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犬猫にマイクロチップ義務化

 日本では、6月1日から、ブリーダーやペットショップ等で販売される犬猫のマイクロチップの装着が義務化されるそうです。それに対する、健康への影響が不安視され、55.9%の飼い主が「装着させたくないとの回答したことに、目からウロコな思いです。入れるのは簡単だけど、MRIが必要になった等でマイクロチップを抜くときには外科手術が必要という情報も、全く知りませんでした。今まで何の疑問も抱かず、そういうものだ、と、思ってしまっていました。

 アメリカに来てからの歴代の飼犬たち4匹は、皆、愛護団体(ASPCAとHumane Society)出身で、里親になる際に、避妊・去勢とマイクロチップ装着が義務化され、これらの処置後でないと引き取れません。なので、犬たちはマイクロチップ付きで家に来ました。20年以上前の事ですから、アメリカでは、マイクロチップ装着が随分と進んでいたのだと思います。

 猫たちは、LAのクロ女王様とミケさんは、獣医さんで装着してもらいました。マイクロチップ注入のために裏に連れて行かれたクロ女王様、「フシャーッ!」と、凄い声がしたと思ったら、獣医さんのアシスタントさんが、「失敗しちゃった」と言って、新しいチップと物凄い皮手袋を取りに来た... エリーさんは、最初に獣医さんに連れて行った時(「She is a boy」って言われた時ね)に入れてもらいました。

 だから今迄、健康とか影響の事は全く考えずに、装着させてきたのでした。取り合えず、ミケさんもクロ女王様も、お年を召して増々矍鑠たるものらしいし、犬のサイモンが、あと数年生きられるかどうかと思われた後、16年生きたことを思えば、彼らに健康的に悪影響はなかったのかな、と、思います。モカもエリーも首筋に入っているはずですが、触っても全く分かりません。しつこく触っていたら、エリーさんに怒られたw

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寝る前は毎晩、こんな感じ。ささやかな幸せ

 フェイスブックの、住んでいる市の住民情報交換グループに参加していますが、ペットが逃げて行方不明、ペットが自由に外を出歩いているのを見かけた、の「探しています」「見つけました」情報が、毎日、毎日、掲載されるのに驚きます。道端でうろついている馬が保護され、ご近所から前日に脱走した馬だった、と、いうスレがあったことも。馬が普通に住宅地を気儘に歩いてたんかい?@!

 フェイスブックでの情報交換で見つかる子もいれば、獣医さんでマイクロチップ情報を基にお家に帰れる子もいますので、矢張りマイクロチップは役に立っていると思います。特に、ピットブル系の犬は多いので、アメリカでは、またピットブルか、ですが、ピットブル系の犬による悲劇も頻繁ですから、飼い主の特定は重要です。

 日本では、逃げていたピットブルが「おすわり!」と言われて、賢くお座りしている間に確保されたという顛末にほっこりしましたが、本来は、親愛の情豊かな犬だとよく聞きます。ただ、犬自身はお利口でも、力を誇示するためにピットブルを買い、凶暴さを犬に求める飼い主もいるのが問題だと思う... だから、自治体が地域内で、特に大型犬がどれだけ飼育されているかの状況の情報を持っていることは重要だと思うし、そのためにも、チップは役立つと思います。

 我家のモカも若い頃は家出癖があって、お隣さんやお向かいさんに保護され、会社に電話がかかってきたことがありました(≧△≦)。家出はしなくなりましたが、今も名前と電話番号入りの首輪をしていますが、何かの拍子に首輪を失っても、チップが入っているから安心という気持ちもあります。将来、手術で除去しなければならないような状況にならないことを祈るばかりですが…


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知らんがな!

 日本はゴールデンウィークに突入しましたね。毎年、この時期には暇を持て余す人のために(?)、各電子書籍会社が特別無料読み放題サービスをするので、ゴールデンウィークには関係のない私もウキウキです。初日の今日(私には昨日だけど)は、王欣太氏の三国志漫画、「蒼天航路」全話、一日だけ無料ってのは、いや、これ、絶対24時間で読み切れないんでは...って、思った。で、結局、買うことになるのね~。私は日本からお友達が送ってくれた文庫本バージョンを持っていて、たまに読み返しますが、一部だけ読んでても、ふと気が付いたら数時間...なんてこともあり、本当に引き込まれる名作だと思います。

 でも、今日の話題は三国志じゃなくて関西弁。関西といっても広い範囲なので、「関西弁」も、テレビで吉本の芸人さんが喋っている言葉とは限りません。私は、大阪生まれで阪神間育ち、大学と職場が大阪だったので、関西弁ネイティブを自認していますが、
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えっ?!

 あぁ、「みぃはいる」は、使うかな。「昨日、歩き過ぎて、足にみぃはいってるわ」みたいに。筋肉痛のときの脂肪の下の筋肉が硬張ってる感じ、よく表現できてると思うの。でも、「にぬき」、「きずつない」、は、知りませんでした。どっかの地域限定かも?食べすぎた時に、「づつない」って使うけど、全然恐縮してないから関係なさそう?パート3だそうだから、ネタ切れなってきたのかもですね。

 近頃は、地元の訛りの発音がややおかしいと指摘されてる私、もう淀川より西には行けないかしら...orz


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お弁当始めました、けど

 午後から雨で気温が下がる予報でしたが、朝の通勤時は良いお天気。周りに何もない田舎道を運転していると、空の広さと様々な表情が楽しめます。逆に真っ暗だったり、どんよりお天気だと、朝から気分が沈むわ。先週は、日本からお客様がいらしてたりで忙しかったけど、週末にしっかり再チャージして、気を取り直して出勤。

 私、日本で働いていた頃も、ワシントンD.C.の頃も、仕事に行く楽しみはランチでした。何をしに行ってるんだ?と、いう疑問はさておき、大阪やDCは近辺に色々なレストランがあって、今日はどこで何を食べようかな~、って、お友達と相談するのも楽しい。日本では放送局の制作部で働いていましたが、自分たちのお気に入りは絶対、番組で紹介なんかしないよ~ん。

 DCで働いていた機関は、各担当地域のビルごとにカフェテリアがあり、その地域っぽいメニューがありました。お向かいのIMFのカフェテリアは、私の所属していた世界銀行のよりちょっとだけ豪華。外部との会議があって、いつもより上等のスーツを着ている時は、お向かいのIMFに紛れ込んでいました。なにしろ、IMFのエコノミストたちは、アフリカの山の中でもびしっ!って、スーツ着てるって噂でしたしね~w 国際都市、D.C.だけに周辺にも多種多様なレストランがあり、高級なレストランでもランチは手頃なお値段で楽しめました。

 でも、オハイオの田舎なんぞにいると、周りには何もない。お昼は1時間半しか開いていない会社のカフェテリアか、お弁当しかない。会議でカフェテリアが閉まってしまったり、予定していなかった夜の会議が入った時は、机に常備のカップヌードル。お弁当作るの面倒な私は、マズくて高い(ごめんなさい)カフェテリアに頼っていましたが、最近、シェフが変わって味が濃くなっちゃって… これ、絶対高血圧なるわ~、って不安な塩辛さ。すでに血糖値とコレステロール値がヤバイのに、血圧まで上がったら、3高になってしまう。かつての3高(背が高い、収入が高い、顔面偏差値が高い、だったけな?)はモテ男の条件でしたが、高いのは名前だけ(私の苗字は髙橋)だった私も、今は血糖値、コレステロール値、血圧の3高が怖い。

 ともあれ、ランチに話を戻すと、カフェテリアは最近値上げして、マクドナルドのセットメニューより高いんです(お値段分、塩の量のサービスか?)。流石に怠け者の私も、お弁当を持参するしかないかないか!と覚悟を決めたものの、一人暮らしになってから殆ど料理をしなくなったせいで、自分で言うのもアレですが、メシマズです(TT)

 日本のブログや女性向け情報サイト(Locariとかfolkとか)の好きな私、美味しいもの、可愛いものの写真を見てうっとり、日本で食べたいもの、行きたい場所リストが、全制覇するには10年かかるって程、現実味が薄れていますが、日本の節約おかずや手早くパパっと時短レシピも、国外じゃコストが高い。アメリカの「薄切り肉」は私の面の皮の如く厚く、キャベツは固い。ちくわや明太は日系スーパーでしか買えない(勿論、お高い)。だからって、アメリカ~ン!なサンドイッチや、サラダだけってのも味気ない(自分の息子たちのお弁当はサンドイッチばかりだったけどw)。

 で、今週のお弁当は、週末にマーケットで買ったアフリカ料理とモロッコ料理を小分けしてタッパーに詰めたもの。偉そうに延々と御託を並べたのに、全然、お弁当作ってな~い!!

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リキテンシュタインの展示に行きました

 色々なことのあった週末でした。 北海道で起きた痛ましい事故に暗い気分になり、フランスでは極右のル・ペン候補が落選したことに胸を撫でおろし、ウクライナが公式ツイッターでヒトラー、ムッソリーニと昭和天皇を並べて非難したニュースに、アメリカでの真珠湾攻撃演説に続き、日本の姿勢に疑念を覚えます。勿論、見返りを求めて支援しているのではありませんが、実際に被害を被るヨーロッパや、NATOの一因だし、一応は大国として援助しなきゃなアメリカとは違い、純粋に善意から(世界の世界の潮流に乗ってる、乗らされてるのもあるけど)支援してるのに、ウクライナ政府から見下されているようで悔しい…

 さて、今日は、夏のような陽気に惹かれて、コロンバス美術館と、コロンバスの台所、ノースマーケットに行きました。入場料が無料になる日曜日にしか行かない美術館だけど(初めて訪れた時の印象は、この記事に)、特別展は良い。前回の「ゴッホとその時代」、5年前の「パリ世紀末」は、とても良かった。数年に一回しか行きたい展示が無いのは、美術館大好きな私としては悲しいのですが。 

 今回は、ポップ・アートの雄、ロイ・リキテンシュタイン(a.k.a. リキ様)が、彼の代名詞でもあるドット絵スタイルに至る前の作品が集められています。今回の展示で初めて知ったのですが、リキ様はオハイオ州立大学を卒業し、講師を務めていたという、コロンバスとの繋がりがあったのでした。

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See, Shop、Eatってワリには、ここのショップもカフェも魅力ないんだなぁ...orz

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自画像。リキさまは男前v

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左:コックさん、右:潜水夫、1948~1949年の作
子供の絵のような純粋さと、記号化の妙にセンスが光ります。好きだわ~

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コーンビーフの缶詰の広告をモチーフにした作品。犬...orz
商業芸術への関心は、ウォーホールにも共通しますね

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展示室。ゴッホん時と違ってガラガラ~(むせび泣き)

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アメリカン・アイコン、デラウェア川を渡るワシントン将軍も、
リキ様の手にかかると、こうなるのでした。


 折角、来たので、特別展以外も見て回ります。常設展もさり気に展示品が変わってるんですよね。美術館では、絵の中の犬の写真を撮る「犬集め」が、私の趣味の一つです。犬はよく描かれるけど、犬に比べて猫がいる絵って少ないと思う。絵の中の猫も集めてるけど、圧倒的に数が少ないです。

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正面玄関ホール(ただし、入り口は裏側)

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ウクライナ画家支援のコーナーが有った


 ダウンタウンに来たら、お次のストップはノース・マーケット。アメリカの都市にある「マーケット」は、日本の市場とは少し違って、多くは一つの建物の中に食材店やパン屋さん、お惣菜の店、軽食レストラン等が入っている施設です。お惣菜といっても、国際色豊かで、私はここに来ると毎回、アフリカ料理かモロッコ料理、ポーランド料理のお店で買う。他のインド料理とかイタリア料理も美味しそうなんだけど、結局、迷った挙げ句に同じ好物ばっか買っちゃうんですよね。今日は、アフリカンで山羊肉とピラフ、モロッカンでフラン(プリン)とビーツのサラダ買いました。

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 帰りの車の中で、観光船沈没の第一報を聞きました。船が連絡を絶って26人の行方が懸念されているとの内容で、どこかで避難しているのかもと願っていましたが、船は沈み、見つかった方々もすでに亡くなられているとのことで… 奇跡が起きることを願っています。


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トランプはきゅうりより嫌い

今週末の予報は最高気温が28度と言う夏気候。とはいえ、来週半場には、また今週半ば同様に氷点下。気温のジェットコースターですが、今朝は快晴で、既に暑いほどでした。寒いのはとことん苦手だけど、暑さなら(湿気が無ければ)好き!なので、犬を連れて、ワージントン市のファーマーズマーケットに行きました。2年前は、夏中、毎週末のように行っては、アイスコーヒーを買ってブースを見ながら、そぞろ歩き。パンやお花を買うのが楽しみでしたが、コロナで過去二年は規模縮小でした。

 屋外マーケットは、わんこ交流の場でもあり、沢山の犬に出会うことが出来ます。今日、歩いてみて思ったのは、ゴールデンドゥードル(ゴールデンレトリーバーとプードルのハイブリッド)が多い!アメリカン・ケンネルクラブには登録されないので、アメリカの人気犬種リストには出てこないけど、実は、かなりの人気犬種だと思います。うちの隣の坊っちゃんもゴールデンドゥードル。陽気でフワフワな可愛い子です。

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いつも行列の出来る一番人気のお店はピクルス(キュウリの酢漬け)の屋台です

 私は胡瓜が大のニガテ。マクドナルドのハンバーガーに挟まってるピクルスも抜いちゃう。ここのピクルスの一体どこがそんなにも特別なのか、とても興味はあるけど、自分は食べたくない!上息子のいる間だったら試させたのにな~(上息子はピクルスが好き)。今日、私が買ったのは、生ハムとベーコンでした。肉ばっかりw

 ところで今日、地元でトランプのラリーが開かれました。皆さん大熱狂で声援を送る、なんてことは全くなく、沿道で声援を送る人たちや遠くから訪れる人で交通渋滞が予測されていましたが、それも全く起きず、Facebookの市民ページは、迷惑だ、来るな!という声の方が多かったのが意外でした。広い会場の一部だけを解放して、観客がぎゅうぎゅう詰めだと演出していたことが、フェア会場近くに住む人の写真でバラされてた。元大統領が自分の家の前を通るなんて感激だわ!と、コメントした人の写真が暴露したのは、道端で応援する人は誰もいないという哀しい事実でしたw

 意外とリベラルな街に住んでるんだと安心の一方で、日本のヤフーでトランプがオハイオでラリーをしましたという記事には、「大盛況だったらしい」というコメントが付いてました。ヲイ、ヲイ、ヲイ、何を嘘ついてるんですか。オハイオの聞いた事もないような街には日本人がいないから嘘をついてもバレないとでもお思いか?実は、いるんですよ、こんな所にも日本人が。トランプ同様、信者たちも平気で嘘をつくのね。

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ウクライナはうち、その他はルワンダ(怒)

 イギリス政府は14日、英仏海峡を割ってきた難民希望者うち、独身男性を対象に、片道切符のフライトでアフリカ東部のルワンダに送り、そこで難民申請の審査手続きを行うという、試験的計画を発表し、18日にルワンダの首都キガリで、イギリスのプリティ・パテル内相(凄い名前やな)とルワンダのヴィンセント・ビルタ外相の間で協定が交わされました。数週間以内には、移送が始まる予定。
 はぁ?
 
 イギリスは、この計画に1億2000万ポンド(約200億円)を投じ、ルワンダで亡命申請が受理された人々は、ルワンダで、最長5年間の教育や支援が受けることができるそうです。イギリスに着いたら、即、ルワンダ行きですか。命を賭してヨーロッパを目指したのかは全く無視ですか。内戦、紛争、弾圧などから逃れた亡命希望者は、国際協定に基づいて、イギリスで難民としての地位を主張する権利を持っていますが、自分とこで受け容れるのは嫌だから、下請けに回しちゃえ、ってコトですか? 

 過去にも、2013年にイスラエルが、密約を結んで、スーダン人をウガンダに、やとエリトリア人をルワンダに移送したものの、移送されて1週間もしないうちに、ヨーロッパへの危険な逃亡を図った失敗例があります。この時も、「人身売買から無数の命を救う」と理由づけられてましたが、これって、「お金払うから、そっちで引き取ってよ」っていう、国家間の人身売買じゃないの?

 元より、EU内での難民受け入れ割り当てを嫌ってが、ブレグジットの大きな理由ですから、今更、このやり方は驚くには値しないのかもしれませんが、自発的にウクライナからの難民を自宅に批難させている人々、特別許可を作ってまで多くのウクライナ難民を受け入れている「美談」が多く伝えられる一方で、他の国からの難民は門前払いというダブル・スタンダードを、これほどに堂々とやってのけるとは、正直、ビックリです。これを受けて、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)をはじめ、国連機関は大反発していますが、当然でしょう。

 でも、これはイギリスには限らず、白人の難民は可愛そう、助けてあげなくちゃ、と、もろ手を挙げて支援する一方で、アフリカや中東、アジアからの避難民は拒絶している欧州先進国や、南からの移民を国境で追い返そうとするアメリカの、この対応の差は何だろう?って思ってしまいます。口に出したら袋叩きにされそうですが(だから、こっそり書く)。

 ウクライナから避難しようとしたアフリカからの留学生たちのような有色人種の人々が、バスから降ろされたり、避難所で差別されたり、ウクライナでも醜い人種差別が起きています。可哀そうな避難民だからって、その誰もが聖人君子でもなければ、天使でもない。他地域から流れ込む難民が悪者視されるのに、ウクライナ難民だけが特別扱いされているのは、ロシア憎し故なのか、それとも白人だから?(←小心者なので字を薄くしました.)

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 日本でも、海外から入ってくる動物は、最長180日間の、『狂犬病予防法』に基づく検疫期間が義務付けられています。例えば、狂犬病が撲滅できていないアメリカからペットを連れて帰る場合、狂犬病は潜伏期間が長いので半年以上前から準備を進め、獣医さんの証明書や米国農務省の裏書を入手し、日本到着後に空港で輸入検査申請を行い、検査の結果、陰性であると証明されれば解放となります。私も、日本の駐在員さんご家族のペットを連れての帰国のお手伝いをしたことがありますが、なかなか大変な手続きです。

 これに対して、農林水産省が、18日に特例措置を発表し、諸条件をクリアすれば、検疫期間を経ずに飼い主自身が滞在先等で世話できるようにことになりました。私自身もペット溺愛人間で、半年も離れるなんて考えられない!だから、良かったね、と、思うと同時に、何十年もかけて狂犬病を撲滅し、入ってこないように厳格な規則を守ってきた今迄の努力って何?って、気もする。この判断に対しては、日本国内でも賛否両論だそうですが、過去にだって、戦火を逃れて日本に来た人はいたのに、今回は特別措置が多いのは、欧米からのプレッシャーと、日本でウクライナ難民の窮状が未だかつてないほどに大きく報じられ、同情が集まっているせいでしょうが、なんだか納得できない部分があります…



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チャペル・ケイブに辿り着かない

 ホッキング・ヒルズの景勝地、「Chapel Cave」を目指して、トレイルを行く一人と一匹。お馬に乗ったグループに、この先に滝があると教えられ、安心して先に進み、目の前に開けた光景は...!



ツイン・フォールズ。その名の通り、2本の滝が流れるエリアでした。有名じゃないのが不思議なほどに、素晴らしい景観で、訪れた甲斐かありました!私の他には、ローティーンのお嬢さん二人と一緒のご家族。こちらも、チャペル・ケイブを目指していたら、ここにきてしまったとのことでしたが、ここもいい景色なので良し!と、互いにシャッターを押し合いました。

 帰ってから調べると、チャペル・ケイブには、24 Horses Cave(24頭の馬の洞窟)という名前もあって、乗馬する人たちは、そっちの名前で知っていたのかも。私は気付かなかったのですが、トレイル途中で白いペンキのサインと分岐するところがあり、そこで白い方に行くと洞窟だったんだって。この情報を行く前に読んでおくべきでした... ぐぬぬ... これはリベンジせねば!

 ところで、さっきのお馬たちが繋がれていましたが、乗り手の姿は見えず... 皆、どこに行ったのかしら??

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森を行く、お馬の一団

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枯れ葉から、春が除いています

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倒木に生えていた。何だろう?きのこの一種かな?

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犬とお馬

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記念撮影。私の靴は泥だらけ~

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崖を登ってみた。煙と何とやらは…と、言いますがw

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向かって右側の滝の裏



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陽気につられてハイキング

 今日は、イースター前の金曜日、Good Fridayです。去年までは祭日で会社もお休みでしたが、今年からは宗教関連の祝日イクナイ!なのか、平日になっちゃったの。でも、生産減で工場は止まってるし、事務所側もアメリカ人が大量にお休み。朝からお天気も最高なんで、午後から私もお休み取ったった~♪

 犬と向かったのは、車で南に1時間半程度、オハイオ州でも最も美しいとエリアと言われるホッキング・ヒルズ州立公園(Hocking Hills State Parkです。川沿いに抉られた、オハイオのグランド・キャニオン(??)で、滝や洞穴、断崖絶壁が散在する地域です。前回に来たのは。もう2年以上前、2019年、新しいビジターセンターのオープン直前でした。オープンを楽しみにしていたのに、開いた途端にコロナで閉鎖になっちゃって… 今回、やっと訪問することができました。

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こちらがビジター・センターです。地域の情報を入手できます。
展示は分かりやすく、地形や歴史が説明されていて興味深かったです。
それに、犬を連れたままでも入れるので有難い。

 一番人気があるトレイルは、Old Man's Caveです。その名の通り、18世紀終盤、耐蝕した岩場に隠者がキャビンを建てて住んでいました。新しいビジターセンターも、ここのトレイルの入り口にあります。今週はずっと大雨続きでしたから、増水して迫力のある滝が見られるかと期待しましたが、平常通りでした。上流に貯水のための人造湖があるので、ダムで制限してるのかも。

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まずは、トレイル入口から直ぐのUpper Fallsを橋の上から写真を撮る

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悪魔の風呂桶(Devil's bathtub)という名前がついています。エクストリーム・ジェットバスね
前回来たときはゴミが沢山落ちてて悲しかったけど、今日も一本落ちてテクルクル回ってた(´・_・`)

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スフィンクス・ロックという名前ですが、スフィンクスというよか、トカゲの頭みたい~
サインがないので、見過ごされ勝ちな可愛そうな名所です。

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Lower Fallsの滝壺は独特な緑色が美しい

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Old Man's Caveは実はとても広い。
人のサイズから想像してみてね

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砂岩の崖にへばりついているので、この辺の木は超がんばっている

 州立公園内と周辺の主な他トレイルは、自然保護区になっているコンクルズ・ハロウ(Conkles Hollow)、本当に洞窟なのは実はここだけ(残りは、上のオールド・マンズ・ケイブと同じで耐蝕で出来た凹み)なロックハウス(Rock House)、数百年前のネイティブアメリカンの生活の跡が残るアッシュ・ケイブ(Ash Cave)、シーダー・フォールズ(Cedar Falls)と、オールドマンズ・ケイブの側のウィスパリング・ケイブ(Whispering Cave)と、絶壁なキャントウェル・クリフ(Cantwell Cliffs)です。これらは、以前に行ったことがあるので、今回はマイナーなエリアに行ってみることにしました。

 地図を見て、ここは行ったこと無いぞ、と、携帯のGPSにチェックを付けたのは、州立公園からは少し離れた「Chapel Cave」です。駐車場に車を止めて、いざトレイルへ。往復2マイル程度の短い道のりのはずでしたが、坂を登って降りて、小川を何度も渡ってドンドコ歩いても、写真で見た洞窟にたどり着きませんよw

 途中、馬に乗った一団が追い越していったので、この先にチャペル・ケイブはありますかと尋ねたら、20分くらい先だと教えてくれたので、気を取り直して先に進む。さて、私は無事、目的地に到着することができるのか?!
以下次号!
じゃ、無くて、写真が多くなるので、二日に分けます。ネタバレすると、目的の洞窟には辿り着きませんでした~(T▽T)



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ロングスリーパーの憂鬱

 春眠暁を覚えず、は、漢文の授業で習った最初の五言絶句でした。でも、明け方って最も冷え込むし、一番眠い時間帯。それに、春はうららかに温かいから眠気を誘うというよりは、昨今は花粉症対策で抗ヒスタミン剤を常用して更に眠い。暁は美しいけど、寝ていたい~

 少し暖かくなって花粉が張り切り、温度が下がっても、今更引き返せるか!と、頑張って飛んでいるのでしょうか。目が痒いけど、お花盛りの日を楽しみに耐えてます。頑張れ、花粉!それにしても、三寒四温とは言いますが、この近辺では、春や秋は寒暖差が大きすぎるの。毎朝、天気予報で一日の気温を見て、着るものに悩んじゃう。気温差が大きくて、車内は行きは暖房、帰りは冷房。会社の制服の作業着の下に重ね着するにも、枚数は限られるので、午前はコートを着たままフリースのひざ掛けにくるまり、午後はうちわでパタパタやってます…っていうか、この建物の冷暖房はどうなってるんだ~?!

 そんな会社の今日の桜。しだれ桜で濃いめのピンクで綺麗です。満開を楽しみにしていますが、週末に盛りを過ぎるなんて、無情なことはやめてね~

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電動化、電動化とおっしゃいますが

電動車が足駄はいて 絞りの浴衣で来るものか オッチョコチョイノチョイ... じゃなくて!

 毎度おなじみ、ヤフー・ニュースで読んだ記事なのですが、ホンダは、
2030年までに電気自動車(EV)30車種を世界で発売し、年間200万台超に生産を増やすと発表した。40年に世界で販売する新車の全てをEVと燃料電池車(FCV)にする計画を掲げており、次世代車の本命であるEVの開発に注力し、競争力を高める考えだ。EVなど電動車やソフトウエアを含む研究開発投資に、今後10年間で約8兆円を投じる」(ホンダ、30年にEV30車種 年間生産200万台超に
そうですよ。

 記事の下に続く沢山のコメントを読むと、まずは批判的な意見、それらに対して、EVに反対するのは時代遅れだ、だから日本は遅れる、と、いう反論、というパターンが多いみたいです(何しろ沢山あって、全部は読んでいないので)。

 私は、自動車電動化加速の記事を読むたびに、産業国の都会はいいけど、アフリカの山岳地帯とか、中東の砂漠の真ん中とか、冬になったら道の凍ってるツンドラ地帯にも充電施設を作るのかなぁ?って、思っちゃいます。私の愛車は10年物のトヨタ、Rav4ですが、賃貸アパート暮らしだと車を充電できる施設が無いと困っちゃうな~、と、要らぬ心配もしてしまう。市場の車が全部電動にならないうちにハイブリットを買おう、いや、その頃にはインフラもばっちりかしら?もっとも自動車メーカーさんは10年以上、同じ車に乗ってるユーザーなんぞ眼中にない、むしろイヤな消費者でしょうが。

 ただでさえロシアに原油供給を頼ってエライ目に合ってる欧州諸国が、ムキー、ガソリン車やめてやるっ!と、なるのは分る。でも日本で、いくらメーカー側が鼻息荒く脱炭素!電動化!って煽っても、それって消費者動向や市場の実態に沿ってるのかなぁ?発電に化石燃料使ってたら本末転倒だけど、欧州諸国はどうする予定なのかしら?原子力発電を増やす?太陽や風力だけで十分な電力を賄える採算はあるの?原油を輸入に頼ってる日本も、ガソリン車減少は他国への依存度が低くなっていい。しかも、日本は水力を使える利点がある。けど、バッテリーの廃棄方法は?

 「?」ばかりが頭に浮かんじゃいます。本当に環境保護を突き詰めるなら、ただ電気自動車を増やすだけじゃダメで、色々と広い視点を持たねばならないのは周知でしょうが、なんだか掛け声が勇ましすぎて、背景情報がボヤけて全体像が見えない気がする。インスタ写真だったら、対象物にフォーカス合って背景はボヤけた素敵写真でしょうが。

 公共機関の充実と、それらの電動化は理に適っていると思います。アメリカでは、ちょうど買替え時期に来ている郵便配達の車の一部は電動車を予定してるってラジオで聴きました。公共バスの電動化は進んでるんだなって、ニューヨークに行った時に思いました。長距離を走る大型トラックを水素や電動に出来て、しかもある程度の自動運転化が出来たら、脱炭素、輸送費削減、人手不足解消に効果ありそうだけど、それは今、どのくらい進んでいるのかな?

 私自身はトヨタ車のファンだけど、日本の経済を支える大企業には、自動車会社のみならず、色々な方面で頑張って欲しいよ。日本が世界の経済を牽引していた時代を知ってる世代だから、日本はいつまでも豊かな国であり、地球全体をサポートできる国であってほしい。

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今日の桜。咲くのは今週末辺りかなぁ…



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Profile

sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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