fc2ブログ
HOME   »  2020年06月
Archive | 2020年06月

アーミッシュの街を訪ねて

お休み中のお出かけ第二弾は、オハイオのアーミッシュ・カントリーです。ここも、一昨年に一度、行ってみましたが、急に思い立って行ったので、見たい所を全部、廻り切ることが出来す、今回はリベンジです。その時の記事は、こちら

 夏のバギーは暑いからなのか、お馬がバテるからか... どうかは知りませんが、今回は、自転車を漕いで移動するアーミッシュの人たちを多く見かけました。この辺りの地形は、ずっと坂道で、場所によっては傾斜がかなりきついのに、後ろに子供を乗せたチャイルド・トレーラー車を引張るお母さんもおられ… 日頃からの鍛え方が違うんだろうなぁ(@_@)

西からの、アーミッシュ・カントリーへの玄関口は、ミラーズバーグ村です。村とは言っても、立派な市庁舎を有し、メイン・ストリートには、レストランやアンティークのお店が軒を連ねています。中西部の典型的な古い町といった風情で、つまり、私の住んでるデラウェア市ともそっくりw

 車で10分ほど東に、アーミッシュの人達の漕ぐ自転車を抜き去りながら、坂を上がったり、下ったりすると、お店の立ち並ぶバーリン(Berlin)へ。19世紀初めに、ドイツのベルリンからの移民が移住したことが始まりですが、今は、オハイオのアーミッシュ・カントリーの中心的な観光地。前回に、お店をゆっくり見て回ったので、今回は、コロナのこともあるし、アーミッシュ経営の農場でチーズやパイ、ハンバーガーを勝って屋外でランチ。


IMG-3412_convert_20200706222214.jpg
ミラーズバーグ、メインストリートの街並み

IMG-3423_convert_20200706222955.jpg
馬にひかせた農具で畑を耕す

IMG-3465_convert_20200706222724.jpg
食料品店横に駐車中のバギー

IMG-3488_convert_20200706223031.jpg
のどかです


 バーリンから、更に東に10分行くと、自称オハイオのスイス、シュガークリークです。スイスからの移民によって始まった村には、確かにスイスっぽい建物もちらほら。この村の自慢は、世界一大きな鳩時計です。でも、なんとなく入ってみた歴史博物館(入場は無料)が、思いのほか充実していました。スイスとアーミッシュの文化が混在し、独特の文化を生成したようです。

 奥行きのある建物内に、アーミッシュ一家のキッチン、チーズを作る大釜、昔の印刷所、鍛冶屋、理容室、消防システム等々、様々なテーマの部屋が設えられ、スイスからの伝統を紹介する楽器や伝統的な物産を紹介する部屋もあり、それぞれ、説明のテープを聞くことが出来ます。なかなか見応えある博物館でしたが、向かいの大時計を見る人はいても、この博物館に来る人は少ないようで、お客は私たちだけ、足跡帳を見たら、先の日曜以来、サインしたのは私たちだけだった(T▽T)

IMG-3448_convert_20200706222434.jpg
シュガークリークの鳩時計。30分毎に人形が出てきて楽器演奏・ダンスします


 帰りぎわ、ちょっと寄り道して、滝を見に行く(またか!)ここは、水泳が許可されていて、家族連れで賑わっていました。水も冷たくないし、楽しそう!私もいつか、水着で来たい! 

IMG-3477_convert_20200706222616.jpg
Honey Run Falls


 アーミッシュ・レストランでの食事はかなわなかったけど、楽しい一日でした。お休み最高!

にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
にほんブログ村
押していただけると嬉しいです

スポンサーサイト



顔のある崖

今週は会社(工場)閉鎖で夏休みです。うっふふ~(*^_^*)

 毎日、夏休み(怒)の息子を無理やり連れ出して、高速を約一時間半北へ、WORDEN'S LEDGESに行きました。ここは、クリーブランドのメトロパーク・システムの一つ、Hinckley Reservationに属します。

 ここのユニークなところは、左岸の崖に残された彫刻で、もとの所有者、Hiram Wordenの娘婿、Noble Stuartが、1940年代に、自分にとって重要な意味のあるものを彫ったのだそう。
ループ遊歩道で、それらを見ることができます。

DSC_6848.jpg
トレイルでも社会的を忘れずに!ハクトウワシのウイング・スパン分ですよ

DSC_6666.jpg
鬱蒼と木々が繁っています。鳥の鳴き声が耳に心地よい

DSC_6685.jpg
見上げる先には…

DSC_6688.jpg
顔がある。人気野球選手、タイ・コブの顔だって

DSC_6690.jpg
ジョージ・ワシントンらしい

DSC_6693.jpg
スフィンクス

DSC_6694.jpg
前から見ると、なるほど

DSC_6683.jpg
なんかヤケに神々しく撮れたぞ?

DSC_6697.jpg
木々のおかげでトレイルは日陰


 せっかく、ここまで来たので、冬に来た(その時の記事)、クヤホガ・バレー国立公園の滝も見に行きました。特に滝マニアでもないし、平坦な中西部のささやかな滝だとは分かってるのに、滝と聞くと、見に行かずにはいられなくなる不思議。

DSC_6826.jpg
ブライダルベール(花嫁のベール)という名の滝。何段にも分かれて流れる繊細な水模様が素敵

DSC_6861.jpg
冬に凍っていたブランディーワイン滝


 うまく写真にとれなかったグレート・フォールズは、水泳禁止、水に入るの禁止、とにかく禁止!!って、看板が幾つもあったのにかかわらず、結構な傾斜のすべりやすい道を下りないとたどり着けないのに泳いだり、ウォータースライダーみたいに滝下りしてる人が一杯いました。そこまで行ってみた自分たちも、大概だけどねw

にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
にほんブログ村
押していただけると嬉しいです



 

夏休み前なのにコロナの逆襲!?!

 私の勤め先は、親会社の工場閉鎖に従って、来週は1週間の夏休みです。去年は、このお休みを利用してフロリダのマイアミとキー・ウェストを訪れました。楽しかったなぁ… でも今年は、コロナの影響もあり、既に3月のNYC行きと、今月半ばのLA行きがキャンセルせざるを得なくなっちゃったし、この夏休みもお天気が許せば、近場で低予算の日帰り旅行を予定。ま、息子が転がりこんできたせいで食費爆上がり、資金が苦しいせいもあるんですけど(*`皿´*)ノ

 そこへ、ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカットの3州の知事は、経済再開に伴うコロナの新規感染者数の増加数に基づいて、アラバマ、アーカンソー、アリゾナ、フロリダ、ノースカロライナ、サウスカロライナ、テキサス、ユタから訪れる人に14日間の自主隔離を義務付けると発表しました。私の住むオハイオ州では未だそういった措置は取られていませんが、ずっと下がり続けていた感染者数が、また上がり始めたので、再度の経済閉鎖や、他州からの出入りに自主隔離期間が設けられる可能性が常にあり、おちおち旅行に行ってる場合じゃない、って気がしています。旅先で、オハイオ州に入る前に2週間謹慎とか決まったら、えらいこっちゃ((((;゚Д゚))))))) になってしまう。

 主に高齢者が感染した第一波(未だ第一波の最中だという意見に賛成ですが、ここでは、便宜上、いったん収まったかに見え、経済が再開され始めた6月半ばまでという意味で、こう呼びます)との違いは、若い人(35歳以下)の間での感染率が上昇中、という事です。経済が再開して、やっほー!と、バーやレストランにみっしりと集まってマスクもせずに(マスクしてたら飲み食いできんけど)騒いだら、そりゃあ感染も増えましょう。

 私も、このお休み中は、お出かけ計画を立てていますが、主に自然公園へ、そしてマスクは必須!です。レストランはしばらく、お持ち帰りだけだなぁ…


coronatellsall.jpg

 
にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
にほんブログ村
面白かったら押していただけると嬉しいです


おまわりさんは、どこ?

 浅田次郎さんのエッセイ、「パリわずらい、江戸わずらい」を入手して、毎晩少しずつ、楽しく読んでいます。JALの機内誌での連載をまとめた単行本化なのだそうで、旅に関した内容が多いのですが、日本に来たバングラデシュ人が、日本では街に警官がいないけど、治安は大丈夫なのかと心配したというのが、表題のエッセイの内容です。

 え?お巡りさん、身近な交番にいるやん?と、私は思ったのですが、ふと思い直せば確かに、アメリカでは都会なら街角のそこここにパトカーが停まり、そこら中に制服の警官がブラブラしている(←失礼!)。無論、子供が、わーい、お巡りさんだー!と喜びはしない。むしろ、黒人の子供は、逮捕されるんじゃないかと隠れてしまう。


 毎年、7月4日の独立記念日には、花火が恒例ですが、今年は何故か、全米で早々と花火の騒音に対する苦情が殺到しているそうです。それにも既に、「政府の有色人種コミュニティーへの嫌がらせ攻撃」たる陰謀論が広まっていますが、それは置いといて、花火がうるさいくらいで、一々、警察に電話するな、という声も聞かれます。つまり、警察とは、ご近所の迷惑レベルで頼るべきではないというのが、一般的な見識らしいのです。ここからも、日本とアメリカの警察に対する温度差を感じ取って頂ければよいのですが...

 才女として知られる女優さんのナタリー・ポートマンさんは、「警察=安全と安心できるのは白人の特権」と、発言したそうですが、その事実が公に語られ始めただけでも、今起きている、若者を中心に社会を動かそうとしている動きの恩恵だと思います。実際のところ、今の動きも一時の空騒ぎに終わってしまうのかもしれませんが、何かが少しでも変われば、それがモメンタムとなってノロノロでも進んでいくかもしれない。ダムの決壊のように、小さなヒビが破壊的大水量となって押し寄せるような、ドラマティックな効果にはならずとも、坂を転がる雪玉のように、大きくなっていって立ちはだかるものを押し倒すかもしれない。

defund.jpg

 おまわりさん繋がりでもう一つ、「Defund the police(警察予算削減)」ムーブメントは、随分とラディカルな動きに聞こえるかもしれませんが、この背景には、警察予算の大きさに反して、教育や住宅、健康への予算の不足が問題視されてきたという事情があります。また、警察機能を無くそうとする動きであると誤解すべきではありません。警察を一旦、解体して抜本的に作り直そうと主張する人もいますが、警察の体制や組織の在り方、その膨れ上がった権力を見直そう、機能を分散しようというレベル、警察にお金使いすぎでしょ、教育等に再配分しましょうレベルとマグニチュードは異なりますが、強大な政治的影響力や警官への免責性にメスを入れようというのが趣旨であると私は理解しています。

 人種差別への抗議から始まりましたが、元のきっかけとなった白人警官の黒人への過剰暴力と、それによって始まったデモ隊に対する警察の暴力が次々と記録され、拡散されたことによって反感が高まった派生抗議であり、単純に警察予算を削減して人種差別問題を解決しようという意図ではない事もまた理解する必要があると思います。


 毎度ながら、話が逸れてしまいましたが、浅田次郎さんのエッセイは、

 外国人が「おまわりさんは、どこ?」と不安になるようなこの国の治安のよさと、そうした社会を導き出した先人たちの英知と努力に思いを致し、われわれは祖国に対する敬意を新たにしなければなるまい。
 今日ともすると忌避される「愛国心」や「ナショナリズム」という言葉とは、ちがう次元の敬意であろうと思う。

と、締められています。

 日本という国の美しさが、しみじみと心に染み入ります。日本のことは、外から見た面しか分からない私ですが、アメリカの中西部の今なら、肌で感じられる。日々の暮らしの中で、毎日耳にするニュースで、生まれてこの方どころか、先祖代々ずっと中西部で生きてきた周りの人たちの話からも、自分の中のしつこい日本人は、祖国への敬意を新たにしています。


にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
にほんブログ村
面白かったら押していただけると嬉しいです



 

このまま続きますように…

土曜日(6/20)にオクラホマ州タルサで行われたトランプの選挙集会、100万人が参加して、19000人収容のアリーナ施設に入りきれないからって、屋外演説まで予定していたのに、参加者が予想より大幅に少なく、屋外演説はキャンセル、アリーナも半分空っぽという惨状に終わりました。

 ネットでは、全米の十代の若者たちが、K-POPファンによるTikTokでの呼びかけに応じて、集会参加を偽予約して空席を作ったとの噂が流れています。それが本当なら、偽計業務妨害とか選挙活動妨害とか、違反行為にならないのか、だいたいあ、倫理的にどうなの?と、思いますが、トランプ陣営側は、それを否定しています。

 そもそも、度を越した無関心なのか、このご時世に黒人差別への抗議に真っ当から対抗するつもりだったのかは知りませんが、最初の予定日だった19日はアメリカの奴隷解放を祝う記念日ジューンティーンスで、しかも、開催地・タルサは、1921年に人種差別による最悪の黒人集団虐殺があった場所。 黒人差別、その歴史への抗議が盛り上がっている最中に、挑発するかのような選択に激しい非難の声があがり、開催日を一日ずらした経過があります。

 トランプは加えて、「オクラホマに行く全抗議デモ参加者、無政府主義者、扇動者、略奪者、犯罪者、ニューヨークやミネアポリスのような扱いは受けないことを理解しろ」と、デモや抗議活動参加者には容赦はしないと、ツイッターで脅しています。

 こーんなに人が沢山、密に屋内に参加者が集まる集会に対する、コロナの感染が懸念されていました。参加者は、病気になっても、トランプ陣営の責任を問わないという合意書に署名が求めら、集会直前に、州会関係者6人が、コロナ陽性だったという発表がありました。アメリカ国内での、コロナによる死者12万人に届こうとしている中、トランプ陣営は、本当に、コロナの回しもんかってくらい、コロナの拡大に努力を惜しまないって感じですが、生憎(www)、熱狂的人気を誇る自分のラリーには、100万人が集まると豪語したトランプに対し、参加者は6000人ほど。クラスター発生の可能性が減って、残念だったね、コロナくんw

 しかし、本当に、SNSの呼びかけに応じて参加する気ゼロで偽予約した若者がいたとは言っても、そのせいで100万人が6000人に減ったとは思われず… カルト人気を誇ったトランプが、今の黒人差別への抗議、コロナ失策で増え続ける被害者、景気の停滞等による逆風の勢いを強めたのだと思いたい。同時に、このままの勢いが、11月の選挙時まで続いてほしいと切に願わざるを得ません。

mega.jpg
社会的距離、完璧www (しかもマスクしてる)

 
にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
にほんブログ村
面白かったら押していただけると嬉しいです

店をたたんで、日本に帰れ!

 アメリカ本土で、最も日系人、日本人住民の多い、カリフォルニア州ロサンゼルスの郊外、トーランス市で、日本人経営の調理器具店が、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の被害を受けました。朝、出勤した従業員が、激しい人種差別と、「店を爆破する」という脅迫文が店頭に貼られているのを見つけたそうです。

warning.jpg
toofabから借用しました

 上が、ニュース記事に出ていた、その脅迫文の写真です。「聞く耳を持たないなら、店を爆破する。お前らの住んでいる所は分かってるぞ(WE ARE GOING TO BOMB YOUR STORE IF YOU DON’T LISTEN AND WE KNOW WHERE YOU LIVE.)」という、明白な脅迫と共に、「日本に帰れ、サル!(GO BACK TO JAPAN YOU MONKEY!)」と、ちゃんと日本と指定されています。

 子供っぽい稚拙な内容ですが、日本人全体というよりは、昨今の人種差別抗議の持ち上がりに便乗して、このお店を特定しての恨みという感じがします。また、英語ネイティブが書いた文章ではないような。トーランス市警が捜査中とのことで、続報が待たれます。 私が気になったのは、私がこのニュースを最初に知ったのは、日本のニュースサイトで、全米では報道されていない事。これが黒人経営のお店で、黒人差別と脅迫だったら、全米で大きく報道されたかもしれないのに、これは地方ニュースとして、ビーチ・シティーの地方紙であるデイリー・ブリーズ等で報道されただけで、LA Timesですら取扱っていないようです。これこそが、全米に蔓延る人種差別をあからさまに暴いていると思う。

 同じトーランス市で先日起きた、白人女性がアジアジア系の若い女性に「自分がいたアジアの国に帰れ」と暴言吐いた動画が拡散されて問題視されましたが、こういったことは日常茶飯事で、動画が直ぐに取れて拡散できるようになったから明かされただけ。私だったら、お前もどっか知らんが逃げて来た国にさっさと帰れ、この土地のネイティブは、ネイティブアメリカンだけじゃい!って、反射的に言い返して、逆に騒ぎを引き起こしてそうだけど(^^;)

にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ

押していただけると嬉しいです。

単なる人気取りのつもり?警察改革の大統領令

 警察による暴力、人種差別への抗議デモが全米で続いていますが、支持率も落ち、流石に不安を感じたかと思い始めたらしきトランプ、今日、警察改革の大統領令署名セレモニーを行いました。これに先立って、警官の暴力で死亡した黒人犠牲者の遺族と面会したそうですが、署名式の際にトランプの後ろに立っていたのは、警察関係者だけ。この大統領令の起因となった犠牲者の遺族たちの姿が全くなかったのは異常です。

OTNC5RMTDFCENC6APE2SGWVDYY.jpg
わざわざ黒人を一人だけ含めているのが、あざといと思う

 署名に先立つ演説でも、抗議のそもそもの根源にある人種差別問題に直接、言及することもなく、オバマ前大統領と、その副大統領であったバイデン民主党候補への批判や、コロナによる経済閉鎖によるどん底から這いあがり始めた経済の復活への自画自賛と、選挙活動の一環であることを隠そうともしない、毎度の厚顔さを発揮。遺族の皆さんが、後ろに立ちたくないのも当然。

演説中でも人種差別問題には直接言及せず、警察予算の削減を求める動きには反対を表明しました。問題のある警官はごく一部であり、警察の仕事に敬意を表すべきだとの主張には、全くその通りだと思います。ジョージ・フロイド氏の死因となった首を絞める行為の禁止も、大統領中で禁止し、警察組織に規範向上のための助成金を設置するとしていますが、これらは全て、あくまでも各警察署の自主的判断によるもので、抜本的改革には全く遠く不十分な内容です。

 警察労組は、連邦・州・自治体レベルの選挙に大きな影響力を持っています。今日のパフォーマンスも、国や国民のことなんて、全く考えていない現政権の人気取りに過ぎない。一応、表向きは警察改革を求める声に応えるふりをしながらも、強大な警察労組の自分の票を失いたくない、露骨な媚びには、吐き気がします。

 先日も触れましたが、オバマ大統領時代に成立された第三者による警察監視機能を、トランプが就任早々に解体しています。また、前政権による「6つの取り締まりの柱」も、全く無視されており、警官による過剰暴力と思われる事件の連邦による捜査も、トランプ政権発足以来は一件も行われていません。現政権が本気で警察改革に取り組む気が無いのも、その能力もないのも明白。11月の選挙時まで、イエローストーンの噴火だの、何だの、妙なことが起こって、トランプのパフォーマンスに騙される人が増えませんように…

 昨年の連邦政府閉鎖、コロナによる甚大な被害を引き起こしているリーダーシップ欠如、そして今、盛り上がっている抗議活動等々、現政権の引き起こしたカオスを、アメリカの有権者が、ちゃんと11月まで覚えてくれていて、投票してくればいいのですが。でも、アメリカ人って直ぐ、そういう事忘れるよね、鳥頭か!って、言ったら、息子(アメリカ人)が、それは取りに失礼である、カラスには3歳児に適当する知能がある、とか言い出した。ああ…orz 


にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ

押していただけると嬉しいです。

トランプは判断を下せない

 米国の陸軍エリートを養成する、ウェストポイント陸軍士官学校で、今年度の卒業生、約千人を呼び戻しての卒業式が開催されました。コロナ禍中で、授業がオンライン化され、大学のみならず高校も含め、全米ほぼ全ての物理的な卒業式がキャンセルされる中で、わざわざトランプが自分のパフォーマンスのために、次世代を担う若者達を呼びつけたのです。

 奇しくも同日、西海岸では若息子の大学の卒業式予定日で、私もカリフォルニアに行くのを楽しみにしていたのですが、この卒業式も大学の偉い人とかの演説がインターネットで流されるだけで、カリフォルニア行きもキャンセルしました。こんな状況で、正確には何日に卒業して学位をもらったのか、よく分からない感じでのまま、若息子は郵送で卒業証書を受け取りましたが、実は、今回、彼が「卒業」したのは、2つの専攻のうちの一つで、もう一方は、夏と秋の学期で終了、卒業なんだって。母には増々、訳が分からない。

 ともあれ、アメリカの未来の軍のエリートたちを、コロナ感染の危険に晒しつつのトランプ・オン・ステージでの失態が話題になっています。水を飲むのに苦労したり、傾斜を歩いて降りるのにヨタヨタしていたり、元々、高齢なだけに色々と勘繰る向きも多いとはいえ、わざわざ定期健診の結果も異常なしだったと発表したのもわざとらしく思えますし、ここ数か月、コロナ対策に、抗マラリア薬の「ヒドロキシクロロキン」を服用していると言い出したあたりから、以前にも増して、ちょうど発言が特に異様になり始めたような?

 かつて、発展途上国に赴くことの多い機関で働いていましたが、アフリカ担当者が、ちょっとヘンになっちゃって、原因は短期間に何度もアフリカに行ったり来たりする度にクロロキンを飲んだり、止めたりしていたのが原因だったという経験があります。30年近く前の話ですが、以来、特に抗マラリア剤が進化したとも聞かない。そういや、急に眩暈がすることがあるから、抗マラリア剤服用中は、飛行機を操縦しないでくださいって注意を受けたなぁw

 軽い脳卒中になったとか、認知症の初期症状とかいう噂も、先の陸軍士官学校でのビデオを見ると、あながち只の憶測とは思えない気もします。日本ではなぜか、スロープを降りる際の足取りばかりを取り上げて、こんなの普通とか、注意深くなるのは仕方ないって言ってるけど、片手で水の入ったグラスを持てなかったシーンは見てないのかな?

大統領の脳卒中等の隠蔽は連邦罪に問われます。もっとも、これまでも次々と法を破ってきたのだか関係ないか…

toilet.jpg
ちょっと支持率をチェックしてるだけだ


にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ

押していただけると嬉しいです。

シュノマイヤー家の庭園訪問

 昨年にも訪問した、

DSC_6603.jpg

DSC_6496.jpg

DSC_6513.jpg

DSC_6503.jpg

DSC_6613.jpg

DSC_6579.jpg


にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ

押していただけると嬉しいです。


「9人の翻訳者」と「ザ・ジェントルメン」良く出来てるけど好きじゃない映画を続けてみました

 今日、よりによって続けて観た二本が、プロットは興味深く台詞もいい、サスペンス・ミストリーだけど、それだけじゃない面白さがある、演技も素晴らしい... でも嫌い!って映画でした。

 一作目は、「9人の翻訳者 囚われたベストセラー」です。世界的ベストセラーの出版まで秘密を守るために、各言語9人の翻訳者を地下に閉じ込めたのに、原稿がネットで流出していまう。犯人は一体?という内容で、お話は二転三転、最初の場面が、ああ、そう繋がるかと納得したり、小道具にもちゃんと理由があったり、色々ひっかけのあるクレバーな映画でした。

 ダン・ブラウンの世界的ベストセラー、ダヴィンチ・コードの続編である「インフェルノ」翻訳時に、翻訳者たちを地下に隔離したという事実をヒントにした作品で、完全に外部への接触を断たれた9か国語の翻訳者たちが、2か月間、厳重な警備の中、フランス語の原本を1日20ページずつ翻訳する。職と住は保証され、結構な報酬も出るらしき仕事ですが、翻訳業者の端くれとしては、いや、こんな一部屋に机並べて、ネットも使えず、時間を決められた環境で仕事とか無理でしょ、と。

 「インフェルノ」の翻訳者さん達が、実際にどういう環境で仕事したのは知らないけど、特に文芸翻訳なんて、辞書だけではなく、様々な状況調査のためにインターネットを利用し、快適な格好で一人で籠って、好きな姿勢で飲み食いしながらじゃなきゃ、私だったら無理だ~!しかも、全体像が判らないうちに、20ページづつバラバラで、とか、グーグル翻訳にやらせとけ!レベルですよ。

9tra.jpg


 非現実的な設定に加え、出版社社長のアシスタントの可憐なローズマリーちゃん以外、登場人物が全員、くせ者過ぎて全く好きになれない。泣く幼子を置いて参加した翻訳者の顛末には、親として「をい、をい…」としか言いようがない。全てが繋がってネタが明かされても、すっきりするどころか、ひたすら後味の悪い一作でした。

 で、同僚が面白かったと言っていた、ガイ・リッチー監督の「ザ・ジェントルメン」を観てみた。
gentlemen-poster-1.jpg


 こちらは一言、中心的キャラクターである、マシュー・マコノヒーの麻薬組織のボス、ミッキー・ピアソンが嫌い!彼がメロメロの奥さんのロザリンドさんも、いつも、この監督の映画に出てくる「僕の考えた最高にクールな女性」のワンパターンで、またかよぉ...と、しらける。そういや、ガイ・リッチーってマドンナの元旦那の一人だっけ。

なので、私的に爽快感ゼロ!ガイ・リッチーお得意のスタイリッシュさも気障過ぎて鼻につくし、どうだ、可笑しいだろう的なコメディー場面もわざとらしく、私には向いていない映画でした。ヒュー・グラントの胡散臭い記者、困り眉コリン・ファレルの暑苦しいコーチ、そして、チャーリー・ハナムの端正なピアソンの片腕は、魅力的なキャラクターでしたが、わざわざ続編でまで見たいとまでは思えない。

 チャーリー・ハナムって、日本時的には「パシフィック・リム」のブリートー盗むアホなあんちゃんのイメージが強かったんだけど、その後、なーんか微妙な映画ばっか出てて、久しぶりに見たら、お!かっこいい!端正でクールな男前で、日本人受けしそうです。もし、この映画がヒットしたら、ブレイクするかも?ともあれ、「シャーロック・ホームズ」の一作目は面白かったけど、それ以外のは、評判よくても、個人的にはイマイチ、という感想ばかりなので、ガイ・リッチー監督作品とは相性が良くないようです。この映画も、続編作る気満々って感じの終わり方で、それも鼻白んだ。

 どちらも、一見の価値ある、よく出来た映画だと心底、思います。単に私個人の好みとは合わなかっただけ。ま。こんな日もあるよね…

にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ

押していただけると嬉しいです。



 
Profile

sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

Link
Ranking
押してくださると勇気凛々です。
カレンダー
05 | 2020/06 | 07
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
Latest journals
Category
Latest comments
Search form
Monthly archive
Display RSS link.
QR code
QR