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荒野の誓い 超ネタバレ注意

2017年の映画ですが、日本での公開が決まって、Yahoo!Japanで紹介されていました。

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なんで名前入れ替えるの?

 内容が面白そうだったのと、クリスチャン・ベール、ロザムンド・パイクの大好きな二人に加え、気になるかわいこちゃん、ティモシー・シャラメ君が出ている正統派ウェスタンということで、借りてみました。なかなか奥深いメッセージを秘めた…んでしょうが、深読みするのは面倒くさい、正直、平坦な二時間だった。何度も銃撃戦があり、色々メリハリはあるんだけど、演出押さえ過ぎといいますか… なんかイマイチメリハリに欠けた感じ。
Wikipediaによる簡単なあらすじは:
1892年、インディアン戦争の英雄で現在は看守を務めるジョー・ブロッカー大尉は、シャイアン族の族長イエロー・ホークとその家族をニューメキシコから部族の居留地があるモンタナへ護送する任務に就く。 道中、コマンチ族に家族を惨殺されたロザリーという女性を加えた一行に、互いの協力なしでは生き延びることができない危機的状況が次々と振りかかってくる。
(公式サイト)

以下、超ネタバレ注意
 ティモシー・シャラメ君は、なんで僕をメンバーに選んだんですか?ときいて、俺じゃなくて大佐が選んだんだ、って返事に、フランス語でむにゃむにゃ言っただけで、 その後すぐ死ぬ。結構、何の為に出てきたの?的役割です。彼目当てで観に行くと、詐欺だと怒りたくなるかもしれません。

 その後もメンバーは順調に死んでいき、最終的には都合よく、ヒーローであるブロッカー大尉ととヒロインのロザリー、そしてシャイアン族の幼い少年、リトル・ベアだけが残り、ヒロインは少年を連れてシカゴ行きの列車に乗り、見送ったヒーローは。いきなり列車の最後尾に乗っちゃう…おい!そこは、ストイックに、列車に手をかけるものの、意を決して背を向けて、一人で歩き出してほしかったわ。

 コロラドの中継地で、一家殺害によって裁かれる、かつてのブロッカーの部下、ウィルズと、その見張りとして、トマスとマーロイが加わります。ちなみにこの二人も、とても雑に死にます。ここで、クリスマスに来る列車を待つよりかは、一行と共に旅を続ける決意をするロザリーさん。いや、普通、過酷な旅路での彼女の身の安全を考えても、最後にライフルぶっ放す以外に何の役にも立っていない(むしろ隊長のテントを独り占め)ことを考えても、無理にでも止めるだろ。

 代わりに、最初のコマンチとの戦闘で負傷した、黒人のウッドローが離脱。俺を迎えてくれるのは、アンタだけだったと人種差別に触れたり、砦で一行を迎えたマッコウェイ大佐の奥さんが原住民は土地を奪われたと主張して、ご主人(大佐)に「いい加減にしろ!」と言われたり、同じ原住民同士でも、シャイアンの族長、イエローホークが、コマンチを「あいつらはガラガラヘビだ」と罵ったり、ボロッカーの長年の部下であるメッツがPTSDで自殺するなど、もしかして、さりげに何かを訴えてるのかもしれど、押さえられ過ぎて、私みたいな単細胞にはよく判りません。イエローホークのエルクウーマンが、子供の血で汚れたままのドレスのロザリーにドレスを差しだし、来ていただければ光栄って遜ってたのも、なんか違和感だったなぁ。

 と、いうわけで、私的には、なんか残念な映画でした。景色はきれいなんだけどねー

モカ、全身麻酔で歯の治療する

 我が愛犬、モカは御年8歳、犬的には50歳半ばと、私と同じくおばさんな犬です。先日は、私が抜歯でしたが、今日は、モカが歯のクリーニング。犬や猫の歯のクリーニングは、全身麻酔で行います。ペットの健康には欠かせないとはいえ、逆に麻酔で何かあれば…!?と、飼い主にとっては不安。

 昨日はコンサートで、黄色い声を張り上げ、椅子の上で跳ね上がりまくり(ヲイヲイ…)、今日はタマシイが抜けているのが予測されたので、お休みをもらって、開院する朝8時にモカを獣医さんに連れて行きました。で、午後3時ころに、モカが目を覚ましましたよ~、というお電話をもらったので、迎えに。欠けた小さい歯が虫歯になっていたので、その歯を抜いて、抗生物質をもらって200ドル弱でした。

 家に帰ったら、猫のエリーが、おねえちゃんどこいってたみゃ、と、においを嗅ぎまわる。いつもなら、エリー、うっとおしい!と、逃げるモカも、もう、どうにでもして状態。数時間は疲れたわー、と、定位置の椅子の下で寝ていましたが、夜になって麻酔から覚めたか、いきなり超元気に!外はもう真っ暗なのに、かあさん、散歩行こう!と、張り切る、張り切る。おかあさんは、心配して疲れたんですけど~

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帰りの車の中で、目が虚ろなモカ

Queen + アダム・ランバート ラプソディー・ツアー

 コロンバスのネイションワイド・アリーナで一夜限りのクイーン+アダム・ランバートのコンサートに行って参りましたぁ~!!!

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 平日夜にも拘らず満員御礼、観客の年齢層の広さに驚きました。おじいちゃん、おばぁちゃんから(未だかつて、これだけ車いす率の高いコンサートに私は行ったことがない!)、小学生を連れた親子連れ、そして映画でクイーンを知った(?)若い世代も含め、コスプレか?って感じの扮装したグループ、仕事帰りにそのまま来たのかスーツ姿のおじさん、コンサートTシャツ着込んだ、杖付いた高齢カップル等々、色んな人がいましたが、圧倒的に白人だった。黒人アーティストのコンサートって、結構混ざってるのに…

 コンサートは当然!最高でした!!いい具合に枯れたメイ博士、かっこよかった~!しっかりちゃっかり、リュウグウの3Dモデルも登場してた。リュウグウに乗った博士が、オリジナルのギター・ソロwp披露する際の演出もよかったです。若い頃にあこがれた金髪の王子様、ロジャーはすっかりサンタさんみたいな好々爺になられて…(・ω・`) かわいかったよねぇ。それにしても、ジョンさんは、どこで何をしているのでしょう。ツアーのニュースとか聞いて、懐かしんでるのかなぁ…

 レーザーやライティングの演出も、ひたすらクールでした。フレディーへの追悼コンサートといってもいい内容と、21世紀のクイーンがうまく混合されていたと思います。そしてアダム・ランバートは、フレディーとはまた違ったカリスマとお色気が溢れていますね。高山病になりそうなほど上の方の私の席からでも、ステージでなんか輝いてをる(ライトのせいだけじゃないよ)。

 フレディーの扮装をして歌っても、決して「真似っこ」じゃなくて、あくまでもアダム・ランバートがフレディー・マーキュリーへのリスペクトをパフォームしてるってのが素晴らしいと思います。贅沢かもしれないけど、そろそろ新作のソロ・アルバムも発表してほしいかもよ。

コンサートの様子の動画、このサイトから、たくさん観られますが、コロンバスの観客は、All you hear is(チャッチャ)Radio Gaga(チャッチャ) Radio Gugu(チャッチャ)で、手拍子も拳突き上げるタイミングもばっちりでしたよ~!

 日本公演も来年1月に予定されているそうです。強力にお薦めですよ!映画が長期に渡って盛り上がり、応援上演も好評だった日本だけに、さぞや熱狂ライブになるんだろうなぁ… 行きたいわぁ... でも、もう切符売り切れてるかも?




グリーンカード更新ができない?

  グリーンカード取得後、30年近くになりますので、過去に数回、更新をしています。今迄、何の問題もなく更新してきましたが、トランプ政権になってから、息子たちには、アメリカの市民権を取るべきだと言われるようになりました。永住者の扱いもどう変わるか、全く先行きが不透明だから、どうせ日本に帰らないなら、市民になった方が安全というのです。

 今日、アメリカ時間12日、トランプ政権が、合法的に米国内に滞在する移民で、低所得者向け医療(メディケイド)や住宅補助、フードスタンプ、生活保護などの政府からの援助を一定期間以上受けた人は、永住権(グリーンカード)や市民権の取得を制限するという新たな規則を発表しました。これは、トランプ政権の進めている、「メリットベース」導入の一環で、英語が十分にしゃべれる、何らかの技術がある、所得が高い等の条件を満たさなければ、永住権申請が認められないというものです。

 すでに永住権取得済みの場合の更新はどうなるのか、配偶者や扶養者の場合はどうなるのか等、詳細は分かりませんが、今まで種々の理由で日本国籍に拘ってきた私も、将来の高齢者保健や年金支払い等を鑑みれば、真剣に市民権取得を考えねばならないかと思っています。英語はまぁ問題ない、学歴は無駄に高い、所得も自分を養い税金を払える程度にはあるけど、耳が遠くなったら通訳できないし、目が悪くなったら翻訳も難しい。

 つい先ごろ、トランプ政権は新たな難民申請が、ほぼ不可能になる法案を出したばかり。そして、今回の規則によって、新たな申請者はアメリカ国内の合法居住者永住権を拒否されないために、公的扶助を諦めることが懸念されています。そして、これらの方針が人種差別だと非難されるのは、母国が貧しい、危険な状態にある発展途上国、つまり中南米やカリブ海諸国、アフリカ、南アジアの人々が直撃されるからです。

 かつては多様性を重視し、抽選で市民権を提供していました。私が知る中でも、軽い気持ちで参加した抽選で永住権を取得、それを機会にアメリカでバリバリ商売とか、ちょうど大学院在学中に当たったんで、そのままアメリカに残って研究実績を上げてる人もおられ、密かに日本にとっては勿体無~い(´;ω;`) って思ってるのですが、その懐の広さが、米国を発展させてきたと思います。もちろん、逆に、他所の国で生活保護受けてる寄生虫もいるのでしょうが...


 ここで、日本人的視点から「そんなの当然でしょ」と思う前に一考して頂きたいのは、日本における「移民」「不法就労者」(私の修士号の論文テーマが、まさにこれだったんだわ~)と、アメリカの場合は全く違うとうことです。日本でも、日本国籍を有しない在日外国人が生活保護を受け、納税者の負担になっていますが、仕事をしないで税金で食ってる生活保護者と異なり、何らかの公的扶助を受けていても、特殊技能を持たない移民の貢献度は日本の比ではありません。

 アメリカもまた、日本同様に高齢社会化が進んでおり、65歳以上の半分が何らかの介助を必要としている、それに加え、ベイビーブーマーたちが引退する年齢になっており、日本同様、介助需要は今後、増加の一方になります。日本でも、重労働で賃金も安い介助職の不足が問題化していますが、アメリカでは、この分野を大きく移民に頼っています。圧倒的に白人住民の多い、この中西部の田舎ですら、道路工事、農場、病院に行けば、ラテン系が多いのに驚きます。

 低賃金の肉体労働を、途上国出身の移民たちが担っているのです。 お昼時に、会社の食堂のTVでも、その発表のニュースが映っていましたが、私の周りに座っている人からも、これを正当化する声が聞こえてきました。ちなみに、日系の製造業(工場)で、現地雇用の従業員は99%白人です。トランプの支持基盤である、移民に雇用を奪われ文化を脅かされていると感じている層。でもさぁ、日本の会社に勤めてるんだよぉ...

ひまわりに囲まれて

全米の公式の「夏」は、5月末のメモリアル・デーから、9月初めのレイバー・デーで、衣替えやプール開き・仕舞も、これらの休日に合わせて行われます。オハイオの夏は、本当にこの通りで、行楽日和は6月から8月までの間だけ。あっという間に秋が過ぎて、寒~い冬に。そうなると、私はすっかり引きこもりになってしまいます。

 そこで、週末の度に焦って夏を楽しもうと、色々お出かけするのですが、今日は、まさに夏を堪能!なイベントに行ってきました。私の住む町から東へ小一時間、田舎道を走ったところにあるユティカ、春に行ったアイスクリーム工場のある街です。ここの、Branstool果樹園で今週いっぱい、開かれていたひまわりのフェスティバル、会社の同僚と行ってきました。

 参加料は、今日が最終日だったので11ドル、ヒマワリ畑へトラクターで引っ張られた荷台の乗車料と、お土産のヒマワリ一本の値段が含まれます。お天気も最高で、一体どれだけあるのか分からないヒマワリの中から、家に持って帰るお気に入りの一本を探すのは、とっても楽しかったです。

 併設のお店では、この果樹園の自慢(のハズの)桃が売ってたけど、なーんか水っぽかった。目玉は、日本から苗木を持ってきたというツガル。やっぱ美味しい!さすがだ、日本のりんご。

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見渡す限りのヒマワリ畑、すごーい!

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この向日葵はライオンキングと命名

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どやっ!

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色んな種類があるのね

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来週末からは、リンゴ狩りが始まるんだって

帰りはもちろん、アイスクリーム食べに行ったよv

トレーダー・ジョーズで夏を堪能

 相変わらず、何気にメシが不味い。なるだけ自炊したいのですが、ついついスーパーのお惣菜に頼ってしまう時もあります。よく利用するスーパーは、近所なので便利なAldi、アメリカ内でどんどん増えてる、ドイツ系ディスカウント・スーパーです。カートは25セントで借りて返却すると返金されたり、買物袋は有料で、店内に買物かごも置いてない、レジの人は座って飲み食いしながら商品をスキャンし、袋詰めもお客が自分でするスタイル。徹底した経費節約が、ドイツらしい?でも、アメリカのスーパーで主流になりつつあるセルフ・レジを導入してないのは不思議。セルフレジでもアシスト要員が必要だから、レジに人置いたほうがコスパ良いのかな?

 常備品の牛乳やパン、玉ねぎやニンジン等を買うには十分ですが、正直、葉物はさりげにしなびてるし、お惣菜はあんまし美味しくない。ナッツ類やアイスクリーム、ワインは好きなのですが、私にとっては、ここだけで毎日のお買物が完了、ってお店じゃないので、結局、週末にはもっと大きなスーパーに買出しに。

 同じく、ここだけで全部、買い物が終わるお店じゃないけど、トレーダージョーズの商品は逆に、日本人の口に合うお味なので利用しています。果物・野菜は種類が多くて新鮮だし、冷凍食品やお菓子類も美味しい。普段は、うちから車で30分弱かかるので、そちらの方面に用事がある時についで寄る程度ですが、今の季節はご近所のスーパーじゃ売っていないような果物や野菜が並んでいるので、二週間毎くらいで通っています。

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トマト、チェリープラム、シャンパン・グレープ


 中でも大好きなのは、サクランボとスモモのハイブリッド、商品名 Very Cherry Plumと、シャンパン・グレープ。シャンパン作る用ではなく、小粒の甘みの強いブドウです。皮むきの必要がなく、手軽に食べられるのも魅力です。一粒づつではなく、一度にいっぱい頬張ってワシワシ食べちゃう。優雅な名前や繊細な見た目なのに、ワイルドに頂いてますw

 色とりどりの色んな種類がパックになっているプチトマトは、湯向きして白だし+オリーブ油+お酢(分量は適当)を混ぜたマリネ液に漬けて冷蔵庫で冷やすだけで、見た目にも華やかで、そのままおやつ代わりにつまんでも、パスタにあえても美味しい。リンゴや柑橘類、トロピカルフルーツすら、一年中お店に並びますが、季節の旬の野菜や果物を、ファーマーズマーケットやTJで買って楽しむのは、大好きな夏を一層、特別な季節にしてくれます。特に、オハイオの夏は短いので、今のうちに楽しまなきゃ!LAに住んでた頃は、TJがご近所の便利なお店で、年中、トマトも柑橘類も庭で作れただけに、オハイオでは夏の魅力が倍増ねw

毎日、癒されています

 暗いニュースが続く中、アパートの前の池に住む生き物たちが癒しをもたらしてくれます。7羽の子ガモとお母さんは、相変わらず、皆元気です。子供たちとお母さんの見た目があまり変わらなくなってきました。7羽でも子沢山だと思っていたのに、10羽以上を連れたお母さんを見かけるようになりました。調べてみると、マガモって一度にたくさんの卵を産むのだそうです。へぇ~

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立派に育ってます

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かわいいねぇ

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マスクラット

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 泥の下にいるので見えないけど、この池には実は、こんな魚が沢山います。夕方に釣りを楽しんでいる人に、釣った魚を見せてもらいました。これはバスで、キャッチ・アンド・リリースだけど、ブルーギルは近くの川でナマズを釣るときの餌にするんだって。ここじゃ在来種ですが、日本では、テレビの「池の水ぜんぶ抜く」で出てたあかんヤツ!大物狙い時の釣餌にしてバス釣りしたら一石二鳥?

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 魚を目当てに、こんなサギもいて、よく池への流れ口で待機しています。ぐわし!と、くちばしで魚をつかみ、一口で飲み込む姿を始めてみた時は、結構な衝撃でした。

 いつも色んな野鳥の餌を置いている同じ棟のおじさんのお陰で、様々な鳥たちが訪れますし、野うさぎ(コットンテイル)にも、しょっちゅう遭遇しますし、鹿もいる。癒やされる~

エル・パソ、デイトン

先週、土曜日の銃乱射事件を受けて、トランプは「来るな!」と、市民から非難されていたにも関わらずエル・パソとオハイオ州デイトンを慰問に訪れました。入院中の被害者にも、会いたくない、来るな、と、表明した人もおられ、病院近辺では抗議集会が開かれました。わざわざダラス近郊から10時間も運転してエルパソまで来た犯人は、「出来るだけ多くのメキシコ人を射殺したかった」と「テキサスが侵略されている」ヒスパニック系の人々を標的にしました。

 エル・パソは360年前に、スペインの辺境植民地として作られた街なので、合衆国建国の元々、ラテン系住民の多い土地であり、リオ・グランデ川を隔てて向こうはメキシコなので、住民の8割以上がラテン・ヒスパニック系です。被害者の中には、メキシコ国籍の人々が含まれます。

 家はメキシコ、仕事はアメリカ、またはその逆で、毎日、国境を行き来している人も多い土地柄ですが、犯罪率が低く、全米でも治安のよい都市です。その事実を無視(無知?)して、トランプは、今年の一般教書演説で、エル・パソは、「暴力的な凶悪犯罪発生率が大変に高く、全米でも最も危険な街」だったけど、「壁ができて安全になり、多くの人命が救われる」と言って顰蹙を買いました。

 今回の事件は、ヒスパニック系への憎悪を原因とする国内テロリズムとして扱われることになりましたが、白人以外の移民を犯罪者扱いし、差別的な発言を繰り返してきたトランプこそが、アメリカ国内に憎悪や偏見を煽り、 エルパソの悲劇につながったと感じている人が多く、私もその一人です。オバマ前大統領もまた、トランプを非難しています。

 そのツイートは、https://www.bbc.com/japanese/49246274 target=”_blank”> BBCの記事中では「指導者の口から出てくる恐怖や憎悪を増幅させたり、人種差別的な考えを普通のことのように正常化したりする言葉を、きっぱり拒絶すべきだ。自分たちと見た目の違う人を悪者扱いする指導者、あるいは移民を含めた他人が私たちの暮らしを脅かすと示唆するような指導者、あるいは他の人間を人間以下呼ばわりするような指導者、さらにはアメリカがたった一種類の人間のものだと示唆するような指導者を」と、訳されています。名指しはしていませんが、「指導者」が誰かは明白でしょう。

 そのトランプは、悪いのは銃でなくて人間の、アメリカの常套文句で、精神疾患とビデオゲームを非難する一方で、米連邦議会に提出されている銃規制法案への支持を表明することも、もちろん、自分が煽り続けた憎悪と差別、助長してきた白人至上主義に対する言明はなし。

私の周りには、未だトランプ支持者がたくさんいます。通勤路にはトランプを支持する旗を掲げる家があり、スーパーに行けば、MAGA(Makre America Great Again:アメリカを再び偉大に、トランプのキャッチ・コピー)帽をかぶった爺さんがいる。でも、いい加減に現実を見て、来年の選挙でトランプの再選を阻んでほしいです。私は、トランプの弾劾は望んでいません。大統領現職は犯罪で訴えることは出来ないのですが、大統領職を失ったトランプが裁判で裁きを受け、全ての罪が明かされ、刑務所に収監されることを望んでいます。




アメリカの悲劇

長いので、章に分けます。
1. 事件
 アメリカでは先週、カリフォルニアのギルロイで起きた無差別銃乱射で子供たちが犠牲になりました。そして、今週末は、テキサスの国境の町、エル・パソ、そして夜にはオハイオ州、デイトンで銃乱射により、エル・パソで20人、デイトンで9人の死者が出ました。この3件は無差別ですが、銃の乱射(NPOの銃暴力統計調査による定義だと「一度に犯人を除く4人以上が銃撃を受けたか射殺された事件」だそう)だけなら、毎日、毎日、アメリカのどこかで、少なくとも1件は起きていることになります。

 犯人は、週末の買い物客で賑わうウォル・マートで凶行に及びました。今回の被害者には、子供はいませんが、銃撃が始まった時に、周り中の子供達を抱えて避難した、軍人さんの功績もあったでしょう。被害者には、赤子を守って撃たれた母親と、その二人を守ろうとした父親が含まれています。このご夫婦には、この赤ん坊の上に2人の子供たちがいます。長女のお誕生日パーティーの準備のために、買い物に来ていたそうです。両親を失った子供たち、そして新学年の準備の買い物の最中、目前で父親を殺された小学生の女の子もいます。余りにも理不尽です。もちろん、天災や事故で亡くなる方の死も悲しいですが、偶然、人為的に人生を中断されるなんて、どれだけ無念でしょうか。

 そして、デイトンの繁華街、オハイオ地区での事件は、何度も行ったことのある場所での事件だけに、一層生々しく感じられます。こちらは被害者の中に、犯人の妹や友人たちが含まれているので、動機はいまだ不明ですが、この件にしても、エル・パソ、先週のカリフォルニアにしても、なんで一般人が、大量の高機能殺人兵器を所有できるのか、全く意味不明。

 前記のニュージーランドでの事件後、政府は直ちに、半自動小銃とアサルトライフルの販売を即刻禁止、バンプストックおよび大容量弾倉も禁止して市場から政府が買い上げ、禁止法施行後は所有も禁じました。その勇断は、世界中から称賛されましたが、何度、同じ悲劇を日常茶飯事的に繰り返しても何もできないアメリカは、これからも懲りることはないのでしょう。

 日本では、京都アニメーション放火事件で35人もの命が失われました。3月には、スクールバスを待つ子供たちを狙った事件がありました。フランスでは、群衆にトラックで突っ込むテロがありましたし、銃だけが要素ではないのは明らかですが、お手軽に大量殺人のできる道具が、簡単に手に入ってしまう状況の異常さに気付かないのは、アメリカ人だけではないでしょうか?

 それぞれ普通に人生を生き、いつものように学校に行くはずだった子供達とそのご両親、仕事が終われば家に帰るはずだった人々、週末の買い物中だった人々、恨みを買うようなこともしていないのに、ウランでも恨み切れないでしょう。亡くなられたご本人たちだけではなく、その周りの人々も、全く見ず知らずの他人に急に人生を途中で断絶された人々です。本当に幽霊が存在するなら、その無念を伝えてほしい。私は、キリスト教徒じゃないんで、無差別殺人の犯人を「赦します」とか、罪を憎んで人を憎まずとか無理!


 2.未然防止は出来ないのか?
 私が好きなSF作家、フィリップK.ディックの作品には、未来予知の超能力を使って、事件を未然に防ぐというモチーフがよく出てきます。トム・クルーズ主演で映画化された「マイノリティー・レポート」は、その代表作ですが、超能力はなくとも、大量の情報がインターネット上であふれる現代、わざわざマニフェストを流していた犯人に対し、予め何らかの手段を取ることはできなかったのだろうか、と、無念に思います。京アニの事件の犯人は、何度も脅迫をしていたそうで、日本における危機感の欠如(まさか、こんな事をしでかすとは!)が、要員の一つでもあったように思いますが、アメリカでの大量無差別殺人の多くは、いきなり何の兆候もなかった人物が銃を乱射するのではなく、サインを流し続けた末の犯行です。

 今年3月、ニュージーランドのモスクでヘイトクライムによって51人が亡くなられた銃乱射事件の前に、犯人は反移民マニフェストを投稿していました。今回のヒスパニックをターゲットにした、エル・パソの犯人も同様に「メキシコ移民がテキサスを侵略する」等のマニフェストを投稿していたことが分っています。

 ツイッター等のSNSを監視することはできないのか?フェイスブックは、投稿された動画をモニターし、事前にブロックしているそうです。もちろん、人間の仕事ですから、ニュージーランドでの犯人が投降したライブ映像が流れてしまったりもするのですが、ツイッターもまた、人の目で白人至上主義者や白人国家主義者のツイートのチェックをしているのだそうです。もし、ここでAIを使えたら?でも、アメリカ人のこと、言論の自由だとか、プライバシー侵害とかで大騒ぎになってしまい、とても実現でき無さそう。それに、真っ先にトランプのアカウントが凍結されてしまいそう。

3.白人テロ
 私が今週末の事件の速報を聞いたのは、たまたま、どちらも運転中のラジオでしたが、「犯人は白人男性」と、報じられていたのが気になりました。通常、アメリカでは、犯人の人種をわざわざ特定して報じるのは珍しいからです。ここには、昨今のアメリカ国内における、人種間の断絶、白人至上主義の台頭があるのは、疑う由もありません。今年3月、ニュージーランドのモスクでヘイトクライムによって51人が亡くなられた銃乱射でも、。メキシコ国境のエル・パソでは、アメリカ合衆国建国の以前から、白人入植者とメキシコ住民が、共に独特の文化を共有していたのに。

 今回の件に対し、トランプは「Hate has no place in our country」とツイートしましたが、お前がHATEそのものだ!と、私は言いたい。移民を、性的暴行犯、テロリスト等とののしり、彼らが「侵入」「はびこる」といった言葉を何度も使っています。ただし、この「移民」は、白人以外限定。移民そのものではなく、有色人種への差別的発言を繰り返しているに他なりません。その下には、差別のみならず、憎悪が感じられます。
 先月、有色人種の民主党新人議員4人に対し「米国が嫌なら国を出て行け」とツイッターしたことも批難の的になりましたが、その後も正当化を続け、さらにエスカレートさせている。トランプの集会では、「彼女を送り返せ」と連呼が起こり、「(国境で)移民を撃て! 」と叫んだ支持者の発言を笑っている動画も上がっている。2017年の人種間断絶に対するデモの最中に、過激派の白人至上主義者が車で突っ込んで死者が出た時にも、「両方悪い」と、白人至上主義への非難を避けました。

 大統領自身が、人種差別、白人至上主義、白人以外の移民排除を助長し、国を分断しています。島国で、遅くとも弥生時代から、ずーっと同じ人種で、同じ文化を共有し、基本的に同じ言語を話してきた背景を持つ私ら日本人とは全く状況の違う、ほんの400年前に開拓精神のある祖先たちが海を渡って以来、築いてきた国であることを誇りとしているアメリカで 、そのリーダーたるべき人物(しかも、その妻は移民)が、人種間の分断を煽り、憎悪を振りまいている。これこそが、真のアメリカの悲劇だと思います。

デイトンの乱射事件でいとこ二人を失った男性の、「トランプよ、ここに来い!」と、訴える動画。右上クリックで再生(新しいウィンドウが開きます)

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 一層の分断とテロ、報復行為が無いことを心より願います。毎週、毎週、こんなニュースばっかり、本当に嫌!

アイリシュ・フェスティバル@ダブリン、オハイオ

 一昨年も、去年も、楽しかった、アイルランド国外では最大規模らしい、ダブリンのアイリッシュ・フェスティバルに、今年も行ってまいりました。今年も一番のお目当ては、犬!おっきな犬!!!

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憧れのアイリッシュ・ウルフハウンド

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おばさん、メロメロ

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サービスしすぎて疲れちゃったアイリッシュ・テリア


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アイダホから、巨大じゃがいものトラックが。なぜ?!

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毎年恒例の砂の彫刻

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アイルランドのお馬

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近い!

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ラインダンスに

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バグパイプの演奏

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ハイランダー競技


 今年も、アイリッシュな美味しいもの食べて、アイリッシュなビール飲んで、ちょっとだけお買い物。自分のお土産は、アイリッシュ・ウイスキーたっぷりのケーキと、例年通り、たっぷり堪能しました!くじで、フェスティバルのTシャツも当たっちゃった。嬉しい。来年も行きたいv
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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでます。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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