Archive | 2019年09月22日
今週末は、図書館で借りてきた「アラジン」と「トイ・ストーリー4」を観ました。両方とも、予告を見て、大画面で見たいと惹かれたのに、なんだか劇場まで足を運ばないうちに公開終了してしまった映画。結局、ノート型PCの小さな画面で見たのですが、ネットにはすでに動画が出回っているのに、今になるまで手を出さなかったのは、なんかメンドくさくて…以外の何物でもありません。でも、図書館で借りたからには見なくっちゃ、で、観ました。
何がそんなに面倒臭さかったのか、自分でも解らないのですが、先に解説や観た人の感想を読んじゃって、フェミニズム色の強まった「アラジン」、玩具の自立をテーマにした「トイ・ストーリー」に、かつて子供達だった、アラジンや最初のトイ・ストーリーが大好きだった世代が本当の対象だろうなとか、フェミニズムや自立を突きつけようとするかのような、胡散臭さを自分の中に感じてしまったからかもしれない、と、実際に二作を見てみて思いました。
さすがにヒット作らしく安定した見応え(ディズニーとピクサーだから当然?)、たっぷりお金が掛けられ、見て損はないし、楽しかったです。アラジンは、舞台となる華麗なアラビアン・ナイトな光景、豪華なプリンセスのドレスをうっとりと眺めているうちに一気に見てしまったし、トイの方は、お話にぐいぐい引き込まれました。
アラジンは、ジャズミンがサルタンになって、アラジンは権力者の婿っていう設定は、女性大統領が非現実的ではなくなった今を鑑みれば、当然の変化かも。ジニーが人間になったのは、二作目は作らないって事?だとすれば潔いけど… 年下の同僚は、ウィル・スミスが歌って踊れるのに驚いたって。彼は元々ラッパーだったって、若い人は知らないんだな~。これも、時代の変化?ところで、ジャファーも元盗賊って設定は、昔からあったかしら?盗人でも、国の重職に就ける、サルタンの婿で逆玉、って、やっぱ子供向けじゃないよな~

いかにもディズニーっぽい、お金掛かった原色世界。派手で楽し~!
トイ・ストーリーでは、誰かの所有物であることが自我の全てだったウッディーが、自立します。ここにも、ボウという強い女性がいて、「人間の所有物」であることにしか、自分たち、トイの価値を見出せなかったウッディーが、彼女への愛という自分の意思ゆえに、所有物であることを止める姿が描かれます。ずっとリーダー格だったウッディーも、ボウの方がグループを先導するだろうから、一応、共同統治者ではあるけど、ボスはサルタンである嫁さんって「アラジン」と重なるな。
最初のトイ・ストーリーは、1995年なので、アンディーは今、20代後半かな?ぴったりミレニアム世代にはまります。大学生になるのでトイ達を手放した3は、2010年で、この辺りは年齢がぴったり合います。でも3のころから、ボニーはあまり成長していないので、3から4は大した年月は経っていないと思われます。ところで、ボニーの両親って、お父さんは黒人でお母さんは白人?こんな所にも時代の流れが感じられます。

アメリカでは、高校を卒業すると、自立した大人になり、家から出ていくのが「普通」でした。かつて私がアメリカの大学に通っていたころには、たとえ、実家から近い学校に入学しても寮に入ってて、日本とは違うなぁと思っていました。でも、昨今はそうとは限らず、実家から大学に通うのも増えているそう。背景にあるのは極端な住宅難で、街にある大学だと、寮ですら高額。大学のローンが大きな社会・経済問題となっているアメリカでは、こんな「出ていかない組」や、大学出てから実家に帰ってきちゃう「出戻り組」が増えています。
上手く仕事に就ければいいのですが、失業率が空前の低さでも、実際には需要が増えているのは、専門性のない低賃金の仕事で、大学は出たものの...な、若者が増えている。いくらトランプが吹聴しようが、今の失業率の低さは前政権の遺産です。今の滅茶苦茶な経済・外交政策は、既に小売り業や製造業を逼迫しつつあり、専門性を必要としない店員や工場勤務の仕事も減少傾向にある。そんな状況で、経験に欠ける大学を卒業して間もない若者たちが、高専門性の労働市場に参入する機会は更に狭まり...日本みたいな「ニート」問題が顕著化するのも、時間の問題かと。
私的には、「物を大切にしましょう」から「殻を破って、外に飛び出しましょう」な明るいメッセージととらえると同時に、意地悪な見方だけど、奴隷が解放されたら何をしたらいいか分からない、今までは家も食べ物も保証されたのに...って、回顧主義なんかも考えちゃったし、一部ではAIの脅威が語られる中で、玩具が人間社会をこっそりと支配していく(実際、最後のシーンで、レネゲートなトイ達は、密かにカーニバル・ゲームを操作している)世界... ターミネーターとか、キャシャーンのおもちゃ版を想像してしまった。
考えだって?自分でもそうだと思うw なんでもトランプ批判に結びつけるなって?そうかもねwww
何がそんなに面倒臭さかったのか、自分でも解らないのですが、先に解説や観た人の感想を読んじゃって、フェミニズム色の強まった「アラジン」、玩具の自立をテーマにした「トイ・ストーリー」に、かつて子供達だった、アラジンや最初のトイ・ストーリーが大好きだった世代が本当の対象だろうなとか、フェミニズムや自立を突きつけようとするかのような、胡散臭さを自分の中に感じてしまったからかもしれない、と、実際に二作を見てみて思いました。
さすがにヒット作らしく安定した見応え(ディズニーとピクサーだから当然?)、たっぷりお金が掛けられ、見て損はないし、楽しかったです。アラジンは、舞台となる華麗なアラビアン・ナイトな光景、豪華なプリンセスのドレスをうっとりと眺めているうちに一気に見てしまったし、トイの方は、お話にぐいぐい引き込まれました。
アラジンは、ジャズミンがサルタンになって、アラジンは権力者の婿っていう設定は、女性大統領が非現実的ではなくなった今を鑑みれば、当然の変化かも。ジニーが人間になったのは、二作目は作らないって事?だとすれば潔いけど… 年下の同僚は、ウィル・スミスが歌って踊れるのに驚いたって。彼は元々ラッパーだったって、若い人は知らないんだな~。これも、時代の変化?ところで、ジャファーも元盗賊って設定は、昔からあったかしら?盗人でも、国の重職に就ける、サルタンの婿で逆玉、って、やっぱ子供向けじゃないよな~

いかにもディズニーっぽい、お金掛かった原色世界。派手で楽し~!
トイ・ストーリーでは、誰かの所有物であることが自我の全てだったウッディーが、自立します。ここにも、ボウという強い女性がいて、「人間の所有物」であることにしか、自分たち、トイの価値を見出せなかったウッディーが、彼女への愛という自分の意思ゆえに、所有物であることを止める姿が描かれます。ずっとリーダー格だったウッディーも、ボウの方がグループを先導するだろうから、一応、共同統治者ではあるけど、ボスはサルタンである嫁さんって「アラジン」と重なるな。
最初のトイ・ストーリーは、1995年なので、アンディーは今、20代後半かな?ぴったりミレニアム世代にはまります。大学生になるのでトイ達を手放した3は、2010年で、この辺りは年齢がぴったり合います。でも3のころから、ボニーはあまり成長していないので、3から4は大した年月は経っていないと思われます。ところで、ボニーの両親って、お父さんは黒人でお母さんは白人?こんな所にも時代の流れが感じられます。

アメリカでは、高校を卒業すると、自立した大人になり、家から出ていくのが「普通」でした。かつて私がアメリカの大学に通っていたころには、たとえ、実家から近い学校に入学しても寮に入ってて、日本とは違うなぁと思っていました。でも、昨今はそうとは限らず、実家から大学に通うのも増えているそう。背景にあるのは極端な住宅難で、街にある大学だと、寮ですら高額。大学のローンが大きな社会・経済問題となっているアメリカでは、こんな「出ていかない組」や、大学出てから実家に帰ってきちゃう「出戻り組」が増えています。
上手く仕事に就ければいいのですが、失業率が空前の低さでも、実際には需要が増えているのは、専門性のない低賃金の仕事で、大学は出たものの...な、若者が増えている。いくらトランプが吹聴しようが、今の失業率の低さは前政権の遺産です。今の滅茶苦茶な経済・外交政策は、既に小売り業や製造業を逼迫しつつあり、専門性を必要としない店員や工場勤務の仕事も減少傾向にある。そんな状況で、経験に欠ける大学を卒業して間もない若者たちが、高専門性の労働市場に参入する機会は更に狭まり...日本みたいな「ニート」問題が顕著化するのも、時間の問題かと。
私的には、「物を大切にしましょう」から「殻を破って、外に飛び出しましょう」な明るいメッセージととらえると同時に、意地悪な見方だけど、奴隷が解放されたら何をしたらいいか分からない、今までは家も食べ物も保証されたのに...って、回顧主義なんかも考えちゃったし、一部ではAIの脅威が語られる中で、玩具が人間社会をこっそりと支配していく(実際、最後のシーンで、レネゲートなトイ達は、密かにカーニバル・ゲームを操作している)世界... ターミネーターとか、キャシャーンのおもちゃ版を想像してしまった。
考えだって?自分でもそうだと思うw なんでもトランプ批判に結びつけるなって?そうかもねwww
« PREV HOME
NEXT »
Profile
Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。
Link
- 刺繍 de ねこ
- normal life
- 地球ワーキングトラベラー見聞記
- ǑKKANABIKKURING
- わにの日々 海が好き編
- わにの日々 中西部編
- コスタリカと愉快な仲間達
- シ・ニ・ア✩な✩く・ら・し
- メキシコの南の小さな家から
- 奄美の森風
- ねこぢるし
- まいにち植物、ときどき虫。
- KOREA 駐在おやじの韓国紹介
- You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて
- いわて町はドンと晴れ
- それでいいの
- 施設内虐待と戦うブログ※施設内虐待研修資料
- そこを越えたら何かある
- チャンネルF+
- 犬族・猫族・大家族
- アナベラと小梅の日常
- DAISUKE~! jp
- オッサンのお楽しみ
- HUMAN 24
- 愉快なおっさんのブログ
- わにの日々 大都会編
- 日々の徒然(旧:還元水について)
- つれづれ絵日記
- 2020 GIANT ESCAPE LAB.
- 戦争と平和、真実の日本史
- 子ども達の未来のために
- sun_ek2の雑記。
- 生活を豊かにする自作の日記
- 【山川草木】鐵道紀行
- ほんの小さな出来事
- いろいろ園芸
- 黒猫の足跡
- 『日々、日めくり。』
- 間違いだらけのキッチン選び
- 水神様は天女様
- 東村フォト日記帳(A digiphoto diary by CHIBI in East Village)
- 60歳からの無職生活 ゆる~りenjoy日記
- ゆるりと暮らす
- 京都府城陽市のゴルフショップ ノムラゴルフの店長ブログ
- モーリシャスってどんなとこ?
- ティブロンの独り言
- へいへいのスタジオ2010
- タコノアシのつぶやき
- パンチャ パンチャ
- 猫のひたい
- まみこ日記
- 午後のベンチで。。2
- Green Tea Momのセントルイス日記
- home in my shoes
- 犬坂家の一族
- 熊本発 けん爺ちゃんの徒然見聞録
- 日本人の縄文思想と稲作のルーツ
- マクノスケblog
- 子育てブログ ハレルヤ
- 絶景探しの旅
- artpants
- 六甲山探検隊2+
- MMW 風光彩
- 玉葱むいても
- 空を見る余裕
- 横丁のたま
- Admin page
Ranking
押してくださると勇気凛々です。
カレンダー
Latest journals
Category
Latest comments
Search form
Monthly archive
- 2023/06 (2)
- 2023/05 (20)
- 2023/04 (19)
- 2023/03 (18)
- 2023/02 (15)
- 2023/01 (18)
- 2022/12 (13)
- 2022/11 (17)
- 2022/10 (12)
- 2022/09 (15)
- 2022/08 (13)
- 2022/07 (18)
- 2022/06 (16)
- 2022/05 (15)
- 2022/04 (16)
- 2022/03 (16)
- 2022/02 (10)
- 2022/01 (15)
- 2021/12 (17)
- 2021/11 (13)
- 2021/10 (10)
- 2021/09 (13)
- 2021/08 (14)
- 2021/07 (11)
- 2021/06 (20)
- 2021/05 (17)
- 2021/04 (13)
- 2021/03 (20)
- 2021/02 (9)
- 2021/01 (10)
- 2020/12 (12)
- 2020/11 (10)
- 2020/10 (12)
- 2020/09 (11)
- 2020/08 (14)
- 2020/07 (11)
- 2020/06 (16)
- 2020/05 (19)
- 2020/04 (19)
- 2020/03 (19)
- 2020/02 (14)
- 2020/01 (17)
- 2019/12 (15)
- 2019/11 (14)
- 2019/10 (22)
- 2019/09 (14)
- 2019/08 (21)
- 2019/07 (21)
- 2019/06 (17)
- 2019/05 (14)
- 2019/04 (14)
- 2019/03 (1)
Display RSS link.
QR code
