定住した最初の日本人と言われています。白山谷氏は一生独身で通し、1948年7月19日、シンシナティで亡くなるまで、陶磁器の製作に献身したそうです。彼の作品は今でも骨董品収集家の間では最も人気のある作品の一つ。高値で取引されています。しかし、旅行発給記録から出身・身分は石川県士族であり、後に本籍を東京府に移したことは判明したが、何時何処で生まれ、どのような教育を受けたかの記録は未だに見つかっておらず、日本では極めて少数の人たちにしか知られていない「故郷に忘れ去られた陶芸家」ですが、シンシナティには、作品を通じてしっかりと足跡が残っています。
(在デトロイト日本国総領事館HPより)

こんなんとか。でもこれは白山谷氏の作品じゃないの

こんな花瓶も。ちょっと怖いよ

これが、白山谷氏によるお皿。むしろ西洋っぽい?
イベントの多い日曜日でした。朝から犬連れでパークの里親募集イベントに行き、支援のテントで犬おやつを買い、ご近所組合のブランチに参加してからついでに買物して(←会場がスーパーのお二階)、その後に張り切ってシンシナティ美術館へ。おでかけ好きな私にとっても、一日で三箇所でのイベント参加は、自分比で活発な日。
美術館へは現代陶芸家のRoberto Lugoさんが館内に仕立てられたスタジオで実演してるって言うんで、それを観に行ったのですが、今日は不在だったの…orz でも、華道の歴史の講演と、草月流の生け花実演を見ることが出来ました!
館内のイベントのスケジュールを見て案内の方に尋ねてみたら、ああ、そんなのあったねぇ、と、心許なかったけど、美術館が主催ではなく、美術館のアジア芸術部門の協賛支援を受けているシンシナティ・アジア美術協会(The Cincinnati Asian Art Society)のイベントで、広報を兼ねて一般オープンというイベントだったようです。むしろラッキー!
シンシナティに長い、草月流師範のTeruko Nesbittさんが、スライドを使って華道の歴史を講義した後に、実際に3種類の異なるタイプの花器に生け花を挿すデモをしてくださいました。無造作に挿しているように見えて、計算されているかのような出来栄えにタメイキです。いけばなに多くの流派があるってことくらいしか知らなかったけど、その歴史や、流派による特徴の違い等、新しい知識を得られました。私も素敵にお花をさせるようになりたいな。実は、ほんの少しだけ小笠原流のレッスンを受けたことがあるのですが、オノレの美的センスの無さをつくづく再確認しただけだったわ…orz

実演中

春らしくて素敵

モダンな感じ

伝統的?
美術館へは現代陶芸家のRoberto Lugoさんが館内に仕立てられたスタジオで実演してるって言うんで、それを観に行ったのですが、今日は不在だったの…orz でも、華道の歴史の講演と、草月流の生け花実演を見ることが出来ました!
館内のイベントのスケジュールを見て案内の方に尋ねてみたら、ああ、そんなのあったねぇ、と、心許なかったけど、美術館が主催ではなく、美術館のアジア芸術部門の協賛支援を受けているシンシナティ・アジア美術協会(The Cincinnati Asian Art Society)のイベントで、広報を兼ねて一般オープンというイベントだったようです。むしろラッキー!
シンシナティに長い、草月流師範のTeruko Nesbittさんが、スライドを使って華道の歴史を講義した後に、実際に3種類の異なるタイプの花器に生け花を挿すデモをしてくださいました。無造作に挿しているように見えて、計算されているかのような出来栄えにタメイキです。いけばなに多くの流派があるってことくらいしか知らなかったけど、その歴史や、流派による特徴の違い等、新しい知識を得られました。私も素敵にお花をさせるようになりたいな。実は、ほんの少しだけ小笠原流のレッスンを受けたことがあるのですが、オノレの美的センスの無さをつくづく再確認しただけだったわ…orz

実演中

春らしくて素敵

モダンな感じ

伝統的?
「トッツィー」3回目、今夜は脇役二人のキャストが代役でしたが、実は私はこっちの方が好きだった。
劇場の同じ建物内に、コンテンポラリー・アートのギャラリーがあります。向かいに現代美術館、アートホテルの付属ギャラリー、そして、このギャラリーと、近代芸術のギャラリーが道を挟んで近距離に三角形に並んでいます。全部、入館は無料。劇場のギャラリーは今週から新しい展示になったので、ボランティアに入る少し前に行って見てきました。毎回、新しい展示を見るたびに、「うん、よくわからない」って思うんだけど、今回の展示もよく分からなかったwww

ご飯食べてる壺

歯を磨いてる壺

アダムズファミリーに出てくるオバケとパンズ・ラビリンスのオバケの合体?

うねうね動きます。見ていると自分もうねうねしてしまいました

わんわん!

何が何だか?

もうどうでもいいや
わたくし、近代芸術とは、「何だかよく分からない」、を、楽しむものなのだって境地ですよ。また新しい展示になったら、きっと見に行って、うーん、わからない…って言いながら写真撮るんだわw
劇場の同じ建物内に、コンテンポラリー・アートのギャラリーがあります。向かいに現代美術館、アートホテルの付属ギャラリー、そして、このギャラリーと、近代芸術のギャラリーが道を挟んで近距離に三角形に並んでいます。全部、入館は無料。劇場のギャラリーは今週から新しい展示になったので、ボランティアに入る少し前に行って見てきました。毎回、新しい展示を見るたびに、「うん、よくわからない」って思うんだけど、今回の展示もよく分からなかったwww

ご飯食べてる壺

歯を磨いてる壺

アダムズファミリーに出てくるオバケとパンズ・ラビリンスのオバケの合体?

うねうね動きます。見ていると自分もうねうねしてしまいました

わんわん!

何が何だか?

もうどうでもいいや
わたくし、近代芸術とは、「何だかよく分からない」、を、楽しむものなのだって境地ですよ。また新しい展示になったら、きっと見に行って、うーん、わからない…って言いながら写真撮るんだわw
確定申告してきました。期待してたほど返ってこなかったけど、払わねばならないよりかはマシと自分を慰め、とにかく申告を終えて一安心。払戻金は直接、銀行口座に入金されるので、後は楽しみに待つだけです。その後は買物を済ませ、ドッグパークに行って、昨夜も今夜もお留守番の犬のご機嫌取りが終わったら、ここからが本日のメインイベント。あまり夜に出かけない私ですが、二夜連続のお出かけですわ~、ホホホホホ!とはいえ、行き先は向かいの劇場。
今週水曜日からシンシナティで開催されていた合唱団指導者の全米大会は今日が最終日。今夜は大会参加者が期間中に一緒に練習した参加型コーラスの発表会、そして、プロのコーラスグループによるコンサート。これらのコンサートはボランティアの人気がないので、シーズン中最低2回は必ず参加義務のある「人気無しシリーズ」の一環。私は先日、座席案内係ボランティア見習いを終えたばかりで、本来なら独り立ちの前にもう1回、見習いをしなければならないのですが、余りに人手が足りず緊急手配で参加です。座席指定がないので、お仕事は基本的にドアの開け締めだけ。
まず夕方の部は、大会参加者による体験型コンサートの発表会。全米から選ばれたノンプロや学校の合唱団の参加者もいるので、老若男女、中学生もいれば年配の方も一緒に、ジャズやハワイアン、ゴスペル、ラテンの曲を。即席グループだけにぎこちなかったけど、観客も参加してアロハダンスを踊ったり楽しかった。私も一緒に踊りたかったけど、一応は案内係で制服も着てますので、真面目な顔でドアの横に佇んでましたことよ。
そして2つ目、大会の最後を飾るコンサートは、毎年、ベスト・コーラス・アンサンブルでグラミー賞にノミネートされ、何度も受賞しているプロのグループ、The Crossingの登場。今年のグラミーを受賞してから初のコンサートであり、新曲のワールド・プレミアです。なんかすごいけど、前夜の同じ演目は物凄く評判悪い!始まって10分程度でごっそりと席を立つ人が出て、終わった後も非難轟々だったとか。昨夜に同じコンサートを担当したボランティアさんは、私がこのコンサートも担当すると聞いて、「Oh! I'm sorry.!」だって。どれだけ~?
最終日の土曜日で全米から集まった参加者達も街に繰り出し、前日の評判が散々だったので、お客さんは少ないかと思ったら、意外と席が詰まりましたよ。むしろ、あまりの評判の悪さに興味を持たれたのかしら?そして、一時間半に渡るコーラスは、確かに好き嫌いが分かれそう。流石はグラミー常連だけに、声とハーモニーは素晴らしいのですが、とにかく曲が単調で一本調子。全く盛り上がらない。
そして歌詞がとことん暗い。しかも、わざわざ舞台の上に歌詞のテロップが出るの。普通は、英語以外の演目時に英訳が出るものだけど、英語の歌に英語の字幕。そこまで歌詞が重要なのね。歌詞は、絶滅した鳥たちについてや失われた自然を、ひたすら悔やむ内容。最後の一羽はもはや存在しない番いを待ちわびて、今ではスミソニアンで剥製になってる、ってな具合。どよ~ん...orz
ここで歌われたのは、最後のリョコウバト、マーシャのことです。シンシナティ動物園で生まれたマーシャは、1914年に死ぬまでずっとシンシナティ動物園にいたので、この曲のプレミアがここだったのかも。かつては空を黒く覆うほどに膨大な数のいたリョコウバトは、食用に狩り尽くされて絶滅してしまったのでした。歌詞によると、リョコウバトは仲間が撃たれても、その側に居続ける習性があり、そのせいで一度に大量に殺戮されてしまったのだそう。とても辛い...orz
しかし、今夜の観客はスタンディング・オベーション!昨夜もボランティアした兄ちゃんに、「本当に同じ演目だった?」って聞いちゃった(同じだったそうです)。お客を選ぶタイプなのか?
美しいのですが、ずーっとこの調子で90分・・・
毎年、シンシナティで行われるのか、様々な都市で持ち回りなのかは知りませんが、近所のレストランは繁盛していたし、向かいのカクテルバーは夜遅くまで混み合っていましたから、街にもたらす経済効果も大きそうです。ええこっちゃ(*^_^*)
今週水曜日からシンシナティで開催されていた合唱団指導者の全米大会は今日が最終日。今夜は大会参加者が期間中に一緒に練習した参加型コーラスの発表会、そして、プロのコーラスグループによるコンサート。これらのコンサートはボランティアの人気がないので、シーズン中最低2回は必ず参加義務のある「人気無しシリーズ」の一環。私は先日、座席案内係ボランティア見習いを終えたばかりで、本来なら独り立ちの前にもう1回、見習いをしなければならないのですが、余りに人手が足りず緊急手配で参加です。座席指定がないので、お仕事は基本的にドアの開け締めだけ。
まず夕方の部は、大会参加者による体験型コンサートの発表会。全米から選ばれたノンプロや学校の合唱団の参加者もいるので、老若男女、中学生もいれば年配の方も一緒に、ジャズやハワイアン、ゴスペル、ラテンの曲を。即席グループだけにぎこちなかったけど、観客も参加してアロハダンスを踊ったり楽しかった。私も一緒に踊りたかったけど、一応は案内係で制服も着てますので、真面目な顔でドアの横に佇んでましたことよ。
そして2つ目、大会の最後を飾るコンサートは、毎年、ベスト・コーラス・アンサンブルでグラミー賞にノミネートされ、何度も受賞しているプロのグループ、The Crossingの登場。今年のグラミーを受賞してから初のコンサートであり、新曲のワールド・プレミアです。なんかすごいけど、前夜の同じ演目は物凄く評判悪い!始まって10分程度でごっそりと席を立つ人が出て、終わった後も非難轟々だったとか。昨夜に同じコンサートを担当したボランティアさんは、私がこのコンサートも担当すると聞いて、「Oh! I'm sorry.!」だって。どれだけ~?
最終日の土曜日で全米から集まった参加者達も街に繰り出し、前日の評判が散々だったので、お客さんは少ないかと思ったら、意外と席が詰まりましたよ。むしろ、あまりの評判の悪さに興味を持たれたのかしら?そして、一時間半に渡るコーラスは、確かに好き嫌いが分かれそう。流石はグラミー常連だけに、声とハーモニーは素晴らしいのですが、とにかく曲が単調で一本調子。全く盛り上がらない。
そして歌詞がとことん暗い。しかも、わざわざ舞台の上に歌詞のテロップが出るの。普通は、英語以外の演目時に英訳が出るものだけど、英語の歌に英語の字幕。そこまで歌詞が重要なのね。歌詞は、絶滅した鳥たちについてや失われた自然を、ひたすら悔やむ内容。最後の一羽はもはや存在しない番いを待ちわびて、今ではスミソニアンで剥製になってる、ってな具合。どよ~ん...orz
ここで歌われたのは、最後のリョコウバト、マーシャのことです。シンシナティ動物園で生まれたマーシャは、1914年に死ぬまでずっとシンシナティ動物園にいたので、この曲のプレミアがここだったのかも。かつては空を黒く覆うほどに膨大な数のいたリョコウバトは、食用に狩り尽くされて絶滅してしまったのでした。歌詞によると、リョコウバトは仲間が撃たれても、その側に居続ける習性があり、そのせいで一度に大量に殺戮されてしまったのだそう。とても辛い...orz
しかし、今夜の観客はスタンディング・オベーション!昨夜もボランティアした兄ちゃんに、「本当に同じ演目だった?」って聞いちゃった(同じだったそうです)。お客を選ぶタイプなのか?
美しいのですが、ずーっとこの調子で90分・・・
毎年、シンシナティで行われるのか、様々な都市で持ち回りなのかは知りませんが、近所のレストランは繁盛していたし、向かいのカクテルバーは夜遅くまで混み合っていましたから、街にもたらす経済効果も大きそうです。ええこっちゃ(*^_^*)
私の愛するシンシナティ美術館、通常は5時には閉まってしまいますが、月に一回、最終金曜日には夜遅くまで開館しています。多くの美術館や博物館でも普段より遅くまで開いている夜間営業をしており、其の時は入館料が割引になったりしますが、シンシナティ美術館はいつも無料。でも、夜にはアルコールを含む飲物のバーが何箇所か設置され、DJが入り、メンバー外の入場料10ドルの特別展が無料公開。なんだか楽しそうで、私も行ってみました。
特別展のジョージア・オキーフの写真展に人が集まっているのか、常設展示は静かで私一人という部屋も。私は既に一度、オキーフ展は見たので、今回はゆっくりと好きな絵の前に陣取り、近寄ってみたり離れてみたり、絵のガラスに照明の反射が入らない角度を探して縦横斜めで携帯のカメラを構えてみたり、他に人沢山いたら出来ない贅沢な時間。バーでは、ジョージア・オキーフにインスパイアされたカクテルもありました。ジンベースでレモンジュースにラベンダーシロップ、蘭の花を一輪添えた見た目にも美しいカクテル。さっぱりした味わいで美味しかったです。写真取るのは忘れました(←またか!)
短いビデオを取ってくれるブースや、今夜のテーマであるオキーフの写真が白黒なので、白黒のポートレイト写真を撮ってくれるサービスもあって、カップルや友達同士で誘い合わせてくると楽しそう。お一人様な私も賑やかな雰囲気を楽しみ、無料で配ってたクレジットカード会社の販促グッズを貰って嬉しい。来月も来よっv

特別展のジョージア・オキーフの写真展に人が集まっているのか、常設展示は静かで私一人という部屋も。私は既に一度、オキーフ展は見たので、今回はゆっくりと好きな絵の前に陣取り、近寄ってみたり離れてみたり、絵のガラスに照明の反射が入らない角度を探して縦横斜めで携帯のカメラを構えてみたり、他に人沢山いたら出来ない贅沢な時間。バーでは、ジョージア・オキーフにインスパイアされたカクテルもありました。ジンベースでレモンジュースにラベンダーシロップ、蘭の花を一輪添えた見た目にも美しいカクテル。さっぱりした味わいで美味しかったです。写真取るのは忘れました(←またか!)
短いビデオを取ってくれるブースや、今夜のテーマであるオキーフの写真が白黒なので、白黒のポートレイト写真を撮ってくれるサービスもあって、カップルや友達同士で誘い合わせてくると楽しそう。お一人様な私も賑やかな雰囲気を楽しみ、無料で配ってたクレジットカード会社の販促グッズを貰って嬉しい。来月も来よっv

昨日のシンシナティ美術館訪問の目的の一つは、インドの古典的伝統ダンスのパフォーマンスでしたが、もう一つは先週オープンしたばかりの、ジョージア・オキーフの写真特別展「Georgia O’Keeffe, Photographer(写真家としてのジョージア・オキーフ)」でした。アメリカでの巡回展示の最後が、ここシンシナティだって。


オキーフさん愛用のライカとポラロイド・カメラ、そして取った場所やレンズ口径、シャッタースピードのメモ

部分修正用のレタッチ・セット・チョコの箱に入ってるの、いいな
ニュー・メキシコの乾いた荒野で風景、花、そして牛の頭の骨をモチーフに描き続けたオキーフさんの撮った写真は、メディアは違えど、紛うことなき「オキーフ作品」でした。光と影、そして乾き。ご主人が、アメリカ近代写真の父として有名なアルフレッド・スティーグリッツさんだけど、オキーフさんが写真を撮り始めたのは、スティーグリッツさんが亡くなってから。彼女の才能を「発見」し、世に出したスティーグリッツさんの存在が重かったのかもしれません。フェミニスト・アイコンとしての彼女は、メンターでもあった夫からの解放が、同時に男性社会からの飛翔だった...とかって伝記とか読むと書いてありそう(読んだことないけど)。
他にも、(当時の)若い写真家の撮ったオキーフさんの写真やフィルムも展示されていました。「画家」である自分を取るなという注文があったそうで、たしかに絵を書いているところの写真はありませんでしたが、砂漠から嬉しそうに大きな骨を拾ってきたところや、家の庭に積み上げられた骨コレクション、すごくストイックなイメージだった彼女の人間味が見られた感じ。日本を訪れた時に撮った清水寺の写真もありました。日本にも行ったんだ~
砂漠に住む孤高の芸術家のイメージの強い彼女ですが、20年以上の間に合計8匹のチャウチャウ犬と暮らしていたそうです。最初の二匹が、1951年のクリスマスにプレゼントとして贈られたボーとチア。下の3枚は、オキーフさんの撮ったボー二世(ボー・ボー)の写真と、スケッチ。写真の説明いわく、「犬の身体は暗く、明るい円筒形の木の幹と重なり合い、同時に梯子の影が犬の形状を深さも重さもない負の空間 --- 影にも見せている」そうです。


犬好きの私には、彼女のわんこ写真は、光と造形の習作としてより、犬カワイイわぁ、に価値あり。オキーフさんは生涯のモチーフとしての花、自分の取り巻く乾いた光景、そして骨コレクションを深く愛していたそうなので、犬も愛情の対象として被写体になったのかも、って。好きだから描くし、撮る。だって、犬の可愛いとこが捉えられてるし、下のDan Budnikさんによる写真見たら、オキーフさんの作風とは全く違うのにお気に入りの一枚だったそうだけど、モフモフわんこに丸い石。オキーフさんの『好きなもの」だったんじゃない?

チャウチャウのジャンゴとインカ二世、そしてコレクションの石(1964)
形状と触感に注目したこの作品をオキーフさんは気に入ってたそう。
Budnikさんの作品に惹かれたオキーフさんは、数回、Budnikさんを住まいに招待したそうです。
展示の多くは、サンタフェのジョージア・オキーフ美術館からの貸出。サンタフェ、ずーっと行ってみたいって思ってる場所です。30年前、米国に来た時の憧れの地でした。あの頃からは随分と商業化も進んで変わってしまったそうですが、やっぱり一度は行きたい、ともいながら、何故か計画を建てない場所。


オキーフさん愛用のライカとポラロイド・カメラ、そして取った場所やレンズ口径、シャッタースピードのメモ

部分修正用のレタッチ・セット・チョコの箱に入ってるの、いいな
ニュー・メキシコの乾いた荒野で風景、花、そして牛の頭の骨をモチーフに描き続けたオキーフさんの撮った写真は、メディアは違えど、紛うことなき「オキーフ作品」でした。光と影、そして乾き。ご主人が、アメリカ近代写真の父として有名なアルフレッド・スティーグリッツさんだけど、オキーフさんが写真を撮り始めたのは、スティーグリッツさんが亡くなってから。彼女の才能を「発見」し、世に出したスティーグリッツさんの存在が重かったのかもしれません。フェミニスト・アイコンとしての彼女は、メンターでもあった夫からの解放が、同時に男性社会からの飛翔だった...とかって伝記とか読むと書いてありそう(読んだことないけど)。
他にも、(当時の)若い写真家の撮ったオキーフさんの写真やフィルムも展示されていました。「画家」である自分を取るなという注文があったそうで、たしかに絵を書いているところの写真はありませんでしたが、砂漠から嬉しそうに大きな骨を拾ってきたところや、家の庭に積み上げられた骨コレクション、すごくストイックなイメージだった彼女の人間味が見られた感じ。日本を訪れた時に撮った清水寺の写真もありました。日本にも行ったんだ~
砂漠に住む孤高の芸術家のイメージの強い彼女ですが、20年以上の間に合計8匹のチャウチャウ犬と暮らしていたそうです。最初の二匹が、1951年のクリスマスにプレゼントとして贈られたボーとチア。下の3枚は、オキーフさんの撮ったボー二世(ボー・ボー)の写真と、スケッチ。写真の説明いわく、「犬の身体は暗く、明るい円筒形の木の幹と重なり合い、同時に梯子の影が犬の形状を深さも重さもない負の空間 --- 影にも見せている」そうです。


犬好きの私には、彼女のわんこ写真は、光と造形の習作としてより、犬カワイイわぁ、に価値あり。オキーフさんは生涯のモチーフとしての花、自分の取り巻く乾いた光景、そして骨コレクションを深く愛していたそうなので、犬も愛情の対象として被写体になったのかも、って。好きだから描くし、撮る。だって、犬の可愛いとこが捉えられてるし、下のDan Budnikさんによる写真見たら、オキーフさんの作風とは全く違うのにお気に入りの一枚だったそうだけど、モフモフわんこに丸い石。オキーフさんの『好きなもの」だったんじゃない?

チャウチャウのジャンゴとインカ二世、そしてコレクションの石(1964)
形状と触感に注目したこの作品をオキーフさんは気に入ってたそう。
Budnikさんの作品に惹かれたオキーフさんは、数回、Budnikさんを住まいに招待したそうです。
展示の多くは、サンタフェのジョージア・オキーフ美術館からの貸出。サンタフェ、ずーっと行ってみたいって思ってる場所です。30年前、米国に来た時の憧れの地でした。あの頃からは随分と商業化も進んで変わってしまったそうですが、やっぱり一度は行きたい、ともいながら、何故か計画を建てない場所。
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Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。
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