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中村哲氏、銃撃に倒れる

 今朝のニュースに、大きなショックを受けました。アフガニスタンで30年に渡って貢献を続けてきた、中村哲医師が銃撃され、亡くなられたとのこと。世界で、現地に大きく貢献している日本人の中でも、大変に大きな存在でもあり、現地でも尊敬・感謝されていた方が、テロリストの凶弾に倒れたのは、とても悲しく、また悔しく思います。

 直接のお知り合いでは、もちろん無いのですが、中村医師がアフガニスタンに渡られ、ペシャワール会を創設して活発に援助を始められたころから、国際開発に関わる日本人の間では有名な存在でしたし、前夫が30年近く前にアフガニスタンへの開発援助でパキスタンで活動していたこともあり(当時は、アメリカ人はアフガニスタンには入国できなかったのです)、その時には既に名の知れた存在で、色々とお噂を聞いていたこともあり、その動向は、自分が国際開発行から離れてからも、気になっていました。

 その発言は時に批判の対象にはなりましたが、実際に自分が実行して成し遂げてきた功績、そしてそれが、一過性の無責任な援助ではなく、知識や技術を教え、現地の住民が引き続けていくことのできつ、自身無き後でも持続性のある事業であったことは、賞賛はされても、非難の対象には全くならない、真の有言実行の人であったと思います。

 アフガニスタンでは国の英雄と見なされ、尊敬を集めた故に、政府への打撃を狙うテロの対象になったことは、ある意味、実に有効でもあり、卑怯なやり口だと思います。もっとも、卑怯でないテロなんて無いとは思いますが。

 願わくば、普通ならずっと以前に引退しておられた年齢にも拘らず、最前線でアフガニスタンの発展に尽くしてこられた中村医師の遺志を継いで、現地の人々が更なる開発を進めていってくれることを、そして日本人として、この誇るべき偉人の後を継いで、世界中の人々の暮らしを豊かにするた目に尽くそうと志す若い日本人が増えてくれることを... 私自身は途中で脱落しちゃったから、特にそう願ってなりません。息子達にも、何らかの形で国際開発や、暮らしを豊かにする事業に携わってほしいな...



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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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