Archive | 2022年01月
米最高裁のリベラル派判事ブライヤー氏(83)が、夏の開廷期末をもって退任すると発表しました。1994年に当時のクリントン大統領(民主党)の指名を受けて就任した、最高裁の最古参です。最高裁判事は終身制ですが、今年の中間選挙を見越して、民主党に優位性のあるうちに、次世代の判事を任命し、9人の最高裁判事のうち6人が保守派という不均衡をこれ以上、悪化させない為の保険です。
まだまだ精神的にも身体的にも元気なブライヤー判事を無理やり退職させたと非難する声もありますが、最高裁判所判事という激務から解放して、今後は本を書いたり、少しのんびりしてもらってもええやん。昨年のルース・ギンズバーグ判事は、最高裁判事の席をトランプの指名する保守派に譲らぬために悲壮な戦いを続けましたが、癌で亡くなられた。そのギンズバーグ判事の後任に、トランプは恥知らずにも、任期終了目前にも拘らず、腰巾着のエイミー・バレットを強行指名し、最高裁は保守派に偏ってしまいました。高齢を理由に、最高裁判事を引退するのは珍しいことではありません。1981年に、女性初の最高裁判事としてレーガン大統領に指名された、サンドラ・デイ・オコーナー判事は、2006年に引退しています。因みに、いまだ健在。
バイデン大統領は、選挙時の公約に黒人女性初の最高裁判事就任を挙げており、コロンビア特別区(ワシントン)の巡回控訴裁判所の判事、ケタンジ・ブラウン・ジャクソン氏(51)と、カリフォルニア州最高裁のレオンドラ・クルーガー判事(45)が有力候補と目されています。二人とも、黒人女性という括り無しでも十分な経験と高い評判の持ち主。トランプの指名した3人のうち二人、ブレット・カバノーとエイミー・コーニー・バレットは判事経験ゼロです。
最高裁判事を人種と性別で選ぶことへの非難もありますが、アメリカに住む人間の半分は女性で、13%以上がアフリカ系という事実を鑑みれば、現在9人のうち白人7人(クラレンス・トーマス判事がアフリカ系、ソニア・ソトマイヨール判事がヒスパニック)、女性が3人の構成に、有色人種の女性を加えるのは、人口を反映する至極当然ではないでしょうか?
レーガン大統領は、女性を最高裁判事に任命すると公約し、実際にオコーナー判事を任命したので、性別で判事を選んだのも、バイデンさんが最初じゃなくて共和党大統領。白人以外の最高裁判事は、伝説的なサーグッド・マーシャル判事が1967年にリンドン・ジョンソン大統領に指名されています。96番目にして初めての、アフリカ系黒人最高裁判所判事でした

「ジョー・バイデンは神聖なる合衆国最高裁判所の判事の伝統を、人種と性別で選ぼうとして汚している」
ふーん... 伝統的にずーっと白人♂ばっかだったのって、人種や性別で選んでたんじゃなかったんだ~(棒読み)
現在、保守派に偏った最高裁判所の動きの中でも注目されているのは、妊娠中絶の可否です。1973年に最高裁のロー対ウェイド判決で女性の中絶の権利が認められてから半世紀、何を今更、ですが、テキサス州の施行した妊娠6週目以降の中絶禁止を最高裁が差し止めず、その後、多くの共和党州で同様の法が通っています。トランプ指名のバレットは、養子を含め7人の子持ち。中絶ではなく養子縁組を、と、訴えましたが、このご時世に、母親が弁護士しながら7人子育てできるって、物凄いお金持ちなんですね~、としか言えない。日本でも、子育てにお金がかかりすぎて産めないという問題が大きく取り上げられていますが、アメリカだって同じです。こんなのが、アメリカ全体の方向を左右するって、どうなのよ???
カトリック教徒でありながら中絶を認めるバイデン大統領は、これを非難していますが、ホワイトハウスは「分権」により、最高裁の判断を覆すことが出来ない。三権分立は、近代国家における普遍的な原理であり、「権力が単一の機関に集中することによる権利の濫用を抑止し、権力の区別・分離と各権力相互間の抑制・均衡を図ることで、国民の権利・自由の確保を保障しようとするシステム(ウィキペディア)です。今のアメリカの最高裁では、司法権が大きく立法権と司法権に左右されて...というより、完全に政治に飲み込まれている。判事はどちらの政党の、どの大統領に指名されたかで、その意図に沿った判決を下すことが期待されており、全然、分立していません。
アメリカの民主主義は死んだ。
まだまだ精神的にも身体的にも元気なブライヤー判事を無理やり退職させたと非難する声もありますが、最高裁判所判事という激務から解放して、今後は本を書いたり、少しのんびりしてもらってもええやん。昨年のルース・ギンズバーグ判事は、最高裁判事の席をトランプの指名する保守派に譲らぬために悲壮な戦いを続けましたが、癌で亡くなられた。そのギンズバーグ判事の後任に、トランプは恥知らずにも、任期終了目前にも拘らず、腰巾着のエイミー・バレットを強行指名し、最高裁は保守派に偏ってしまいました。高齢を理由に、最高裁判事を引退するのは珍しいことではありません。1981年に、女性初の最高裁判事としてレーガン大統領に指名された、サンドラ・デイ・オコーナー判事は、2006年に引退しています。因みに、いまだ健在。
バイデン大統領は、選挙時の公約に黒人女性初の最高裁判事就任を挙げており、コロンビア特別区(ワシントン)の巡回控訴裁判所の判事、ケタンジ・ブラウン・ジャクソン氏(51)と、カリフォルニア州最高裁のレオンドラ・クルーガー判事(45)が有力候補と目されています。二人とも、黒人女性という括り無しでも十分な経験と高い評判の持ち主。トランプの指名した3人のうち二人、ブレット・カバノーとエイミー・コーニー・バレットは判事経験ゼロです。
最高裁判事を人種と性別で選ぶことへの非難もありますが、アメリカに住む人間の半分は女性で、13%以上がアフリカ系という事実を鑑みれば、現在9人のうち白人7人(クラレンス・トーマス判事がアフリカ系、ソニア・ソトマイヨール判事がヒスパニック)、女性が3人の構成に、有色人種の女性を加えるのは、人口を反映する至極当然ではないでしょうか?
レーガン大統領は、女性を最高裁判事に任命すると公約し、実際にオコーナー判事を任命したので、性別で判事を選んだのも、バイデンさんが最初じゃなくて共和党大統領。白人以外の最高裁判事は、伝説的なサーグッド・マーシャル判事が1967年にリンドン・ジョンソン大統領に指名されています。96番目にして初めての、アフリカ系黒人最高裁判所判事でした

「ジョー・バイデンは神聖なる合衆国最高裁判所の判事の伝統を、人種と性別で選ぼうとして汚している」
ふーん... 伝統的にずーっと白人♂ばっかだったのって、人種や性別で選んでたんじゃなかったんだ~(棒読み)
現在、保守派に偏った最高裁判所の動きの中でも注目されているのは、妊娠中絶の可否です。1973年に最高裁のロー対ウェイド判決で女性の中絶の権利が認められてから半世紀、何を今更、ですが、テキサス州の施行した妊娠6週目以降の中絶禁止を最高裁が差し止めず、その後、多くの共和党州で同様の法が通っています。トランプ指名のバレットは、養子を含め7人の子持ち。中絶ではなく養子縁組を、と、訴えましたが、このご時世に、母親が弁護士しながら7人子育てできるって、物凄いお金持ちなんですね~、としか言えない。日本でも、子育てにお金がかかりすぎて産めないという問題が大きく取り上げられていますが、アメリカだって同じです。こんなのが、アメリカ全体の方向を左右するって、どうなのよ???
カトリック教徒でありながら中絶を認めるバイデン大統領は、これを非難していますが、ホワイトハウスは「分権」により、最高裁の判断を覆すことが出来ない。三権分立は、近代国家における普遍的な原理であり、「権力が単一の機関に集中することによる権利の濫用を抑止し、権力の区別・分離と各権力相互間の抑制・均衡を図ることで、国民の権利・自由の確保を保障しようとするシステム(ウィキペディア)です。今のアメリカの最高裁では、司法権が大きく立法権と司法権に左右されて...というより、完全に政治に飲み込まれている。判事はどちらの政党の、どの大統領に指名されたかで、その意図に沿った判決を下すことが期待されており、全然、分立していません。
アメリカの民主主義は死んだ。
スポンサーサイト
バイデン大統領が記者会見で、FOXニュースのピーター・ドーシーが、会見が終了したにも関わらず、「中間選挙を控える中、インフレが政治責任を問われる問題になると思うか」と、直接、大統領に質問し、
「インフレ、インフレって、もっとインフレになりゃいい。What a stupid son of a bitch(なんて馬鹿なクソ野郎なんだ!」
と、大統領が呟いたのがマイクに拾われちゃって、大統領が電話で謝罪したというニュースが伝えられましたが、
バカなくそ野郎に、本当のことを言って何が悪い? と、思う私は、はい、FOXも、この親の七光り記者も大嫌いです。ついでに、日本の掲示板で、日本語で、バイデンは耄碌してるとか、トランプはこんなこと言わなかったかてはしゃいでいるネット民の方々、私はあなた方も嫌いです。そりゃ、トランプはこんなこと言わないわよ。経済の事なんか、全く分かってないもん、あいつ。連銀とかに責任押し付けて終わりだってばさ。
ホワイトハウスは実際、今回の大統領の発言をノーカットで議事録に掲載しました。だーって、今のインフレって、空前の賃金上昇、個人消費に押されてのGDP成長の結果だよ。アメリカでは、今、供給が需要に追い付かないから住宅購入が困難な状況です。それだけの大型消費を実行できる家計が多いのです。日本人の想像する「インフレ」よりは、経済全体が底上げされていると私は理解しています。日本の今の経済状況とは異なります。

バイデン、インフレで非難される
「政治家が値段を決められるなら、何でも全部タダにならね?」
なんでもタダなら、みーんな、その政治家を熱狂支持するよね。「ただ、安い、貰う」が好きな私も、Make America Everything Free帽被って応援するわw あ、ちなみに、今んとこ、マスクとコロナテストは連邦政府の提供でタダです。
「インフレ、インフレって、もっとインフレになりゃいい。What a stupid son of a bitch(なんて馬鹿なクソ野郎なんだ!」
と、大統領が呟いたのがマイクに拾われちゃって、大統領が電話で謝罪したというニュースが伝えられましたが、
ホワイトハウスは実際、今回の大統領の発言をノーカットで議事録に掲載しました。だーって、今のインフレって、空前の賃金上昇、個人消費に押されてのGDP成長の結果だよ。アメリカでは、今、供給が需要に追い付かないから住宅購入が困難な状況です。それだけの大型消費を実行できる家計が多いのです。日本人の想像する「インフレ」よりは、経済全体が底上げされていると私は理解しています。日本の今の経済状況とは異なります。

バイデン、インフレで非難される
「政治家が値段を決められるなら、何でも全部タダにならね?」
なんでもタダなら、みーんな、その政治家を熱狂支持するよね。「ただ、安い、貰う」が好きな私も、Make America Everything Free帽被って応援するわw あ、ちなみに、今んとこ、マスクとコロナテストは連邦政府の提供でタダです。
スティーブン・スピルバーグ監督による、1961年の名作ニュージカル「ウェストサイド物語」リメイク版を観てきました。元は、「ロミオとジュリエット」を現代(当時)のアメリカに置き換えた1957年のブロードウェイ・ミュージカルの映画化。1961年のアカデミー賞10部門を受賞している不朽の名作です。
61年版は、音楽や特定のシーンは色々な場面で使われているので、なんとなく見慣れたシーン、聞き慣れた旋律で、何度も見た気になってるけど、実は、日本でなんちゃら洋画劇場で観ただけ。なので、新作を観たら、旧作も見たくなって、図書館でDVDを借りて観ました。以下、思いっつきしネタバレなので、未見の方はご承知のほどを(^∇^)ノ

2021年版は、61年版よりもオリジナルの舞台に近い構成なのだそうです。大きな違いは、ラテン系の役を演じるのは、本当のラテン系の俳優さん達という所でしょうか。61年版ではボーイッシュな女の子だったエニィバディが、21年版ではノンバイナリー(男か女かを定義しない性認識)になっているのも、ポリコレですねぇ~
登場人物は、旧作よりずっと深く掘り下げられ、トニーがジェット団と距離を置いているのは、ケンカで相手を半殺しにしてしまい、刑務所で一年過ごして思い直したからと説明されています。マリアの兄、ベルナルドは、ボクサーを夢見てジムに通っています。最も肉付けされたのが、チーノで、街でたむろしているチンピラ達とは違い、学校に通い、会計士を目指す真面目で将来有望な青年として描かれています。ベルナルドは正にそのチンピラ、プエルトリコ移民の若者たちグループ、シャークスのリーダーなのですが、妹にはアメリカで安泰な将来を歩んでほしいと願っていることが分ります。
ニューヨークのプエルトリコ系といえば、私は有吉佐和子氏の「非色」を思い出します。黒人兵と結婚してハーレムに移り住んだ主人公の戦争花嫁仲間の一人、麗子さんははプエルトリカンと結婚して、正に映画の舞台でもある、今ではリンカーンセンターとなっているエリアに住む。アメリカに来てみれば、プエルトリカンは黒人以下の最下層。貧窮しつつも見栄を張り続け、遂には破滅する麗子さんは、主人公以上に強い印象を残しました。
旧作でベルナルドのGF、アニータを演じたリタ・モレノが、新作のプロデューサーとして名を連ね、61年版のドックに当たるヴァレンティナとして出演しています。御年90歳、達者やな~!彼女の存在は、リメイク版のベストな改定の一つだと思う。傍観者だったドックから、無くなったドック(白人)のプエルトリカンの未亡人として店を切り回すヴァレンティナは、トニーの庇護者として、異人種間恋愛を成就させた先輩として、より大きな役割を果たします。もう一つは、ジェット団の女の子たちが、乱暴されようとするアニータを庇う所。
作中では、スペイン語のセリフも多いのですが、一切、字幕は出ません。これは敢えてそうすることで、観客にも疎外感を味合わせ、両者の分断を強調する為だそうですが、気が削がれて集中できなかった。「モータル・コンバット」見た時も、日本のセリフに字幕が出なくて、日本も解る自分は、お得な気分になりましたが、今回は置いてきぼりで遮断された気分。外国語に字幕を付けないのは制作側の自己満足だよ。

オリジナルが描いたのは、当時の「現在」です。プエルトリコから移民たちに、元居たところに帰れ、英語を喋れと毒づくジェット団はポーランド系という設定。白人としては、後から入ってきた方で、彼らも2世、せいぜい3世でしょう。21年版は明言されていないけど、アイリッシュ系かな?ポーランド系は、ナチから逃れたユダヤ人が多いけど、アイリッシュなら、プエルトリカンと同じでキリスト教徒。だから、マンハッタン北端のクロイスターにトニーとマリアが地下鉄に乗ってデートに行き、館内のチャペルを模した部屋で結婚式のまねごとをする場面も成り立つ。因みにクロイスターは、METの分館で、ロックフェラーが金にあかして、ヨーロッパの古い修道院をそのまんま持ってきて再建した中世美術館です。NYCで私が一番好きな場所、かも。
61年版では、マリアの勤め先の洋装店で、閉店後に結婚式の真似事をするシーンだけど、正直、私は、オリジナルの方が好き。追加されたチーノがトニーを打つ拳銃を巡るシーンや、路上から警察署内に移った「クラプキ巡査どの」も、蛇足って気がしたなぁ。あと、決闘場所が、なんで市の塩倉庫やねん?
旧作は実は、ダンスで出会って、ちょっとデートして、その日の夜にケンカで兄貴とリフが死んで、トニーはマリアと一緒に逃げようとしたけど撃ち殺されましたって、24時間ちょっとのお話なんですよね。展開速すぎ、若気の至りすぎ。21年版は、もう少し過程も丁寧に説明されてて、アニータとベルナルドの関係も同居してるし、アツアツににラブラブ。61年時には、刺激が強すぎて映検くらったでしょうw
しかしマリアちゃん、カッとして人を刺し殺すような男はアカンって。将来はきっとDV男よ。一時の気の迷いの不幸な未来から逃れられたと、わにおばさんは思うんだ。アニータ姉さんに感謝しなきゃ。「タイタニック」のローズも、アメリカで売れない画家と一緒になっても苦労ばっかだったんじゃない?それなりに平和に長生きしたみたいだし、結果的には良かったんじゃないかと… って、ロマンティックの欠片もない感想を抱くわたくし。
スピルバーグ監督が、なぜ今、肌の色を巡る差別、先住の白人たちと移民の間の闘争と、分断が引き起こした悲劇を描く必要を感じたのかは分るけど、正直、流石のスピルバーグさんも、ミュージカルはこなれてないなって思ったのは多分、私的昨年度のベスト映画の一つ、「In the Heights(イン・ザ・ハイツ)」と比べてしまうせい。
61年版が、元の舞台を意識した閉じた空間に対し(よって、光と影の使い方が素晴らしい)、今回はCGも使って、よりダイナミック。アニータ一はじめ、移民の女性たちによるアパートで歌い踊られる「アメリカ」は、路上に飛び出し、陽光の下、周りを巻き込んだカラフルなシーンになります。素晴らしいシーンなんだけど、「イン・ザ・ハイツ」でも似たような場面があったなぁ、って、思っちゃった。

リン=マニュエル・ミランダのブロードウェイ・ミュージカル映画化、ニューヨークのワシントン・ハイツで雑貨店を営むウスナビは、いつか自分の故郷であるドミニカで店を開くのが夢。ワシントンハイツはニューヨーク市の北部、ドミニカからの移民を中心に、ヒスパニックが多く住むコミュニティーです。ここで描かれるのは、ウェストサイド物語の孫世代のストーリー。未だ、肌の白い先住民達とは同じスタートラインに立てない浅黒い肌の移民の子孫達、夢を叶えようと懸命な姿を描きます。
自身がプエルトリコ移民の子であるマニュエル・ミランダは、今や、ブロードウェイのキングと呼んでいいでしょう。先に亡くなったコリン・パウエル将軍もプエルトリコ移民の子、しかもシャーク団の若者たちと同世代。その一方で、「ウェストサイド物語」から60年、それでもアメリカは未だに肌の色で差別があり、後から来た移民を先に来た移民が邪魔者扱いしてる。このリメイクは、そこを言いたかったんじゃないかな~って思うけど、興行的にパッとしないのは、昔の話を蒸し返して何かを伝えようとするのは、もはやウケない時代なのではないかと。折角、映像は美しく、楽しく、音楽はもちろん、ダンスシーンも素晴らしいのに。お洋服は可愛いし、アニータ役の アリアナ・デボーズさんがゴールデン・グローブ取りましたが、本当に素晴らしい演技でした。
それにしても、音楽がキャッチ―過ぎ。もう、ずっと頭の中でグルグルしてます。アマゾンで買っちゃおうかな…
61年版は、音楽や特定のシーンは色々な場面で使われているので、なんとなく見慣れたシーン、聞き慣れた旋律で、何度も見た気になってるけど、実は、日本でなんちゃら洋画劇場で観ただけ。なので、新作を観たら、旧作も見たくなって、図書館でDVDを借りて観ました。以下、思いっつきしネタバレなので、未見の方はご承知のほどを(^∇^)ノ

2021年版は、61年版よりもオリジナルの舞台に近い構成なのだそうです。大きな違いは、ラテン系の役を演じるのは、本当のラテン系の俳優さん達という所でしょうか。61年版ではボーイッシュな女の子だったエニィバディが、21年版ではノンバイナリー(男か女かを定義しない性認識)になっているのも、ポリコレですねぇ~
登場人物は、旧作よりずっと深く掘り下げられ、トニーがジェット団と距離を置いているのは、ケンカで相手を半殺しにしてしまい、刑務所で一年過ごして思い直したからと説明されています。マリアの兄、ベルナルドは、ボクサーを夢見てジムに通っています。最も肉付けされたのが、チーノで、街でたむろしているチンピラ達とは違い、学校に通い、会計士を目指す真面目で将来有望な青年として描かれています。ベルナルドは正にそのチンピラ、プエルトリコ移民の若者たちグループ、シャークスのリーダーなのですが、妹にはアメリカで安泰な将来を歩んでほしいと願っていることが分ります。
ニューヨークのプエルトリコ系といえば、私は有吉佐和子氏の「非色」を思い出します。黒人兵と結婚してハーレムに移り住んだ主人公の戦争花嫁仲間の一人、麗子さんははプエルトリカンと結婚して、正に映画の舞台でもある、今ではリンカーンセンターとなっているエリアに住む。アメリカに来てみれば、プエルトリカンは黒人以下の最下層。貧窮しつつも見栄を張り続け、遂には破滅する麗子さんは、主人公以上に強い印象を残しました。
旧作でベルナルドのGF、アニータを演じたリタ・モレノが、新作のプロデューサーとして名を連ね、61年版のドックに当たるヴァレンティナとして出演しています。御年90歳、達者やな~!彼女の存在は、リメイク版のベストな改定の一つだと思う。傍観者だったドックから、無くなったドック(白人)のプエルトリカンの未亡人として店を切り回すヴァレンティナは、トニーの庇護者として、異人種間恋愛を成就させた先輩として、より大きな役割を果たします。もう一つは、ジェット団の女の子たちが、乱暴されようとするアニータを庇う所。
作中では、スペイン語のセリフも多いのですが、一切、字幕は出ません。これは敢えてそうすることで、観客にも疎外感を味合わせ、両者の分断を強調する為だそうですが、気が削がれて集中できなかった。「モータル・コンバット」見た時も、日本のセリフに字幕が出なくて、日本も解る自分は、お得な気分になりましたが、今回は置いてきぼりで遮断された気分。外国語に字幕を付けないのは制作側の自己満足だよ。

オリジナルが描いたのは、当時の「現在」です。プエルトリコから移民たちに、元居たところに帰れ、英語を喋れと毒づくジェット団はポーランド系という設定。白人としては、後から入ってきた方で、彼らも2世、せいぜい3世でしょう。21年版は明言されていないけど、アイリッシュ系かな?ポーランド系は、ナチから逃れたユダヤ人が多いけど、アイリッシュなら、プエルトリカンと同じでキリスト教徒。だから、マンハッタン北端のクロイスターにトニーとマリアが地下鉄に乗ってデートに行き、館内のチャペルを模した部屋で結婚式のまねごとをする場面も成り立つ。因みにクロイスターは、METの分館で、ロックフェラーが金にあかして、ヨーロッパの古い修道院をそのまんま持ってきて再建した中世美術館です。NYCで私が一番好きな場所、かも。
61年版では、マリアの勤め先の洋装店で、閉店後に結婚式の真似事をするシーンだけど、正直、私は、オリジナルの方が好き。追加されたチーノがトニーを打つ拳銃を巡るシーンや、路上から警察署内に移った「クラプキ巡査どの」も、蛇足って気がしたなぁ。あと、決闘場所が、なんで市の塩倉庫やねん?
旧作は実は、ダンスで出会って、ちょっとデートして、その日の夜にケンカで兄貴とリフが死んで、トニーはマリアと一緒に逃げようとしたけど撃ち殺されましたって、24時間ちょっとのお話なんですよね。展開速すぎ、若気の至りすぎ。21年版は、もう少し過程も丁寧に説明されてて、アニータとベルナルドの関係も同居してるし、アツアツににラブラブ。61年時には、刺激が強すぎて映検くらったでしょうw
しかしマリアちゃん、カッとして人を刺し殺すような男はアカンって。将来はきっとDV男よ。一時の気の迷いの不幸な未来から逃れられたと、わにおばさんは思うんだ。アニータ姉さんに感謝しなきゃ。「タイタニック」のローズも、アメリカで売れない画家と一緒になっても苦労ばっかだったんじゃない?それなりに平和に長生きしたみたいだし、結果的には良かったんじゃないかと… って、ロマンティックの欠片もない感想を抱くわたくし。
スピルバーグ監督が、なぜ今、肌の色を巡る差別、先住の白人たちと移民の間の闘争と、分断が引き起こした悲劇を描く必要を感じたのかは分るけど、正直、流石のスピルバーグさんも、ミュージカルはこなれてないなって思ったのは多分、私的昨年度のベスト映画の一つ、「In the Heights(イン・ザ・ハイツ)」と比べてしまうせい。
61年版が、元の舞台を意識した閉じた空間に対し(よって、光と影の使い方が素晴らしい)、今回はCGも使って、よりダイナミック。アニータ一はじめ、移民の女性たちによるアパートで歌い踊られる「アメリカ」は、路上に飛び出し、陽光の下、周りを巻き込んだカラフルなシーンになります。素晴らしいシーンなんだけど、「イン・ザ・ハイツ」でも似たような場面があったなぁ、って、思っちゃった。

リン=マニュエル・ミランダのブロードウェイ・ミュージカル映画化、ニューヨークのワシントン・ハイツで雑貨店を営むウスナビは、いつか自分の故郷であるドミニカで店を開くのが夢。ワシントンハイツはニューヨーク市の北部、ドミニカからの移民を中心に、ヒスパニックが多く住むコミュニティーです。ここで描かれるのは、ウェストサイド物語の孫世代のストーリー。未だ、肌の白い先住民達とは同じスタートラインに立てない浅黒い肌の移民の子孫達、夢を叶えようと懸命な姿を描きます。
自身がプエルトリコ移民の子であるマニュエル・ミランダは、今や、ブロードウェイのキングと呼んでいいでしょう。先に亡くなったコリン・パウエル将軍もプエルトリコ移民の子、しかもシャーク団の若者たちと同世代。その一方で、「ウェストサイド物語」から60年、それでもアメリカは未だに肌の色で差別があり、後から来た移民を先に来た移民が邪魔者扱いしてる。このリメイクは、そこを言いたかったんじゃないかな~って思うけど、興行的にパッとしないのは、昔の話を蒸し返して何かを伝えようとするのは、もはやウケない時代なのではないかと。折角、映像は美しく、楽しく、音楽はもちろん、ダンスシーンも素晴らしいのに。お洋服は可愛いし、アニータ役の アリアナ・デボーズさんがゴールデン・グローブ取りましたが、本当に素晴らしい演技でした。
それにしても、音楽がキャッチ―過ぎ。もう、ずっと頭の中でグルグルしてます。アマゾンで買っちゃおうかな…
ここんとこずっと、コロンバス周辺の公立学校はオンライン授業です。理由は、バスの運転手さんが足りないから。雪が降っても、除雪車の運転手さん不足だし、ごみ収集に救急サービス、そしてもちろん病院関係、ありとあらゆるサービスが、職員の病欠や隔離で大混乱中です。航空機の欠航、ニューヨークでは地下鉄の路線が休止だそうだし、もー大変、タイヘン。
サプライチェーン問題も全く解決せず、インフレに加えて、スーパー行っても棚が空っぽ。ここは、旧ソ連か?製造業や飲食店は、近隣の競争相手と、給料アップのチキンレース中。地元のスタバはスタッフ不足で朝しか開いてないし、介護施設や医療機関ともなると、コロナ疲れで更に厳しい状況。
疾病対策センター(CDC)がガイドラインを変更して、陽性の無症状者の隔離期間ガイドラインを10日間から5日に短縮したのも、今のシビアな労働力不足を緩和しようという試みです。隔離だけではなく、Great Resignation(大離職)で、働き盛り世代がどんどん仕事を辞めています。理由は、コロナ感染への不安、人生観の変化、金融資産蓄積等らしいけど、いやー、羨ましい話だねぇ...
こうなると、最低賃金レベルで争うサービス業や製造業のみならず、企業が人員確保のために賃金引き上げ、全体的に労務費が上がってインフレ、連邦銀は金融を引締めて金利上昇、不確実性への不安で株式市場は混乱、あおりを食ってバイデン政権は支持率下中、今年11月の中間選挙で共和党が議席を取り戻す可能性が上がって、せっかくの未来に向けたインフラ整備や中間層持ち上げ政策はうっちゃり、代わりに中絶禁止、選挙権妨害の政策が通る…超負のスパイラル
要因の一つは、移民を極端に制限したトランプ時代の後遺症も大きく関係しているそうです。不法移民ではなく、合法な移民ね(ほら、また、わにがトランプを叩ける機会だと張り切ってるぞ) トランプの報いがバイデンに巡り~(ひゅー、ドロドロドロ…)
バイデンの支持率低下には、国民の期待が満たされていない現状があるけど、トランプ時代から引きずってる問題や分断が大きく影響してるものも多い。だから是正方向に舵を切ろうとしても、共和党のホワイトハウス提案全否定な姿勢、民主党内での仲間割れで実施できない。だいたい、最高裁が保守派6人、革新派3人って、それ民主主義ちゃうやん。

わんこが給仕してくれるお店があったら、私は毎日、通っちゃう
サプライチェーン問題も全く解決せず、インフレに加えて、スーパー行っても棚が空っぽ。ここは、旧ソ連か?製造業や飲食店は、近隣の競争相手と、給料アップのチキンレース中。地元のスタバはスタッフ不足で朝しか開いてないし、介護施設や医療機関ともなると、コロナ疲れで更に厳しい状況。
疾病対策センター(CDC)がガイドラインを変更して、陽性の無症状者の隔離期間ガイドラインを10日間から5日に短縮したのも、今のシビアな労働力不足を緩和しようという試みです。隔離だけではなく、Great Resignation(大離職)で、働き盛り世代がどんどん仕事を辞めています。理由は、コロナ感染への不安、人生観の変化、金融資産蓄積等らしいけど、いやー、羨ましい話だねぇ...
こうなると、最低賃金レベルで争うサービス業や製造業のみならず、企業が人員確保のために賃金引き上げ、全体的に労務費が上がってインフレ、連邦銀は金融を引締めて金利上昇、不確実性への不安で株式市場は混乱、あおりを食ってバイデン政権は支持率下中、今年11月の中間選挙で共和党が議席を取り戻す可能性が上がって、せっかくの未来に向けたインフラ整備や中間層持ち上げ政策はうっちゃり、代わりに中絶禁止、選挙権妨害の政策が通る…超負のスパイラル
要因の一つは、移民を極端に制限したトランプ時代の後遺症も大きく関係しているそうです。不法移民ではなく、合法な移民ね(ほら、また、わにがトランプを叩ける機会だと張り切ってるぞ) トランプの報いがバイデンに巡り~(ひゅー、ドロドロドロ…)


わんこが給仕してくれるお店があったら、私は毎日、通っちゃう
私は今、物凄いドヤ顔である。物凄く、自分を誇っている。えっへん!
理由は、日本のお友達から届いた郵便物を、ちゃんと写真に撮ったから。いつも日本から、美味しい物や本を送ってくれるKちゃんのパッケージが届くと、ちゃんと写真に収める前に食い散らかしてしまい、とても人様にはお見せ出来ない状態にしてしまうのですが、今回は食べる前に写真に撮った。偉いぞ、自分。よくぞ我慢した、褒めてつかわす。

どや!
インスタ映えとか言うけど、みんな、美味しそうなものが目の前に出されても、直ぐに手を付けないで、先ず写真に撮るのって自制心あるよね。私、無理。きゃ~、美味しそう~、がぶっ!ガツガツガツ... おいし~...あ... しまった。
私は、日本の情報サイトやブログの美味しそうな写真や素敵な雑貨を見るのが好きなのですが、それらを見て、うわ~、食べたい!欲しい!でも、日本でしか食べられない、入手できない、悔し~!を日夜、繰り返しているので、一種のマゾかもしれない。
Kちゃんは、私がアメリカに来て30数年、いっつも色々なものを送ってくれるのですが、この頃は、私がネットで見ていいなぁ...と、指をくわえている、正にそのグッズや本が送られてきたりする。今回も、今治マスクの紹介を見て、日本のマスクは進化してるんだねぇ、アメリカじゃこうはいかないと思ってたら、そのマスクが3枚も入っていた。完全に読まれている。恐ろしい… 嬉しいけど。K様、毎度、ありがとうございますm(__)m
理由は、日本のお友達から届いた郵便物を、ちゃんと写真に撮ったから。いつも日本から、美味しい物や本を送ってくれるKちゃんのパッケージが届くと、ちゃんと写真に収める前に食い散らかしてしまい、とても人様にはお見せ出来ない状態にしてしまうのですが、今回は食べる前に写真に撮った。偉いぞ、自分。よくぞ我慢した、褒めてつかわす。

どや!
インスタ映えとか言うけど、みんな、美味しそうなものが目の前に出されても、直ぐに手を付けないで、先ず写真に撮るのって自制心あるよね。私、無理。きゃ~、美味しそう~、がぶっ!ガツガツガツ... おいし~...あ... しまった。
私は、日本の情報サイトやブログの美味しそうな写真や素敵な雑貨を見るのが好きなのですが、それらを見て、うわ~、食べたい!欲しい!でも、日本でしか食べられない、入手できない、悔し~!を日夜、繰り返しているので、一種のマゾかもしれない。
Kちゃんは、私がアメリカに来て30数年、いっつも色々なものを送ってくれるのですが、この頃は、私がネットで見ていいなぁ...と、指をくわえている、正にそのグッズや本が送られてきたりする。今回も、今治マスクの紹介を見て、日本のマスクは進化してるんだねぇ、アメリカじゃこうはいかないと思ってたら、そのマスクが3枚も入っていた。完全に読まれている。恐ろしい… 嬉しいけど。K様、毎度、ありがとうございますm(__)m
月曜日は祝祭日で、3連休でした。日曜の午後から降り始めた雪が月曜の夕方まで降り続いていたので、ちょうどお休みで良かったです...が! 雪のせいかどうかは知りませんが、インターネットがダウンしちゃったよ~・゚・(つД`)・゚・
ネット中毒の私には、これはキツイ。私はテレビを見ないので、テレビそのものが無いから、数時間チャンネルを回し続けて暇つぶしもできない。雪なんで、出掛けたくもない。ならば、これを機会にデジタル・デトックス、なんてのは無理!まぁ、プロバイダーがダウンしても、携帯でニュースやメールはチェックできるので、完全にインターネットが無いわけじゃないけど、ひたすら手持無沙汰。掃除して、洗濯して、家の前の雪かきして... とはいえ、狭い家、短い通路、あっという間に終わってしまいます。
幸い、土曜日に図書館に行って、目新しい本を借りてきたので、コタツに陣取って、ネットなければただの箱と化したPCを押しのけ、箱入りワインとおやつをテーブルに乗せて読書三昧とする。正直、どれも自分で買ったり、他に色々と選択肢があったら興味のないタイプの小説だけど、タダで読める日本語の本なら何でもいい状態ですから、中身も作者も確かめず借りました。

ラインアップ、芥川賞作家に直木賞候補に人気の芥川・直木賞候補
どの本も、現代を舞台にした恋愛もの。途中で投げ出し、ヒマなんでまた読みを繰返して完読したけど、日本を離れて三十数年、感性が全くズレてる私は、新しめの文芸作品、特に女性が作者の作品を読むと、日本人はかくも性的に奔放なのかと驚いてしまいます。小説世界が必ずしも現実を反映しているとは思いませんし、奔放な女性は創作上でも歴史上でも多く存在します...と、言いますか、奔放で何かやらかしたから話としても面白く、歴史に名を残しもするのでしょうが。
でも、芸能人の不倫が激しく叩かれる現実に対し、小説の中の人物は不倫、二股、三股も普通、頼まれたから彼氏の弟とセックスして揉めたり、リベンジポルノの被害者になったり、バイト先の大学生とたまたま職場外で会ったから深い仲になったり、別れたり、相手が離婚したから、またひっついたり、ああ、もう、大変タイヘン。
20代の男女の仲はかくも軽く、30代半ばで大学時代の仲間と離婚パーティーやって、大学時代のままのノリで、皆さん、お洒落い仕事について、中堅どころで社会的責任もありましょうに、いいんかね?と、しらける私の日本観は昭和で止まってるから、自分が古すぎるせいなのでしょうのが、こういうお話が「純文学」として受けるのは、現実はしらんけど、こういう世界に憧憬があるから需要もあるんでしょう。失楽園に「んなワケねーだろ!」と、思いつつも他人の情事を盗み見る背徳感で読んじゃうような。
でも同時に、これは村上春樹氏の所為ではなかろうか?って気もする。私は、村上春樹の文章はすごく上手いと思ってるけど、生憎、お話を好きになったことがありません。全作を読んではいないので、批評する意図は全くないけれど、単に個人的に好みに合わないだけ。でも、とても影響力のある作家さんで、その独特の世界のファンが多いのも解る気がする。と、また前置きが長いけど、村上氏の登場人物たちって、直ぐ性交に及ぶじゃないですか。たとえば、私の覚えてる「ノルウェイの森」って:
口直し(?)に、寝る前に全くベクトルの違うお話が読みたくなったので、小川洋子さんの、あくまでも静謐に閉鎖された世界のお話を読みたくなり「琥珀のまたたき」を再読しました。夢見は悪かった。やれやれ。
ネット中毒の私には、これはキツイ。私はテレビを見ないので、テレビそのものが無いから、数時間チャンネルを回し続けて暇つぶしもできない。雪なんで、出掛けたくもない。ならば、これを機会にデジタル・デトックス、なんてのは無理!まぁ、プロバイダーがダウンしても、携帯でニュースやメールはチェックできるので、完全にインターネットが無いわけじゃないけど、ひたすら手持無沙汰。掃除して、洗濯して、家の前の雪かきして... とはいえ、狭い家、短い通路、あっという間に終わってしまいます。
幸い、土曜日に図書館に行って、目新しい本を借りてきたので、コタツに陣取って、ネットなければただの箱と化したPCを押しのけ、箱入りワインとおやつをテーブルに乗せて読書三昧とする。正直、どれも自分で買ったり、他に色々と選択肢があったら興味のないタイプの小説だけど、タダで読める日本語の本なら何でもいい状態ですから、中身も作者も確かめず借りました。

ラインアップ、芥川賞作家に直木賞候補に人気の芥川・直木賞候補
どの本も、現代を舞台にした恋愛もの。途中で投げ出し、ヒマなんでまた読みを繰返して完読したけど、日本を離れて三十数年、感性が全くズレてる私は、新しめの文芸作品、特に女性が作者の作品を読むと、日本人はかくも性的に奔放なのかと驚いてしまいます。小説世界が必ずしも現実を反映しているとは思いませんし、奔放な女性は創作上でも歴史上でも多く存在します...と、言いますか、奔放で何かやらかしたから話としても面白く、歴史に名を残しもするのでしょうが。
でも、芸能人の不倫が激しく叩かれる現実に対し、小説の中の人物は不倫、二股、三股も普通、頼まれたから彼氏の弟とセックスして揉めたり、リベンジポルノの被害者になったり、バイト先の大学生とたまたま職場外で会ったから深い仲になったり、別れたり、相手が離婚したから、またひっついたり、ああ、もう、大変タイヘン。
20代の男女の仲はかくも軽く、30代半ばで大学時代の仲間と離婚パーティーやって、大学時代のままのノリで、皆さん、お洒落い仕事について、中堅どころで社会的責任もありましょうに、いいんかね?と、しらける私の日本観は昭和で止まってるから、自分が古すぎるせいなのでしょうのが、こういうお話が「純文学」として受けるのは、現実はしらんけど、こういう世界に憧憬があるから需要もあるんでしょう。失楽園に「んなワケねーだろ!」と、思いつつも他人の情事を盗み見る背徳感で読んじゃうような。
でも同時に、これは村上春樹氏の所為ではなかろうか?って気もする。私は、村上春樹の文章はすごく上手いと思ってるけど、生憎、お話を好きになったことがありません。全作を読んではいないので、批評する意図は全くないけれど、単に個人的に好みに合わないだけ。でも、とても影響力のある作家さんで、その独特の世界のファンが多いのも解る気がする。と、また前置きが長いけど、村上氏の登場人物たちって、直ぐ性交に及ぶじゃないですか。たとえば、私の覚えてる「ノルウェイの森」って:
高校時代に親友が自殺して、そのガールフレンドの直子と再会したからセックスした。
直子が精神病になって施設に入ったんで見舞いに行ったら、世話係のレイ子さんと会った。
直子が京都にいて寂しいから、ひたすらセックスした。
直子が自殺したので葬式してレイ子さんとセックスした。
大学で知り合った気になる子と付き合うことにした。
やれやれ。
って、話。なんか、異性と会えば行為に及ぶ、主人公は優柔不断ってのが、日本では良い小説的な傾向があるんではないかと、浅読みの私は疑ってしまうのだ。直子が精神病になって施設に入ったんで見舞いに行ったら、世話係のレイ子さんと会った。
直子が京都にいて寂しいから、ひたすらセックスした。
直子が自殺したので葬式してレイ子さんとセックスした。
大学で知り合った気になる子と付き合うことにした。
やれやれ。
口直し(?)に、寝る前に全くベクトルの違うお話が読みたくなったので、小川洋子さんの、あくまでも静謐に閉鎖された世界のお話を読みたくなり「琥珀のまたたき」を再読しました。夢見は悪かった。やれやれ。
今やすっかり、こんなオハイオの田舎でも普通に手に入るインスタントラーメンですが… 我が家の超面倒臭がりな上息子も、カップラーメンとインスタントラーメンくらいは自分で作ります。但し、ちゃんとお鍋で炊くんじゃなくて、熱湯入れて電子レンジでチンだけど。アメリカの大学生の必需品ですよね。
だからか、インスタントラーメンの色々な食べ方、なんてサイトを見かけますが、綿を小さく砕いてサラダのトッピングに、とか、スープを他に利用程度は良いとして、けっこう、トンデモなものもあり...

ラーメンバーガー:少量の水で麺をフライパンで茹で、チーズにマッシュルームやらホウレンソウを挟みます
うわ… マズそう….
だからか、インスタントラーメンの色々な食べ方、なんてサイトを見かけますが、綿を小さく砕いてサラダのトッピングに、とか、スープを他に利用程度は良いとして、けっこう、トンデモなものもあり...

ラーメンバーガー:少量の水で麺をフライパンで茹で、チーズにマッシュルームやらホウレンソウを挟みます
うわ… マズそう….
昨日、通勤時にちょうど、バイデン大統領のジョージア州アトランタでの演説をライブで聴くことが出来ました。1月6日議会襲撃の一周年演説時にも感じた、以前よりも強い口調でアグレッシブにトランプ(決して名前は出さず、敗北した前大統領と呼ぶ)と、その腰巾着と化した共和党を強い言葉で糾弾するスタイルは、ちょっと方針変えてきたか?と、思いました。No more Mr. nice guy、だね。
これに対し、速攻で共和党議会指導部は、「州法で投票機会制限ってのはフェイクだ~!」と記者会見。なにしろ共和党にとっては、民主党支持者が多い低所得層、人種的マイノリティの動員促進に繋がる法案なので、通ってもらっちゃ困る。私の住むオハイオ州やテキサス州等では、露骨に共和党に有利になる選挙区分けが行われ、投票時の身分証確認の厳格化や投票時間短縮等、あの手この手で投票機会を制限する州法が、既に19州で計34本成立しています。今回の演説の舞台となったジョージア州では、投票のために何時間も並んでいる人たちにお水やスナックを差し入れるのも禁止です。単なる嫌がらせやん。
月曜日のMLK記念日を前に、伝統的黒人大学で行われた演説では、全米の投票ルールを統一する連邦法案通過による、投票権の保護を訴えました。具体的には、今、上院で議会信仰妨害によって立往生中の2本の投票機会確保法案、マイノリティーの投票機会を広げる投票の自由法案と、一昨年に亡くなった黒人の人権確立公民権運動の勇、ジョン・ルイスの名を冠した、投票権促進法案のことです。
演説中でバイデン大統領は、力強い口調で、「共和党は誰一人として、米国の投票権を守るために敗北した大統領に立ち向かう勇気を示せなかった」と激しく批判。私はラジオで声を聴いただけですが、じっさま元気やなぁ...と、えらく感心した。この様子を見ても、バイデンは耄碌してる、ふらついてると主張してる輩は納得できないのかなぁ?
キング牧師とジョージ・ウォレスか、ジョン・ルイスかブル・コナーか、リンカーンかジェファーソン・デイビスかと、公民権運動や人種差別と闘った人々と白人至上主義者の名前を比べ、自分はどちらの側なのか、歴史の審判を受けた時に、どちらとして記憶されたいのかと迫り、法案の早期成立を求めました。やんや、やんや!
昨日のスピーチ全文はこちらから読めます。

象(共和党の象徴):投票権を手に「あなたは大統領選挙の結果を州議会がひっくり返すかどうか決定するまでの黙秘権を有する」
赤帽子(トランプ支持者の象徴):ニヤニヤ
黒人女性:むかっ
一方、今朝はNPRでトランプとの電話インタビューが流れました。2015年以来、何度もを申込んで、6年越しにやっと実現したインタビューでしたが、相変わらず一方的に選挙の不正をまくしたて、でも証拠は出ないし、アンタの元協力者も次々と選挙に不正はなかったって認めてるやん、と、言われたら、最初の予定が15分間だったに拘わらず、会話開始後9分20秒で、トランプが勝手に電話を切っちゃいました。躾のなってないガキやん…w 朝から笑ったわ。
トランプ本人がこんな調子なのに、未だに、不法投票ガー、不法移民ガーって、全く不正の証拠が無くて、50以上の裁判で棄却されてるのに未だに選挙は不正だったとドヤ顔で主張する人々の考えを覆すのは、もう不可能ではないかと私は失望していますが、ナット上で米民主党を非難し、大統領選の不正を信じてトランプを擁護する日本の人たち、一体、共和党やトランプにに何を期待しているの?私はそれが凄く知りたい。
これに対し、速攻で共和党議会指導部は、「州法で投票機会制限ってのはフェイクだ~!」と記者会見。なにしろ共和党にとっては、民主党支持者が多い低所得層、人種的マイノリティの動員促進に繋がる法案なので、通ってもらっちゃ困る。私の住むオハイオ州やテキサス州等では、露骨に共和党に有利になる選挙区分けが行われ、投票時の身分証確認の厳格化や投票時間短縮等、あの手この手で投票機会を制限する州法が、既に19州で計34本成立しています。今回の演説の舞台となったジョージア州では、投票のために何時間も並んでいる人たちにお水やスナックを差し入れるのも禁止です。単なる嫌がらせやん。
月曜日のMLK記念日を前に、伝統的黒人大学で行われた演説では、全米の投票ルールを統一する連邦法案通過による、投票権の保護を訴えました。具体的には、今、上院で議会信仰妨害によって立往生中の2本の投票機会確保法案、マイノリティーの投票機会を広げる投票の自由法案と、一昨年に亡くなった黒人の人権確立公民権運動の勇、ジョン・ルイスの名を冠した、投票権促進法案のことです。
演説中でバイデン大統領は、力強い口調で、「共和党は誰一人として、米国の投票権を守るために敗北した大統領に立ち向かう勇気を示せなかった」と激しく批判。私はラジオで声を聴いただけですが、じっさま元気やなぁ...と、えらく感心した。この様子を見ても、バイデンは耄碌してる、ふらついてると主張してる輩は納得できないのかなぁ?
キング牧師とジョージ・ウォレスか、ジョン・ルイスかブル・コナーか、リンカーンかジェファーソン・デイビスかと、公民権運動や人種差別と闘った人々と白人至上主義者の名前を比べ、自分はどちらの側なのか、歴史の審判を受けた時に、どちらとして記憶されたいのかと迫り、法案の早期成立を求めました。やんや、やんや!
昨日のスピーチ全文はこちらから読めます。

象(共和党の象徴):投票権を手に「あなたは大統領選挙の結果を州議会がひっくり返すかどうか決定するまでの黙秘権を有する」
赤帽子(トランプ支持者の象徴):ニヤニヤ
黒人女性:むかっ
一方、今朝はNPRでトランプとの電話インタビューが流れました。2015年以来、何度もを申込んで、6年越しにやっと実現したインタビューでしたが、相変わらず一方的に選挙の不正をまくしたて、でも証拠は出ないし、アンタの元協力者も次々と選挙に不正はなかったって認めてるやん、と、言われたら、最初の予定が15分間だったに拘わらず、会話開始後9分20秒で、トランプが勝手に電話を切っちゃいました。躾のなってないガキやん…w 朝から笑ったわ。
トランプ本人がこんな調子なのに、未だに、不法投票ガー、不法移民ガーって、全く不正の証拠が無くて、50以上の裁判で棄却されてるのに未だに選挙は不正だったとドヤ顔で主張する人々の考えを覆すのは、もう不可能ではないかと私は失望していますが、ナット上で米民主党を非難し、大統領選の不正を信じてトランプを擁護する日本の人たち、一体、共和党やトランプにに何を期待しているの?私はそれが凄く知りたい。
同僚と話していて、私はブースター打った後、腕の痛み以外の副作用は出なかったよ、と、言ったら、
「じゃ、実はもう一度、コロナに罹ってたのかもね(^o^)」
えっ?
曰く、コロナに罹った後にワクチン打っても、副作用が出にくいんだって~(@_@)
日本でもオミクロン株感染者の症状データが分析され、オミクロン株が最も猛威を振るう沖縄県の場合、感染者の9割以上が無症状か軽症だったそう。一方、メキシコのロペスオブラドール大統領が、昨年1月に続き2度目の新型コロナウイルス感染が判明したと公表。症状は軽いそうですが、コロナって2回もかかるの?って、思ったら。3回目ってケースもあるそうで… そりゃ、最初の接種の効果が亡くなって来るからブースターが必要になるわけで、結局、「集団免疫」って何だったんだー!?
オミクロン株がデルタを置換し、風邪のような軽い症状か全く症状の出ないままに免疫が出来て、やがて集団免疫になって消滅…を、期待していましたが、ファウチ博士もコロナは無くならないって言ってるし、一番いいのは、軽症化によって一般的な風邪の一種になるってシナリオなのかな?
先日、キプロスの実験室見つかった、「デルタ株」と「オミクロン株」の特徴を併せ持つ変異株の「デルタクロン株」は、実験室汚染による可能性が高いとい報道されましたが、本当かなぁ?オミクロンみたいにガンガン広がって、デルタみたいに重症化するとか、最悪なんですけど、デルタクロンって名前だけでも、トランスフォーマーに出てくる悪役みたいで怖い。
そんな嫌なヤツは存在しなかったのは良いニュースですが、今後、何が出てくるかわかったもんじゃない。できるだけ早く、特効薬等の対処策が確立されればいいなと思います。誰も文句を言えないような決定的な何かが… だって、コロナ、コロナで色々と不便なの、もう飽き飽きなんだもん。
アメリカではコロナ感染と感染への不安が再び急激に拡大する中、様々な情報が交錯し、一体何が本当なのか、誰が嘘ついてて、誰が少なくとも現時点で正しい情報を伝えているのか分らない。コロナ、ワクチン、大統領選挙の結果、その他いろいろ、情報が簡単に入手できるようになって、発信者が何のフィルターもなしにどんな嘘でも偽情報でも撒き散らすことが出来るのが、一番厄介な菌かもしれません。未だに多くがトランプが勝ったと信じてるとか、どうにかしてよ~

最も危険な変異株は… 嘘つきの偽情報と共和党の嘘っぱち
「じゃ、実はもう一度、コロナに罹ってたのかもね(^o^)」
えっ?
曰く、コロナに罹った後にワクチン打っても、副作用が出にくいんだって~(@_@)
日本でもオミクロン株感染者の症状データが分析され、オミクロン株が最も猛威を振るう沖縄県の場合、感染者の9割以上が無症状か軽症だったそう。一方、メキシコのロペスオブラドール大統領が、昨年1月に続き2度目の新型コロナウイルス感染が判明したと公表。症状は軽いそうですが、コロナって2回もかかるの?って、思ったら。3回目ってケースもあるそうで… そりゃ、最初の接種の効果が亡くなって来るからブースターが必要になるわけで、結局、「集団免疫」って何だったんだー!?
オミクロン株がデルタを置換し、風邪のような軽い症状か全く症状の出ないままに免疫が出来て、やがて集団免疫になって消滅…を、期待していましたが、ファウチ博士もコロナは無くならないって言ってるし、一番いいのは、軽症化によって一般的な風邪の一種になるってシナリオなのかな?
先日、キプロスの実験室見つかった、「デルタ株」と「オミクロン株」の特徴を併せ持つ変異株の「デルタクロン株」は、実験室汚染による可能性が高いとい報道されましたが、本当かなぁ?オミクロンみたいにガンガン広がって、デルタみたいに重症化するとか、最悪なんですけど、デルタクロンって名前だけでも、トランスフォーマーに出てくる悪役みたいで怖い。
そんな嫌なヤツは存在しなかったのは良いニュースですが、今後、何が出てくるかわかったもんじゃない。できるだけ早く、特効薬等の対処策が確立されればいいなと思います。誰も文句を言えないような決定的な何かが… だって、コロナ、コロナで色々と不便なの、もう飽き飽きなんだもん。
アメリカではコロナ感染と感染への不安が再び急激に拡大する中、様々な情報が交錯し、一体何が本当なのか、誰が嘘ついてて、誰が少なくとも現時点で正しい情報を伝えているのか分らない。コロナ、ワクチン、大統領選挙の結果、その他いろいろ、情報が簡単に入手できるようになって、発信者が何のフィルターもなしにどんな嘘でも偽情報でも撒き散らすことが出来るのが、一番厄介な菌かもしれません。未だに多くがトランプが勝ったと信じてるとか、どうにかしてよ~

最も危険な変異株は… 嘘つきの偽情報と共和党の嘘っぱち
と、エラソーに、わざわざタイトルにするようなことか?とは、自分でも思いますが、ここ数日、話題になっている目の細い中国人モデルさんへの非難について、細目の私としても、気になってしまいました。
中国のお菓子メーカー「三只松鼠」の商品宣伝ポスターが「中国人を醜く表している」と批判され、モデルの菜孃孃さんが自分への個人攻撃を止めてとお願いしたというニュース。その、お菓子広告の写真を見ると、リアル・ディズニーのムーランって感じの美人さんではありませんか。これは「細目」というより、「切れ長の目」でしょ。
ディズニー・アニメのムーランが、他のプリンセスとは全く違う顔に描かれていて、細い釣り目だけど、この時には文句は出なかったの??ディズニーとしては、これぞ東洋美人!と、思ってデザインしたのだと思うけど、最近の「ミラベルと魔法だらけの家」の主人公が、白人の思うヒスパニックの典型、浅黒い肌と太い眉、まん丸顔に団子鼻で、とても美人とは言えないのを見ると、ちょっと悩ム…もっとも、ミラベルは美人という設定ではありませんが…

並べてみた。似てない?
この広告は2019年の発表なのに、昨年末、メルセデス・ベンツやグッチが、細い目の中国人女性をモデルに起用して、アジア人蔑視だとソーシャルメディアで非難囂々になったことで蒸し返されたのか?? 確かに、グッチのはモデルさん自身ではなく写真そのものが何となく汚らしくて好きになれなかったけど、ベンツの方は三白眼が怖いけど、真直ぐな黒髪、通った鼻筋、小さな口、そしてミステリアスな切れ長の目で、元祖スーパーモデルの一人、山口小夜子さんを彷彿とさせると思うのですが。

また並べてみた。左が山口小夜子さん。ふつくしい…
中国の人気女優さんといえば、私が直ぐに思いつくのは、ミシェル・ヨーさんにゴン・リーさん。今どきの中国の女優さん達は、この世のものとも思えないような美女揃いですが、まだ西洋の影響を大きく受けていない頃からの国際的大女優としては、このお二人が浮かびます。どちらも、お目々パッチリで凛とした美人ですよね。
日本でも、かつては京マチ子さんや岩下志麻さんのような「しょうゆ顔」といいますか、切れ長の目が色っぽい女優さんがおられましたが、今の女優さんは、お目々パッチリばかりが主流で、日本でも、目が大きい、くっきり二重が美人の条件のように思います。いや、別に私が腫れぼったい細目だからひがんでるわけでは.ありませ…. いや、あるかも…orz
いや、ま、自分の顔を見ながら、細目と切れ長の目は全く違うだろうと突っ込みたくなるのです。西洋風の顔を美しいと感じるのは、子供の頃から、「美」の基準をギリシア・ローマ芸術で刷り込まれているからかもですが、そいうう顔を見慣れたヨーロッパ系や、更に濃い中東系の人々には、平たい顔族がエキゾチックで美しく思えるのかもしれません。

お目々パッチリといえばシュメール人
ぶっちゃけて言わせてもらうと、西洋人のアジア人顔蔑視じゃなくて、中国人自身の蔑視なんじゃないの~、と、思う私なのでした。
中国のお菓子メーカー「三只松鼠」の商品宣伝ポスターが「中国人を醜く表している」と批判され、モデルの菜孃孃さんが自分への個人攻撃を止めてとお願いしたというニュース。その、お菓子広告の写真を見ると、リアル・ディズニーのムーランって感じの美人さんではありませんか。これは「細目」というより、「切れ長の目」でしょ。
ディズニー・アニメのムーランが、他のプリンセスとは全く違う顔に描かれていて、細い釣り目だけど、この時には文句は出なかったの??ディズニーとしては、これぞ東洋美人!と、思ってデザインしたのだと思うけど、最近の「ミラベルと魔法だらけの家」の主人公が、白人の思うヒスパニックの典型、浅黒い肌と太い眉、まん丸顔に団子鼻で、とても美人とは言えないのを見ると、ちょっと悩ム…もっとも、ミラベルは美人という設定ではありませんが…

並べてみた。似てない?
この広告は2019年の発表なのに、昨年末、メルセデス・ベンツやグッチが、細い目の中国人女性をモデルに起用して、アジア人蔑視だとソーシャルメディアで非難囂々になったことで蒸し返されたのか?? 確かに、グッチのはモデルさん自身ではなく写真そのものが何となく汚らしくて好きになれなかったけど、ベンツの方は三白眼が怖いけど、真直ぐな黒髪、通った鼻筋、小さな口、そしてミステリアスな切れ長の目で、元祖スーパーモデルの一人、山口小夜子さんを彷彿とさせると思うのですが。

また並べてみた。左が山口小夜子さん。ふつくしい…
中国の人気女優さんといえば、私が直ぐに思いつくのは、ミシェル・ヨーさんにゴン・リーさん。今どきの中国の女優さん達は、この世のものとも思えないような美女揃いですが、まだ西洋の影響を大きく受けていない頃からの国際的大女優としては、このお二人が浮かびます。どちらも、お目々パッチリで凛とした美人ですよね。
日本でも、かつては京マチ子さんや岩下志麻さんのような「しょうゆ顔」といいますか、切れ長の目が色っぽい女優さんがおられましたが、今の女優さんは、お目々パッチリばかりが主流で、日本でも、目が大きい、くっきり二重が美人の条件のように思います。いや、別に私が腫れぼったい細目だからひがんでるわけでは.ありませ…. いや、あるかも…orz
いや、ま、自分の顔を見ながら、細目と切れ長の目は全く違うだろうと突っ込みたくなるのです。西洋風の顔を美しいと感じるのは、子供の頃から、「美」の基準をギリシア・ローマ芸術で刷り込まれているからかもですが、そいうう顔を見慣れたヨーロッパ系や、更に濃い中東系の人々には、平たい顔族がエキゾチックで美しく思えるのかもしれません。

お目々パッチリといえばシュメール人
ぶっちゃけて言わせてもらうと、西洋人のアジア人顔蔑視じゃなくて、中国人自身の蔑視なんじゃないの~、と、思う私なのでした。
Profile
Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。
Link
- 刺繍 de ねこ
- normal life
- 地球ワーキングトラベラー見聞記
- ǑKKANABIKKURING
- わにの日々 海が好き編
- わにの日々 中西部編
- コスタリカと愉快な仲間達
- シ・ニ・ア✩な✩く・ら・し
- メキシコの南の小さな家から
- 奄美の森風
- ねこぢるし
- まいにち植物、ときどき虫。
- KOREA 駐在おやじの韓国紹介
- You talkin' to me ? 2nd_新たなる驚異を求めて
- いわて町はドンと晴れ
- それでいいの
- 施設内虐待と戦うブログ※施設内虐待研修資料
- そこを越えたら何かある
- チャンネルF+
- 犬族・猫族・大家族
- アナベラと小梅の日常
- DAISUKE~! jp
- オッサンのお楽しみ
- HUMAN 24
- 愉快なおっさんのブログ
- わにの日々 大都会編
- 日々の徒然(旧:還元水について)
- つれづれ絵日記
- 2020 GIANT ESCAPE LAB.
- 戦争と平和、真実の日本史
- Etude
- 子ども達の未来のために
- sun_ek2の雑記。
- 生活を豊かにする自作の日記
- 【山川草木】鐵道紀行
- はなとレース
- ほんの小さな出来事
- 週末は大冒険
- いろいろ園芸
- 黒猫の足跡
- 『日々、日めくり。』
- 間違いだらけのキッチン選び
- 水神様は天女様
- 東村フォト日記帳(A digiphoto diary by CHIBI in East Village)
- 60歳からの無職生活 ゆる~りenjoy日記
- ゆるりと暮らす
- adkouka研究所
- 京都府城陽市のゴルフショップ ノムラゴルフの店長ブログ
- モーリシャスってどんなとこ?
- ティブロンの独り言
- マダム☆key の富豪への道のり (旧:右京たんの日々ノーベル賞)
- チワわんこのゆる~い日記
- へいへいのスタジオ2010
- 大人乙女の新刊案内
- タコノアシのつぶやき
- パンチャ パンチャ
- 猫のひたい
- まみこ日記
- 午後のベンチで。。2
- Green Tea Momのセントルイス日記
- home in my shoes
- 犬坂家の一族
- 熊本発 けん爺ちゃんの徒然見聞録
- 日本人の縄文思想と稲作のルーツ
- マクノスケblog
- 子育てブログ ハレルヤ
- 絶景探しの旅
- artpants
- 六甲山探検隊2+
- MMW 風光彩
- Admin page
Ranking
押してくださると勇気凛々です。
カレンダー
Latest journals
Category
Latest comments
- CHIBI:何度でも言います。バイデンじいさん、グッド・ジョブやぁ~! (03/25)
- なっつばー:何度でも言います。バイデンじいさん、グッド・ジョブやぁ~! (03/25)
- YOSHI:何度でも言います。バイデンじいさん、グッド・ジョブやぁ~! (03/24)
- わに:生け花について学びました (03/23)
- わに:バイデン大統領、銃規制強化へ頑張る (03/23)
- なっつばー:生け花について学びました (03/23)
- CHIBI:バイデン大統領、銃規制強化へ頑張る (03/22)
- わに:バイデン大統領、銃規制強化へ頑張る (03/21)
- わに:バイデン大統領、銃規制強化へ頑張る (03/21)
- わに:バイデン大統領、銃規制強化へ頑張る (03/21)
Search form
Monthly archive
- 2023/03 (12)
- 2023/02 (15)
- 2023/01 (18)
- 2022/12 (13)
- 2022/11 (17)
- 2022/10 (12)
- 2022/09 (15)
- 2022/08 (13)
- 2022/07 (18)
- 2022/06 (16)
- 2022/05 (15)
- 2022/04 (16)
- 2022/03 (16)
- 2022/02 (10)
- 2022/01 (15)
- 2021/12 (17)
- 2021/11 (13)
- 2021/10 (10)
- 2021/09 (13)
- 2021/08 (14)
- 2021/07 (11)
- 2021/06 (20)
- 2021/05 (17)
- 2021/04 (13)
- 2021/03 (20)
- 2021/02 (9)
- 2021/01 (10)
- 2020/12 (12)
- 2020/11 (10)
- 2020/10 (12)
- 2020/09 (11)
- 2020/08 (14)
- 2020/07 (11)
- 2020/06 (16)
- 2020/05 (19)
- 2020/04 (19)
- 2020/03 (19)
- 2020/02 (14)
- 2020/01 (17)
- 2019/12 (15)
- 2019/11 (14)
- 2019/10 (22)
- 2019/09 (14)
- 2019/08 (21)
- 2019/07 (21)
- 2019/06 (17)
- 2019/05 (14)
- 2019/04 (14)
- 2019/03 (1)
Display RSS link.
QR code
