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苦手なパターン

 先日、日本でいっぱい本を買ってきました。BookOffへは、閉店30分前に行ったので、200円均一の棚から、小川洋子さんと朝井まかてさんの本をあるだけと、ぱっと見で決めて文庫本を買ったのですが、物足りなくて、しつこく’成田空港の数少ない本棚からも、数冊、中も調べず、裏表紙のあらすじだけとカバー絵だけ判断しました。

 でも、現代ミステリーが読みたかったので、シリーズ物とも知らずに買ってしまった本は、私の苦手な設定で「やられたー!」だった。図書館で借りた本だったら、最初の数ページで投げ出しただろうけど、せっかく買ったので最後まで読んだけど... この頃の作家さんは名前だけで男性か女性か分からないので、こういう時にワナにはまる。

 私の苦手な設定は、男女コンビで、女性はそこそこ有能で普通よりかはちょっと美人という、作者が自分を投影しているのが感じられるタイプ。そして男性は、作者の理想の男性... 男前、高身長、頭脳優秀、スポーツ万能、腕っぷしが強く、性格は素晴らしく良く、だけど、主人公に魅かれてて、でも実は超シャイなので言い出せず、ちょっと通常とズレているので誤解されやすいけど、主人公(パートナー)だけは彼を理解していて、そして彼の素敵な両親も主人公を好ましく思っており... という、少女漫画的な設定。

漫画ならいいんですよ、理想の男の子が出てこようが、笑っちゃうほど都合のいい女が出てこようが。むしろ、少女漫画では理想的な男の子に登場してほしいし、ロマンス小説のヒーローが妙に現実的だったら、むしろ嫌じゃないですか。でも、推理小説でそれは無いだろうと思う。ハードボイルドどころが、ぐちゃぐちゃに混ぜた生卵、砂糖入りやん。

 でも、人気シリーズだそうで、こういったスイーツ推理小説は需要が多いのでしょう。昔、ドリーム小説ってのが流行ったことがあるけど、あれの延長上かなぁ?正直、この本に関しては、推理の内容も事件そのものもイマイチだった。自分で買う本は、読んでよかった~と、満足したいので、中身には気を付けないと...



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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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