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ナイトミュージアムの舞台、アメリカ自然史博物館へ

 セントラル・パークを西側の72丁目から入って東へ、その後西に折り返して81丁目のゲートを出れば、映画、「ナイトミュージアム」の舞台になったアメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)の正面入口です。平日だと言うのに、中に入るための長~い列。この炎天下で待たなきゃならないの!?と、目が眩みそうでしたが、これは切符を買うための列で、予めネットや役で券を購入していたので待たずには入れました。再び、前売りを買っといてよかった~(* ´ ▽ ` *)モーメント。

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堂々たる正面口

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問題のセオドア・ルーズベルト像

 映画では、ロビン・ウィリアムズが演じた、博物館のセオドア・ルーズベルト大統領の騎乗像は、両脇に従う先住民と黒人が問題視され、昨今の差別や奴隷制の象徴への批判の声が高まる中、長年の議論を経て、昨年、撤去が決まりました。1940年以来、この場所に立っていた象の撤去後の行先はまだ未定です。 これもアメリカの歴史の事実、見たくないから撤去して、あたかも無かったことにするんじゃなくて、こんな事もありました、と史実を伝え、考えるための機会でもあると思うんですけどね。

 入場したら迎えてくれるのは、世界最大のバロザウルスの化石です。

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入って直ぐのホール。実はここは二階

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に続く、これまた有名な象の剥製群

 かつてNYに住んでいた時、この博物館は一度来ただけでした。理由は、延々と続く剥製の展示が嫌いだから。動物園なんてない時代、市民の教育のために剥製で珍しい動物や、その動物の住む環境を見せると言う意図は理解していても、生まれたばかりのような雛鳥や幼獣もまた、このために殺されたのだと思うと、人間の身勝手さが凄く嫌だった。また当時は改装前で、館内が全体的にどよ~んと暗くて魅力がなかった。けれど、今回は、改装後にどうなったかも見たくて、行ってみようと思ったのでした。

 今、見ると、剥製が随分と古いのに手入れが行き届き、実によく出来ているのに感心しました。ナイト・ミュージアムでは、夜になると展示物たちに命が吹き込まれ、像や化石、剥製たちも自由に闊歩しているという設定でしたが、その秘密は、古代エジプト展にある「アクメンラーの石板」による魔法なのですが、実際の博物館に古代エジプトの常備展はありませんw 映画で使われているのは実は外観だけなんですって。でも、本当に誰もいない夜の博物館で、不老不死となった剥製達が気儘に闊歩していると想像するのは楽しいものです。

 2階部分を奥に進むと、哺乳類の剥製と、アフリカ、中南米、アジアの文明。記憶にある通り暗い。なんかブキミ。ワシントンDCにあるスミソニアンの国立自然史博物館だって古いし、干首とかミイラとか、ここ以上におどろおどろしい展示があるのに、どよ~ん気分になったこと無いんですよね。この差は何だろう?やっぱ「アクメンラーの石板」の妖気が…??

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日本の展示への入口。何かが違う気がしてならない…

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SAMURAI 怖い

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日本の生活。やっぱりなにか違う気がする…

 日本の天皇夫妻と称して、上皇夫妻が若い頃の白黒写真が貼られていました。アップデートしてよぉ...

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世界の原住民の展示にいたアイヌのおじさん

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昔の人 怖い

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なんでやねん!?と、突っ込みたくなる造詣のマヤだったかインカだったかの水差し

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マヤの暦(太陽の石)のレプリカ 大きい

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エルドラドの遺物。わにがカワイイ

 3階は、引き続き剥製と、太平洋民族とインディアン、そしてヒ虫類。

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亀とトカゲの化石

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ヘビ とても長い

 最上階の4階は、大人気の恐竜エリア。まずはメリル・ストリープがナレーターを務めるオリエンテーションの短いフィルムを見た後、時代に沿って一歩通行で展示をぐるりと回ります。でも一部屋に何列も展示があるから、結局、室内を行ったり来たりしないと全部は見られないので、結果、進路の矢印無視。

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マンモスの骨 とても大きい

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ナイトミュージアムでボール追っかけてた子?

 貴重な化石が一杯飾られていますが、確かに他の博物館でも見たのと全く同じ物があって「あれ?」と、よく説明を見たら、実は本物とレプリカ(Casted)が半々くらいでした。

 地下階はコロナ・ワクチンの大規模接種会場で、パラパラと人がいるのが見えました。

 一階には新しいプラネタリウムがあります。観たかったけど、切符売り切れてた。ですが、改装のために2017年以降、閉鎖されていた宝石・鉱物の展示が、数週間前、6月12日に再オープンされたばかりでした。知らなかったので、これ予想外の嬉しいサプライズ!入場は、予約をして順番が来たらテキストでお知らせが来るというシステムでしたが、一人だけ?じゃ、入っちゃいな、って、入れてもらえました。因みにテキストが来たのは、全て見終わった後でしたので、ラッキーでした。

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新装の展示室

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素敵~(*≧∪≦)

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トルマリンの展示

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とても美しいアンモナイト


 コソコソとカバンの中の飴をマスクの裏で舐めながら見学していましたが、もうお腹はペコペコ。カフェが全部、閉鎖だったのは辛かった。一旦、外に出て、前の屋台で何か食べてくるのもありなのですが、物凄く混んでいるロビーを見ると、ここで再入場の手続きして、また再入場で並んで、と、思うとげんなりなので我慢

しっかし、お腹空いた~



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セントラルパーク

 マンハッタンの中央に広がるセントラルパークは、ニューヨークのオアシス。ニューヨーク市内って、意外と緑地が多いのですが、大都会の真ん中に、これだけの広さの緑地を維持しているのもまた、ニューヨークを特徴付けるキャラクターかも。

 この日は、セントラルパークの西、81丁目のニューヨーク自然博物館へ。入場切符が11時半からしか買えなかったので、バスを72丁目で降りて、セントラルパークを歩いて博物館へ行くことにしました。72丁目のパークに面した西側には、「ローズマリーの赤ちゃん」の舞台であり、ジョン・レノンが射殺されたことで有名なダコタハウスがあります。公園を入って直ぐに、ジョン・レノンを偲ぶストロベリーフィールド。ギターを抱えたおじさんが「イマジン」を歌ってたけど、正直、あんまり上手くなかったわ...(--;)

 初見時に、えっ?これだけ?しょぼっ!と思ったんだけど、今回もやっぱり、取ってつけたようなところだと思った。折角だし、名前の通り、周りにイチゴを植えるとか、なにか…

 私のここでの思い出:まさにこの72丁目の公園入口直ぐ、ベンチですスラリとした青年とでっぷりしたおじさんが抱き合って熱烈キスしてた。当時の日本にも「風と木の詩」や「やおい」があり、私も「日出処の天子」や「エロイカより愛をこめて」の愛読者でしたが、それはバラの花びら散る美少年、美青年たちの世界。当時の私、24歳、全てのお耽美世界へ夢がぶち壊された瞬間でした...

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公園側から見上げたダコダハウス

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ジョン・レノンをしのぶストロベリー・フィールド

 今回、見たかったのは、2007年に修復を終えたベセスダ・テラス(Bethesda Terrace)です。日替わりのウィンドウズ背景で写真見て、実物が見たかったの。南北戦争時代に建設された美しい噴水へと続くアーケードは、1970~80年代には麻薬ディーラーの巣窟になっていましたが、700万ドルをかけて修復され、ニューヨークを舞台にした様々な映画に登場しています。

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アーケード内部

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 声に気付いて見上げると、子雀が騒いでる。見上げてたら、突撃しそうな勢いで親雀が飛んできました。怪しい人間!と、警戒されたのかな…orz
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親雀が飛んできたその先に子雀たちが口を開けて待っていました

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スズメに餌をやるおじさん

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湖のそばには、カナダ雁の親子

 しかし!今日のメインイベントは、この後の博物館。炎天下に入場への列が長いけど、屋台でカバブ食べて精着けて出陣だ!


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Kusama: Cosmic Nature in NYBG

 今回の旅行は、昨年キャンセルになったLA行きの飛行機のクレジットを使うためもありましたが、ニューヨーク行きのきっかけとなったのは、ニューヨーク植物園で開催中の草間彌生氏「KUSAMA: Cosmic Nature」を見たい!からでした。

 世界的なアーティストである草間氏の事は知っていたけど、変なカボチャとか水玉の人って程度の知識しかなかった。それが、たまたま図書館で見つけたドキュメンタリー「草間彌生∞INFINITY」を観て、その後、LAのブロード博物館で実際にInfinity Roomを体験、すっかり取り付かれて(獲り憑かれて?)しまいました。そして遂に火曜日の朝、開園同時の予約入場券握り締めてブロンクスへ!

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Mertz Library Building

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の中に鎮座する...「Life」

 建物内は、ワクチン接種が終わっていればマスクは不要ですが、自己責任で、とのことでした、入って直ぐに展示されているのが、上の「Life」です。撮影禁止のギャラリーでは、草間氏が子供の頃に描いたスケッチや、カボチャのぬいぐるみ(?)に樹脂を吹きかけて塗装したシリーズ、そして最近の大作まで、貴重な作品が見られました。

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ビニールハウス内に観客が各々、お花のシールを貼っていく展示、「Flower Obsession」

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私もペタリ

 展示は園内で10か所に散らばっています。一つだけ自然の中での展示ではないのが、暗室に設えられた、「Pumpkins Screaming About Love Beyond Infinity(無限に愛を叫び続けるカボチャたち)」でした。草間氏のテーマの一つである合わせ鏡による無限の表現で、1メートル四方の中の箱の中のカボチャが、無限に続いているように見える幻想的な展示です。 

 植物園内は夏の花が見ごろで、甘い香りが漂っていました。今が盛りの色とりどりのアジサイや百合も美しい。
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緑の中に鏡の箱( Infinity Mirrored Room—Illusion Inside the Heart)
最新のインフィニティー・ミラールーム作品です。内部公開は8/3から(´;ω;`)

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穴を覗くと、そこには無限が拡がっていました


 温室、水晶宮(Haupt Conservatory Gallery)内にも、展示は続きます。熱帯雨林と砂漠の植物を蒐集した常設展点に加え、下の「My Soul Blooms Forever(私の魂は永遠に咲き誇る)」、Kusama Gardenと名付けられた、草間氏の絵を再現したエリアが。
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My Soul Blooms Forever

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Starry Pumpkin in Kusama Garden

温室の中庭には、蓮池にカラフルなチューリップが咲いていました。
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2007年の作品、Hymn of Life - Tulips

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カモの親子が泳いでいました。かわいいv
うちの家の前の池に住んでる子達より幼いわ
オハイオより春が遅かったのかな?

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正に自然との共存


 今回、私が一番好きになったのは、池にミラーボールが浮かぶナルキッソスの庭。水上の玉が風に流され、互いに当たって微かに涼し気な音をたてます。一つの玉と玉が当たるとカツンと軽い音、多くの玉は共鳴してさざめきのような音。まだ若い貧窮のアーティストだった草間氏は、この鏡のボールを展示の横で一個2ドルで売ってたんだって。私も一つ欲しい~

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鏡のボールが浮かぶ「水仙の庭」
水仙(narcissus)は自分に見惚れて池に落ちたギリシア神話の若者

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 植物園のお隣はブロンクス動物園。若い頃なら、やっほー!と、迷わず突入したでしょうが、もう足が限界です。そして植物園のお向いは、いまや日本で一番有名なアメリカ学校かもしれないフォーダム大学。ここを突っ切れば、地下鉄駅まで近道だし、ついでにキャンパスツアーを、と、思ったら、警備の人に止められました。部外者は立入禁止なんだって。大学で部外者立入禁止なんて初めてでしたが、諦めてキャンパスをぐるりと回って駅に行くバスに乗ったら、大変、おガラのよろしくないエリアだった。だから立入禁止?

 追記に、感動のあまり、はっちゃけ過ぎるワタクシの喜びをお伝えします...って、ただのアホやんw 


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MOMA ニューヨーク近代美術館

 ニューヨーク滞在2日目の月曜日は、ミッドタウンにある、ニューヨーク近代美術館(MOMA :Museum of Modern Arts)を訪れました。前日に決まった入場時間の前売り券を購入していましたが、特に前売りで買っておく必要はなかったかもですが、前売りも当日券も同じお値段なので、コロナで制限のある、このご時世には、確実に入れると保証されてると安心です。但し、予測外だったのは、コートチェックが開いていない(BookOffで買った本を持って歩き回ることに)、屋上テラスのレストランしか開いていない(お高い)こと。屋内のカフェテリアは、コロナ対策で閉まっていました。辛い...orz

 ここでも若い頃に初めて来た時、教科書でお馴染みのあの絵のオリジナルがゴロゴロあって驚き、感動して、その日のうちに会員になりました。学生割引で普通に手の届く値段でしたが、入場無制限無料、ギフトショップ割引、イベントへの招待と特典は通常会員と同じ。年に一度の会員オンリーのギャラに行った経験は、思い出すたびに幸せになっちゃう、私のNYC在住中のハイライトの一つです。一張羅を着て、きゃー、素敵、素敵ー!!と大喜び。でもホントは、ゴージャスな人々に交じって、嬉しそうにヘラヘラしながらうろちょろしてる、話しかけてもイマイチ英語の通じない貧相な日本人は、随分と場違いな存在だったでしょうw

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私はマチスが好きだ

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美術館内はマスク着用

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やっぱりダリは変だと思う


 特別展示として、セザンヌの素描とアレクサンダー・カルダー特集されていました。実は私、スザンヌは余り好みではないのですが、それでも入場料払って中に入ったからには、余すとこなく見て回るのが、私のジャスティス(←せこっ!) 普段は日の目を見ない特別展なのに、圧倒的な作品数でいくつものギャラリーに渡って展示されており、えっ、まだあるの!?って思った。
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セザンヌの作品のラフスケッチ、パステルで色を付けた習作、最終的な作品を並べた展示

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特設会場の一部屋

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カルダーのモビール

 大きな窓から、お向かいのアパートが見えます。ミッドタウンの一級地にバルコニー付きのお部屋、さぞやお家賃は高いでしょうに、屋上の給水塔と外付けのクーラーが、歴史を感じるというか、古っ!と、いうか... まぁ、フロリダではオーシャンフロントな億ションが、いきなり崩壊するお国柄ですから...
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53rd St.のアパート


追記に自分の記録用写真


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ニューヨーク移民の暮らしを伝える移民博物館・Tenement Museum

 ニューヨーク到着後、先ず訪れたのは、マンハッタンのローワー・マンハッタン…マンハッタン島の南の方、地図で見ると左側下の方(Lower East side)にある、19世紀から20世紀にかけて多くの移民が暮らしたアパートを、そのまま博物館として保管した、テネメント博物館です。私がニューヨークに住んでた頃には、まだ存在していませんでした。その存在を知って以来、ずーっと行きたかったのです。

 エリス島を経てアメリカに新天地を求めた労働階級の家族の部屋を当時のままに再現して、ツアーで巡ることが出来ます。私は、6種類あるツアーの中でも、古い時代のツアーに参加したかったのですが、予約を取るのが遅すぎて、1950年代のナチスから逃れてアメリカに来たポーランド人家族と、プエルトリコから来た女性の部屋を見るツアーに参加しました。

 ツアーは、内部見学そのものよりも、ガイドの方から当時の話を聴くレクチャー的な要素が強く、時代背景に沿って様々なエピソードを聞くというもの。ツアー参加者は、祖父母がナチスによる迫害を逃れてアメリカに来たという家族や、親戚がアウシュビッツの生き残りという人がいて、その方たちからも、貴重なお話が聞けました。また、実際に住んでた子供たちが未だご在命で、昔のを懐かしむお話しする録音やビデオが見られたのも面白かったです。

 一階には、かなり充実したギフトショップがあり、博物館関連だけではなく、移民に関する多くの本や、NYグッズが豊富。内部は撮影禁止でしたので、パンフ的な本を買いました。次に機会があれば、19世紀の部屋と、建物の周りを巡るツアーに参加したいな。でも、入場料込みのツアーは一回30ドルと、結構お高い~(><)

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この大きな赤いビル全体が、かつてのアパートです。
入口前に、他のツアーのグループが集まっていました。

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大通り側から


 マンハッタンでも、Lowerと呼ばれる南側のエリアは古い地域で、通りは何番街と数字ではなく、名前が付いています。この博物館があるのは、チャイナタウンやリトル・イタリーの近くの、特に雑然とした地域です。私が降りたのは、チャイナタウンの駅で、地下鉄を降りると、ニューヨーク特有の臭いといっていい尿のアンモニア臭に中華料理...というか八角の匂いが混じって独特の臭いが鼻を衝きます。

 ワヤワヤと人が溢れ、路上で酔っ払ってるか、ラリってるか、その両方かの人が転がってるし、歩道に勝手に店出して物売ってるし、ビルの合間から違法品を売るために声をかけてくる謎のおばさんがいるし、治安が良くなって綺麗になっているはずなのに、20世紀から何も変わってないやんか~!


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日本でもかつて、町の商店街にこんな雑貨屋さんあったよね

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閉鎖された昔の公衆トイレの名残



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ニューヨークのコロナ対策、など

 ニューヨークはもう平常通り、マスクをしていないとかえって、ワクチンしてないと疑われる…なんて話を事前に日本のサイトなどで読んでいたのですが、実際には、みんなマスクしてるなって感じました。地下鉄、バスはマスク着用が義務付けられており、地下鉄は緩くてマスクしてない人もちらほらいましたが、バスはマスク無しでは乗車できません。車両前面の掲示が、行先じゃなくて「MASKS REQUIRED」で電光掲示しながらやって来るし。

 初日に訪れた博物館のツアーに参加するには、マスク着用に加え、ワクチン接種済みの証明書提示が求められました。その他の博物館、美術館では、常時マスク着用が求められ、マスクを顎に引っ掛けてる人を警備員さんが注意している場面にも、何度かであいました。

 街中では、その場で無料COVIDテストやワクチン接種ができるとのサインが所々に。自然博物館を訪れた時には、地下階が大規模コロナ・ワクチン接種会場になっていました。勿論、全て無料であるばかりか、逆に何かもらえちゃう。私の住むオハイオ州なんて、5週間にわたって毎週大人一人に100万ドル、未成年には大学奨学金が当たるロトを実施しました(@_@)

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ミッドタウンの地下鉄駅前にテストのテント

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予約なしでワクチン接種ができる外来診療所のオフィス

 アメリカでは、ここまで至れり尽くせりでもワクチン打たない人が、まだまだ多いってのは、よっぽど頑固に、ワクチンは陰謀だとかって信じきってるんでしょうか…???


 昨年は、コロナ対策でカフェやレストランは屋外席のみOKだったせいで、席が道にせり出たと聞いていましたが、規制が緩和されても、ちゃっかりそのまんま、っていうのは本当でした。リトル・イタリー地区は、ただでさえ古い地域で道が狭いのに、両側から出っ張ってるw 片側1車線、しかも自転車の配達人が道の真ん中を走り回ってるので、車の運転はかなり難しそう。ただでさえ、渋滞の酷いマンハッタン、更に悪化してそうです。とはいえ、車はぎゅうぎゅう、クラクション鳴りっぱなし、歩行者は全く信号を無視なのは、昔と全く変わってないわw

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出っ張ってます~


 ホテルは、タイムズスクエア直ぐの便利な場所でした。フリークエント・フライヤーのマイルを使ったので、大した期待はしてなかったけど、まぁまぁなレベル。6月はLGBTQのプライド月間で、ちょうどNYで大規模な集会・パレードがあったばかり。タイムズ・スクエアはいつも以上にカラフルでした。昨年は、ここもひっそりしていたと聞きますが、今は人が溢れ、活気に満ちていました。

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タイムズ・スクエアと言えば、コカ・コーラの看板だよね

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カバブ屋の屋台もハイテク化?

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NY1の美女(?)

 ニューヨークって、なんだかとっても元気なんですよね。世界のパワーの中心であるワシントンDC、文化の発信地、LAにも住んだけど、NYCは街全体が生々しいエネルギーで満ちているという気がします。それは人々のざわめきであり、車のクラクションの音であり、歩道に連なる露店(合法も違法も)からも、五番街の高級店からも貪欲な資本主義の空気が流れてくる感じ。

 9月になるまでブロードウェイのショーは再開しないのですが、既に多くの看板が出てブロードウェイの熱気が先に帰ってきたよう。うん、やっぱ、若い時に住んでみてよかった。このエネルギー、たまにならいいけど、常時だと逆にエネルギー吸い取られて疲れそう...orz


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再び、日常へ

 楽しい休暇も終わり、今日からまた、朝起きて会社行って、帰ってきて...な、日々の再開です。ニューヨーク、楽しかったです!!最終日にトンデモなアクシデントがあったけど、ちゃんと無事に帰ってこれたことに感謝です。

 以下は、大はしゃぎでニューヨークで撮ってきた写真の数々。本当はオハイオに帰ってきてから、週末に書いた記事だけど、日を追って確実を記事にしていきますね~v 今回の日程は、
  一日目(日) テナメント移民博物館
  二日目(月) MOMA ニューヨーク近代美術館
  三日目(火) ニューヨーク植物園
  四日目(水) 自然博物館
  五日目(木) メトロポリタン美術館
  六日目(金) あれ?
でした。ではでは…




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お知らせです

 来週は、勤め先の工場が1週間の夏休みですので、この機にニューヨークに遊びに行ってきます!

実はNYCは、30数年前に私が初めてアメリカに来たときに住んだ土地。結婚してからも仕事で年に数回、訪れていましたが、上息子が生まれてからは一度も行っていないので、音擦れるのは半世紀以上ぶり!

 ニューヨークでは、美術館・博物館めぐりして、ラーメン食べて、ブックオフで本をいっぱい買って、回転寿司食べたい。天気予報見ると暑そうですが、沢山楽しんで、たくさん食べて、写真も一杯撮りたいなと思っています。帰ってきたら、また、ここで写真を見せびらかしたがると思います(≧▽≦)

 行ってきま~す!


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コロナ菌は武漢の研究所から流出したのか?

 コロナが世界中に蔓延する前に出てきて、何故か一蹴された、コロナの起源が武漢ウイルス研究所から流出したという説が、再び脚光を浴びています。バイデンが再調査を指示し、G7サミットでは米国務長官が中国側に情報開示を求めました。最初に流れた時には、トランプの「反中国の陰謀論」とする押さえつけと、WHOによる中国擁護で検証が出来なかった。やっとWHOが現地に入ったのは、今年3月になってからで、その時には関係情報を処分する時間がたっぷりあったはず。それが再燃ししたのは、ずーっと武漢流出を疑っていた人たちの調査が表に出始めたというのがありそうですが、世界中で「やっぱり、そうだよね~」と思ってる人が多そう。

 時の国務長官で、元CIA長官だったポンペオは、当時から調査を指示していましたが、トランプが中国の生物兵器研究の菌が漏れたとか、中国は世界に10兆ドル賠償すべきだとか、主張すればするほど、逆にマスコミ等が「バカらしい」と否定する方向に進み、一方で中国側は、コロナを武漢に持ち込んだのは米軍だと反論し始め、泥沼の中で、なんとなく有耶無耶になってしまった。

 時の政権が主張すればするほど、誰も信じないというのも妙な事態ですが、ここに至って、インターネットの地下ネットワークでの情報を、米NSA(国家安全保障局)や英GCHQ(政府通信本部)が連携して情報を収集しているのだとか。

 でも、たとえ本当に中国のミスによって世界中に疫病が蔓延したと証明されても、その責任を、どう取らせればいいのでしょうか?世界の怒りは中国に向くのでしょうが、皆を納得させるような補償を問える政府が存在するとは思えない。トランプの10兆ドル出せ、にしたって、お金でどうこうってレベルの話じゃない。当の中国のみならず、政府としては、自国の対応に不満な国民を怖れて、このまんま有耶無耶のままの方が有難いんじゃないか… 例え、コロナが中国の人為的な菌だったと解っても、日本政府は何もしなそうと言いますか、出来なさそう。

 そんな風に思う私は、陰謀論者でしょうか?


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英語力と人間力

また英語ネタ、ネタ元はまたヤフー(「英語力じゃない」 国際舞台で損をする菅首相の人間力)、元記事はフォーブス誌。

 菅さんがG7で上手く他の首相の輪に入れず「ぼっち」だったが大きく報道されていますが、過去にも、それを揶揄された首相は沢山いましたよね。それは英語が出来ないからだと言う論調も見られましたが、それよりも、というか、それ以前に「人間力」が欠如しているというキッツイ論調なのが上記事です。

  各国首脳は、先ずは一般選挙に勝ち、当選後も地元民にアピールし続けねばならないので、投票者をひきつけるプレゼン力やカリスマが問われ、当選後も引き続き、支持を失わないための活動が要求される。少なくともアメリカでは、誰にでも気軽に話しかける積極性なしには、絶対に当選できない。更に、トップにまで昇りつめるには、それこそ、国民の支持を得るために愛される必要があります。だから逆に言えば、トランプみたいな強烈で、一部にとっての「愛すべきキャラクター」が選ばれちゃうんですが。

 日本人のトップ政治家達に全く足りないのが、そこだと思う。前世代からの地盤を引き継ぎ、あとはの党内での権力抗争に勝ち続ける。それに、一般的な親しみやすさや人の輪に入っていく積極性は必要ない。過去には、押しの強い中曽根さん、どんどん相手の懐に入っていった小泉さん、積極外交をした安倍さんといった首相もいましたが、菅さんは全然、そんなタイプじゃないですね。

 別に首相の条件が英語が喋れることだとは思わないし、実際、ロシアのプーチン大統領は常にロシア語。でも、英語ができれば、もう少し堂々と他の首脳たちに話しかけられたかも...とは思います。私自身が、最初にアメリカに来た頃は、英語が出来ないので、なかなか他の人と仲良く出来ないジレンマがありましたから。勿論、私と国のトップになるような人を比べちゃいけませんけどw

 これまたヤフーの受け売りですが、三大日本人論は、内村鑑三の、『代表的日本人』(Japan and The Japanese 1894年刊/ The Representative Men of Japan 1908年刊)、新渡戸稲造の『武士道(Bushido: The Soul of Japan 1899年刊)』、岡倉天心の『茶の本(The Book of Tea 1906年刊)』だそうで(『後世への最大遺物』と「3大日本人論」を学ぶ)、この3冊は英語で書かれているのですが、未だに続く、海外からの日本人観って、この3冊に基づくところが多いと思います。やっぱ英語だから、広く読まれたのでしょう。そう思うと、ちょっと癪だけど、英語って国際舞台に立つような日本人には必要かもね、と、思うのです。

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G7なのに6人しかいない?あれ?菅さん、どこ?


 ところで、上のフォ-ブスの記事には、
韓国でもこういうジョークを聞いた。──あるとき、各国首脳が搭乗した飛行機が故障した。最初にある国の首脳が「私はパラシュートで脱出する」と言った。別の首脳がこう言った。「Me too.」。それを聞いていた韓国大統領は慌ててこう言った。「Me three!」──。
 と、書かれていますが、この記事を書いた人がこのジョークを載せた意図は分からないけど、ミー、トゥーに続いてのミー・スリーは定番のおやじギャグです。私もよく言っちゃいます。もちろん、この後に、ミー、フォーだのミー、ファイブ…が続きます。韓国大統領が「too」を「two」と間違えて「three」と言ったのか、機転を利かして定番ジョークを、正にさらっと出したのか... そこんとこ、どうなのかな??


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Profile

sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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