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滝を見に in Dublin

 ヘアカットの予約は朝7時!本格的に秋になる前に、夏に梳いてもらった髪を、寒くなるに向けてボブで伸ばせるように、切りそろえてもらいました。私が、今日の二人目のお客で、一人目は6時半だって!いやはや、お疲れ様ですm(。。)m

 せっかく、早起きした週末なので、そのまま、犬と一緒に滝のあるインディアン・ラン遊歩道に行きました。往復0.8マイルの短いトレイルで、小さな滝が、トレイルのかなり下にある、正直ガッカリ滝でしたが、途中で鹿に出会ったので、モカ的には楽しかったのではないかと。検索すると、滝まで下りた写真を見るので、降りる道を探したけど見つけられませんでした。崖をズルズル滑り降りていくのかなぁ?

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期待度は高かったんですが…

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ちっちゃい滝だった


 歩き足りないので、ダブリンのファーマーズ・マーケットに行って、トマトだの、ソーセージだの、犬のおやつだの買う。規模は小さいけど、隣接する駐車場を無料で利用できるのはありがたいです。髪を切ってもらっている間、車内に待たせていたので、ごめんよ、で一本2.5ドルもするナチュラルでオーガニックという上等なおやつ買ったのに、ちょっと齧っただけで放置された。悲しい…

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野菜や果物、精肉だけじゃなくて、色んなものが売ってて楽しい
左手側の建物が立体駐車場

  帰り道に、トレーダー・ジョーズで買い物したり、グッドウィルのぞいたり、早起きすると、時間が有益に使えるなぁ…と、しみじみ思って嬉しくなったけど、結局、家に帰ったら昼寝しちゃったんで、せっかくの早起きも相殺されたかも…orz
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訛った英語は恥じるべき?

何の自慢にもなりませんが、在米30年を超え、未だ、私の喋る英語は日本語訛りです。NYC、ワシントンDC、LAと、国際的な街に住んでいる期間が長く、こういった街では、普通に外国語訛りを聞き取ってくれるので、それに甘えてズルズル来てしまったのですが、保守的な中西部の田舎では、お店で何か探していても、通じなくて苦労することもあります。そんな時は、さっさと筆談。

 アメリカ国内でも、日本ほどは地方によって鉛や言葉が違うってことはなくとも、「お国訛り」は存在します。私なんか、テキサスに住んでたから、南部訛りに接したことがないというわけでもないのですが、オハイオの隣のケンタッキーに行っただけで、ごめん!何言ってるか分からない!状態になっちゃう。正直、いや、それサザン・アクセントやない、ケンタッキー訛りや…と、心の中で思う。

 南部訛り、Southern Accentは、かつては田舎者って見下されたそうですが、今は、サザン・アクセントの女性って、むしろ魅力的と取られているような気がします。南部訛りは強烈だったのは、ジョージW.ブッシュのローラ夫人。今のメラニアさんだって、少し訛ってる。
 コールセンターに電話すると、これまた強烈にインド訛りのオペレーターが出て、互いに相手の言ってることが分らなくて埒が明かないことがありました。一時とても多かったインドのコールセンターは流石に苦情が多く、この頃は減っているようですが… 

 と、また前振りが長いのですが、「なぜアメリカ英語と英国英語はアクセントが違うのか?」って、記事を読んだので、色々と考えちゃったのです。スミソニアンの言語専門家によりますと、海を渡って新大陸に渡った移民たちは、ホンの数世代で「イギリスの英語」からは孤立化し、一方で原住民や、スウェーデン、スペイン、フランス、オランダといった他の国からの移民との交流によって、アメリカ特有のアクセントや方言を作ってきたそう。

 日本人を悩ます音の一つである「R」で、例えば、「CARD」を、典型的な英国英語では「カード」と平坦に発音する。こっちの方が日本人向けやね。ピルグリムたちの子孫の多い東海岸の港町、特にニュー・イングランド地方では、その名残で「R」音はあまり使われないのだそうです。そういや、ボストン訛りって、間延びして聞こえるのに対して、西海岸じゃスペイン語の影響か、巻き舌だよね。私が今住んでいるオハイオは、自称、標準語に近い英語だそうですが、英語の標準語って何~?だよね…と、オノレの訛りを弁護する私なのだった。もうこれ、一生このまんまだと思うわ。

アメリカン・ガールとイギリス人の会話
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A:きゃー、アナタのアクセント大好き~
B:ありがとう、僕も君のアクセントが好きだよ
A:は?私、訛ってなんかいませんけど、なにか?
・・・・・・・・

トランプに「貸し」は通用しない

 G7サミットは、1975年の第一回サミット以来初めて、首脳宣言無しに閉会しました。それには、米国と欧州諸国間の亀裂の深刻さと、アメリカの孤立の当然の結果と言えますが、そこで、しっかりスネ夫君っぷりを発揮したのが、我らが安倍首相。日本のマスコミを見ていると、トウモロコシ買って、乗用車等へ工業製品の関税をチャラにしてもらえたから、日本側にも良い協定だったという意見が多いみたいですが、トランプに「貸し」を作ったとは思わない方がいいと私は思います。トランプは、そんな義理堅い男じゃないから。大統領でありながら自ら脱税してきたことを自慢し、長年の盟友に罪をかぶせ、掌を返すより簡単に友人を裏切ってきた男です。

 日本がトウモロコシを買ってくれるのは、その収穫の85%が輸出用の、私が住むオハイオ州にはありがたいのですが、そんなにトウモロコシ買ってどうするの?って気はする。輸出用のトウモロコシは家畜の飼料向けで、とんがりコーンの材料にもならないと思うのですが?しかも、同じ協定でアメリカン・ビーフや豚肉が安くなり国内生産は減少するでしょうし、一方で上質な和牛などには、もっと上質な餌が必要でしょうし…

 今年は中西部の悪天候のせいで、全米のトウモロコシ収穫量が大幅減しているのも幸運でしたが、私的には、民主党と共和党の支持率がいったりきたりのスイング・ステートで、2016年の大統領選ではトランプが勝利のオハイオ州、前回、トランプの口車に乗せられて支持した農業、製造業の有権者たちが失望して、民主党を支持してほしいと願っていた時に、日本が助け舟を出したのは、ちょっとガッカリなのですがね。

 長らく、オハイオの勝敗と大統領選挙の勝敗は一致し、オハイオを制する者は大統領選挙を制するといわれています。そのオハイオのド田舎と都市部の両方に住んでみて感じるのは、オハイオは民主党・共和党というより、候補者個人に、より興味があるって感じ。前回も、ヒラリーが嫌い、加えて新規公用創出や移民規制を強調するトランプに期待を抱いたのが、共和党というよりトランプの勝利へとつながったと思う。

 でも、アメリカに製造業を取り返すという公約は果たされず、自動車産業を見れば、逆に国内の工場は閉鎖・縮小。でも、史上最低レベルの失業率をここで持ち出すのは門違い。Unemploymentは少なくとも、Underemploymentが増加してる。一人で複数の仕事を掛け持ちしている労働者も増えている。そして景気は停滞し、リセッションが懸念されている。

 斜陽産業への新規雇用は生まれない、中南諸国の治安の悪化が大量の移民を生み出し、国境問題は悪化の一途。そして関税のお陰で輸出用作物を作っている農家は大打撃。連邦補助金で一年目をやり過ごした農家の間でも、廃業が増えています。ここで、中国の報復関税によって更なる打撃、将来的不安が募れば、選挙にも影響するかと期待していただけに、ヘンな助け舟出しやがって…なのですよね。日本が損しなきゃ、私的には良いのですが、日本の皆様、トランプには何も期待しない方がいいですよ…
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説明は不要かと

コロンバス美術館でジェームズ・サーバーを見る

 8月も末になりオハイオはすっかり秋らしくなってしまって少し寂しいのですが、今日は暑すぎもせず寒すぎでもなく、お出掛けにぴったり。今日は、お友達とジャーマンタウンでお昼して、そぞろ歩いた後は、コロンバス美術館へ。今回の目当ては、ジェイムズ・サーバーの特別展示です。

 ジェイムズ・サーバーが大学生のころに住んでいた家は、美術館から1ブロック東にあって博物館になっているのに、そこではなく美術館の方で展示というのは、何か複雑な事情があるのか、その方が人を呼べるからなのか...?

 有名な作品の、「庭のユニコーン」を記念して、お家の前の小さな公園に、ユニコーンの石像があるけど、かなりボロボロ。その原画は今回の展示に含まれていました。ちょっとは寄付でも集まって、ユニコーン像も手入れされたらいいなぁ。この作品もそうですが、ほんと、一筆書きで、さらさらっと描いたって感じ。

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 そして、サーバーと言えば、犬です!私が、日本で最初に見つけたのも、「サーバーのイヌ・犬・いぬ」って文庫本で、犬好きの私は、飛びつきました。その本で、ユーモラスなイラストと、すっとぼけているようで、辛辣なエッセーのファンになりました。日本でも、多くの作品が翻訳されて、手軽に文庫で入手できるようです。

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このイラストのグッズ、あったら欲しかったなぁ…


 2013年のベン・スティラー主演作品「Life!」は、「空中ブランコに乗る中年男」に収録された代表作「ウォルター・ミティの秘密の生活」を、なーんとなくベースにした映画です。映画自身は好きな作品ですが、わざわざ「ウォルター・ミティ」にした理由が謎なほど、ルーズな原案だった。

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なんか現代もあまり変わらないような…
でも、希望の花が咲いてるのが嬉しい

アイスクリームを巡る攻防

 もう20年近くも前ですが、「猫は何故、アイスクリームが好きなのか?」という、まじめな研究の結果が学術誌に発表されました。詳しく覚えてはいませんが、味というより、舌触りや冷たさが好きという結果だったと思います。猫はミルクや卵が好きなので、それに魅かれるとも。確かに、うちの猫は、アイスクリームには尋常でない執着心で迫ってくるけど、シャーベットには興味無さそう。

 アイスクリームなんて、絶対、猫のお腹に良いはずないので、いくら迫られてもダメ!なのですが、だいたいが食いしん坊で、いつも私が食べているものを欲しがるエリーさん、たまに犬のご飯にも首を突っ込んで、犬と一緒にドッグフード食べてますが、アイスクリームに対する執念は別格。暢気に座って、アイスを楽しむなんて無理で、猫から逃げ回りながら、そそくさと食べてます…って、そこまでして食べる私の執念もそれなりか?!

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うちの妖怪・アイスクリームよこせ猫
お腹のハゲが見えてますよw


もしも、あの時…

 歴史に「もしも(IF)」はないと言われますが、だからこそ、その「IF」をテーマにしたSFが存在するのでしょう。もしヒトラーが画家として成功していたら?もし、連合軍が第二次世界大戦で負けていたら?

 アマゾンの森林は燃え、地球上のあらゆるところ(たぶん、あなたや私の体内にも)マイクロプラスティックが見つかり、異常気象で氷河が溶ける。環境破壊への警鐘の音が大きくなっています。この頃、私はよく考えるんです。もし、ある・ゴアが選挙に勝って大統領になっていたら?

 一度は勝利宣言をした民主党候補ゴアが、当時、ジョージ W.の弟が州知事をしていたフロリダ州でのごたごたで、何だかよく解らない間に大統領になっていた、あの選挙。あそこで、環境保護を最大公約に掲げたゴアが勝っていれば、今の地球はどうなっていたでしょう。いいがかりによるイラン戦争はなかったはす。9/11ですら、起こっていなかったかもしれない。石油利権の戦争に費やされた巨額は、環境保護その他の技術開発に使われていたかもしれない。

 ゴアが勝っていれば、オバマ大統領も生まれなかったかもしれませんが、トランプが大統領になるなんて事態にもならなかったと思う。ゴアが大統領になっていれば、ユートピアになっていたとは思いませんが、今よりはマシだった気がする…


朽ちる・・・廃墟としてのオハイオ州立刑務所

せっかく沢山撮った写真なので、見せちゃうですよ!観光名所になっているので、決して「廃墟」ではないのですが、あまりの広大さに補修の手が及ばず、1990年の閉鎖以来、特に1997年に映画撮影のロケ地として使われて以降は、修理もままならぬままに朽ちつつあるエリア、廃墟的なオハイオ州立刑務所の姿です。

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かつては優雅なお部屋だったのでしょうか

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バスルーム跡

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チャペル

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チャペル横の扉。今は「EXIT(出口)」ですが…

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鉄格子のはまった病院棟の窓

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病室跡。左側が、撮影厳禁の現在の刑務所に面した窓

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東棟

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東棟の収監室を見上げたところ

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何だか、ブロイラーの鶏舎を思い出した

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二人部屋

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この階段を囚人たちがぐるぐる降りてきたのかなぁ

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これは西棟

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しかし、石綿とか、ペンキの鉛とか大丈夫なんだろうか?

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娯楽室跡には、映画を再現してリタ・ヘイワース

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背後にはキリストの姿。マンスフィールドの骨董店にあった絵を基に映画のセットとして描いた絵を、更に復元したそうですが、ここだけ新しいのが却って生々しい

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エアフォース・ワン撮影の名残

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エアフォース・ワンの撮影セットとして造られた門

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右の小屋風の建物は公衆トイレですが、かつては死刑執行室があった所
絶対、使いたくない...

「ショーシャンクの空に」25周年記念

映画の舞台になった、マンスフィールドの街、かつてはゼネラルモーターズのプレス部品工場が経済を引っ張っていましたが、2009年のGMの破産申告時に工場が閉鎖され、今では典型的な、かつての繁栄をしのばせる巨大な工場跡や、古い建物が残る、典型的な「ラスト・ベルト」の街です。

鉄鋼業は今も細々と生き残り、製造業と医療機関が経済の中心ですが、うらぶれた感じは隠し切れません。中心部から少し外れると、ディスカウント店とファーストフード店の並ぶ屋外モールという、アメリカの地方都市ではお馴染みの光景。私の会社の同僚にも、ここから通勤している人がいますが、住むには便利な場所かもしれないと思いました。

 でも、そんな同僚の一人から、車で2時間もかからないコロンバスにも行ったことがない人も多いと聞いて驚きました。実際、アメリカ人は、自分が生まれ育った場所から出ることもないままで生涯を終える人も多いようです。ここ、中西部のみならず、全米でそうなのかは分かりませんが...

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観光は重要な収入源です

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刑務所から出たブルックスとレッドが宿泊していたホテルの外観に使われた建物

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レッドが方位磁石を買った質屋。実はアンティークのお店

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レッドがショーウィンドウを見てた時の背景に映っていた建物
本当に、質屋のお向かい

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袋は必ず二枚重ねにね、のスーパー

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の駐車場側の壁画


 以下は、映画には関係ないけど、マンスフィールドの旧中心街写真

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木馬館

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中の木馬達

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個人的にラストベルトらしいと思う光景


撮影現場の刑務所で「ショーシャンクの空に」25周年記念(写真多し)

1994年公開、日本にもファンの多い映画、ショーシャンクの空に、Wiki先生の説明でもある通り、興行成績は振るわなかったものの評価は高く、私も口コミでビデオを聞いてビデオで見で、「いい映画だなぁ~(;д;)」と、大いに感動。息子たちが高校生の時にも強制観賞、親子でまた「いい映画だなぁ~。゚(゚´Д`゚)゚。 (;д;) (つω-`。)」

 実はこの映画の舞台となったショーシャンク刑務所となったのは、実は私が住むオハイオにあり、うちからは一時間強のマンスフィールドにある、オハイオ州立刑務所(Ohio State Reformatory)です。 今年は、映画公開から4半世紀、今週末は街を挙げての25周年企画が催され、映画関係者を呼んでのパネルディスカッションなどが、マンスフィールド州立刑務所、a.k.a ショーシャンク刑務所でありました。

 以前より、今では観光名所のこの刑務所の見学に行ってみたいと思っていたので、ちょうどいい機会。元々は、矯正少年院として建立された建物は、「ショーシャンクの空に」のほかにも、「タンゴとキャッシュ」、「エアフォース・ワン」の舞台にもなりました。「タンゴとキャッシュ」は刑務所現役時代に撮られた、今となっては貴重な記録です。

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堂々たるゴシック+αな建物です。前に立つと圧倒されます

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史跡記念碑

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入って直ぐの受付エリア

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出たー!電気椅子

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ノートン所長の机

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あの金庫

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劇中に何度か出てきた階段


 入場料は25ドルで、通常なら15ドルだけど、今日は10ドル増し。強気だなぁと思ったけど、中を見たら、なるほど、この機会に維持費を稼ぎたいはずだ、って感じでした。この立派な歴史的遺物の維持、復元に役に立てるとすれば嬉しい寄付でした。1990年までは現役刑務所だったのも驚きですが、閉鎖からほぼ30年、内部はかなり老朽化していました。ショーシャンクが撮影されたのが、刑務所閉鎖後の1994年、エアフォース・ワンでロシアの刑務所になったのが1997年、その時にある程度は手が入れられたものの、広大な内部の殆どは朽ちるに任され、観光目玉の一つであるはずの、実は刑務所内にしつらえられた、ブルックス、レッドの泊まったホテルの部屋も壁が剥がれて配管がむき出しになっていました。

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ブルックスのホテルの部屋も、元看守の居住地につくられたセット

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今イベントで稼いだ資金で修せるかな?

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この部屋からは外されて、図書室内に額装されてました

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部屋の説明サイン

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図書館のサイン


 マニアが世界中から集まる、という宣伝文句は本当かどうかは分かりませんが、それなりの人出で、ここがあのシーンの部屋ね、あのシーンの場所はどこ?と、ファンの声があちこちで聞かれました。最初の事務所や図書室、刑務所長と家族の住んでいた部屋のあるエリアを見ているうちは良かったけど、それらを離れると、このままホラー映画に使える、ほぼ廃墟状態。窓にはべニア板が打ち付けられ、薄暗い室内は、剥がれたペンキ、朽ちた天井、かすかに残る壁紙の残骸、崩れた漆喰から覗く錆びたパイプ、コンクリートがむき出しの床、ほこりをかぶった古い椅子… なんか怖いよ!

 でもここまでは、 まだ序の口。一通り住居棟を見た後は、実際の監獄のツアーですよ。まずは、世界最大の東棟です。、鱗のように剥がれたペンキや、頑丈な鉄柵のはまった大きな窓の影、きらきら光る宙を舞うホコリには、朽ちゆく美もあるのですが、なにしろ設定が、悪名高き監獄だけに… これ、こういった特別な機会じゃなくて、他に人がいなかったら、途中で挫折してたと思う。特に、独房なんて、かつては簡易寝台すらなくかったので、華氏90度に保たれていたとか… ここで亡くなったり、殺された囚人もいたとか… 怖いって!なーんか、空気がよどんで、いやんな雰囲気...

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独房

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独房の扉。中は真っ暗か、24時間、電灯が点いたままか、どちらかだったそう

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独房の説明サイン

 西棟の見学では、隣接する娯楽室や、病院、看守詰め所も観られます。病院の北向き窓にはの撮影厳禁のサインがあり、隣接する現役刑務所が見えました。何かの演習中なのか、整列した水色の囚人服の一団がいました。彼らの人権保護のための撮影禁止だそうですが、ならば板張りで窓を塞いでも良さそうなのに(実際、板張りされた窓はたくさんあった)、敢えてそうしないのは、何か意味があるのかも、と、勘ぐったりしたのは、隣でお母さんが、小学校低学年くらいの息子に、「こんな所で一生を過ごしたくないでしょ。悪いことをすると、こうなるのよ」って言ってるが聞こえたからかもしれませんが。

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6階建ての鉄の収監棟は、ギネス公認の世界最大

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 東西の収監棟の間にある集合室では、アンディーが脱出に使った配管と抜け道のセットが展示されていました。そこで、背が高くてヤケに垢抜けたおっさんに遭遇。お!カッコええおっさんや!と、見てたら、スタッフに囲まれて何やら重要人物っぽい。聞けば、なんと、映画の監督・脚本のフランク・ダラボンさんですって!きゃ~!

 ミーハーな私、早速、写真撮ってもいいですか~、と、お願いしたら、一緒に写ってくださいましたよ。少しだけお話しできたけど、とっても気さくな良い方でした。ハグもしちゃったぜ、へへへ♥

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ウハウハするわたくし。立て看板じゃなくて実物


ショーシャンク25周年イベント見学記、続きます。

WAG!わんこフェスティバル!!

 コロンバスの夏の恒例イベント、どれも楽しみですが、中でも絶対!外したくないのが、この犬の祭典、WAG! Festivalです。色々な犬たちが一杯来て、多くのペットショップやペットフードメーカーがテントを出して、サンプルを配るという、「安い・もらう・タダ」と犬が大好きな私には、ウハウハなイベントです。コロンバスエリアに引っ越してきて3度目の夏、去年、一昨年に続き、今日も堪能してきました。

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こんな写真撮ってもらったり

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ボストンテリアの子犬たち、スイートすぎる~

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氷の上で涼む犬

 今年も欲張りな私は、バッグにたくさんドッグフード、キャットフードのサンプルをもらい、可愛いわんこ達をいっぱいヾ(・ω・*)なでなでして、たいそうハッピー。もうすでに、来年が楽しみだよ~!


こんなに沢山、サンプル貰ったよ~!
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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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