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カントリー・スタイルな日曜日

 毎年、楽しみにしているカントリー・リビング・フェア、今年も行って参りました。3年目かな?「Country Living」という雑誌が好きで、もう何年も定期購読しているのですが、その雑誌の主催するフェアが年に二回、アトランタと、ここコロンバスで開催されるのです。アンティークや様々なクラフト、アートの出店が200以上も集まるという、カントリー・スタイルの雑貨やインテリア、ファッション好きにはたまらないイベントです。

 各ブースでは、商品がおしゃれにディスプレイされ、適当にシャッター押すだけでインスタ映えな写真が撮れちゃう。ここ3年、だいたい同じ顔触れなのですが、楽しみにしていたブースも見当たらないことが多く、出展者が減って空間が広くなってました。去年、プリントを買ったお店の方とお話してた時に、出店料が結構高いって仰ってたから、わざわざコロンバスまで来て、3日間お店を出しても元が取れないのかも?なんとかテコ入れして、お店を増やして欲しい。

 その分を補うためかどうかは知りませんが、今年は、会場になっているオハイオ歴史センター付属の博物館への入場になっていました。初めて入ってみたのですが、中は意外と大きくて、様々な視点からオハイオの歴史が展示され、小学生の遠足にピッタリやな!と、思った。70年代の一般家庭を再現したお家の模型がおばあちゃんの家みたいで楽しい~v 私よりかは、1,2世代上かと思われるご婦人方が、これ家にあったわ~、と、盛り上がっておられました。

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歴史博物館

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マンモス~


 今回もまた、いっぱい撮ってきました。一応、撮る前には、お店の人に許可を得るのですが、今までは殆どが、インスタ等のSNSで紹介されると宣伝になるし、載せるならハッシュタグ付けて、って所も多かったのですが、今年は、去年までは撮影OKだったのに、今回は撮影禁止の札が立ててあったり、撮ってもいいですか?ときくと、アイム・ソーリー言われたとこが増えてました。過渡期なのかなぁ…

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虫眼鏡のネックレス

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懐中時計。いつも一つ欲しくて、しみじみ眺めるけど決められない

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みんな飾り付けが素敵

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いいお天気でした

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アンティークのキルト、カラフル!

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古い水道のひねりマグネット。「Turn on me」ってキャッチがいいね

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時期的にハロウィン・テーマが多い

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このカボチャの作り方、知りたいなぁ… 自分の好きな布で作りたい

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サンタさんもいる


 今回は、リビングの猫テーマの壁を飾る写真と、クリスマス・テーマの柄の布巾(皿を拭くんではなく、12月になったら壁に飾るんである)を買いました。こういうイベントは大好きなんだけど、実際に何か買うってことは殆どないので、私的には思い切ったお買い物。スリフトや骨董品店も、見て回るのが楽しみだし、根が大阪のオバサンなんで、いざ!お財布を開けようとすると、値札を見直して玉砕しちゃうんだな。

 来年は、お店が増えてるといいな... 


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夏のワイルドフラワー図鑑

 お天気のいい週末は、特に用事が無くても出かけたい。あまり遠出はしたくないけど、ご近所過ぎるのもつまらない。そんな時は、市営公園(メトロパーク)のサイトから、ペットOKのトレイルを探します。コロンバスのメトロパークは、野生動物の保護等の為か、ペット同伴可のトレイルがかなり限られており、しかも延々と炎天下だったり、1km程度で直ぐ歩き終わっちゃったりと、存外、犬と散歩を楽しみたい派には厳しいし、州立公園には、一切、ペット禁止のところも多いのです。逆に、昨年、行った、フロリダ、サニベル島の国立野生保護区は、トレイルの幅全部に蛇がびよーんと伸びてたり、川辺にワニがいたりなのに、普通に犬連れの人も多くて驚きました。基準って何?

 かなり思い付きで出掛けたのでカメラをもっていかなかったのですが、ワイルドフラワーがきれいだったので、携帯でいっぱい撮ってしまいました。同じオハイオ州内でも、以前住んでいた西部と今住んでいる中央部では、微妙に咲いている花の種類も違います。お花の写真を撮るのが好きなので、今日もたくさん撮ったよ。今は、写真をもとに、グーグル・イメージで何という名前の花なのか、直ぐに調べられるのがいいよね。図鑑で探しても、よほど特徴的な花じゃないと判断つきかねる時もあるし。

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Jacobaea vulgaris、ヤコブボロギク、猛毒植物なんだって。こわ~

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可憐なセイヨウキョウチクトウ。しかし毒

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Periwinkle、ツルニチニチソウ。上と似てるけど葉っぱが違う

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Goldenrod、アキノキリンソウ。セイタカアワダチソウの一種だって。凄く、そこら中で咲いてる。

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こんな具合に

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Cow parsley、和名は、しゃく。Queen Ann laceとも呼ばれます。その方がいいな

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Harebell、漢字だとだと糸沙参(イトシャジン)


おまけ
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つきあわされて、疲れた犬

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砂漠の奇祭・バーニングマン・フェスティバル

 で、昨日のシンシナティ美術館が混みあっていた理由、今日、レイバー・デーが最終日の「Burning Man」の展示です。バーニング・マンに関しては、ラスヴェガスのあるネバダ州の、もう一つのカジノの街、リノからさらに150㎞ほど離れた、砂漠の真ん中の乾いた湖の跡地で、毎年1週間に渡って開催される、大規模なイベントです。Wikii先生で説明されていますが、かなりの詳細情報が含まれ、なかなか勉強になりました。

 バーニングマン・フェスティバル、木製の人型を燃やすネバダの砂漠のヒッピー祭りって程度の知識しかなく、一体どんな催しなのか、具体的には知らなかったので、バーニングマンのモットー「No Spectator(傍観者であるな)」の通り、展示に合わせて、奇天烈な扮装で参加している人たちもいて、しかも、館内に入るまで、このイベントのことは前知識がなかったので、駐車場で謎装束の一群を見て、「一体、何が起こっているのですか?」と、びっくりしちゃった。観客は老弱男女、人種も様々で、関心の高さがうかがえました。

 私自身は、砂嵐が吹き荒れる砂漠の真ん中の生活には食指が動かないけど、一週間のお休みが取れる余裕に加え、参加料、一週間の生活用品の準備、現地への移動にかかる費用等々、お金が掛かる。「与えて、与える」にも、部物交換生活も、「与える」元手と、交換できる物が無ければ参加できないし、物品じゃなくてサービスでもいいけど、皆が皆「サービス」だけ提供して「ちゃ、成り立たないし。現地には自家用セスナで行く人、一週間くらいヘッチャラな大型RVで参加の人と、やっぱ現代において物々交換の原始的なヒッピー精神を体験するには、お金持ちじゃなきゃ無理なのね~、って感じ。

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年に一週間だけ表れる街、ブラック・ロック・シティ

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美術館入って直ぐに、紙製の門、ここから先は、ブラック・ロック・シティ?

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のぞき穴から見た光景

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のぞき穴、その2

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トーキー映画を上映中

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バーニングマン・ファッション

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バーニング・マンをテーマにした絵画

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影絵の部屋

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光るキノコ、まさにマジック・マッシュルーム?


 美術館を出た時までは晴天だったのに、帰り道でいきなり嵐に見舞われ、大雨で高速が洪水状態に。時折、雷が光るのがきれいでしたが、雨も凄いけど、水の跳ね返りも凄くて、トラックの横を通る時なんて、タイミングが悪いと車全体に波がザバーッ!なビッグウェイブ状態。南に来ているハリケーンの影響かしら?と、思ったけど、家に帰ったら、道路も乾いてた。謎

Cincinnati Art MuseumでKimono

シンシナティ美術館で開催中の、着物に関する特別展示を見に行ってきました。同時開催中の「バーニング・マン」展示が、明日が最終日なので、無茶苦茶に混んでた。抜かった。

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 美術館入場は無料ですが、目当ての「Kimono: Refashioning Contemporary Style (着物・現代スタイルへの再ファッション化)」は、特別展示なので、10ドル。いっつも思うけど、結構お高いわぁ...

 1870年代から現代に至る、着物や、その織物、スタイルに注目した展示は、京都服飾文化研究財団と、サン・フランシスコのアジア美術館との協賛による、「着物の、ファッションに対する永続的な影響を称える本展示は、日本が開国した19世紀半ば以降、素材やかたち、装飾的なモチーフにインスピレーションを得て、西洋のファッションデザイナーや、その他のアーティストたちが創造し続けてきた、ジャポネズムを追った作品を紹介(美術館サイトより、エキシビットの紹介文。わにこ訳)」

 着物の生地を使って、なんちゃってドレスを作るのかな?なんて、私の予想は超失礼。打掛のような、豪華絢爛、金糸、銀糸の刺しゅうを施したドレスと靴、合わせ襟や帯、直線断ちを取り入れた、なんとなく着物っぽい要素が感じられるデザインや、日本的な文様のシルクを使った夜会服等、ココ・シャネルを筆頭に、当代のスター・デザイナーたちのオートクチュールが、浮世絵や、日本テーマの西洋画、そして20世紀初頭の着物とともに展示されていました。かなり近くから見られるので、その詳細の繊細さには、感銘を覚えるほど。

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なるほど、着物!って感じの作品もあれば、どの辺りが着物?ってのも

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白羽二重に刺繍で花嫁衣装の打ち掛けみたい

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これはデザインも着物っぽい

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アメリカで売ってるKIMONO'的な、バスローブみたいなアレンジ。これ好き

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素敵!と、思ったら、ガブリエル(ココ)シャネルの作品でした
流石に、これだけ素敵なドレスが並んでる中でも、目を惹くなぁ


 展示は二部に分かれ、一方は現代のアバンギャルドな作品の展示。こちらは残念ながら、撮影禁止でした。個人コレクションだからかなぁ?ここでは、三宅一生の折り紙ドレスや、コムデ・ギャルソンの川久保玲、渡辺 淳弥の前衛的な作品に加え、勘弁して~と思うようなな、スケスケの超ミニ着物に帯という、ストリッパーさん用ですか?なドレス(?)。ブラックジャックの漫画を1ページ丸々プリントしたT-シャツ、全身に漫画の効果音の描き文字をちりばめたスーツ、キャンディ・キャンディの顔がモチーフのワンピース(著作権で揉めて封印された作品なのに、このデザインの場合はどうなってるんだろう)等、幅広いセレクション。

 様々の布をはぎ合わせたスーツ(さぞや、お高いんでしょうね)の横に、同じコンセプトな、えらくくたびれた上着が飾ってあったので、これもファッションなのかと思ったら、「Boro」って説明札が付いてたわwww

 時間をかけて、写真を取ったり、しみじみ細部を眺めた後は、カフェでランチ。私は、美術館の質と、その館内にあるカフェ・レストランのレベルは正比例すると思う。私が体験した中で「ここ最高!」なのは、LA近郊、サンタ・アナのBowers美術館と、マリブのゲティー・ヴィラ、そしてワシントンD.C.のナショナル・ギャラリーです。美術館としても、何度行っても訪れた価値があると満足できるし、そのカフェの雰囲気やお料理も素敵なのだな。

 ここ、シンシナティもカフェも好き。美術館そのものも好き。でも、ここのカフェは3時までしか開いてないので、最後に撮った写真を確認しながら、カフェでコーヒーを頂く、という贅沢ができないのが残念!

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イチゴとほうれん草のサラダ、トマトのクリーミースープとピニョ・グリージョ
前回来た時も、そのまた前も同じメニューを頂いたような気がする…

 お腹が満たされ、ワインで気分がよくなったところで、駐車場が一杯になってた理由の「バーニングマン」の展示を見に行く!
(続く)
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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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