fc2ブログ
HOME   »  2020年11月
Archive | 2020年11月

アメリカへのコロナ影響は今後何十年も続くと思う、その理由

 アメリカは今週木曜日に、日本のお盆みたいに家族が集まる一大イベント、感謝祭を控えています。いくら、ドクター・ファウチが、今年は一緒に住んでる家族だけでこじんまり祝おう、わざわざ恒例の両親や祖父母にコロナ感染させないようにって口を酸っぱくしても、既に空港がごった返している。感謝祭の翌日、ブラックフライデーには、多くの人がお店に殺到することが予測されています。もうね、GoToレベルじゃない密、しかもマスクしない大衆がごった返し状態で、来月初めにはまた、感染急増があるんではないかと…

coronaturkey.jpg

 一度は限定的に学校の対面授業を開始した州も、次々と再閉鎖を発表し、学齢期の子供を持つ同僚の中には、安堵の溜息を漏らす人あり、というのは、中高生の子供が半ば不登校になってしまい、登校日にも行きたがらないらしい。物理的に登校日が足りないと留年だけど、少なくともオンライン授業を受けるふりさえしていれば留年は免れるので、それがベストじゃないことは分っていても、留年して、そのまま中退して欲しくない切羽詰まった親を、一般論で攻められないと思う。

 登校が面倒、学校に行っても友達とつるめなくてつまらない、部活が出来ない、コロナ感染がこわいから学校に行きたくない。そういった話はニュース等では聞かないけど、表立って目立たないだけで、そういう例は潜在してそうです。何か月も家に居て、オンラインクラスの合間にゲームしたり、朝ゆっくりできる暮らしに慣れちゃった十代、元の生活に戻るの難しそう。もし私の息子たちが高校生だったら、学校に行かせるの苦労しそうだし、オンライン・クラスだって真面目に取るかどうか… だいたい、私自身が中高生だったら、怠け癖ついて朝起きられなさそうだしぃ…

 目に見えないところでも、コロナの悪影響は積み重なっていそうです。失われた一年が、現在学童期の子供たちの将来にどんな影を落とすのか…ネットやコンピューターへのアクセス、学校側の取組み、親も自宅勤務のホワイトカラーの家庭と監視の及ばない家庭、様々な格差が将来的に影響を及ぼさないはずはないと私は思うのですが…
 
にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
にほんブログ村
押していただけると嬉しいです

スポンサーサイト



オハイオは真っ赤です(紅葉は過ぎたのに)

 オハイオ、真っ赤か~!
0016.jpg

 赤はレベル3、緊急レベルが高く、感染が急激に拡大中の意味です。全ての郡が、今後感染率上昇の可能性ありの「H」マーク付きで、18日から、夜10時から朝5時までの、飲食店の閉店が義務付けられました。前回の布告は飲食店やジムの休業でしたが、経済を閉鎖せずに緩めに感染を抑制しようという苦肉の策だそうです。今も既に10時閉店を義務付けられているのですが、守らない店、人が多すぎて、あらためて3週間の規制強化を実施だとか。

 これに対するオハイオ州民の反応というのが、ニュースで報道されていましたが、
What does this accomplish?  これで何が達成できるっての?
Many Ohioans not out at night  多くのオハイオ州民は夜には外出しないよ
He'll miss the 2 a.m. gatherings and 3 a.m. parties  丑三つ時の集まりとパーティーに間に合わないよ
Does COVID-19 come out at night?  コロナって夜になると出てくるの?
Is DeWine afraid of President Trump?  デワイン知事って、トランプ大統領がこわいのかな?
More people will shop late at night in Ohio  オハイオじゃ、もっと多くの人が夜遅くに買物するようになるんじゃない?
Is Ohio's curfew even going to be effective?   オハイオの夜間外出禁止って、効果あんのかな?
Is Mike DeWine avoiding the real issue?  デワイン知事は本当の問題を避けてるよね?


ああ、アホだ... アホの集まりだ...orz

 ちなみに、州の東南部は、未だオレンジや黄色のレベルでマシに見えますが、この辺りは人口が少なく(人口密度も低い)、医療設備も整っていないので、単に検査数が少ないだけ。オハイオ州では、大規模な結婚式の参加者でクラスターとか、本当に学ばない人が多くて、不思議なくらい。

 今年はまだ本格的な寒さが始まっていませんが、これから気温が下がり続け、インフルエンザの季節にもなり、更に警戒が必要かと。今年は特に大事だと、私も息子も、いそいそとインフルエンザの予防接種を済ませましたが、日本人はあまり抵抗がないのか、周りの日本人は皆、予防接種を受けた、または受けたいというのに対し、アメリカ人には、副作用の方が心配とか、どうせ効果がないとか、自分は健康だから必要ないとか... アンタが病気になるのはアンタの勝手だが、ウイルス巻き散らかさんとって!

 自分では、マスクして、まめに手を洗って、栄養のあるもの食べて…って、一所懸命、対策しても、毎日、会社に行かなきゃなんないし、犬も散歩に連れて出ねばならないし、どこで何を貰うか分かったもんじゃないのがこわい。私はタダで貰えるものは何でも大好きだけど、病気はいらん。

sanadapapa.jpg
真田パパ幸も、そう仰っておる


 今週に入って立て続けにコロナのワクチンの効果が発表され、世界的には希望が見えてきたかもしれませんが、アメリカではまだまだ終息への道は遠く、多分、m日本その他の国に後れを取ると思います。世界最高レベルの医療技術があっても、インフルエンザ等で毎年多くの人が亡くなるのは、悪名高い医療保険制度を含めたシステム的な要因が大きいから、高額の治療費を怖れてギリギリまで治療を受けなかったり、ワクチンへの偏見、そして未だにコロナを信じていない人もいる。

 ラジオでお医者さんが言っていたのですが、家族全員が病院に運ばれて、アンタはコロナだと言っても信じないままに、亡くなってしまうケースもあるそうです。信じていなかったけど、実際にコロナに罹ってしまい後悔している人のSNSやニュースが伝えられることも多いけど、最後まで信じない人も少なくないらしい。


 アメリカは今、凄い勢いで変化しつつあります。将来的にいつかは訪れたであろう変化が、短期間に急激に加速しています。コロナによる経済の閉鎖で実店舗の存在が駆逐され、ショッピング・モールを持つ大手二社は倒産を申請、J.C. Penny、Sears、Pier 1 Import等、全米何処にでもあったチェーンも次々と消えていきます。アマゾンの普及によって書店は今や絶滅寸前ですが、本やCDだけではなく何もかも全てが、家にいて手に入るようになりました。私は古い人間なので、本屋さんが大好きだし、生鮮食品は実物を見て選びたい。靴は実際に試着したい。映画館の大きな画面で新作映画を観るのも楽しみ。でも、これらが、物凄い勢いで過去の産物となりつつあります。

 その一方で、コロナや大統領選のニュースの陰になっているけど、銃撃や薬物の過剰摂取による死者も実は増えていると聞いて失望しました。アメリカは、更にこれからホリデーシーズンで、いくら集まるなと言われても、密に集まる連中は集まる。もっとも日本では、感染者数の上昇に関し、「日本医師会の中川俊男会長は18日の会見で、政府の旅行支援策「Go To トラベル」が「きっかけになったことは間違いない」との見解を示した」そうで、いや、そんなん、当り前じゃありませんか?と...orz

 経済活性のための政策だったのでしょうが、移動距離や人数が増え、飲食店に人が集まれば、感染の可能性が上がるのは当然、予め対策をしっかり立ててあるのかと思えば、いやー、びっくりしたわ~、増えたわ~って、どんだけアホやねん、と… 正直、私は日本政府の無策ぶりがビックリやわ~(滝涙)


にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
にほんブログ村
押していただけると嬉しいです







【関連記事】

3割のアメリカ人は未だマスクと戦っている

  CNNのレポートによりますと、ワシントン大学の Institute for Health Metrics and Evaluation(IHME)による調査で、もし95%のアメリカ人がマスクをしたら、3月までにコロナによる死者を7万人減らすことが出来るという結果になったそうです。アメリカでは全州で感染数が増え続けていますが、全米50週のうち、公共でのマスク着用を義務付けているのはDCと34州だけですが、マスク着用を義務付けている市町村では、感染数が減少傾向にあるのが、連邦防疫センターの研究結果によって確認されています。

みんなでマスクしたら、コロナを防げるよ。
 なんで、こんな簡単なことが分らない!?!ハーハー、ゼーゼー ヽ(`ω´*)ノ彡

 前述のIHMEの調査によれば、それでもアメリカ人の3割は、日常でマスクをしていない。バイデン次期大統領は、コロナ対策を最優先事項の一つに挙げ、政権交代後は連邦の建物内ではマスク着用を義務化、またマスクに関するガイドラインを発効する予定ですが、全国的な義務化は行わず、自治体に任せる方向。マスクだけじゃなく、鼻から首まで覆う西部の強盗スタイルとか、呼吸系に懸念のある人ならフェイスシールドという代替案もあるし、マスクの下につけるシリコンのインナーマスクだって安価で入手できる。顔をカバーをしない理由は何もないのに。

 ここ数か月で、アメリカでのマスクは変わってきています。デザインの豊富さは勿論、最初に会社から支給されたN-95は耳の後ろが痛くなったけど、ゴムではなく伸縮性のある布で調整できたり、ゴムを引っ張って直接耳にかけなくてもいいるような装具が出てきたり。繰返し使用のマスクの鼻の部分の金具がずれると思ってたら、最近買ったのは、ちゃんとズレない様に縫い留めてあった。微妙に進化しておる。スーパーでは既に、色取り取りなクリスマステーマのマスクが並んでて楽しい。

 また、ゴールドマン・サックスの分析では、普遍的にマスク着用を義務付け、ロックダウンや、それに関連する損失を15%、1兆ドル減らせるとしています。車に乗ったらシートベルトするでしょ、それと同じようにマスクしましょ、って話。
 なんで、こんな簡単なことが分らない!?!

youcantmakeme.jpg
俺にマスクを指せることはできないぞ!俺の権利に反する!
俺が高速の逆方向に運転することを止めることはできないぞ!俺の権利に反する!
俺にシートベルトを使わせることはできないぞ!俺の権利に反する!
ここに閉じ込めておくことはできないぞ!俺の権利に反する!

 ふむ、これが、自然淘汰というものか...

にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
にほんブログ村
押していただけると嬉しいです

スナネコにメロメロ…コロンバス動物園のクリスマスライト

 コロンバス動物園・水族館の、クリスマス・ライトを見に行ってきました。コロンバス郊外に引越してから、毎年行っているので、今年で4回目。会社のクリスマス・イベントですが、今年はコロナ影響で、自分の好きな日に切符を予約するシステム、今朝まで天気予報が雨でハラハラでしたが、結局振らず、気温も季節外れな暖かさでラッキーでしたv

毎年、定番のライトが殆どですが、少しづつ変化もあります。電飾目当てなので夕方に行ったのですが、もっと早めに行けばよかったかなとちょっと残念。レッサーパンダも虎も寝てるとこしか見れなかった~(T▽T) でも、暗くなる前にシロクマ親子は見れました。去年産まれた雄と母ぐま。小熊は遊びたい盛りで可愛いのなんの… 



 逆に夜だからこそ活動的になる動物たちもいるので、普段は寝てるところしか見られない動物の活動的な姿を見られるのも楽しいです。伝説的なジャック・ハンナ園長のレガシーを称えて命名された新パビリオンでは、今年生まれたスナネコの子猫3匹が元気に走り回っていて、気が付いたら半時間以上、展示の前にへばりついてました。




 冬の間、アフリカ・エリアは閉鎖です。暖かくなったら、また行きたいな。その頃までには、コロナも少しは落ち着いてたらいいのですが...

にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
にほんブログ村
押していただけると嬉しいです

https://ping.blogmura.com/xmlrpc/36twvtx10mna/
http://blog.with2.net/ping.php/2031702/1582427606

まさかのタイミングでコロナワクチン

 このタイミングで(?!?)、世界最大の製薬会社、ファイザーが開発中の新型コロナウイルス・ワクチンが、臨床試験で90%以上の効果がみられたと発表。臨床試験で4万3000人以上を2つのグループに分けて、それぞれにワクチンとプラシーボを接種した結果、被験者全体での94例の感染者中、ワクチン接種を受けたグループは90%以上の予防効果があったと判断したそうです。このグループは、アメリカの人種割合を考慮し、年齢層も偏らずに選択されました。日本の専門家が、白人対象の結果だから、結論に至るには早計だとコメントしているのを読みましたが、専門家なら少なくとも内容確認しようよ...orz

 このテストはまだ進行中なので、結果も暫定ではありますが、データが揃い次第、FDA(食品医薬品局)に使用許可申請を行いそうです。選挙前にワクチンが完成すると言い続けていたのに叶わなかったトランプとしては、さぞや悔しかろうと思ったら、やっぱり、ツイッターで製薬会社と民主党を猛攻撃。意図的に発表を遅らせた、バイデンが大統領になったら庶民には永遠にワクチンは手が届かない云々。何でもかんでも、裏付けの出来ない妄言や嘘を世界中に垂れ流すのだから始末におえない。

 ジョージア州では、開票結果が僅差であるとして、再差ががであるため、手作業で500万票分の再集計が行われることになりましたが、ここで結果が覆ったとしても、大統領選の結果は変わらないのに…

katteniwinner.jpg

fireref.jpg

 一方、バイデン次期大統領は、「マスクは政治的意思表示ではありません。自分自身を、そして周りの人々を護るためにマスクをしましょう。お願いします」と。これが聞きたかった。リーダーからの、この言葉を待っていたのでした。


 その頃、日本では、内閣府が10月の景気ウォッチャー調査で、回答者となる各種業種の従事者の心境を基に3カ月前と比べた景況感から算出される現状判断指数(季節調整値)が、54・5ポイントだったと発表。節目の50を超えるのは2018年1月以来2年9カ月ぶりだそうで、「Go To」キャンペーンが効果を発したとの声が多いそうです(Yahoo! News、その他より)。アメリカやヨーロッパでは、コロナの波再襲来で都市閉鎖などが行われていますが、日本では政府が先導して、みんなでお出掛けしよう!って、凄いなぁって思う。とはいえ、冬に備えて皆様、お気を付けください。


にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
にほんブログ村
押していただけると嬉しいです



バイデン当選確定:ラストベルトの工場の朝

 週明け、月曜日の我が職場、アメリカ中西部、田舎の製造工場では、うつろな目の人、にやにや笑いの隠せない人、テレビではなぜか釣りチャンネル、互いに反トランプ支持と知ってる同志とは、静かにひじ握手。平日の稼働時間中に結果が報道されていたら、どういう反応が見られたかと、少し残念な気もするのですが、週末中だったのは平和で良かったのかもしれない。

 家族全員がトランプ支持者だという同僚(本人は日本人で興味なし)は、これでアメリカも地に堕ちた、と、悲嘆、憤怒、愁嘆状態だったとか。ずっと「トランプ2020」のマスクをしていた兄ちゃんは、今日は上下逆さまに着けていた。その意図は知らない。通勤路のトランプ支持サインは、なぜか増えていた。この結果は認めない、断固戦うという意思表示なのか?

 熱狂的にトランプを支持する人々が目立ってしまうけど、トランプを支持する殆どの有権者は、自分の暮らしを少しでも良くしたいと思っている人たちや、妊娠中絶に反対等、特化した政策を支持している人たちだと思う。実際、コロナ以前には、私の同僚たちも、トランプになって税金が下がった、だからトランプは良い仕事をしているという人が多かった。その中には、コロナ対応で趣旨替えした人もいますが。

 また、ラジオでトランプに入れたという大学生にインタビューしていましたが、自分はカトリック教徒なので、妊娠中絶の合法化は許せないと言っていました。アメリカでは、中絶絶対反対の人が多いので、この政策でトランプに投票した人口も大きいのではないでしょうか。それにしても、日本人感覚だと、投票前に誰に入れるつもりだ、投票後には誰に入れたと公に明言するのは、ちょっと違和感ありますね。日本って、ばらしちゃいけないんじゃなかったっけ?

 トランプのやり方は、自分と意見の異なる相手は「敵」として徹底的に攻撃し、アメリカ・ファーストを掲げる排他的なものでした。政治や外交の常識にはお構いなしで、国際協定を破り、自分の支持者ベースに補助金をばらまき、減税と規制緩和を実施し、環境よりも利益重視。そんな姿勢が、支持者には公約を守ったと見えるのかもしれません。実際には、中国との貿易戦争やUSMCAで最も打撃を受けているのが、農家や製造業といったトランプの支持基盤なのですが。

 選挙に不正があったという主張に何の証拠も示せなくても、ことごとく訴訟を退けられても、トランプは大統領の座にしがみつくための努力を継続していくでしょう。伝統である、敗者のスピーチを行わず、政権引き継ぎに協力せず(むしろ妨害する)、本当に1月20日になっても、ホワイトハウスから出ていかないかもしれない。

megabaka.jpg

 アダルト・ショップと葬儀社に挟まれた、郊外の造園会社の駐車場で記者会見という、誰も思いつかないような爆笑パフォーマンスをやってのけたトランプ陣営。今度は何が出てくるのか、怖ろしくもあり、面白くもあり。


にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
にほんブログ村
押していただけると嬉しいです

ホワイトハウスに初の保護犬!

 いいお天気だなぁ...

 バイデン候補の過半数獲得が確定し、すっきりした気分の週末です。まー、不正があった、訴える、未だ逆転できる、最高裁に持ち込めば勝てるとジタバタしているのは、トランプ自身と日本の支持者くらいだって気もしますが、ここから結果がひっくり返ったら、国内がわや(←「わや」の意味:Wiblio辞書。使用例:もーわややわ~、そんなん、わややんか等)だけではなく、国際社会も黙ってないと思います。

 トランプ時代は、アメリカ大統領史上初めて、ホワイトハウスにペットがいませんでした極度にきれい好きなトランプは、ペットの存在が我慢できないのだそうです。「ワシントンで信じられるのは犬だけだ」という、有名な言葉もありますが、自分以外は犬すらも信じられないのかもしれません。

 26代セオドラ・ルーズベルト大統領以来、大統領は常に犬を飼っていました。F.ルーズベルト大統領のスコッチテリア、ファラや、ブッシュ父時代のミリーは、とくに有名なファースト・ドッグでしょう。ファラは「ファラ・スピーチ」でも有名ですが、ワシントンのルーズベルト・メモリアルにはファラの銅像があり、皆に撫でられて頭のてっぺんがピカピカ。ミリーは、最も世界の有名人に会った犬であり、バーバラ・ブッシュ夫人の「ミリー・ブッシュはファースト・ドッグ」は世界的ベストセラーになりました。

 バイデン氏と共に、ホワイトハウスの住民となるのは、ジャーマン・シェパードのチャンプくんとメージャーくん。メージャーくんは、栄えある初の愛護団体出身保護犬です。ジョンソン大統領は、ガソリンスタンドで拾った雑種のユキを飼っていたし、クリントン一家は、保護猫のソックスと共にホワイトハウス入りしましたが、愛護団体を通して養子になった犬のホワイトハウス入りは、メージャーくんが初めてなので、全米の愛護施設からお祝いされています。我が家の歴代犬たちも皆、米国動物愛護協会(ASPCA)かHumane Societyの保護施設から来たので、なんだか私も嬉しいわぁ♡ メージャーくんの人気が出れば、保護犬への目も変わるかもしれない。頑張れ、メージャーくん!


DSC00292.jpg
水面も静かです

DSC00287.jpg
秋ですねぇ

DSC00269.jpg
色の祭典

DSC00267.jpg
犬が笑っておる。因みにモカはロサンゼルスのHumane Societyから引き取った犬

DSC00290.jpg
犬も私も幸せ

DSC00266.jpg
本当にいいお天気でした



にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
にほんブログ村
押していただけると嬉しいです

まさか、こんな場所で確定の知らせを聞くなんてw

11月だというのに、半袖で歩ける異常気象。嬉しいけど。

 こんなに、お天気がいいと出掛けたくなってしまうのは仕方ない!市のドッグパークで犬を遊ばせ、少し疲れさせてから隣接の遊歩道をお散歩。うちの犬は張り切りすぎると、引っ張りがちなので、少し走らせてから散歩させるんです。その足でスーパーへ買出し中、いきなり息子が「確定した」と。信じきれない私は、「ほんとに~」と振り返ったのですが、通りすがりの女性が「本当よ!FOXでも報道したんだから!」と、やや興奮気味に教えてくれました。思わず、小さくガッツポーズしちゃいましたよ。スーパーの生鮮物売り場で。
「Yesh!」←私
「Calm down, Mother」←息子
「Ah, excuse me!」←私
「Oh, I understand!!」←その女性

 確定とは勿論、バイデン候補が過半数に達し、大統領選の勝利が確定したこと。あと一歩のところでお預け状態が続いていたけど、これで一安心。私は本当に、トランプが再選されることを怖れていましたから。とはいえ、当然トランプは不正があった云々で粘るつもりでしょう。日本のニュースサイトでも、未だ逆転はあるなんて未練がましい記事を見ます。流石にもう諦めようよ... 不正の証拠も出せないで、いくら選挙の正当性の是非を訴えても、アメリカの司法制度は、嘘も百回言えば真実になるってほど甘くはないですよ。

 2016年の大統領選では、トランプ306人、クリントン232人の選挙人でトランプが当選しましたが、総得票数はヒラリー・クリントンの方が約300万票も多かったのです。今回は、指定選挙人数でバイデン290人、トランプ214人、総得票数では今のところ、バイデンが約430万票のリード。妥当に行けばバイデン氏の当選ですが、大きく差をつけておかないと、全開にもあった選挙人の造反が起こり得ます。選挙人制度に関しては、4年前にもブーブー言ってるんで、前ブログの「アメリカの選挙人制度の是非」と、トランプ人気なんて、過ぎに失速するという私の予測は見事に外れてしまいましたが、「なぜ私はトランプを嫌い、将来を危惧するのか」も、ちょっと見して頂ければ嬉しいです。

 ちなみに、前回の大統領選時も郵便投票が行われています。その時には、何の異議も出なかったのに、今回は騒ぎ立てるのは実に滑稽。そして、大統領顧問弁護士のジュリアーニ以下、トランプ弁護団が、フォー・シーズンズ造園で記者会見をやったのは爆笑でした。なんでも、高級ホテルのFour Seasonsと間違えてブッキングしちゃったらしいけど.、 絶対に街替えを認めないトランプ、ツイートしちゃったからには、何がなんでも「フォーシーズンズ」でやらねばならなかったのでしょうね。

4seasons.jpg
凄い絵面だな。本当にお笑い種すぎ。
裏では、大慌てでホテルの方に予約を取り直そうとするスタッフと、冷たく突っぱねるホテルとの攻防があったに違いないwww

 今に、実はこのアダルト・ショップ(大人のおもちゃとか、ポルノビデオとか売ってるお店)、造園会社、葬儀社の地下には、ディープステートの本拠地だとか、ハンター・バイデンのチャイルド・ポルノ秘密基地だとか、民主党の不正投票書作成書だとかで、ジュリアーニたちは、ニンジャ超能力バトルで彼らを打ち負かした直後だったとかって面白い陰謀論が出てくるんじゃね?
 

にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
にほんブログ村
押していただけると嬉しいです

崖っぷち アメリカ中西部から

 ドラマのシーズン最後で、ハラハラ、ドキドキ、このあと一体どうなるの?で、続きはまた来シーズンという状態を、クリフハンガー(崖っぷち)と言いますが、今週は全米が、この崖っぷち状態に置かれているようなものです。私も、選挙前日から神経衰弱状態。今週は本社で大事な会議があり、準備や本会議の通訳で忙しく、少しは気が紛れましたが、頭ではアメリカ国民でもない私がオドオドしてどうする?!と、考えつつも、速報にホッとしたり、ショックだったり。休憩時のカフェテリアでは、ペンシルヴァニアが、ミシガンが、という会話が四方から聞こえ、ニュースを映すTVの前で立ち止まる人、携帯の速報を一心に見つめる人... かく言う私自身も、その一人なのですが。

 ラジオで耳に挟んだ話ですと、トランプ支持派と反トランプ派で分断されたアメリカでは、有権者の4割が、他方は極悪(evil)なわけではなく、単に誤った方法に導かれている(misguided)だけだと信じているそうです。じゃ、過半数は、自分と異なる意見の持ち主は邪悪な奴らだと思ってるんか?というツッコミはさておき、過去4年弱のトランプ政権時代の特徴は、トランプ的真実と言いますか、「フェイクの真実」という矛盾した言葉で表されると思います。

 就任式の観客数に始まり、コロナ軽視、ライバルのバイデンの腐敗から、進行中の不正選挙の主張に至るまで、トランプの言うことは何一つ信用できない。政治家が真実を偽るのは全く珍しくはないけれど、偽りを代替的真実と言いますか、明らかに嘘でも突き通す、嘘がバレても、それを恥とも思わない。証拠もない「真実」を声高にまき散らす。共和党は、トランプ弾劾で一人を除いた全員が、自分と自分を選んだ民衆の意思とは関りなく、党の方向性に盲目的に従う幇間になり果てている。

 候補者討論でも、ラリーでも、トランプはひたすらライバルを口汚く罵るばかり。結局、トランプ支持者は、そんなスタイルが好きなだけなんじゃないかって思う。派手に星条旗やトランプ支持の旗を翻し、銃器で相手を脅し、マスクをせずに鬨の声を上げるカウボーイ気取りの人々。トランプは白人至上主義者ではないと言い張る日本人は、ミシガンでのラリーの記録を聞いて欲しい。肉声で、白人ばかりの観客に対し「私たちは良い遺伝子を持っている、判るだろ?(We have the good genes, you know?)」と言っているのが聞けます。そして、それに大歓声で応える支持者も。

 バイデンさんが勝っても、これほどに互いを憎み合うようになってしまったアメリカの分断を終わらせることは無理だと思います。でも、更に崖を広げるのではなく、軌道修正方向に向けていくことはできるかもしれない。彼が副大統領だった、オバマ政権が目指したように。左派だ、共産主義だとトランプが喚くほどには、バイデン氏の政策は目新しくも、改革的でもありません。富裕層や企業の税率を上げ、国境の壁ではないインフラの整備や教育、健康に資金を費やす。科学を信じ、被害の増してきている気候変動による環境危機緩和に投資する。何より、彼は独裁者ではない。47年間の政治キャリアの中で築いた人脈を活かして采配を行い、アドバイスを受け入れるでしょう。他国との協調を取り戻すでしょう。中国に甘い、という意味ではありませんよ。むしろ、国際協調を通じて、中国への包囲網を狭めていくと思います。

デモ「クレージー」
democrazy.jpg
俺が勝ってる州の開票を今すぐやめろ!
俺が負けてる州は再集計を要求する!
うわー!選挙が盗まれたー!盗っ人だー!

 批判を承知で言わせてもらえば、コロナは悲劇でしかないけれど、もし、トランプ再選阻止の要因となったならば、歴史的に見れば救いなのかもしれない...


おまけの追記:ランチのときに、会社のカフェテリアのテレビでFOXが映ってて鬱陶しいなぁって思ったんだけど、午後の休憩時にはMSNBCにチャンネルが変えられてて、退社時に通ったときには、なぜかFood Networkになってたwww


にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
にほんブログ村
押していただけると嬉しいです


 

わんわんわん!犬の日

 11月1日は、わんわんわんなので、日本では「犬の日」なのだそうです。「戌の日」じゃなくって「犬」ね。昔は安産の象徴だった犬、昨今は犬のお産も大変なのだそうで...

 先日、10月29日は、アメリカの全米猫の日でしたが、こちらは、2005年から始まった、シェルターにいる猫の里親になろうという意識を高める日だって。でも、なんで10月29日なんだろう?まぁ、猫好きにとっては、毎日が猫の日なので関係ないとはいえ、こういった啓蒙の日を設けることで意識を高めようというのは良いことなのか、わざわざ設定してアピールしなければならないのは悲しいことなのか... 種類によって外見やサイズだけではなく、性格や機能(?)も多種多様な犬よりは、猫の方が血統書付きや純血種への需要は低いと思うのですが、日本でもアメリカン・ショートヘアがヤケに流行った時があったし、何事にもブランドを求める人は必ず、存在するもので...

 犬に話題を戻して、日本で今、話題のわんこと言えば、捜査中に逃亡しちゃった警察権のクレバ号。山中でリードが木に絡まって動けなくなり、帰るに帰れない状態だったそうですが、無事に救出されて本当に良かった。大人数で捜索の結果、見つかったクレバ号、「警察官がツナパンと魚肉ソーセージを与えて落ち着かせました」って、魚肉ソーセージはともかく、ツナパンは絶対、犬用に準備してたんじゃないよね。お巡りさんが、自分のおやつをあげたのかな?

 一方、アメリカの犬(?)ニュースは、トランプ政権によるタイリクオオカミ(ハイイロオオカミ)が、絶滅の危機に瀕する種の保存に関する法律(Endangered Species Act)の対象外への決定です。その生息範囲は大幅に限られ、生体数は一時よりは増えたとはいえ約6000頭で、保護団体は反発しています。ところで、ミネソタ、ミシガン、ウィスコンシン各州では禁止されていた狼の狩猟が再開できるようになります。この3州は、大統領選の接戦州です。この4年間、アメリカでの環境への打撃は甚大でした。方向修正がなされることを強く望みます。そして、狼やハイイログマたちが守られることを…

IMG_3706.jpg
で、犬の日にかこつけてウチの子を貼る


にほんブログ村 ニュースブログ 海外ニュースへ
にほんブログ村
押していただけると嬉しいです

Profile

sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

Link
Ranking
押してくださると勇気凛々です。
カレンダー
10 | 2020/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
Latest journals
Category
Latest comments
Search form
Monthly archive
Display RSS link.
QR code
QR