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Archive | 2020年12月

草間彌生 Fireflies on the Water

 家から二時間運転して、オハイオ州とミシガン州の境、トレドへ。目当ては、トレドの美術館で開催中の、草間彌生さんの展示です。トレド美術館には、以前から行ってみたかったのですが、今週が草間彌生さん作品展示の最終週なので、これがチャンスと氷雨降る中、わしわし運転してきました。

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幻想の世界に浸る1分間。タイムアップの寸前に慌てて撮った一枚。
こんなことを考えつくなんて、草間彌生…やはり天才か!


 広い美術館内は、古代エジプトのミイラから中世宗教、バロックに印象派、コンテンポラリーと、種々多様な名作、有名作品がズラリで、見応えありました。各作品の説明書きも、時代背景とアーティスト、時にはアーティスト自身のアートに関する言葉を引用しつつ、余計なお節介のな市に紹介していて感じが良かったです(お節介な説明については、コロンバス美術館の記事を見てね)。

 中野京子さんのファンなのですが、中野さんの本のおかげで、宗教画や神話をテーマにした作品を見ると、おお、これがあのシンボルで…と、気になるようになりました。にわか雨の後の水たまりのごとく浅い私の美術への造詣が、近所のドブ川程度には深くなったような気がして、なんか嬉しい。しかし、
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中野先生、一体、これは何ですかー!?!

 首チョンパの聖人といえば、サロメ嬢の逆恨み買ったヨハネくんしか思い浮かばないのですが、なんかスッパリいかれてますけど?キリスト教の聖人には、頭にナイフが刺さったままの人とかいるし、今更何があっても驚かないけど、シュールすぎでしょ。

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男前なお釈迦様がおられたり(超好みのタイプだわv)

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こんな楽しい情景の絵も好き。わんこが二匹いますよ。
美術館の私の楽しみの一つは、わんこ探し。今日もいっぱい、集めた

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意外と、にゃんこのいる絵って少ない。この可愛い三毛猫さん













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アップが怖い!

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猫繋がりで特別展示のコンテンポラリー・ステンドグラス
Judith Schaechter(名前の発音がわからない)の飼猫の葬送行列だそう

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光のお部屋は、パキスタン系アメリカ人のアーティスト、Anila Quayyum Aghaの作品

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印象派の部屋

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コンテンポラリーの部屋。中心はヘンリー・ムーアの「Reclining Figure (External Form)

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ギフトショップ

 ミュージアムを訪れるお楽しみの一つは、ギフトショップですが、アーティストをデフォルメした、かわいいフィギュアが売っていました。で、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ人形は左耳が取外し可能なんだって。いや、ちょっと待てや…と、思った。

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ゴッホ先輩といえば…

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厚塗り!

 この美術館の素晴らしさの一つは、かなり作品に近寄ることができることで、アーティストの筆使いを目前に眺めることができます。ライティングもよく考えられているようで、天井のライトの反射を気にせず作品を見られました。反射でテカっちゃうの、嫌い。

 根付のコレクションも充実していました。やはり、日本人のDNAには小さくて可愛いもの好きが刷り込まれている。同じ部屋には、京都の鴨川を挟んだ室町時代の情景を描いた6枚パネルの屏風が展示されており、多くの人物が生き生きと描写されており、本当に興味深い。
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トレド美術館は、550の根付コレクションを有するそうです


 楽しい一日だった。往復4時間の価値、十分にあったよ!


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オハイオはホワイトクリスマス

 昨日からの雪で、ここオハイオ中央部はホワイトクリスマスになりました。こんな日に会社行かなくていいのが、何より嬉しいですが。私の勤め先は工場なので、昨日からクリスマスーお正月休みです。昨日は、やっと栗ご飯を炊きました。本当はたくさん炊いて、冷凍したかったんですが、栗を剥くのが面倒すぎて2合しか炊かなかった。で、電子書籍サイトで「銀魂」が25巻無料だったので、一日中、おこたに座って、銀魂読んで栗ご飯食べてたら、寝る前に万歩計見たら、一日の歩数が千歩以下だった。で、ご飯2合分は、一日で食べちゃった。ものすごいダメ人間感を味わいました。ともあれ、

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Merry Christmas!


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エコノミスト誌曰く、日本政府は上手くやってる

 感染力の強い変異型がイギリスで発見され、近隣EU諸国をはじめとする多くの国が、イギリスからの渡航を禁止する中、またも、後周りになっている日本とアメリカ。アメリカは、もう仕方ないとしても、日本政府は外国にいい顔するの、いい加減にやめろ!とも思うのですが、12月12日号の「The Economist」によれば、日本の政府はコロナを多くの他の国よりよく理解している、そしてそれが、日本での集団発生を比較的、小規模に抑えている(The Japanese authorities understood covid-19 better than most
That has helped keep Japan’s outbreak relatively small)のだそうです。原文は、The Economistのサイトから。古い記事でごめんなさい。ケチなんで、週遅れでタダになった記事しか読まないもので…

 今年二月に、ダイアモンド・プリンセス号が、コロナ患者を乗せて日本近郊に停泊した時には、日本、超不運と思われましたが、振り返ってみれば、初動でサイアクと思われた日本は、今日現在で死者が3千人を超えたところで、アメリカの一日の死者数よりも低いレベルです。ウイルス学専門家で、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部の下に設置された新型コロナウイルス感染症対策専門家会議メンバーの押谷 仁氏によれば、「最初から封じ込めを狙ったのではない」そうです。

 封じ込めには、あらゆる発生ケースの可能性を特定することが要求され、そんなの、日本の人口を考えたらムリ!例え、週一で全員をテストしても、完全に全ての新規感染を把握は出来ない」と。なので、日本のテスト数は一日平均270人で、G7諸国中、最低(下図参照)とはいえ、単に見過ごしてるだけ違うんか?!という疑問は残りますが、実際に死者数の少なさを鑑みれば、この数字が日本に実情を表していると言ってもいいと思います。

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エコノミスト誌より


 国民皆保険という制度下で、手厚い医療システムの恩恵を享受できる、そしてその結果としての世界一の長寿国。早めにマスクの着用と「3密」を避けることを指示し、首相始め、政府関係者がマスコミに出るときには常に誰もがマスクを着用している。当然のように思われる、そんな些細な事がアメリカではできなかった。「Go To」のような、経済を気に掛けすぎて、感染症減衰方向への速度を見誤っても、通勤電車は相変わらず混み合い、みなが「鬼滅の刃」見に劇場に押し寄せても、高齢者社会であり、それだけに、コロナに対しての危機は高くとも、今のところはまだ、欧州諸国やアメリカに比べれば、十分にコントロール下にある。やっぱ。マスクかなぁ…

 これから益々、ウイルスが力をつけて来ても、対抗できるよう、マスクして手を洗って戦いましょうよ、皆様!そして、医療関係者の皆様、本当にありがとうございます。早く、この病気が収束して、日本にいけますように…って、曇って見えなかった木星と土星さんにお願いしちゃいましたよv


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ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!

 さぞや、おバカな映画であろうと期待して観たら、本当にとってもおバカな映画で満足しました。宇宙の滅亡まで、残り時間は77分。救うのは、皆を一緒にする音楽だけ!なんと、29年ぶりのシリーズ第3作です。いい歳こいても、相変わらずのビルとテッド。お互いに娘が一人いるのですが、この二人が、24歳になっても無職で実家に居ついている親父コピー。一度は、死神とのトリオで大ヒットを飛ばしたロックグループ、ワイルドスタリオンズは、今じゃ身内の結婚式ですら、お客にそっぽ向かれる有様。

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キアヌさん、最初に出た時、スネイプ先生かと思った

 ジョン・ウィック、マトリックス・シリーズの新作を控えた、超カッコいいはずのキアヌ・リーブスが、とことん冴えない中年オヤジから死にかけの爺様を、物凄く楽しそうに演じていて、この映画を一番楽しんでいるのは、ビル役のアレックス・ウィンターとテッド役のキアヌさんではなかろうかと思わされるほどで、その楽しさが見ている側にも伝染する感じ。宇宙滅亡まで1時間ちょいという自体なのに、肝心の二人組は30年、全く成長しておらず、世界を一つにする音楽が頭に浮かばないから、未来の自分たちからパクろうと、なつかしの公衆電話ボックスに乗って時空旅行。

 途中で死んで地獄に行ったり、更にバカ化の悪化した未来の自分たちを喧嘩したり、死神との仲、テッドと厳しいお父さんの仲、そして時空を超えて結ばれた中世のお姫様である奥さん達、過去のネタを収束しつつも、90分程度にさくっとまとめたのが、オリジナルのジェットコースター的楽しさを継承してて良かったです。この頃の映画、長すぎ。パパたちを助けようと、娘たちが過去から偉大な音楽家たちを連れてくるのが一作目と同じで、私の年代には嬉しい懐かしポイントです。

 いったい、地球を一つにする音楽って、どんな音楽を流すつもりかと思えば、なるほど、こう来たか!なオt理で、この落ちを考え付くのに30年かかったんかな?なんて。エンディングのスタッフロールが、なかなかの感動もの。最後にクスッと笑えるおまけがあるので、見逃さないでね。

 ずーっとハイテンションなので、疲れている時に観ると、更に脱力するかもしれないけど、へらへら笑って、気分の良くなる楽しい90分でした。こんなご時世だからこそ、こんな映画が嬉しいですv


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金正男暗殺の黒幕は日本のユーチューバー??

 毎度おなじみ、NPRの映画紹介番組で、2017年、クアランプール空港で、金正恩の兄、金正男を「暗殺」した二人の女性を追ったドキュメンタリー、「Assassins (暗殺者たち)」の監督、ライアン・ホワイト氏のインタビューを聴きました。

 衆人の目前で、金正男を毒殺した「暗殺者」は、インドネシア人のシティ・アイシャと、ベトナム人のドアン・ティ・フォンという二十代の女性たち。なぜ、二人は猛毒を正男の顔に塗ったのか?本人たちの主張するように、それが毒だとも、相手が北朝鮮の独裁者の兄だとも全く知らずに犯行に及んだのか?


 作中では、空港の監視カメラに記録されていた映像や、ホワイト監督が様々な妨害にも負けずに撮影した弁護団やジャーナリスト等の関係者へのインタビューを通して、事件の真相に迫ろうとしています。ふざけて正男を背後から目隠しし、ベタベタした何か(実は猛毒だった)を塗った二人、これが最初の「どっきり」ではなく、日本のユーチューブ番組のプロデューサーの指示で、同じようなイタズラ動画への出演を持ち掛け、これまでにも、何度か異なった場所で同様のイタズラ場面を撮って、報酬を渡したことが明かされます。

 日本のユーチューブ番組のプロデューサーって?!?
 勿論、自称、日本のプロデューサーは北朝鮮の工作員。リッチな日本というイメージを利用したらしいです。こんな風に、世界中で日本人のふりをして悪行を繰り返してるんではないかと思うと、気分が悪い。何より、怒りがこみ上げます。私、アメリカの国立公園の美しい光景を前に「バカ」等の日本語での罵詈雑言を叫んでいた韓国人の一群と喧嘩したことありますが、他の国の人には見分けがつかないのをいいことに、日本人のふりで悪行、侮辱されるような行動をする隣国人、許せん!

 韓国映画面白いし、もちろん、皆、悪人だとは全く思っていませんが、こういう輩は存在するというのは事実。一方で、日本人が、北朝鮮・韓国人を装った話を全く聞いた事がない。我々、日本人、事実とは反するでっちあげを国際的に広めようとする近隣諸国には、国レベルでも、個人レベルでも断固抗議すべきだと思います。

 ホワイト監督によると、アメリカではなじみがないけど、こういった「ドッキリ」は、アジアで人気なんだって。アメリカでも、昔はドッキリ番組がありましたが、訴訟に発展したりして、無くなっていきました。とはいえ、日米問わず、バカ・ユーチューバーやバタッタ―は絶滅には程遠いもので...

 因みに、猛毒を擦り付けた本人が死なないよう(疑われないよう)、毎回、そのベタベタしたものを使った後は、よく手を洗うように指示していたり、先に書いた通り、この前に何回か同じことをやらせたり、準備周到な計画的犯行だった。作中では、貧困から抜け出したい、有名人になってお金をたくさん稼ぎたいと望んだ二人が罠にはまった背景や、その無実を訴え続けた弁護団にも脚光を当てたそうですが、私的には、日本人に化けたってところが超ムカつく。とんでもない罠に嵌っちゃったけど、しょせん、この二人も、バカッターの類なので、あんまり同情できないし...



 ロッテン・トマトで100%フレッシュの評価を得た、このサンダンス映画祭プレミア上映作品、ちょっとだけ興味あるけど、見たら血圧上がって危険かしらw.

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アメリカ、いいニュースと悪いニュース

 日本では。「鬼滅の刃」興行収入が300億円を超えたそうですが、アメリカではコロナによる死者数が30万人を超えました。同じ3でも嫌な数字だな。アメリカの一日のコロナによる死者数も3千人を超え、9/11の2977任を上回っています。今日は、ファイザー社のワクチン接種が始まりました。イギリスでは、最初に受けた90歳のおばあちゃんが時の人になったけど、アメリカのトップバッターは、ニューヨークの看護婦さんだったそうです。これで、少しは収束に向けた方向に向かうことが出来るのでしょうか?ワクチンへの不信感も高い中、まだまだ先が見えない気がします。

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コロナ防衛最前線


 またアメリカでは今日、選挙人の投票により、バイデン次期大統領が確定しました。トランプの太鼓持ちとしてトランプの疑惑をもみ消してきたウィリアム・バー司法長官が退任(解任?)。沈む船からネズミが逃げ出すように、どんどんホワイトハウスからネズミたちが脱出していきますよ。

バー司法長官に関しては、不正選挙を訴え続けるトランプに、その証拠が見つからないと明言したこと、また、バイデン次期大統領の次男、ハンター氏の中国とのビジネスに関する税関連の調査を受けていたことを公表しなかったことが、主な原因であると思われますが、既に、今迄の所業によって司法省(DoJ)は大きく信頼を失ったと見なされており、もし再び信用を得ることが出来たとしても、何年もかかるでしょう。

 一方、トランプは未だに、不正を訴え続けており、もう、大統領職にしがみつきたいのか、タダ文句を言い続けていたいだけなのか、判らなくなってきましたよ。1月20日には、ホワイトハウスから無理矢理引きずり出される姿が見られるんでしょうか?なんか面白そうだぞwww っていうか、もう笑うしかないわ。

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ウルフウォーカー

 アイルランドのアニメ・スタジオ、カートゥーン・サルーンのケルト3部作の3作目、「ウルフウォーカー(公式サイト)」を鑑賞しました。一作目、「ブレンダンとケルズの秘密(The Secret of Kells、以下、SoK}」が大好きで、年に何度かDVDを見返しちゃいます。二作目の「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(以下、SoS)」も好きだけど、とにかく、SoKが好きすぎるの~!SoSには、1シーンだけアシュリンがカメオで出ていて嬉しかったのですが、今回は、テーマが重なるせいか(アシュリンは森の守護者である狼の化身)、カメオ出演無し。ちょっとガッカリ。

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原題は「Wolfwalkers」複数形です

 片時も目を離せない画面の美しさ、お話の結末はかなり明白なのに、ずーっとドキドキハラハラしっぱなしで、音楽も美しく、しかも私にはアイルランド訛りを聞き取るのが大変で、ずっと必死で観てたので、終わったら凄い肩凝った。大画面で見たかったなぁ… アニメーションもさらに洗練されて、動く、動く。スピード感や迫力が素晴らしい。

 2次元を敢えて意識したような平面的な絵なのに、なぜか深い奥行きが感じられ、時にだまし絵のような効果にハッとさせられます。壁に囲まれた街の中は四角くて直角、一方、森は自由に動く曲線。森を統べるメ―ヴの母、モイはまん丸で、そう、元始女性は太陽であった。SoKの白と明るい緑、SoSの青と夜の黒に対し、今作は大地の緑とブラウン、そして魔法を表す金色が印象的でした。

 眠ると魂が体から抜け出してオオカミになるウルフウォーカーは、魔法で傷を癒す力を持つヒーラーです。その伝説を基に、行方不明の母に代わって群れを率いるウルフウォーカーの少女、メ―ヴと、メーブに噛まれてで自分もウルフウォーカーになってしまったイングランドの少女、ロビンが、率いる狼たちの群れを救うために戦います。ロビンの父,、ビル・グッドフェローは、森を切り開いて農作地とするのに邪魔な狼を退治するために、護国卿(モデルは、アイルランドに侵略し、多くの住民を虐殺したオリバー・クロムウェルだそうです)と共にイングランドから移民してきたハンター、声はショーン・ビーン。ショーン・ビーンといえば、途中で裏切ると決まっていますが、さて、今作では?

以下、ネタバレ:
 壁の中に侵入した狼(精霊化したロビン)に怯える街の人々を鎮めるため、城の奥に閉じ込めていた狼(モイ)を町中の皆の前で対峙しようとしますが、ロビンの必死の引き留めに抗ったメ―ヴが飛び出して、城壁内は大混乱。護国卿は、自ら兵を率いて森に入り、狼を殲滅しようとします。娘を護りたい一心と、絶対的権力者である護国卿に逆らう力のないジレンマに挟まれたお父さん、大変だよね。お父さんは、実は娘が狼だなんて全く考えもつかないし、だいたい何だって娘が狼に入れ込んでるのか理解できない。

 メ―ヴが矢で射られて生死を彷徨うモイを癒す間、ロビンは、いきなり狼になったに関らず、高い戦闘能力と式力を発揮して群れを率います。ハンターとしての修業が、こんな所で役に立ったのかも。そして、自分もウルフウォーカーになったビルは、娘と同じ視線を持てるようになって、全てを悟りますが、狼になったビルを倒そうと護国卿が迫ります。 

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悪役は墜落死する決まり

 自然と人間の共棲、土着の古い文化と新しい宗教の対立、ロビンを「イングランドに帰れ!」と虐める現地の子供達や、感情的に異質なもの、狼を脅威とみなす民衆には、移民排除への批判が感じられれ、憎悪の対象としての狼に対する優位を示すことで、権威を示そうとする護国卿には、自分以外の敵を設定し、本当の問題から民衆の目を背けさせようとする制圧者の狡さが垣間見えます。

 また、男は狩り、女は家事という女性に対する抑圧と、狼への変身が象徴する解放、女同士の友情というフェミニズム的視点、自分は神の教えに従っているから無敵であり絶対に正しいと信じる護国卿の傲慢。色々な見方があるかと思いますが、何も考えず、ただ、この魅惑的な世界を堪能するのも贅沢な鑑賞の仕方かと。

 ラスト、ビルとモイ(自分を射った男なのに寛大だなぁ)、ロビンとメ―ヴは群れと共に新天地を目指します。そのまま、森に残ることが出来なかったのは悲劇ですし、どんどん開墾されていく中で、永久の安静の地は見付からないかもしれないけれど、陽光に満ちた道を、二匹の狼に率いられて超えていく群れには、希望が満ちているように見えます。

 同じスタジオによる「生き延びるために」も良かったんだけど、ケルト3部作ほどの出来ではなかったと思います。3作でおしまいと言わず、もっとケルト神話のアニメも作って欲しいな。スターウォーズみたいに、3部作x3はいかがでしょうか?


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スナネコにメロメロ…コロンバス動物園のクリスマスライト

今年も、コロンバス動物園・水族館のクリスマス・ライティングを見に行きました。コロンバス周辺に引っ越してきてから毎年行って、今回で4回目ですが、毎年、少しずつ変わっています。ライティング目当てで夕方から出かけたのですが、レッドパンダも虎も寝てるとこしか見られなかったので、もっと早めに行っとけばよかった~。暖かくなって、アフリカの動物地域がオープンしたら、また行きたいな。でも逆に、普段は見られない、夜行性動物の活発な姿が見られるのは嬉しい。オーストラリアのキウイ鳥にカンガルーねずみ、テキサスに住んでいたころには車にはねられられて道端に転がってるとこしか見なかったアルマジロが、ハイパーに動き回ってました。

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去年産まれたシロクマの男の子
ここで半時間以上、過ごしてたら暗くなったw

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絶滅危機種のメキシコ・オオカミ
日中は何処にいるかすら分からない

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 フロリダで保護されたマナティーの子供とコロンバス水族館のおっかさん、スタビー。スタビーは2005年に尻尾の殆どを失って保護され、その怪我のせいで野生に戻すのは無理と判断されましたが、以来、多くのジュゴンたちを迎え入れ、ここで保護されたマナティーたちが育ち、フロリダの海に帰っていくのを助けてきました。今日も、子マナティーがでっかいママに寄り添う姿が見られました。

 日本の動物園のSNS写真では、熊たちは元気に秋を楽しんでいますが、コロンバスのヒグマ兄弟は冬眠中。ガラス越しに見られますが、寝てるとこまで注目を集めるなんて、セレブは辛いよ、って感じ?凄い爪なんだけど、重ねたあんよが可愛い~

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毎年恒例の。音楽に合わせて色が変わる水上のツリー

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光のトンネル


 日本でも注目の砂漠の妖精、スナネコちゃん、今年、新たに開館したパビリオンで、3匹の子猫たちが展示されています。元気にじゃれ合う姿にメロン炉になっちゃった(*^_^*) 

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3匹じゃれ合ってスナネコだんご(* ´ ▽ ` *) 

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可愛いにもほどがある!


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コロナワクチン:あなたは受けますか?

 先進国各地で、新型コロナに対抗するワクチンの緊急申請―承認が進んでいます。イギリスでは、90歳の女性が初の一般接種者となりました。二例目が、ウィリアム・シェークスピアさんで、ネット上は大切で盛り上がっています。一方で、ワクチン接種を受けた医療関係者の二人に、重篤なアレルギー反応が起き、注意が喚起されています。

 私の周りは、どんな副作用が出るか分からない、怖いから受けたくないという声が多いようです。私は、そんなん受けられるなら、過ぎ受けたい。私のところに回ってくるまでは、多くの人が既に接種済みで、作用も知れ渡っているだろうと思うし。でも、直ぐは出なくても、長期的な副作用が分らないと、接種を拒絶する人も多そうです。特にアメリカ。

 私は、学校で全員、有無を言わさず予防接種の世代なので、警戒心(?)が薄いのかもしれませんが、様々な後遺症も報告されており、死に至る病であるコロナに罹らずに済む可能性を取るなぁ...



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日本のトランプ信者の皆さん、いい加減、諦めましょうよ

 次期政権が着々と準備を進め、人選やマニフェストを発表する中、相変わらず醜態をさらすトランプとジュリアーニですが、不正選挙を訴える裁判はことごとく拒絶され、バランスの取れていない最高裁判所、しかも判事の4人がトランプの指名であるにもかかわらずトランプの訴えは却下され、アメリカ国内でもデモするためにデモしてるような享楽主義者たち以外は諦めムードだといいのに、日本のニュースを見ると、未だにバイデンは逮捕されるだの、トランプが最終的に逆転するだのって戯言が飛び交っていて、うんざりします。

 私らみたいに、自分の生活に直結しているわけではなく、そもそも自分の国の事でもなければ、自分が投票するのでもないのに、一体どうして、そんなに熱心なの?そりゃ、傍から見ればバイデンよりトランプの方が面白いのは分るけど、実際にアメリカに根付いているものとしては、派手で面白いからと、連邦政府を閉鎖されたり、輸入品に関税掛けられたり、他所の国に喧嘩吹っ掛けたり、環境破壊されたり、税金無駄にして壁作られたり、人種差別されて危険だったり、でも頻発して治安悪化したり、そこら中コロナの感染危険に包囲されてたりって、他所から見て面白いじゃ済まされない状況なんですけど。

 少し前には、ドミニオンが不正選挙の陰謀の根源として騒がれましたが、CISA長官が不正無しと結論付け、今は、「ドイツで銃撃戦の末に押収されたサーバー」とやらの存在がネタになっているようで。今迄に、全く証拠を出せずに不正を主張し続けてきたけどr、本当にそんなモノがあるなら、さっさと出したらどうでしょう?そういや、ハンター・バイデンがうっかり修理に出したマズいファイル満載のPCなんてのもありましたが、あれもどうなったのやら?

 選挙前に大きな期待をされた、「隠れトランプ」の存在だって、トランプ支持者とか全然隠れてないから!どこに隠れてるんだ??ですちょ。大っぴらにトランプ支持であることをアピールしてるから!前回の選挙でヒラリーが負けたのも「隠れトランプ」パワーだってのも、ヒラリーは総得票者数は上回ったけど、選挙人獲得数で負けただけ。この選挙人制度のせいで、民意が直接に反映されるのではないので、大統領選の予測が難しいのです。

 日本では、コロナ防止に効くという誤報で、イソジンを買いに走った人も多かったと聞きますが、納豆がいいとTVで言えば、翌日には売切れるお国ですから、何でも信じやすい国民性なのかもしれませんが、アメリカでもコロナの存在が広がり始めた3月に、トイレットペーパーが品薄になるというデマが流れて買占めが起き、ブリーチを飲めばいいと負いうトランプの言葉を信じて実践して亡くなった人もいる。

 常識で考えれば、直ぐに事実ではないと判断できそうなトンデモ陰謀論に飛びつき、SNS上のみならず(自称)ジャーナリストたちもが、それらを信じて拡散する。お前の見る目が無いせいだ、とか、偏見のせいで真実が見えないんだとか、色々と批判を受けそうですが、私的には、同じことをお返ししたい。メディアは信用できない、メディアが伝えない云々を訴えるブログやSNS、ヤフコメ等の個人に発信する情報を信じ込むのに、大手メディアの言うことだけは信用できないのも不思議。かく言う私自身、トランプ嫌い!って偏見に満ちた意見を発信しまくってますけどねーwww

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民主主義の壁に突っ込むトランプ支持者「未だ大丈夫!もっぺん、突撃だ!」
「少なくともダミーたちで良かったわ」

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アメリカが「パンデミックだ!」と言えば、犬には「不正選挙だ!」に聞こえている

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2020 コロナにより死者数
トランプ:盗まれた投票数を数えてるんだろ?

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バイデン当選後の世界の反応


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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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