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今、生きているアメリカは現実なのでしょうか?

 コロナ禍の収束も未だ見ないのに、新たな問題に直面しているアメリカ、全米で抗議活動と、それに乗じた暴動や略奪が勃発しています。オハイオの田舎に住んでいると、それらは別の世界の出来事のように思えてしまうのですが、SNNを見れば、近しい人たちが実際に、危険なため会社から自宅待機の命が出たり、家の近くで暴動があったり、家の近くで暴動があったと伝えらると、急に生々しく感じられます。

 首都、ワシントンD.C.では、ホワイトハウス前でのデモ活動が報道されています。トランプはホワイトハウスの明かりを消して地下に隠れました。一方、民主党大統領候補のバイデン氏は、ミネアポリスの現場に赴き警官に殺害されたジョージ・フロイドさんを悼み、抗議者と共に跪きました。それでも未だ、トランプを支持する人がいるが不思議です。

 アメリカでは、4月の犯罪発生率が史上最低でした。皆が家に籠っていたのが大きな要因でしょうが、1200ドルが支給され、その上、失業者には失業保険プラス毎週600ドルを支給されていたのが功を発したのでしょう。トランプの支持率も政権史上最高を記録しました。トランプ政権の失策が感染者、死者を増やし、アメリカの健康と経済を貶めたにも拘わらず、小切手をくれる大統領は、いい大統領なのです。

 トランプの謳った検査拡大は散々たる結果で、いまだ目処すら立っていません。エピデミックに備えた連邦政府の緊急備蓄はゼロ、医療従事者を守る個人保護具は全く足りない。オバマ政権時に準備された国家安全保障会議による健康安全保障関連機関は全て解散させられており、3000万ドル規模の政府危機対応基金も無くなっていた。国民皆医療保険精度が撤廃され、保険を持たない低所得層は医者に掛かるのを躊躇して、感染拡大に繋がった。

 一方で効果のない、むしろ危険な情報を自ら垂流し、実際に助言に従って死者を出している。今のコロナによる死者の数は、過去の朝鮮、ヴェトナム、イラク、アフガニスタン戦争の米軍人死者数とほぼ同じだそうです。トランプは、中国を非難することで、国民の目を自分の失策から背けようとしました。

 日本では、一部の声の大きい人の中には、トランプが中国を性際してくれると期待し、バイデンを弱いと信じている人もいるようです。一体、その根拠は何なのかは、私には全く分かりませんが。トランプが中国にしてきたことは、実際に自分が交渉の場に立つことなしに中国からの輸入品に25%の関税を掛けて国内産業を困窮させた以外には、離れた場所で罵り、脅すだけです。他の、自分の発言の重みを全く理解していないツイッターで垂れ流している事柄と何らの違いはありません。何か自分の得になることを中国共産党が提示したら、直ぐに掌返して「すばらしい」を連呼するでしょう。コロナ対応に関して、習主席を絶賛していたことをもう忘れたのですか?

 民主党を中国寄りだとする人々の根拠は何でしょうか?確かにクリントン政権は、中国を優遇しました。未だ新興国であり、将来的にアメリカにとっての巨大市場になり得る(実際、なった)国を成長させるためです。民主党=中国寄りとする人々は、当時の世界情勢を知らない近視眼的と言わざるを得ません。ブッシュ政権は、イラクとの戦いを重点視し、中国とか勝手にやってて、といおうスタンスだった。オバマ政権は、特に中国寄りでもなければ、特にどの国とも親交を深めはしなかった。長年、アメリカ政府が庇護してきたイスラエルとも距離を置いた。

 そして、バイデン氏の他国をも含めた連携を主店に置くのに対し、トランプは損得と力が全てです。常に弱腰とバイデンを非難するトランプは、逆に自分を独裁者だと勘違いしているところがあります。本当に弱腰ならば、何十年も政界で生き残り、副大統領にまでなれたでしょうか?バイデンは古狸です。上手く、国内外のコネや専門家を利用していくでしょう。穏健派であることは弱さとは違います。そして、この、非現実的なアポカリプス的アメリカから脱却するには、トランプを落選させることは必須です。

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アリエル・ファウンデーション公園に行きました

30℃超えたり、息が白くなるほど寒かったり、日によって温度幅が大きいのですが、今日は少し涼し目で湿度の低い。最高のお散歩日和となりました。家からは車で30分強、東、マウント・バーノン市のアリエル・ファウンデーション・パークに行きました。二年前にも行ったことあるのですが、かつての大きなガラス工場の廃墟と、隣接する採掘場跡の湖の公園です。工場跡や工場の鉄骨を使ったモニュメントは写真映えがするし、広々としたオープンスペースと、湖を巡る雑木林の遊歩道のコンビネーションに加え、ピクニック用のテントや子供向けの遊具エリア等が整った市民の憩いの場です。

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カナダ雁のご家族連れが何組も

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何処から撮ってもカッコいい

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ワイルドフラワーの季節です。


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事実は小説よりもディストピア

 ミシガン州ミネアポリスで、黒人男性のジョージ・フロイドさんが、白人警官、デレク・ショービンに衆人の前で殺害された事件で、全米が怒りと失望に沈んでいます。コロナによって10万人以上の死者を出し、未だ、鎮圧されていない状況の中、失業者は4千万人を超え、不満が募っていたところに、ずっと燻ぶっていた人種差別問題に火が付いた状態に対し、トランプは人種を超えた融合をもって鎮圧を図ろうとするどころか、「軍隊に略奪犯らを銃撃させる」等の市民を脅す発言を強調、事態は更に過激化に向かっています。

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正義の女神:息が出来ない...

 デレク・ショービンは、第三級殺人で訴えられることになりましたが、この男と被害者のフロイドさんの間の因縁や、ショービンの警官としての過去が表に出てくるにつれ、どんなミステリー作家や陰謀論者も思いつくことが出来なかったのではないかというような事が明らかになってきました。以下、様々なソースを基にまとめると...

 当初はフロイドさんは、偽装小切手を使った件で逮捕されたと報道されていましたが、フロイドさんが使ったのは本物の20ドル札でした。20ドルの疑いで、時給$20以上であろう警官が4人がかりで、周りの市民の嘆願を無視して、同僚が殺人を犯すのを見ていた。そして、そのショービンは、フロイドさんがバウンサーを務める同じクラブで働いていた。ショービンは、過去に何度も過剰な暴力駆使で問題を起こしているのに解職されていなかった。また、フロリダの別宅で見つかったことで、警官がフロリダに別宅を買えるほどのお金を一体どこから?と、様々な背景が伝えられています。

 全米で、大規模な抗議活動が勃発していますが、参加者は人種に関わりなく、#BlackLivesMatterに賛同しているのは、黒人だけではありません。暴力化して、店の窓を割ったり車に火を付けたりしているのも、黒人だけではありません。多くの暴動参加者が、他の土地から来ていたことも明らかになっています。かつては、警官による暴力が記録されることはなく、一体どれだけの殺人が闇に葬られた事か... そして、暴動を起こし、店の商品を略奪するのは黒人だけという虚偽も、オン・タイムで暴かれ続けています。

 今日、私の住む、住民の殆どが白人の小さな街でも、デモが行われtました。私は参加していませんが、街のフェイスブック・ページに沢山の写真が挙がっていました。メインストリートに、「I can't breathe(息が出来ない、フロイド氏の言葉)」や「フロイド氏に正義を」等のプラカードを持ってマスクをつけた人々が、社会的距離を守って並んでいる写真でした。アメリカ中の多くの街で、同様の訴えが行われたのだと思います。デモする民衆に対して、州兵を送り、催涙ガス等で攻撃することが本当に国としての最適な対応ですか?

 今後も暫くは、虚実混同、様々な情報が飛び交う事かと思いますが、アメリカ国民の皆さんが、これを機に、団結を固める機会となって欲しいと思います。
 
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ツイッター、始まったな

 朝起きてから夜寝るまで、一日中、ツイッターせずにはいられない中毒のトランプ大統領ですが、遂に、その投稿に誤解を招く表現が含まれているとして、投稿の下に「事実確認を」と注意書きしたリンクを添付されてしまいました。そのツイッターは、カリフォルニア州が11月の大統領選で、郵送投票導入に対して、「投票用紙は偽造され、不正に署名され、郵便箱は盗まれる。実質的に詐欺的と言うほかない」等を、いつもどおり、根拠も示さず断じたもの。

 ツイッターCEOのジャック・ドーシー氏うじは、「投票用紙を受け取るために有権者登録をする必要はないという誤解を招く恐れがある」と指摘。トランプは即座に、「ツイッター社は今や大統領選に干渉しようとしている。言論の自由を抑圧している。大統領としてこれは放置できない」と返答。ほんと、常にツイッター画面を眺めてるのねw

 そして今日、ツイッターを含むSNS運営会社の規制強化を目指す大統領令に署名。こういう時だけは行動が迅速だけど、実際には議会による法改正が必要で、何の権限もない、単なる無駄行動です。アメリカは、コロナで過去44年に渡る戦死者数や、オピオイド等による薬害被害者数を上回る死者を出し、中国は香港の自治権を奪い、白人警官による黒人殺害で各地で暴動が起きているのに、何やってるんでしょうね、ほんとに??

 重ねて、 ミネソタ州で黒人が警官に殺害された事件に対する抗議活動に対し、デモ隊を「凶悪犯」と呼び、発砲して鎮圧する可能性を示唆するツイートをし、「このツイートは暴力の美化に関するツイッターの規則に違反しています。しかし、ツイッターはアクセス可能にするのが公共の利益と判断しました」という通知が表示されるようになりました。トランプが外出自粛に反対する武装した抗議者(全員白人)が州議事堂に押しかけ、議員たちに銃を突きつけたデモに賛同し、煽るような発言をしたのもツイッターでした。

 フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグは、「SNNは事実の裁定者になるべきではない」と表明しましたが、ニュージーランドで起きたモスクでの銃乱射中の犯人による実況やチャイルドポルノを検閲し、社会を混乱に導くような投稿を一般の目に晒さない努力もSNS運営会社の責任であり、多大な影響力を持つ人物、例えば合衆国大統領の誤った情報の拡散や脅しを制御するのも、同様であると思います。


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注意!陰謀論の落し穴
「検閲だ!」


 トランプの誇大妄想、狂乱ぶりに拍車がかかっているようです。深刻な精神異常だと思う。
 
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また出た、新たな陰謀論

 オバマゲートにディープステート、様々なトンデモ陰謀論をでっちあげてきたトランプ、多くの批判にもかかわらず、また陰謀論「スカーボロウの件」を呟いて、更なる批判を受けています。ま、厚顔トランプは、そんな批判は気にしてないだろうし、むしろ、注目を受けて嬉しがってるんだろうけど。

 それは、「Psycho Joe Scarborough is rattled, not only by his bad ratings but all of the things and facts that are coming out on the internet about opening a Cold Case. He knows what is happening!"(サイコのジョー・スカーボロウは、低い支持率だけじゃなく、インターネットからコールドケースを暴かれようとしているのにブルついてる。何が起きているかは、知ってるはずだ!)」というツイートで、2001年に、当時のジョー・スカーボロウ共和党議員のフロリダ事務所で働いていた、ロリ・クラウスーツさんが亡くなったことに対し、ロリさんが倒れて頭を打ち、翌朝に遺体で発見された出来事を、事件性なしと結果つけた今朝のMSNBCの番組、"Morning Joe"に対していちゃもんつけたもの。

その時、スカーボロウは首都におり、一方で彼女の死は、事故によるものと判断されています。亡くなったロリさんのご主人、ティモシーさんは、「自分の政治的な利益のために、亡くなった妻の思い出を利用した」と、ツイッター社に、このトランプのツイートを削除してくれるよう要請したそうです。

 同じ共和党員を虚偽に非難し、20年近くも前に亡くなった方を冒涜する。次々と信憑性の全くない戯言を世界中にバラまく。アメリカの戦死者を追悼するメモリアル・デーには、ゴルフに興じる(マスク無しで!)、アメリカの世界で最も多い、コロナ感染者、死者を「偉大」と表現する。人を人とも思わぬ傲慢さ。人種差別主義者だとは言われますが、トランプにとっては、実は白人も含め、自分と自分にとって特になるもの以外は全て、価値はないと思っていそうです。側近や専門家をコロコロと首にしていくのも、テレビ番組同様のゲームだとでも思っているのでしょう。

 イリノイ州のキンジンガー共和党議員は先の日曜、トランプに「事実無限の陰謀論(unfounded conspiracy)」や「妄執の引き起こし(creating paranoia)」をばらまくのを止めるよう促しました。スカーボロウ氏は、トランプを「精神を病んでいる」と非難したことがあり、その報復ではないかと思われますが、国がこのような危機にある最中に、個人攻撃と妄想に時間を費やすトランプ、実は追い詰められているのかもしれません。

バカにつける薬
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ヒドロキシクロロキン、一日一錠、意味なき理由により
漂白剤と一緒に飲みましょう



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アメリカ人は何故、トランプを信用したがるのか

 米ツイッター<TWTR.N>が、トランプ米大統領のツイートに、読者に真偽の確認を促す警告マークを表示しました。とにかく、息をするように嘘をつく、嘘がバレても開き直る、自分は天才だと嘯いて憚らない、何時もツイッターばかりして、いつ政策を審議しているのか謎。これに対して、トランプは、(当然、ツイッターで)、「共和党は、SNNが保守派の声を遮ろうとしている。現実する前に(それらを)規制強化するか、閉鎖するだろう」返答。米国を支える基柱の一つである言論の自由って何?

 今回、ツイッターの「警告」対象となったのは、郵送投票への反対意見。コロナによる「三密」回避対策として、郵送り投票オプションを導入する州が増えると、マイノリティーによる投票数が増えて、民主党が有利になる、集計時に不正が発生する可能性がある(いたねぇ、なぜか自分の弟が知事する州で投票数えなおしで大統領になった共和党の大統領)という内容で、ツイッター社が「根拠なしと表示したもの。

 ずーっと郵送や、ネットでのファイルで税金を払ってきて何の問題もなかったのに、なんで投票だけ問題あるの??実際、最近のカリフォルニア州で、ほぼ郵送投票で行われた補欠選挙では、共和党員が勝っています。とにかく、自分に従わない相手を猛烈に攻撃するのが、トランプのスタイルで、そのために虚言、暴言、妄言を吐き散らす。

 こんなのを選んだアメリカ人も謎だけど、対コロナ政策の遅れと失敗で甚大な被害を出したのみならず、マラリアの薬が予防に効く、ブリーチを注射すべき等の嘘情報で死者まで出したのに、トランプ支持率が最高だなんて、一体何故?な言う私に、上息子曰く「アメリカ人は何でも言われた事は信じるように教育されている」という意見。絶対神の存在に疑いを抱かず、子供の頃からサンタクロースにトゥースフェアリー(抜けた乳歯を枕の下に敷いておくと、夜の間にやってきて、お金を置いていく妖精)、卵を隠すイースターバニー等々、物心ついたら普通に存在に疑問を呈しそうな嘘を信じ込むよう洗脳されているので、トランプも信じるんだ、と。かなり納得してしまいました。

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コロナによる死者が10万人に届こうとしているのにゴルフしてるような大統領でも


 でもね、このニュースを伝える日本の記事に、民主党支持のツイッターやフェイスブック、グーグルがトランプ落選のために動いているっていうコメントがあって、日本人(?)まで、妄信者になっちゃうの~、と、頭を抱える私なのでした。アメリカ人ですらFOXしか見ない連中しか信じていない根拠ゼロな陰謀論を、信じている日本人もいるとか、私は、そっちに幻滅中…


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トランプの危機感とあがき

 今日、Yahoo!Japanに出ていた記事、「新型コロナ「ビル・ゲイツ陰謀論を信じる」共和党支持者の40%以上に--米調査」によると、「先頃米国で実施されたある世論調査で」は、「これから開発されるCOVID-19ワクチンを利用して膨大な数の人々にマイクロチップを埋め込み、その動きを監視しようとしているという陰謀論が、特にFox News視聴者と共和党支持者の間で支持されていることが、ある調査で明らかになった」そうです。アホ過ぎて泣きそう。

 この調査、「Yahoo Newsの依頼を受けてYouGovが1640人の米国成人を対象に実施した調査」だそうですが、以下、同記事から引用すると

テレビのニュースは主にFox Newsを視聴していると回答した米国人の半数が、この陰謀論を信じていることが明らかになった。そう回答した人の割合が最も大きかったのがこのグループで、それに続いたのが自称共和党支持者で「2016年にはDonald Trump氏に投票した」と答えた人々(44%)だった。一方、共和党支持者の26%はこの陰謀論は嘘だと回答、また31%がわからないと回答した。
ただし、こうした陰謀論をすべての人が信じているという調査結果が出たわけではない。無党派層の55%、民主党支持者の52%、2016年にHillary Clinton氏に投票した人の63%が、Gates氏とワクチンに関するこの陰謀論を信じていないと回答したという。
 さらに「新型コロナウイルスのワクチンが利用可能になったら」接種するつもりだと回答した人が、現時点で米国人の半数しかいなかったこともこの調査で明らかになった。ワクチン接種については23%が接種しないと回答、27%がわからないと回答したという。


 これだけ痛い目に合っても、まだ学ばないんですか...orz

 大金持ちのビル・ゲイツ氏を嫌う人が多いのは周知だけど、最新時点の2018年で、WHOへの自財団からの寄付金は2.29億ドル(ちなみに供出金額最大のアメリカは2.81億ドル提供で、二番目が、このゲイツ財団からの寄与)、それ以外にも、複数のコロナ対策に携わる事業に無償で巨額の補助金を提供しています。その様な事業の株でも買っておけば、更に資産は増えるでしょうが、株は所有していません。今回のコロナだけではなく、アフリカやインドのHIVやマラリア予防にも大きく貢献し、この方面でも歴史を変えたと評価されています。

 昔、国際開発職だった時に、公的機関では限界がある、民間に任せ、有利事業とすべきと発言して、えっらい叩かれた私としては、ま、有利事業の方はともかく、民間が縛りなく自由にした方が効果が上がることが証明され、「そーら、見ろ!!」と、机の上で踊りたい気分(←ヤな奴だな)なので、ゲイツさん夫妻を超応援しています。故スティーブ・ジョブスさん同様で、性格が悪いって噂はあるけど、個人的に付合いがあるわけでなし、直接話すこともないでしょうしw

 Wikipediaには、陰謀論の長~いリストが出ています。ホントだったと証明されたものもあり、全くの虚偽あり、都合のいい事実だけを利用した歪曲論あり、実に多様ですが、一般には、社会御不安が高まっている時には、現実逃避の手段として陰謀論が流行る傾向があります。昨今のトランプの陰謀論推しは、現実に危機感を感じるトランプのあがきだと思います。だいたい、トランプが大統領やってる事実こそが、何かの陰謀じゃないかって思うほど非現実的だけどね~


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コロナ外出規制緩和後のお出掛け

 いやー、なんかもぉ、ドタバタした週でしたわ。怒涛の会議の嵐…

 今週末は、メモリアル・デー。アメリカでは、例年なら夏の始まりで、群体をユニフォームを夏服に衣替え、プール開きや遊園地の夏時間営業が始まります。今週末は夏らしく気温も上がり、行楽気分が盛り上がります。例年なら、アメリカ中の街で戦死者を称えるパレードが行われ、花火が打ち上げられて、公園はBBQの家族連れがで一杯、夏休みに入ったばかりの子供たちが歓声を上げている所でしょうが、今年は静かな長い週末です。

 とはいえ、小売店や州立公園がオープンしたので、わに親子もいそいそとお出掛け…したら、やっぱり、人出が多かった。車で30分ほど南にあるトレーダージョーズに買出しに行った帰り、犬と歩こうと途中の州立公園に行ったら、パーキングが一杯で、広場には沢山の人。ずーっと奥の遊歩道前のパーキングに停めて、普段は殆ど人に会わないトレイルを歩いたけど、結構、他の人とすれ違いました。さっさと退散して、久しぶりの、スーパー以外のお買い物~!私の渇望していたお店、それはグッドウィルのスリフト・ショップ~(T▽T)

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緑がまぶしい!

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野花が咲き乱れていました

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Showy pink、目立つピンクって名前らしい

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スプリングクレス


 息子が、古い辞書を集めているので、それをネタにウキウキとグッドウィルへ。意外と混んではおらず、通常レベルでしたが、自宅待機中に断捨離をした人が多員じゃないかと見込んだら、その通りで商品はいつもより豊富。予測。息子は早速、ウェブスター辞書の初版をゲット。流石は期待を裏切らないグッドウィルる。私は、新しい保冷バッグを見付けました。お弁当を持っていくようになったけど、家にあったのは30年モノの保冷バッグ。十分使えるけど、小さすぎるのでアマゾンで注文する予定でした。待ってよかった~!その他、小型の足元用ヒーター(会社が寒い)、小型スピーカー(PC用モニターで映画見るため用)を買った。全部で10ドル以下。

 冷蔵庫もいっぱい、息子も私もホクホク、早速買ってきた3ドルのスピーカーを繋げて、一緒に映画を見ましたとさ(ちなみに、「カンフー・ハッスル」www)

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2分化の進むアメリカ

 オハイオでは、今週末からレストランの再開が認められます。あくまでも、人数を制限し、社会的距離を維持しつつ…と、いう条件付きでしたが、早速、SNS等で、ぎっしり詰まった店内の写真が次々と投稿され、アッチャー! 同僚の日本人とは、まだまだこわくて行けないよね…と、会話しましたが、待ってました!な、人の方が大多数だったようで、社会的距離なんか無視!飲む、食べるに口を使わなきゃなんないので、当然、マスクなんかしない。怒ったデゥワイン・オハイオ州知事は、週明けには、再閉鎖するぞ!とか言ってましたが...

 私の勤め先でも、今週から生産が一部再開し、薄暗かった工場からも、プレスの音が聞こえてきます。私のいるオフィスって、日本式の集合型で、60人強が同じ部屋にいるのですが、いつもシーン…としてて、コンピューターの叩くキーの音しか聞こえないって環境なので、一層、寂寥感がヒシヒシ。プレスのドッカン、ドッカンに、たまに混じる溶接のキーンって騒々しい音に安心感を感じるとは、自分でも意外でした。

 コロンビア大学のまとめた調査結果ですと、もしもアメリカでの外出規制、社会的距離が1週間早く、3月16日から実施されていれば、コロナによる死者数は36000人少なかったと計算されるそうです。今、ここで、本当にオープンにしちゃってもいいのか、って心配はありますが、そろそろ限界だなぁ、とも、ヒシヒシと感じます。経済を再開しろと州議事堂に押し掛ける輩を、大統領自身が煽っているのだから、各州知事も、プレッシャーで大変でしょう。

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共和党:まだ、着かないの?まだ、着かないの?まだ、着かないの?まだ…
民主党:お家帰りたい、お家帰りたい、お家帰りたい、お家帰りたい...


 アメリカは、コロナの感染者数も死者数も世界で最も多く、実に全世界の被害者の3分の1を出しています。これを、アメリカが一番多くテストしているから数字も多いのだ、むしろ誇るべきだと言ってのけるトランプの非人情さには呆れを通り越して怒りすら覚えます。感染者数については検査数も関係するでしょうが、死者数が、このタイミングで急上昇したことは、どう説明するのでしょうか?コロナに対して、この政権が世界で最も失敗した無能政権であることの証明だと思うのですが、それでも支持率が50%近いという事は、全く理解不可能。まぁ、先ず第一に、こんなのを大統領に選んでしまったアメリカのレベルに大いに失望したのですが。

 そこへ、、助け船を出すように、中国共産党は、全国人民代表大会(全人代)で国家安全法を香港に導入する案を審議と発表。香港の「一国二制度」の崩壊への危機感が高まり、コロナで収まったデモ活動が、再び盛り返しそうです。トランプ政権は、ここぞとばかりに、国民の目を中国に向けるべく煽っています。

 また、アメリカで猛威を振るうコロナのウイルスは、武漢発ではなく、ヨーロッパ起源であることは既に判明しており、米政権の
初動の遅れがコロナの蔓延を許した事実が明らかになっているにもかかわらず、最初に伝染したのが中国だったことを利用して、国民の怒りや恨みを中国に向け、自分は、その「悪い」中国に果敢と立ち向かうリーダーとして振る舞い、国民の支持を得ようとしています。

 これは、既に貿易制裁で多大な被害を受けているアメリカ経済に、更なる打撃となるでしょう。それでも、アメリカ国民は、そんなトランプに強いリーダという幻想を抱くかもしれない。本当は、これほどに臆病かつ卑怯なやり方は無いにも拘らず、「敵」を叩いていれば、コロナで被害を受けた国民は、トランプを支持するかもしれない。

 ただし、中国側がなんらかの報復に出る可能性もあり、そうなれば、国民への生活は更にダメージを受けるでしょうが、トランプ政権は、それを全て中国側のせいにしてで国民の不満を中国に向けようとするでしょう。国民もそこまで馬鹿ではないと思いたいけど、今の支持率を見るに、コロリと騙されている模様。トランプは益々調子に乗り、世界的に危険な状況をもたらしかねない。アメリカの有権者の皆さん、目を覚まして!と、言いたいけれど、既に脳死状態なのかもね...orz


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アメリカの覇権はコロナによって揺らぐのか?

 昔々、私が国際開発機関のエコノミストだったころ、アメリカが1ドル札を刷り続ける限り、米ドルは世界通貨であり続けると言われていました。30年ほど過ぎ、世界の社会経済状況は変わっても、矢張り、米ドルは最も信認される通貨であり続けています。パンデミックが過ぎ、長らく続いた(比較的)平和な国際協調主義的世界秩序が弱まっても、ビットコインが台頭してきても、これは、まだまだ変わらないと思います。

 そして、英語は、国際言語であり続けると思われます。フランス語を勉強中の上息子は、同系のフランス、スペイン、イタリア語等のラテン言語で、(ドイツ語もだけど)名詞に性別があるのは、差別だー!現代社会と相反しておる、と、騒いでいます。単に、覚えるのが面倒くさいだけだろうとか、それよか先に日本語を学べとか、言いたいことは多々ありますが、ウーマンリブがアメリカから発祥したのも、男女同権を最も訴えているのがアメリカであることも、英語が関係しているのではないかと思いますし、名詞に性別がない英語の取っ付き易さが、英語を母国語とする以外の人たちの間で、最も学ばれている、国際交流の道具となっている理由でもあると思います。

 で、ここからが本題なのですが(長いな、ヲイ!)、まず、今回のパンデミックと、世界恐慌やリーマンショック時を経済的に比べると、少なくともアメリカにおける最も大きな違いは金融機関、特に銀行のパワーだと思います。世界恐慌時は、通貨が崩壊し、極端なハイパーインフレによって経済が破綻しました。ところが今回は、企業融資や、政府の救済金の手数料で、大銀行はボロ儲けしておる。だから私は、経済崩壊には至らず、急激なV字回復は難しくとも、景気回復は可能であり、アメリカが政策を間違えなければ、再び世界経済を牽引する力はあると思います。

 もちろん、新型コロナの正体が解明され、信頼性の高いワクチンが開発されるまでに、第二波、第三波に襲われる可能性があります。ですが、初動時とは異なり、医療機関側も、政府側も、経験と知識を得て、今ほどのインパクトは受けずに済むのではないでしょうか。今回の事象に裏付けされるように、私たちは局地的な感染発生が、その地域内だけで対策できるような時代に生きてはいません。全国的、国際的な協調なしには、パンデミックを抑制することはできません。いくら自国の利益優先で他国に背を向け始めていても、以上の理由を鑑みても、今回のコロナによって最も甚大な被害を受けた国としても、アメリカの国際的リーダーシップが求められます。

 確かに、WHOを含む国際機構の在り方、国際協力や多国間主義、自由貿易体制は、今後、好むと好まざるに拘わらず大きく変わらざるをえないでしょう。ここでも、アメリカのリーダーシップは必須です。ですが、国外どころか、国内の医療専門機構との協力も拒み、前政権の敷いた疫病に備えるための基盤を撤廃したトランプ政権下では、これらは不可能です。米国での被害が他国を上回っている主要因の一つが、国民皆保険の廃止…健康保険を持たない低所得層が診療を受けるのを戸惑い悪化させたことは、今や広く受け入れられている事実。

 そして何より、トランプは決して自分の過ちを認めない。明白に嘘だと知れ渡っている事も、押し通す厚顔の持ち主である。国境の壁の建設費はメキシコが持つとメキシコ大統領が言った、大統領就任式時にモールに集まった民衆の数はもっと多い、ウクライナ疑惑における政府高官から次々と出た嘘を暴露する証言、トランプが連呼していた米国は史上最高の経済状態にあるというのも虚偽。3大ネットワークやCNNのニュース番組やSNNでは、トランプのブリーフィングの生放送と同時に、ファクトチェックを流している有様。政治家は嘘をつく。上手く嘘が付けるのも政治家の条件かもしれない。でも、トランプの場合、自分をよく見せようとするための虚言ばかり。

 トランプの言うことが空言かどうかの検証ですか?トランプの虚言、誇張は多すぎて、全部、私は検証は出来ませんが、そういった検証をしているサイトや本はいくらでもあるので、私はそちらの方を、トランプよりかは信用しています。トランプの軽い言動でアメリカ国民の支持は得られるのか?得られちゃいましたねぇ。と、しか言えません。FBIの内部メモも、ディープステートも、明確な証拠が提示されるまでは、何とも言えません。影の内閣的なものがあったら面白いかなぁという気もしますが、私の今の見解は「くだらない」です。今後、歴然たる証拠が出れば、コロリと態度を変えるかもしれませんが、今は、9/11のペンタゴン襲撃はなかったとか、エルヴィスは生きていると同程度の与太話だと思っています。

 自分が「正しい」ことを押し通すために、嘘の上に更に嘘を塗り重ねる。まるで夢野久作「少女地獄」のユリ子だけれど、自滅に追い込まれたユリ子と違い、トランプの虚言癖と見栄は、アメリカを、そして世界を地獄に導きかねない。4月28日には、ワクチンの有無に関わりなく、経済を再開すべきだと明言しているし、それに対する犠牲も厭わないともいう態度です。ネポティズムで上級顧問につけた娘婿が、6万人の犠牲者(当時)の墓上で、「素晴らしい成功事例」と言ってのけたように、彼らはアメリカ国民の命も生活も気には掛けていない。

 過去、7人の大統領の時代を過ごしてきた経験から、色々あったけど、今のアメリカは9/11から戦争に突入したころと同じか、あれよりも雰囲気悪い、というのが私の実感であり、それは、コロナという天災に見舞われた不運のせいだけではなく、政権が国民のために働いていない、まるで個人的怨恨のように(多分、そのために)以前の政権のレガシーを覆すことに集中した政権だからだと感じています。

  バイデンになれば、何もかもうまくいくとは全く思っていませんが、少なくとも、バイデンは専門家の提言を受け入れ、最も妥当であると判断される方針・政策を実施するでしょう。バイデンは政治家です。ビジネスマンではありません。物事の損得を、狭いビジネスの観点だけではなく、国全体の利益から判断できる大統領になると思います。彼の焦点はただ一つ、ランニングメイトの選択です。私は、それを見守っていきます。

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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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