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今年も日本人がノーベル賞を受賞しました

先週9日、2019年ノーベル化学賞には、旭化成名誉フェローの吉野彰さんが受賞しました。翌朝、通勤中のラジオニュースで、この発表を聴いたときの聞いた時、私の正直な感想は「今年も日本人が受賞者に入っててホッとした」でした。

 毎年、日本人が世界的名誉であるノーベル賞で、その功績を称えられるたびに、喜びの声と同時に「日本人は、今後はもう受賞できない」という、悲観的な声が聞かれます。その根拠として、日本では研究資金の不足や、研究環境が整っていないから等を理由に挙げますが、それが、ノーベル賞を受賞するほどに才能と発想力に恵まれた学者が日本には存在するのに、彼ら・彼女らの研究を十分にサポートできていない。だから、もっと政府や企業はサポートしよう!ってはっぱかけるのが目的なら、私も大いに同意します。

 毎年、ノーベル賞受賞者を大量生産するアメリカも、実は受賞者たちは他国からの移民です。アメリカ国籍の日本人も、近年で何人か受賞なさっていますが、確かにアメリカの大学や企業等の研究機関が科学者に提供することのできるリソースは、他国の築地尾を赦さないレベルなのでしょう。

 ノーベル賞の創設者であるアルフレッド・ノーベル氏からして、ダイナマイトの発明者。その選考基準である「人類のために最大たる貢献」人類に対する貢献の定義も、不変ではありません。ノーベル自身は、爆薬等、兵器で富を築き、「死の商人」と呼ばれたことを気にして、死後の評判を高めようと設定したともいわれますが、実際、ダイナマイトは戦争で悪用もされたけど、他の分野で大いに役立ってもいます。基礎教育の徹底と、アニメ等を通して豊かな想像力をはぐくむ機会に恵まれた日本人は、これからの世代も、どんどんと独創力を生かし、様々な発明、発見を続けていくと思います。


 吉野さん、おめでとうございます。リチウム電池は、私たちの暮らしをずっと便利に変えてくれました。本当にありがとうございます。


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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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