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また無差別大量無差別殺人

 バージニア州の市庁舎で、元市職員が銃を乱射、12人が亡くなるという事件がありました。報道によると、アメリカでは、銃乱射で4人以上の死者の出た事件は今年150件目だそうです。平均すれば、ほぼ毎日、アメリカのどこかで大量殺人が起きていることになります。日常茶飯事過ぎて、いちいちニュースにすらならない。

 不謹慎かもしれませんが、つい思い出してしまったのは、先の川崎で起きた二人が亡くなられた事件です。突然に幼い子供を無くす悲しみの深さは想像できないし、したくない。子供を庇って亡くなられた外務省職員の男性は、国家的損失とも言えるような優秀な方だそうですが、ご本人としては、子供を失うよりかは自分が盾となって守れた方がずっといいと思われたのではないかと、勝手に思ってしまいます。

 怪我をされた18人の方々の早期の完全回復を祈るとともに、たとえ身体的な被害を免れたとしても、その場にいた子供たち、その場にはいなくとも友達をこんな形で失った子供たちの心の傷を思うと、本当にいたたまれなくなります。私自身は小・中・高と、同級生が亡くなるなんて経験は一度もありませんでした。なんて幸運だったのでしょう!自分が小学生の頃にこんな事件にあってしまったら、精神的なダメージで人生が変わってしまったと思う。そして、親御さんの心労も如何なる程かと… 

  犯人が許しがたいのは、被害者の数には全く関係ありませんし、比べるべきではないのは分かっていますが、それでも、日本には銃が普及してなくてよかった、と、ふと思ってしまいました。瞬時に何人をも殺傷する武器が使われていたら、より多くの被害者が出ていたかもしれません。今回もまた、性懲りもなく市職員が銃を携帯していたら被害は少なかったと言い出す輩が出てくるのでしょうか?でも、今回の事件の現場は市庁舎で、隣はシェリフのオフィスと市警察本部。犯人は銃撃戦の末に警官によって射殺なので、対する側に銃があっても大した違いはないと証明されたようなものだと思うのですが。

virginiabeach.jpg
NRA (National Rifle Association 全米ライフル協会)は、銃規制に反対する圧力団体
アメリカ最強のロビイストと言われ、その影響力は甚大です。

 国には関係なく、狂人は何処にでもいて、いつ自分が、その被害者となるかも分かりません。普通の一日、ありふれた瞬間に突然、見ず知らずの人間にいきなり人生強制終了なんて無念すぎる。でもアメリカは何も学ばず、これからも毎日、銃による大量殺人が続くのでしょう。日本は、先の自動車事故で多くの高齢者が免許を変換したように、自動車会社が一層の事故防止策に努めるように、日本は行動を起こしている。今回の事件もまた、子供たちを守るために社会が変わる機会となってほしい。だけど、保護者が、バスの運転手さんが、立ち会っていた先生が銃を持ってたら…なんて方向には決して進んでほしくはないと思います。日本人、そこまで馬鹿じゃないよね!
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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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