Archive | 2022年10月
私と同年代でしょうか?グレイヘアの素敵な女性を見かけました。上質そうなキャメルのカシミア・ロングコートにマフラーをふわりとかけ、襟元に覗くブラウスはシルクっぽい光沢。背筋もきちんと伸びて、ロングブーツで颯爽と。憧れます。現実は、私のワードローブはユニクロのセール品とスリフトで構成されてるけど、背筋くらいは伸ばして歩きたいものです。
でも今日は、気温は10℃あったものの、小雨が降って寒さが深々と忍び込んでくるようで、つい背中が丸まりがち。この寒さの感じは、私が覚えてる日本の寒さです。こちらの寒さは、低気温でも湿気が低いからか、直接、肌の表面にキンキン来る感じで、「骨身にしみる」と感じるような寒さは珍しい。だからって、染みる寒さが懐かしくて嬉しいとは全く思いませんがっ!
カシミア・コート(とユニクロのダウン)が必要になるようになると、夏の間は仕舞われてた電気ポットの存在価値アップ。電気代的には、その都度、電子レンジで温めるのが一番で、ポットはずっと温め続けているのでコスパ悪いって聞くけど、いつでも即、熱いお湯が出てくるって、密やかに生活が潤います。なにか物足りない時にさっとインスタントのお味噌汁とか、いただいた和菓子を濃いめに入れた緑茶と一緒に、が、思い立ったら即できるって、しみじみシアワセ…
寒くなると温かいスープや鍋物が恋しくなりますね。先日、スイートポテトに鶏肉を巻き付けて乾燥させた犬のおやつが目新しいので買ってみました。朝夕、散歩の後に一つづつ与えていますが、以来、うちの犬のお通じが大変によろしい。これが植物繊維の威力か!?で、自分もスイートポテト3種を買ってきました。アメリカで一般にスイートポテトと呼ばれる果肉がオレンジ色のもの、果肉が白いヤム芋、それにさつまいも。去年くらいから、普通のスーパーでポチポチさつまいもを見かけるようになりました。かつては中華系か韓国系の店でしか入手できなかったけど、今じゃ普通のスーパーに並ぶようになった大根やみかん同様、このまま定着してほしいと思います。

アメリカのお芋、左からさつまいも(1ポンド$2.99)ヤム芋($1.99)、スイートポテト($0.89)
アメリカのスイートポテトは、日本のサツマイモよりもねっとり甘く、これだけで食べると、ちょっと甘すぎて飽きる味なのですが、カレーに入れると、スパイシーなカレーの中でほっこり甘いスイートポテトが好き。でも、最初からカレーにはしませんよ。まずは冷蔵庫の中のものを全部投入して野菜スープ、トマトを足してミネストローネ風(ふやけるんで、マカロニは別に入れる)、そしてカレーと味変するのが常。最後はもちろん、カレーうどんねv 週末に作り始めて、少しずつ手を加えて5日間のお昼と晩ごはんをこれでまかないます。手抜きを極めてるぞ!
一人暮らしになっても、つい昔みたいに大量に作っちゃう。作りすぎるのは、持ってるお鍋が大きすぎるのも問題なんだけど、20年近く前に、グランドキャニオンから飛び降りる覚悟で買ったル・クルーゼのホーロー鍋、未だ、立派にお役目を果たしてくれますので、良いお買い物だったと思います。私が全く料理ができなくなったら、形見として息子らに譲ろうw
でも今日は、気温は10℃あったものの、小雨が降って寒さが深々と忍び込んでくるようで、つい背中が丸まりがち。この寒さの感じは、私が覚えてる日本の寒さです。こちらの寒さは、低気温でも湿気が低いからか、直接、肌の表面にキンキン来る感じで、「骨身にしみる」と感じるような寒さは珍しい。だからって、染みる寒さが懐かしくて嬉しいとは全く思いませんがっ!
カシミア・コート(とユニクロのダウン)が必要になるようになると、夏の間は仕舞われてた電気ポットの存在価値アップ。電気代的には、その都度、電子レンジで温めるのが一番で、ポットはずっと温め続けているのでコスパ悪いって聞くけど、いつでも即、熱いお湯が出てくるって、密やかに生活が潤います。なにか物足りない時にさっとインスタントのお味噌汁とか、いただいた和菓子を濃いめに入れた緑茶と一緒に、が、思い立ったら即できるって、しみじみシアワセ…
寒くなると温かいスープや鍋物が恋しくなりますね。先日、スイートポテトに鶏肉を巻き付けて乾燥させた犬のおやつが目新しいので買ってみました。朝夕、散歩の後に一つづつ与えていますが、以来、うちの犬のお通じが大変によろしい。これが植物繊維の威力か!?で、自分もスイートポテト3種を買ってきました。アメリカで一般にスイートポテトと呼ばれる果肉がオレンジ色のもの、果肉が白いヤム芋、それにさつまいも。去年くらいから、普通のスーパーでポチポチさつまいもを見かけるようになりました。かつては中華系か韓国系の店でしか入手できなかったけど、今じゃ普通のスーパーに並ぶようになった大根やみかん同様、このまま定着してほしいと思います。

アメリカのお芋、左からさつまいも(1ポンド$2.99)ヤム芋($1.99)、スイートポテト($0.89)
アメリカのスイートポテトは、日本のサツマイモよりもねっとり甘く、これだけで食べると、ちょっと甘すぎて飽きる味なのですが、カレーに入れると、スパイシーなカレーの中でほっこり甘いスイートポテトが好き。でも、最初からカレーにはしませんよ。まずは冷蔵庫の中のものを全部投入して野菜スープ、トマトを足してミネストローネ風(ふやけるんで、マカロニは別に入れる)、そしてカレーと味変するのが常。最後はもちろん、カレーうどんねv 週末に作り始めて、少しずつ手を加えて5日間のお昼と晩ごはんをこれでまかないます。手抜きを極めてるぞ!
一人暮らしになっても、つい昔みたいに大量に作っちゃう。作りすぎるのは、持ってるお鍋が大きすぎるのも問題なんだけど、20年近く前に、グランドキャニオンから飛び降りる覚悟で買ったル・クルーゼのホーロー鍋、未だ、立派にお役目を果たしてくれますので、良いお買い物だったと思います。私が全く料理ができなくなったら、形見として息子らに譲ろうw
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先日、街中の歩道を歩いていたら、浮浪者に「10ドルくれ(テン・ダラ~)」と、いわれました。は?10ドル?思わず「高っ!」と、声に出てしまい、背中に彼の「けっ!」って声が聞こえた。施し金までインフレしているのか!?!
日本でも、29兆円以上を費やして新たな総合経済対策を実施すると決まりましたね。その中には、ガソリン、ガス、電気、灯油へのエネルギー物価対策や、ガス代やガソリン代値上げに対する負担分支援として、標準的な世帯に対して4万5千円の支援、加えて子育て支援として2歳以下の子供一人に付き10万円の支援金配布が入っているそうです。ソースは、いつものヤフー・ジャパンのニュース。
一党独占の日本はいいですね。自分とこで立案して、自分たちで通す自作自演だもん。アメリカじゃ、こうは行かない。来月の中間選挙でねじれが起きたら、もう絶対ムリムリ…と、すぐまた、住んでる国を顧みてしまうのですが、ともあれ、半年で4万5千円の支援、焼け石に水って気がするけど、無いよかマシ?
アメリカでガソリン代が高騰したとき、バイデン政権が値段を抑えるために政府から支援金を出すという禁じ手を発動しようとしましたが(アレって、どうなったんだっけ?)、日本の支援金も、最終的にエネルギー企業の丸儲けに終わらないよう、しっかり、誰のための支援なのかを明確にしてほしい。こういう政策って短期決戦、即座に結果を出せないと、批判されているような「一時しのぎのバラマキ」にすらならないし。インフレは、日本だけの現象ではなく、主な原因がロシアのウクライナ侵攻によるエネルギーの高騰に始まったので、日本だけでどうにかしようとしても無理だし、日米の金利差で円安になってドツボにはまったので、抜け出すのは難しそう。焼け石に水でも、どんどんかけなきゃ、って思う。
エネルギー大支援だけでなく、円安もどうにかしてほしいですね。このせいで、私の周りの在米日系会社の駐在員さんたち、皆、ヒーヒー言ってます。でも同じくヤフーのニュース、「ワシントンにある日系の某ラーメン店で追加トッピングなしの味噌ラーメン、焼き餃子、そして生ビール1杯を注文すると、税金やチップ込みで40.92ドル。円に換算すると、なんと6138円」(引用元:ラーメン、ギョーザ、ビールでまさかの6000円超え…!在米日本人ビジネスマンを襲う「超円安&インフレ」の「悶絶」生活)には、ラーメン屋さんで40ドル超えという、別の意味で悶絶したけど… 都会のお値段、恐ろしい… DCでこれなら、NYCなんて一体どんなお値段なのか…
この記事は「このまま円安が続けば、日本人が政府を見放す日も近いのではないか」と〆られていますが、見放せるなら、見放そう!って、思うの。だめ?

全く脈絡なく季節柄、うちのハロウィーンの飾り
日本でも、29兆円以上を費やして新たな総合経済対策を実施すると決まりましたね。その中には、ガソリン、ガス、電気、灯油へのエネルギー物価対策や、ガス代やガソリン代値上げに対する負担分支援として、標準的な世帯に対して4万5千円の支援、加えて子育て支援として2歳以下の子供一人に付き10万円の支援金配布が入っているそうです。ソースは、いつものヤフー・ジャパンのニュース。
一党独占の日本はいいですね。自分とこで立案して、自分たちで通す自作自演だもん。アメリカじゃ、こうは行かない。来月の中間選挙でねじれが起きたら、もう絶対ムリムリ…と、すぐまた、住んでる国を顧みてしまうのですが、ともあれ、半年で4万5千円の支援、焼け石に水って気がするけど、無いよかマシ?
アメリカでガソリン代が高騰したとき、バイデン政権が値段を抑えるために政府から支援金を出すという禁じ手を発動しようとしましたが(アレって、どうなったんだっけ?)、日本の支援金も、最終的にエネルギー企業の丸儲けに終わらないよう、しっかり、誰のための支援なのかを明確にしてほしい。こういう政策って短期決戦、即座に結果を出せないと、批判されているような「一時しのぎのバラマキ」にすらならないし。インフレは、日本だけの現象ではなく、主な原因がロシアのウクライナ侵攻によるエネルギーの高騰に始まったので、日本だけでどうにかしようとしても無理だし、日米の金利差で円安になってドツボにはまったので、抜け出すのは難しそう。焼け石に水でも、どんどんかけなきゃ、って思う。
エネルギー大支援だけでなく、円安もどうにかしてほしいですね。このせいで、私の周りの在米日系会社の駐在員さんたち、皆、ヒーヒー言ってます。でも同じくヤフーのニュース、「ワシントンにある日系の某ラーメン店で追加トッピングなしの味噌ラーメン、焼き餃子、そして生ビール1杯を注文すると、税金やチップ込みで40.92ドル。円に換算すると、なんと6138円」(引用元:ラーメン、ギョーザ、ビールでまさかの6000円超え…!在米日本人ビジネスマンを襲う「超円安&インフレ」の「悶絶」生活)には、ラーメン屋さんで40ドル超えという、別の意味で悶絶したけど… 都会のお値段、恐ろしい… DCでこれなら、NYCなんて一体どんなお値段なのか…
この記事は「このまま円安が続けば、日本人が政府を見放す日も近いのではないか」と〆られていますが、見放せるなら、見放そう!って、思うの。だめ?

全く脈絡なく季節柄、うちのハロウィーンの飾り
週初めは霜が降りるほどに気温が下がり、ビルの谷間に吹く風が辛かったのですが、一転、今週末はまるで夏。土曜日はお天気につられて、犬の散歩に出たついでにフラフラと街歩き。日曜日は、記念音楽堂でシンシナティ交響楽団のコンサートと、同じ建物内で開催されたコーヒー・フェスティバルの二本立て。
地元のコーヒー・ショップが自慢の商品を競い、ラテ・アートのコンテストや、コーヒーに関する蘊蓄のレクチャー、コーヒー豆を使った図工や、コーヒー関連商品の販売もあって、結構な人出でした。コーヒー豆の袋が一枚2ドルで売っていたので、夏になったら毛布を入れて保存用と思い、麻ではなく手触りのいい綿タイプを二枚買いました。でも、持ち帰ってみると色々と使い道を思いついて、もっと買えばよかったかもと、ちょっと後悔。
その後、様々なコーヒーのサンプル飲んでカフェイン・ハイなまま、コーヒー袋や購入した豆だの、コーヒー豆のお絵かきだのを両手に携えて劇場へ。荷物チェックが開いててよかった。演目は、シューマンの「ピアノ協奏曲イ短調作品54」とシュトラウスの「ツァラストラかく語りき」、映画、「2001年宇宙の旅」のオープニングでかかる、ジャーン!ジャーン、ジャジャーン!ドン、ドン、ドン、ドン… ジャーン、ジャーン、ってアレです。どちらも派手な曲で、ピアノ協奏曲54はシューマン唯一の完成されたピアノ協奏曲だそうです。それって、53曲の未完成ピアノ協奏曲があるってこと?私的にはウルトラセブンでかかっていた曲。
この楽団の演目は、誰もがどこかで聞いたことのあるような曲を選んたらしく、今シーズンのリストにも、ベートーベンのジャジャジャジャーン!(運命)や、ムソルグスキーの展覧会の絵等、むしろ今時、ナマで聴ける機会の方が少なそうな曲ばかりです。お正月には、チャイコフスキーの「1812年」をやるらしいけど、大砲持ち込むのは無理だよね?
今日は、元々、予定されていた指揮者のLouis Langréeさんが、フランスでのスト関係で来米できず、急遽、Maurice Cohnさんに代わりました。若い指揮者で、音楽もなんだか若々しくて元気だった。シューマンの54番も、ジャン!ダダーンダダンダダンダダン・・的にえらく元気だし、ツァラストラといえば究極の厨二病なので(←また失礼なことを言い出す)、円熟のまったり系より合っていたかも。私は音楽のことは全く分からず、判断基準は楽しいか、楽しくないかなので、とっても楽しかったので、ヨシ!
今期中には、女性指揮者のコンサートも予定されていて興味はあるのですが、演目がバルトークなんやな。私は、ぱーっと明るくて分かり易いのんが好きなんだな。女性指揮者の振る交響楽、見に行きたい気持ちはあるのですが、ちょっと考え中。いつか、女性指揮者の先駆者、マリン・オールソップさん(https://www.marinalsop.com/)が振るボルティモア交響楽団のコンサートに行きたいです。
ちなみに、シンシナティ交響楽団のコンサートは、一番安いチケットが15ドル+手数料53セント。このお値段だと、目の前が柱って席でしたが、席が半分しか埋まってなかったので、空いてる好きな席に座っていいと言われたので、遠慮なく真ん中で聴いたよ。ありがたや~v
昔、NYCに住んでた頃も、よくメトロポリタン・オペラを7ドルの立見席で見に行きましたが、ちゃんとした服装だと、空いてるいい席に誘導してもらえることが多かったの。ワタシ的にコンサートは「ハレ」なので、ちょっとお洒落していきます…が、その格好で両手にコーヒーの袋下げて歩いてたんだけどねーwww

コンサートホール内のシャンデリア。豪華!

コンサートの前に曲の時代背景等の紹介トークがありました。正直、それはこじつけじゃない?って内容もあったwww
隣の退屈そうな兄ちゃんが、各章の主旋律をピアノで弾いてくれます。楽譜がiPadなのが今どきですね。
しかし、まぶしそうだったわ…

ツァラストラはフルオーケストラなので、ステージ上がぎゅうぎゅう。オルガン、どこ??

お向かいの公園はすっかり秋の色
地元のコーヒー・ショップが自慢の商品を競い、ラテ・アートのコンテストや、コーヒーに関する蘊蓄のレクチャー、コーヒー豆を使った図工や、コーヒー関連商品の販売もあって、結構な人出でした。コーヒー豆の袋が一枚2ドルで売っていたので、夏になったら毛布を入れて保存用と思い、麻ではなく手触りのいい綿タイプを二枚買いました。でも、持ち帰ってみると色々と使い道を思いついて、もっと買えばよかったかもと、ちょっと後悔。
その後、様々なコーヒーのサンプル飲んでカフェイン・ハイなまま、コーヒー袋や購入した豆だの、コーヒー豆のお絵かきだのを両手に携えて劇場へ。荷物チェックが開いててよかった。演目は、シューマンの「ピアノ協奏曲イ短調作品54」とシュトラウスの「ツァラストラかく語りき」、映画、「2001年宇宙の旅」のオープニングでかかる、ジャーン!ジャーン、ジャジャーン!ドン、ドン、ドン、ドン… ジャーン、ジャーン、ってアレです。どちらも派手な曲で、ピアノ協奏曲54はシューマン唯一の完成されたピアノ協奏曲だそうです。それって、53曲の未完成ピアノ協奏曲があるってこと?私的にはウルトラセブンでかかっていた曲。
この楽団の演目は、誰もがどこかで聞いたことのあるような曲を選んたらしく、今シーズンのリストにも、ベートーベンのジャジャジャジャーン!(運命)や、ムソルグスキーの展覧会の絵等、むしろ今時、ナマで聴ける機会の方が少なそうな曲ばかりです。お正月には、チャイコフスキーの「1812年」をやるらしいけど、大砲持ち込むのは無理だよね?
今日は、元々、予定されていた指揮者のLouis Langréeさんが、フランスでのスト関係で来米できず、急遽、Maurice Cohnさんに代わりました。若い指揮者で、音楽もなんだか若々しくて元気だった。シューマンの54番も、ジャン!ダダーンダダンダダンダダン・・的にえらく元気だし、ツァラストラといえば究極の厨二病なので(←また失礼なことを言い出す)、円熟のまったり系より合っていたかも。私は音楽のことは全く分からず、判断基準は楽しいか、楽しくないかなので、とっても楽しかったので、ヨシ!
今期中には、女性指揮者のコンサートも予定されていて興味はあるのですが、演目がバルトークなんやな。私は、ぱーっと明るくて分かり易いのんが好きなんだな。女性指揮者の振る交響楽、見に行きたい気持ちはあるのですが、ちょっと考え中。いつか、女性指揮者の先駆者、マリン・オールソップさん(https://www.marinalsop.com/)が振るボルティモア交響楽団のコンサートに行きたいです。
ちなみに、シンシナティ交響楽団のコンサートは、一番安いチケットが15ドル+手数料53セント。このお値段だと、目の前が柱って席でしたが、席が半分しか埋まってなかったので、空いてる好きな席に座っていいと言われたので、遠慮なく真ん中で聴いたよ。ありがたや~v
昔、NYCに住んでた頃も、よくメトロポリタン・オペラを7ドルの立見席で見に行きましたが、ちゃんとした服装だと、空いてるいい席に誘導してもらえることが多かったの。ワタシ的にコンサートは「ハレ」なので、ちょっとお洒落していきます…が、その格好で両手にコーヒーの袋下げて歩いてたんだけどねーwww

コンサートホール内のシャンデリア。豪華!

コンサートの前に曲の時代背景等の紹介トークがありました。正直、それはこじつけじゃない?って内容もあったwww
隣の退屈そうな兄ちゃんが、各章の主旋律をピアノで弾いてくれます。楽譜がiPadなのが今どきですね。
しかし、まぶしそうだったわ…

ツァラストラはフルオーケストラなので、ステージ上がぎゅうぎゅう。オルガン、どこ??

お向かいの公園はすっかり秋の色
エリザベス女王が最後に任命したトラス英首相が、在任たったの45日で辞任を表明しました。鳴り物入りで全面に押し出した大型減税策が、早々にほぼ全面撤回という憂き目の結果です。この減税策には企業や富裕層を対象にした法人税の引き上げ凍結等が含まれており、アメリカのバイデン大統領が進めている政策の逆を行くもの。富裕層への恩恵が中間層や低所得者層にも行き渡るというトリクル・ダウンは嘘っぱち-!って証明されてるのにね。一部のお金持ちは更にお金持ちになり、格差が広がるだけって、色んな国で実証されている。
どこから見ても現実味が欠けているにも関わらず、皆で飛びついちゃったのは、トラスさんの唱えた「減税」という言葉があまりに魅力的だったからでしょう。これは、トランプの戯言に飛びついたアメリカの皆さんも笑えないと思いますが。ただし、国民が直接に選ぶ米大統領ではなく、英首相は日本と同じく党員投票で決まるので、保守党こそ何やってんだー!なのですが、労働党のブレアさん、ブラウンさん以来、12年間、保守党が政権を守り続けているので停留状態なのかも?
アメリカでは2つの政党が全く違う方向を向いてて、国内の分断が深刻な問題になっているので、2政党で争うのもベストとは思えない。本来なら多種多様な選択肢があって、そこから選べるべきですが、日本には沢山の政党があって、様々なポリシーを掲げているのに、外からホケーっと眺めているだけでは、自民党以外に政党なかったっけ?状態な状況を鑑みても、民主主義は難しい。でも、今、人類間で存在するシステムでは、民主主義が最善だと私は信じていますが、これから、もっといいアイデアが出てくるのでしょうか?
自分は中低所得者なので、減税はお金持ちや企業じゃなくて、私らにしてくれー、と、思います。給料明細見るたびに、税金控除分見てトホホですよ。税率下がる=税金で持っていかれる分が減る、で、収入が増えるようなもの。その分で消費が増えりゃ経済拡大。お金持ちからがっぽり取り立てて再分配したら格差も縮まるし、社会保障に当てて労働力も増加、社会資本再生産で、ブラボー!ハラショー!トレビアンっ!(←力説)
アタシだって税率が下がって手取りが増えれば、ちょっと奮発して美味しいもんでも食べに行こうかってなるかもしれない。庶民の「ちょっと奮発」を馬鹿にしちゃあいけない。これがマクロにつながって景気が回るんです。上位1%の金持ちの税率を1%上げれば税収入は爆上がりしても、彼らは「ちょっと節約」なんかしませんよ。
いつも繁盛してる、ご近所の高級レストラン、いつか宝くじが当たったら行きたい。でも宝くじを買わないので、拾ったくじが問題にならない程度の金額、当たってた、という日が来ることを夢見ています。でも、なかなか落ちてないわぁ… 落ちてるくじを探す人は少数派でも、5日宝くじがあたったら、と、夢見る庶民は多いと思うの。税率が下がって、帰ってくる分が増えたら、「ちょっと奮発」も増えるよね。政府さん、頼んます。
どこから見ても現実味が欠けているにも関わらず、皆で飛びついちゃったのは、トラスさんの唱えた「減税」という言葉があまりに魅力的だったからでしょう。これは、トランプの戯言に飛びついたアメリカの皆さんも笑えないと思いますが。ただし、国民が直接に選ぶ米大統領ではなく、英首相は日本と同じく党員投票で決まるので、保守党こそ何やってんだー!なのですが、労働党のブレアさん、ブラウンさん以来、12年間、保守党が政権を守り続けているので停留状態なのかも?
アメリカでは2つの政党が全く違う方向を向いてて、国内の分断が深刻な問題になっているので、2政党で争うのもベストとは思えない。本来なら多種多様な選択肢があって、そこから選べるべきですが、日本には沢山の政党があって、様々なポリシーを掲げているのに、外からホケーっと眺めているだけでは、自民党以外に政党なかったっけ?状態な状況を鑑みても、民主主義は難しい。でも、今、人類間で存在するシステムでは、民主主義が最善だと私は信じていますが、これから、もっといいアイデアが出てくるのでしょうか?
自分は中低所得者なので、減税はお金持ちや企業じゃなくて、私らにしてくれー、と、思います。給料明細見るたびに、税金控除分見てトホホですよ。税率下がる=税金で持っていかれる分が減る、で、収入が増えるようなもの。その分で消費が増えりゃ経済拡大。お金持ちからがっぽり取り立てて再分配したら格差も縮まるし、社会保障に当てて労働力も増加、社会資本再生産で、ブラボー!ハラショー!トレビアンっ!(←力説)
アタシだって税率が下がって手取りが増えれば、ちょっと奮発して美味しいもんでも食べに行こうかってなるかもしれない。庶民の「ちょっと奮発」を馬鹿にしちゃあいけない。これがマクロにつながって景気が回るんです。上位1%の金持ちの税率を1%上げれば税収入は爆上がりしても、彼らは「ちょっと節約」なんかしませんよ。
いつも繁盛してる、ご近所の高級レストラン、いつか宝くじが当たったら行きたい。でも宝くじを買わないので、拾ったくじが問題にならない程度の金額、当たってた、という日が来ることを夢見ています。でも、なかなか落ちてないわぁ… 落ちてるくじを探す人は少数派でも、5日宝くじがあたったら、と、夢見る庶民は多いと思うの。税率が下がって、帰ってくる分が増えたら、「ちょっと奮発」も増えるよね。政府さん、頼んます。
Gentrificationの功罪 1の続きになります。
ジェントリフィケーションとは、都市部の貧困地域が再開発され、中間層が流入して地域の人口構成やコミュニティが変化すること。シンシナティのOver-The-Rhine地区(OTR)は、2009年にはアメリカで最も危険な地域に名を連ねていました。 以来、大規模な再復興活動を経て、今ではすっかり様変わりし、今ではシンシナティの観光名所にもなり、ジェントリフィケーション、アメリカでは再復興の見本にもなっています。
もとはドイツ移民の集まった地域でしたが、1940年代からはアパラチア地方からの労働者が増加。アパラチア山脈に沿った広範な地域は、ジェニファー・ローレンスの出世作、「ウィンターズ・ボーン」の舞台になりました。主人公のリーが、食べるためのリスを撃つ方法を幼い弟妹に教えるシーンがありますが、「ウォーキング・デッド」のダリルも、森でリスを狩って飢えをしのいでいた経験が役に立っているという設定。彼らはヒルビリーと別称で呼ばれる、白人貧困層です。戦後、社会経済状況が好転すると、ボロ長屋の窮屈な生活から逃れるように出ていく人も増え、一方で1960年代には、高速道路建設のために立ち退きを強制されたアフリカ系住民が住むようなりました。

Winter's Bone。私の映画の感想は「いなかのこわいはなし」に

ウォーキング・デッドのダリルさん。どちらもハードな人生ですね
以来、半世紀以上を経て、多くの19世紀ドイツ風やイタリア風の建物がビール醸造所やおしゃれなブティック、レストランやカフェになって、人気スポットになりました。古い線路を走る市電がダウンタウンとOTRを結び、この地区の西には、地元のサッカーチーム、FCシンシナティのスタジアムができたばかり。この復興モデルの裏にあるのは、非営利団体の3CDCです。2004年に活動を開始した時には、この地域には3千以上の空家や空地が、荒れて朽ちていくままに放置されていましたが、地元の大企業、P&Gやクローガー社の投資を得て、町は生まれ変わりました。ジェントルになって、活気あるOTRを思いっきり堪能している私は、こういった再生努力の恩恵を目一杯受けています。
ですが、何世代も前から住んできた、アパラチアに起を持つ白人やアフリカ系の住民は、高騰する家賃や生活費のせいで押し出されています。開発とともに新たに雇用が創造されても、その恩恵は全員に行き渡るわけもなく、慢性的な失業や住宅の不足にさいなまれています。市内の#BLM抗議行動の中心が、OTR地域であった理由も、この地域に多くのこぼれ落ちた元住民、不満を抱えたマイノリティー住民が多いからでしょう。
再開発によって昔からあるコミュニティが変化していくのは、日本でもよくあります。私の地元も、市場がなくなってマンションになり、商店街も'個人の小売店がなくなりました。大阪・神戸で働く若いプロフェッショナルに人気の街だそうで、商店街は会社帰りに寄れるカフェバー等の飲食店が並ぶようになりました。今の街は、私が知っていた街とは似て非なるものですが、もとから住んでいた人々が大量に立ち退きを強要され押し出されたという話ではありません。
阪神大震災後、私の出身市の開発の遅れた駅裏エリアは再開発され、新興住宅地として大きなモールやマンションが建てられましたが、元の住民たちは補償金を得て近隣地域に引っ越したり、新しく建てられたマンションに優先的に移ったり。景気の良かった当時だから可能だったのかも。日本もこれからどうなっていくのか、私にはわかりませんが…

ダウンタウンとOTRを巡回する市電、無料、便利、安全
ジェントリフィケーションとは、都市部の貧困地域が再開発され、中間層が流入して地域の人口構成やコミュニティが変化すること。シンシナティのOver-The-Rhine地区(OTR)は、2009年にはアメリカで最も危険な地域に名を連ねていました。 以来、大規模な再復興活動を経て、今ではすっかり様変わりし、今ではシンシナティの観光名所にもなり、ジェントリフィケーション、アメリカでは再復興の見本にもなっています。
もとはドイツ移民の集まった地域でしたが、1940年代からはアパラチア地方からの労働者が増加。アパラチア山脈に沿った広範な地域は、ジェニファー・ローレンスの出世作、「ウィンターズ・ボーン」の舞台になりました。主人公のリーが、食べるためのリスを撃つ方法を幼い弟妹に教えるシーンがありますが、「ウォーキング・デッド」のダリルも、森でリスを狩って飢えをしのいでいた経験が役に立っているという設定。彼らはヒルビリーと別称で呼ばれる、白人貧困層です。戦後、社会経済状況が好転すると、ボロ長屋の窮屈な生活から逃れるように出ていく人も増え、一方で1960年代には、高速道路建設のために立ち退きを強制されたアフリカ系住民が住むようなりました。

Winter's Bone。私の映画の感想は「いなかのこわいはなし」に

ウォーキング・デッドのダリルさん。どちらもハードな人生ですね
以来、半世紀以上を経て、多くの19世紀ドイツ風やイタリア風の建物がビール醸造所やおしゃれなブティック、レストランやカフェになって、人気スポットになりました。古い線路を走る市電がダウンタウンとOTRを結び、この地区の西には、地元のサッカーチーム、FCシンシナティのスタジアムができたばかり。この復興モデルの裏にあるのは、非営利団体の3CDCです。2004年に活動を開始した時には、この地域には3千以上の空家や空地が、荒れて朽ちていくままに放置されていましたが、地元の大企業、P&Gやクローガー社の投資を得て、町は生まれ変わりました。ジェントルになって、活気あるOTRを思いっきり堪能している私は、こういった再生努力の恩恵を目一杯受けています。
ですが、何世代も前から住んできた、アパラチアに起を持つ白人やアフリカ系の住民は、高騰する家賃や生活費のせいで押し出されています。開発とともに新たに雇用が創造されても、その恩恵は全員に行き渡るわけもなく、慢性的な失業や住宅の不足にさいなまれています。市内の#BLM抗議行動の中心が、OTR地域であった理由も、この地域に多くのこぼれ落ちた元住民、不満を抱えたマイノリティー住民が多いからでしょう。
再開発によって昔からあるコミュニティが変化していくのは、日本でもよくあります。私の地元も、市場がなくなってマンションになり、商店街も'個人の小売店がなくなりました。大阪・神戸で働く若いプロフェッショナルに人気の街だそうで、商店街は会社帰りに寄れるカフェバー等の飲食店が並ぶようになりました。今の街は、私が知っていた街とは似て非なるものですが、もとから住んでいた人々が大量に立ち退きを強要され押し出されたという話ではありません。
阪神大震災後、私の出身市の開発の遅れた駅裏エリアは再開発され、新興住宅地として大きなモールやマンションが建てられましたが、元の住民たちは補償金を得て近隣地域に引っ越したり、新しく建てられたマンションに優先的に移ったり。景気の良かった当時だから可能だったのかも。日本もこれからどうなっていくのか、私にはわかりませんが…

ダウンタウンとOTRを巡回する市電、無料、便利、安全
BLINK、二日目は、歴史ある音楽堂での短いコンサートに行きました。地元の交響楽団、シンシナティ・シンフォニー・オーケストラの演奏で、フィルムと音楽の競演「Sun Dogs」の世界初お披露目公演です。3本の短いフィルムと音楽を、どちらかが一方に合わせた作品ではなく、映像と音楽による表現の試みだそう。正直、 「Sun Dogs」と聞いて、何か犬が関わっているのかと思ったら、Sun dogって幻日(Wiki先生曰く、「太陽と同じ高度の太陽から離れた位置に光が見える大気光学現象のこと」)なんだって。日本語の方すら知らなかった(=∀=) しかし、日本語は当にそのままだけど、英語はなんで犬(dog)?

ほんと、こういう雰囲気なコンサートでした。スピリチュアル系?

一律5ドルで好きなトコに座れるのに、席は5分の1程度しか埋まってなかった
最初の曲は「On Blue」(作曲 Rafiq Bhatia、フィルム Apichatpong Weerasethakul)、夜のシーンから夜明けまで、眠っているおばあちゃんと、その夢の中って感じでしょうか。このおばあちゃんが、亡くなった母方の祖母に似てて和んだ。次は、骸骨模様の青いキャットスーツの女の子が踊る、「Naked Blue」(作曲 Devonté Hynes、ディレクター Mati Diop & Manon Lutanie)、正直、映像要らないと思った(←身も蓋もない)。最後に、「Rise, Again」(作曲 Arooj Aftab & Daniel Wohl、フィルム Josephine Decker)で、これが一番、音楽と映像が共存してたたと思う。立ち退きを受けた女性たちが、車中生活をしたり、シェルターに住みながら、新たな職を得て立ち上がろうとする短いストーリーを音と映像で表現。
私は音楽のことは全く素人なので、交響楽の旋律というのは最早、全く新しいのもの創造は難しいのかと思いました。楽器の使い方や音に新しさは感じたけど、旋律自体は、あ、これ〇〇っぽい、とか、あの曲みたい、って聴きながら思ったから。音楽を理解している人には違った鑑賞が出来るのかもしれないけど、楽譜すら読めない、楽器はハーモニカと縦笛しかしたことない(しかもド下手で音楽の成績は、いつも散々だった)私は、パティ・スミスが、「パンクを産んだのは私じゃない。最初にパンクをやったのはモーツァルトよ!」って、言ってたのを思い出しました。しっかし、パティ姐さんはかっこいい。
コンサートそのものも変わってて面白そうだったけど、入ってみたかった歴史的な音楽堂で行われることや、チケット5ドルで手が出し易いお値段だったのも魅力。音楽堂の中も歩き回れたし、目新しい出し物も体験。コンサート後には丁度、BLINKのライトアップが始まった頃。運良く、ここ数日は暖かくて、そぞろ歩きにぴったりです。音と光による映像を組み合わせた、BLINKイベントに合わせたコンサートでしたが、音楽堂の外でも音と光の共演が始まっていました。

コンサートのあった記念音楽堂もライトアップ
いつも無料の市電だけではなく、バスもトラムも無料、街中が全力を上げてるのに応え、観客側もノリのいいこと。老若男女、皆がネオン・アクセサリーを身に着けてたり、スティックや風船や持ってたり。私もピンクの光が点滅する猫耳買っちゃいました。日本で還暦目前のおばちゃんが、ピンクの猫耳カチューシャつけて歩いてたら正気を疑われるレベルだけど、これでも地味な方。ああ、楽しいわ~

ほんと、こういう雰囲気なコンサートでした。スピリチュアル系?

一律5ドルで好きなトコに座れるのに、席は5分の1程度しか埋まってなかった
最初の曲は「On Blue」(作曲 Rafiq Bhatia、フィルム Apichatpong Weerasethakul)、夜のシーンから夜明けまで、眠っているおばあちゃんと、その夢の中って感じでしょうか。このおばあちゃんが、亡くなった母方の祖母に似てて和んだ。次は、骸骨模様の青いキャットスーツの女の子が踊る、「Naked Blue」(作曲 Devonté Hynes、ディレクター Mati Diop & Manon Lutanie)、正直、映像要らないと思った(←身も蓋もない)。最後に、「Rise, Again」(作曲 Arooj Aftab & Daniel Wohl、フィルム Josephine Decker)で、これが一番、音楽と映像が共存してたたと思う。立ち退きを受けた女性たちが、車中生活をしたり、シェルターに住みながら、新たな職を得て立ち上がろうとする短いストーリーを音と映像で表現。
私は音楽のことは全く素人なので、交響楽の旋律というのは最早、全く新しいのもの創造は難しいのかと思いました。楽器の使い方や音に新しさは感じたけど、旋律自体は、あ、これ〇〇っぽい、とか、あの曲みたい、って聴きながら思ったから。音楽を理解している人には違った鑑賞が出来るのかもしれないけど、楽譜すら読めない、楽器はハーモニカと縦笛しかしたことない(しかもド下手で音楽の成績は、いつも散々だった)私は、パティ・スミスが、「パンクを産んだのは私じゃない。最初にパンクをやったのはモーツァルトよ!」って、言ってたのを思い出しました。しっかし、パティ姐さんはかっこいい。
コンサートそのものも変わってて面白そうだったけど、入ってみたかった歴史的な音楽堂で行われることや、チケット5ドルで手が出し易いお値段だったのも魅力。音楽堂の中も歩き回れたし、目新しい出し物も体験。コンサート後には丁度、BLINKのライトアップが始まった頃。運良く、ここ数日は暖かくて、そぞろ歩きにぴったりです。音と光による映像を組み合わせた、BLINKイベントに合わせたコンサートでしたが、音楽堂の外でも音と光の共演が始まっていました。

コンサートのあった記念音楽堂もライトアップ
いつも無料の市電だけではなく、バスもトラムも無料、街中が全力を上げてるのに応え、観客側もノリのいいこと。老若男女、皆がネオン・アクセサリーを身に着けてたり、スティックや風船や持ってたり。私もピンクの光が点滅する猫耳買っちゃいました。日本で還暦目前のおばちゃんが、ピンクの猫耳カチューシャつけて歩いてたら正気を疑われるレベルだけど、これでも地味な方。ああ、楽しいわ~
10月13日(木)~16日(日)、シンシナティのダウンタウンとOTR地区、川向のケンタッキー州コビントンでは、全米最大のライティングとプロジェクションマッピングのイベント、BLINKが開かれます。2019年から始まったものの、過去二年間はコロナのために中止され、今年、やっと再開。一体、どんなお祭りだろうと、とても楽しみにしていました。
フェスティバルのオープニングを飾るのは、ダウンタウンの中心、ファウンテン・スクエア前の通りのパレードです。ぽかぽかお天気だったこともあってか、3時間前から陣取りしている人たちがいました。パレードの小一時間前には、もうすごい人だかり。アパートの窓からパレードの通る交差点が見えるので、窓から見ることにしました。



地元高校のマーチングバンドや、コンペで選ばれたパレード参加者も趣を凝らして、光るパレードです。窓の違う方向からは、Contemporary Arts Center(サメ子ちゃんの座ってるトコね)の壁が見えますが、こちらは大きな白い壁に音に合わせてプロジェクションマップを展開。さすがは現代美術の美術館、シンセサイザーの音楽にカラフルな抽象的な画像で、夜が更けるまで何周も見ちゃった(明日も会社だっつ-のに)。
アジアの夜市を模したアジアン・フードの屋台の出る通りもありました。早々に行ってみたけど、すでにどこも長~い列。インドネシアの屋台のサテーとナシゴレンを目指して乗り込んだけど、皆、考えることは同じなのか、特に長い列でした。結局、紫芋のおまんじゅうを買ったんだけど、他にも日本風チーズケーキを売るこの屋台は、実は韓国のお店。ポッキーやいろいろな種類のラムネを出している屋台も、「Neko」という名前の屋台も韓国のお店で韓国勢が頑張ってました。でも、日本の屋台はなかったので残念!たこ焼きとか鯛焼とか売ってたら、並んだな…

このロボットをデザインしたのも、韓国の人
どーも昨今、記事が長くなりがちなので、明日に続きます~
フェスティバルのオープニングを飾るのは、ダウンタウンの中心、ファウンテン・スクエア前の通りのパレードです。ぽかぽかお天気だったこともあってか、3時間前から陣取りしている人たちがいました。パレードの小一時間前には、もうすごい人だかり。アパートの窓からパレードの通る交差点が見えるので、窓から見ることにしました。



地元高校のマーチングバンドや、コンペで選ばれたパレード参加者も趣を凝らして、光るパレードです。窓の違う方向からは、Contemporary Arts Center(サメ子ちゃんの座ってるトコね)の壁が見えますが、こちらは大きな白い壁に音に合わせてプロジェクションマップを展開。さすがは現代美術の美術館、シンセサイザーの音楽にカラフルな抽象的な画像で、夜が更けるまで何周も見ちゃった(明日も会社だっつ-のに)。
アジアの夜市を模したアジアン・フードの屋台の出る通りもありました。早々に行ってみたけど、すでにどこも長~い列。インドネシアの屋台のサテーとナシゴレンを目指して乗り込んだけど、皆、考えることは同じなのか、特に長い列でした。結局、紫芋のおまんじゅうを買ったんだけど、他にも日本風チーズケーキを売るこの屋台は、実は韓国のお店。ポッキーやいろいろな種類のラムネを出している屋台も、「Neko」という名前の屋台も韓国のお店で韓国勢が頑張ってました。でも、日本の屋台はなかったので残念!たこ焼きとか鯛焼とか売ってたら、並んだな…

このロボットをデザインしたのも、韓国の人
どーも昨今、記事が長くなりがちなので、明日に続きます~
緯度の高いこの辺りでは、まだまだ日が高い夕方6時頃、近くのバスターミナルから高校生たちが降りてくる時間帯。犬の散歩で広場を通りかかった時、10人くらいの高校生たちがなんか騒いでると、思ったら、男の子二人が殴り合いの喧嘩をはじめました。ファイティングポーズ取ってて本格的(←感心している場合ではない)。その騒ぎは道向かいの花壇の裏で、花壇で隠れていたホンの1~2分後、その方向を見ると喧嘩してた二人は後ろ手にお縄がかかってパトカーで連行されるところ、囃し立ててた子たちは5~6人の警官に囲まれていました。街の真ん中で喧嘩もびっくりだけど、警察の迅速さにも驚きました。どこにいたの??
シンシナティのビジネス地区には、ホームレスもたむろしているし、高校生が騒いでいるのも珍しくない。ここまで本格的(?)じゃなくとも、交差路で女の子同士が取組み合いを始め、通りすがりの大人に怒鳴られて歩道に引きずられていったのを見たこともあります。ポイントは、喧嘩がどうでもいいけど、交通の邪魔なるのはダメ?
シンシナティを取り上げた日本語ブログを漁っていた時に見つけた、「あまり治安はよくなさそう。。。」と、キャプションにある車内から撮った写真に写っていたのは、紛うことなき、私が住んでるアパートでした(^^;) あちゃー!だけど、否定はできないわ。アパートには、小さなドッグパークがあるので、暗くなってから外を出歩かなくてもいいのが助かります。
かなり再開発の進んでいる中心街でも、未だ空家のままに打ち捨てられたビルが多く残っています。シンシナティでは、2001年4月に3日間、黒人少年が警官に射殺されたことに対する抗議の暴動が起き、多くのビジネスが打撃を受けたまま、20年以上を経ても、未だ、その傷跡が残っています。また、2020年には、ジョージ・フロイドの殺害に対する抗議が暴力化し、店の窓が割られる等の物的被害がありました。
シンシナティでは市の制定1788年以来、数度の大規模な暴動が起きています(ウィキペディア、シンシナティ暴動のリスト)。私が今、享受して歴史的商業都市のイベント盛り沢山な暮らしは、暴力的な過去を経て復興、再開発を盛んに進めている市のルネサンスともいえる努力の賜物です。
P&G、巨大スーパーマーケット・チェーンのクローガーを含む大企業が本社を構え、北米4大プロスポーツリーグのうち、MLBとNFLの2つのリーグに加え、サッカーMLSのFCシンシナティがチームを置き、ホーム・スタジアムを構えている。活発な商業活動が行われ、ダウンタウンでは制服を着たガイドを兼ねたお掃除部隊が常に巡回して清潔さを保っています。名物となりつつある巨大壁画の数々も、落書きやグラフィティ対策を兼ねているのでしょう。無料で主要地域を回る市電の他にも、バス網が整い、1ドルで川向のケンタッキーまでをカバーするトラムもあります。シンシナティは昨年、全米で最も家賃の上がった都市の一つだとか。トホホ~(ノ_<) 私含め、成長期にある街に惹かれて流入してくる人が多いからでしょう。でも、同時に古くからの住民には、家賃高騰に苦しんでいる人がいる。
Gentrification:(下層住宅地の)高級化
20年ほど前、ワシントン、D.C.からテキサスに引っ越す時、DCでも同じ動きがあり、住んでいた古いタウンハウスが購入時の2倍の値段で売れました。当時、キング牧師暗殺時の大規模な暴動で破壊されたままにスラム化していた北東H通りは、今やオーガニックフードのスーパーや若いプロフェッショナル向けのアパートが立ち並ぶヒップなエリアで、夏にDC行った時に通りかかって、あまりの様変わりに驚きました。でも、前に住んでた人たち、どこに行ったの?って、感じ。
シンシナティ市内のオーバー・ザ・ライン地区、Over-the-Rhine、通称OTRは、全米でも最大の古い町並みがそのままに残っているエリアの一つです。この名前のいわれは諸説ありますが、元々はドイツからの移民労働者が多く住んでおり、19世紀半ば、今は埋められ道になってマイアミ・エリー運河を渡って働きに行く人々が、運河をライン河にたとえたから、という説があるそうです。正直、今の道幅から運河の幅を想像すると、ライン川にして、はしょぼすぎないかって気もするけど。
2001年の暴動以後、地域の再活性化が行われ、トレンディーなお店やレストラン、古い建物に現代的な快適環境のアパートが並ぶエリアへと生まれ変わりつつあります。暴動後、大きく減った住民人口も、2010年には40%以上も増えました。2000年の国税調査では住民の19%が白人、77%が黒人でしたが、2018年の推測では、34%が白人、54%が黒人。昔から住んでいた人たちが、押し出されている…
ま~た、話が長いんで、二回に分けます。以下、先週末のツアーで撮ったOTRの写真。素敵なエリアなんですよ。



シンシナティのビジネス地区には、ホームレスもたむろしているし、高校生が騒いでいるのも珍しくない。ここまで本格的(?)じゃなくとも、交差路で女の子同士が取組み合いを始め、通りすがりの大人に怒鳴られて歩道に引きずられていったのを見たこともあります。ポイントは、喧嘩がどうでもいいけど、交通の邪魔なるのはダメ?
シンシナティを取り上げた日本語ブログを漁っていた時に見つけた、「あまり治安はよくなさそう。。。」と、キャプションにある車内から撮った写真に写っていたのは、紛うことなき、私が住んでるアパートでした(^^;) あちゃー!だけど、否定はできないわ。アパートには、小さなドッグパークがあるので、暗くなってから外を出歩かなくてもいいのが助かります。
かなり再開発の進んでいる中心街でも、未だ空家のままに打ち捨てられたビルが多く残っています。シンシナティでは、2001年4月に3日間、黒人少年が警官に射殺されたことに対する抗議の暴動が起き、多くのビジネスが打撃を受けたまま、20年以上を経ても、未だ、その傷跡が残っています。また、2020年には、ジョージ・フロイドの殺害に対する抗議が暴力化し、店の窓が割られる等の物的被害がありました。
シンシナティでは市の制定1788年以来、数度の大規模な暴動が起きています(ウィキペディア、シンシナティ暴動のリスト)。私が今、享受して歴史的商業都市のイベント盛り沢山な暮らしは、暴力的な過去を経て復興、再開発を盛んに進めている市のルネサンスともいえる努力の賜物です。
P&G、巨大スーパーマーケット・チェーンのクローガーを含む大企業が本社を構え、北米4大プロスポーツリーグのうち、MLBとNFLの2つのリーグに加え、サッカーMLSのFCシンシナティがチームを置き、ホーム・スタジアムを構えている。活発な商業活動が行われ、ダウンタウンでは制服を着たガイドを兼ねたお掃除部隊が常に巡回して清潔さを保っています。名物となりつつある巨大壁画の数々も、落書きやグラフィティ対策を兼ねているのでしょう。無料で主要地域を回る市電の他にも、バス網が整い、1ドルで川向のケンタッキーまでをカバーするトラムもあります。シンシナティは昨年、全米で最も家賃の上がった都市の一つだとか。トホホ~(ノ_<) 私含め、成長期にある街に惹かれて流入してくる人が多いからでしょう。でも、同時に古くからの住民には、家賃高騰に苦しんでいる人がいる。
Gentrification:(下層住宅地の)高級化
20年ほど前、ワシントン、D.C.からテキサスに引っ越す時、DCでも同じ動きがあり、住んでいた古いタウンハウスが購入時の2倍の値段で売れました。当時、キング牧師暗殺時の大規模な暴動で破壊されたままにスラム化していた北東H通りは、今やオーガニックフードのスーパーや若いプロフェッショナル向けのアパートが立ち並ぶヒップなエリアで、夏にDC行った時に通りかかって、あまりの様変わりに驚きました。でも、前に住んでた人たち、どこに行ったの?って、感じ。
シンシナティ市内のオーバー・ザ・ライン地区、Over-the-Rhine、通称OTRは、全米でも最大の古い町並みがそのままに残っているエリアの一つです。この名前のいわれは諸説ありますが、元々はドイツからの移民労働者が多く住んでおり、19世紀半ば、今は埋められ道になってマイアミ・エリー運河を渡って働きに行く人々が、運河をライン河にたとえたから、という説があるそうです。正直、今の道幅から運河の幅を想像すると、ライン川にして、はしょぼすぎないかって気もするけど。
2001年の暴動以後、地域の再活性化が行われ、トレンディーなお店やレストラン、古い建物に現代的な快適環境のアパートが並ぶエリアへと生まれ変わりつつあります。暴動後、大きく減った住民人口も、2010年には40%以上も増えました。2000年の国税調査では住民の19%が白人、77%が黒人でしたが、2018年の推測では、34%が白人、54%が黒人。昔から住んでいた人たちが、押し出されている…
ま~た、話が長いんで、二回に分けます。以下、先週末のツアーで撮ったOTRの写真。素敵なエリアなんですよ。



アールデコな装飾を施した建物の多い今の街に引っ越してきて2カ月半、飽きずに素敵だなぁ、豪華だなぁと、口開けて上を見上げながら歩いている危ない私です。図書館からは、片っ端からシンシナティ関連の本を借りてきて、様々な建物やお店のエピソードにいちいち感心していますが、今週末は、そんな私の好奇心を満たしてくれるイベントが有りました。
雑誌「Cincinnati Magazine」主催の、そのものズバリ、「Downtown Living Tour(ダウンタウンの暮らしツアー)」というイベントです。21のダウンタウン、ビジネス街と、少し北のフィンドレー・マーケットを中心とするOTR(Over the Rhine)といわれるエリアの協賛21店が参加。加えて、3件のダウンタウンにある高級アパートの内覧もできるというセルフ・ツアーです。許容時間は11時から4時までの5時間!何箇所回れるか?なのですが、私はアクセクと19店+3箇所のアパートを回りました。
内覧したのは元デパートだった建物を改造したロフトと1903年築の商用ビルを改築したアパート。高い天井や味のある煉瓦の壁、鉄の窓枠、そして豪華なロビーと、古い建物の魅力を残しつつ、最新のアメニティを備えたアパートは憧れたけど、お高い~(@_@) でも、実際に棲むとなると断熱・保温や防音効果に優れた今のアパートで正解だったかな。
お店は、本屋、金物屋、チョコレート専門店にお茶の専門店と様々。ワイナリーとウイスキーの醸造所ではお味見付き。市中にワイナリーがあったのは意外。カフェバー的な小さなお店の地下で、中南米やカリフォルニアから取り寄せた葡萄でワインを作リ始めたのが始まりでしたが、今は郊外にワインの醸造所を所有してるそうです。ウイスキーは、川向こうのケンタッキー州がバーボンで有名。ここでも、お猪口みたいな小さなカップで利き酒ができたんだけど一杯だけで降参。プハーッ!(*´~`*)
ジュエリーの販売展示を行うギャラリーでは、なんとなく日本人作家さんの作品って、色や造形で判りますね。とっつきやすい感じと思った作品は、やっぱり作家さん達のお名前が日本人でした。外れたのは、カラフルなキャンディーやグミのレジン細工のイヤリング。少し前にこういうの日本で流行ったよね!と、思ったら、アメリカ人の作でした。世界を席捲するカワイイの大家、来る仕事は全部選ぶ、あの方のおかげで、Kawaiiは、今や世界共通語。彼女は一体、どれだけ外貨を稼いでいるのでしょう…

キティ-先輩、さすがです
完全に話がずれていますが、新しいお店、特に個人店には入りにくいのですが、一度、こういう機会で訪れてみると、次から入り易くなる気がする、って。異色派は古い教会。ニ枚の大きなステンドグラスは、19世紀にこの教会が建てられた時にドイツから運んできたんだって。教会なんて、こんな機会でもないと入ることはないので、前を通るたびに気になってたステンドグラスを鑑賞できて満足でした。教会は何時でも誰でも歓迎、と、言われても、やっぱ、物見遊山では入りにくいんだもの。

正面に加え、裏にも同じ大きさの大きな薔薇窓と宗教場面を描いたステンドグラス

内部。パイプオルガンも立派

地下も含めて全5階建ての本屋さん。1940年からずっと家族経営。いつまでも残っていて欲しい。
新刊本だけではなく、古書の取扱いや本の修理も行っています。息子ぉ、入ってみたいだろぉ~、フフフ...

おっしゃれ~、な、バー。こんな機会じゃなきゃ、全く縁無い

落ち着いたバー、なんだけど、でっかいTVで野球中継がアメリカだなぁ
今日も、少し離れたエリアに行くには、市電が大活躍。途中、通るのが躊躇われる寂れたエリアもあるので、時間通り15分毎にちゃんと来て(アメリカじゃ珍しい)、新しくて清潔で、しかも無料(すごく大事)なチンチン電車(本当に鳴らしながら走ってるんだよ)、とっても有り難い存在です。

Street Carが来たよ~
雑誌「Cincinnati Magazine」主催の、そのものズバリ、「Downtown Living Tour(ダウンタウンの暮らしツアー)」というイベントです。21のダウンタウン、ビジネス街と、少し北のフィンドレー・マーケットを中心とするOTR(Over the Rhine)といわれるエリアの協賛21店が参加。加えて、3件のダウンタウンにある高級アパートの内覧もできるというセルフ・ツアーです。許容時間は11時から4時までの5時間!何箇所回れるか?なのですが、私はアクセクと19店+3箇所のアパートを回りました。
内覧したのは元デパートだった建物を改造したロフトと1903年築の商用ビルを改築したアパート。高い天井や味のある煉瓦の壁、鉄の窓枠、そして豪華なロビーと、古い建物の魅力を残しつつ、最新のアメニティを備えたアパートは憧れたけど、お高い~(@_@) でも、実際に棲むとなると断熱・保温や防音効果に優れた今のアパートで正解だったかな。
お店は、本屋、金物屋、チョコレート専門店にお茶の専門店と様々。ワイナリーとウイスキーの醸造所ではお味見付き。市中にワイナリーがあったのは意外。カフェバー的な小さなお店の地下で、中南米やカリフォルニアから取り寄せた葡萄でワインを作リ始めたのが始まりでしたが、今は郊外にワインの醸造所を所有してるそうです。ウイスキーは、川向こうのケンタッキー州がバーボンで有名。ここでも、お猪口みたいな小さなカップで利き酒ができたんだけど一杯だけで降参。プハーッ!(*´~`*)
ジュエリーの販売展示を行うギャラリーでは、なんとなく日本人作家さんの作品って、色や造形で判りますね。とっつきやすい感じと思った作品は、やっぱり作家さん達のお名前が日本人でした。外れたのは、カラフルなキャンディーやグミのレジン細工のイヤリング。少し前にこういうの日本で流行ったよね!と、思ったら、アメリカ人の作でした。世界を席捲するカワイイの大家、来る仕事は全部選ぶ、あの方のおかげで、Kawaiiは、今や世界共通語。彼女は一体、どれだけ外貨を稼いでいるのでしょう…

キティ-先輩、さすがです
完全に話がずれていますが、新しいお店、特に個人店には入りにくいのですが、一度、こういう機会で訪れてみると、次から入り易くなる気がする、って。異色派は古い教会。ニ枚の大きなステンドグラスは、19世紀にこの教会が建てられた時にドイツから運んできたんだって。教会なんて、こんな機会でもないと入ることはないので、前を通るたびに気になってたステンドグラスを鑑賞できて満足でした。教会は何時でも誰でも歓迎、と、言われても、やっぱ、物見遊山では入りにくいんだもの。

正面に加え、裏にも同じ大きさの大きな薔薇窓と宗教場面を描いたステンドグラス

内部。パイプオルガンも立派

地下も含めて全5階建ての本屋さん。1940年からずっと家族経営。いつまでも残っていて欲しい。
新刊本だけではなく、古書の取扱いや本の修理も行っています。息子ぉ、入ってみたいだろぉ~、フフフ...

おっしゃれ~、な、バー。こんな機会じゃなきゃ、全く縁無い

落ち着いたバー、なんだけど、でっかいTVで野球中継がアメリカだなぁ
今日も、少し離れたエリアに行くには、市電が大活躍。途中、通るのが躊躇われる寂れたエリアもあるので、時間通り15分毎にちゃんと来て(アメリカじゃ珍しい)、新しくて清潔で、しかも無料(すごく大事)なチンチン電車(本当に鳴らしながら走ってるんだよ)、とっても有り難い存在です。

Street Carが来たよ~
中間選挙(11月8日投票)が近づいてきました。上下院議席の約3分の1が改選されるので、結果次第では共和党が多数派を奪還する可能性がありますl。現在は、下院(定数435、任期2年)が民主党220議席、共和党212(欠員3)議席、上院(定数100、任期6年)は無所属を含む民主系と共和党が50議席ずつ。上院議長を兼ねるハリス副大統領が決裁票を有するので、民主党内で全員が足並みを揃える必要があり、この2年間、バイデン政権は党内部の統制に苦労してきました。
中間選挙は、現政権への国民の審判の意味合いが強く、現状には不満が募るのが人間の性なので、通常は野党が有利です。しかも今回は、歴史的なインフレの渦中ともあって共和党有利が予想されていましたが、人工妊娠中絶の是非が大きな争点となっています。
今年の6月24日、連邦最高裁が、中絶は合衆国憲法条の権利であると認めた1973年の「ロー対ウェイド」判決を覆して以来、共和党州は中絶禁止・規制を発効してきました。私の住むオハイオ州も最高裁判決の数時間後には、受胎後約6週間、心拍音が確認されてからの中絶は理由の如何に関わらず違法と決められました。その直後、レイプで妊娠してしまった10歳(!)が中絶措置を受けるために、隣のインディアナ州まで行かねばならなかったという実例も発生しています。
これらの中絶を禁止している州は同時に、低所得の妊娠している女性や、その新生児への健康保険や経済的支援等への保護体制が整っておらず、健康状態も悪くなりがちだという統計結果が明らかになっています。ソースは、毎度お馴染み、暫く前にラジオで聴いた話。
結果、そのような州に住む低所得の人々が煽りを食う。バイデン政権が静かに通したグッドジョブな法の1つが、コロナ救済法内のメディケイド受給対象を、誕生時から12ヶ月間に延長できるオプションを州に提供したこと。現在、33州とワシントンD.C.が、これを実施中ですが、残り17州の殆どは中絶も禁止という、実に判り易いことになってる。日本でも子供の貧困が問題視されていますが、2020年に実施された国勢調査の結果によれば、これら中絶禁止州は子どもの貧困率の高い州でもある。一番酷いのが南部のミシシッピ州で、実に27.9%(Center for American Progress)。子供の4人に一人以上が貧しい。
産まれる前は母体を犠牲にしてでも、プロライフだ、何だかんだと保護するのに、産まれた途端にポイ。いち早く中絶禁止を実施したテキサス州の小学校で起きた19人の小学生と二人の先生が銃乱射で犠牲になった事件、その以前の数多くの校内での無差別射撃事件、毎日のように全米で起きている、小規模な事件…今、生きている子供たちを守ることが最優先ではないのでしょうか?
胎児は保護、でも母体の健康は無視の結果、不幸にも産まれた子供達の健康状態も良くない。厳しい経済状況と、不十分な医療や環境等による危険要因に晒された結果の早産、死産、低体重児の数の関連性は、貧困層の直面する妊娠・出産への危機を明らかにしています。これは、特に黒人に顕著で、低体重児の割合は、白人の14人に一人に対し黒人では7人に一人。人種に加え、広いアメリカ、都会の貧困地区だけではなく、田舎じゃお医者にかかるのも一苦労です。お医者さんだって保守的など田舎で、安い給料でお医者したくない。日本も同じ状況ですが、病院・診療所にさえ辿り着けば医療サービスは受けられます。国民保険のないアメリカでは、そのオプションすらありません。
その原因の一つは、保守州は通称オバマ・ケアこと医療保険制度改革法が大嫌いで、メディケイドのような、政府の医療扶助制度も大嫌いだから。収入が、連邦の貧困レベル設定金額の138%以下の成人は、ほぼ全員が、医療扶助保険のメディケイドに加入できますが、この制度は連邦と州の共同事業なので、参加する・しないは州の判断次第。
そこに加えて、医療サービスの欠けたエリアが、またしても主に中絶禁止州に多いという事実。前述のラジオ報道でも、これらの州に住む人々が保護や援助を受けるのはいかに困難か、州がその資金を出し渋っているかを数字を基に紹介していました。
でも、州だけを責めるわけには行きません。州民の選んだ州政府は、州民の意見を代表しているハズなので。保守的な「キリストさんが中絶はダメって言ってるからダメ」、な皆さんと、「政府が無理やり健康保険に入れとか超ウザい!」って皆さんは被る。結果、中絶禁止、保険は自己責任で、大阪弁で言うところのドつぼ状態。選挙権を持つ州民の皆さん、本当にそれでいいの?
またトランプの息の掛かった共和党候補の躍進が、逆に民主党を有利に導くという予測もあります。共和党が一院でも多数派を奪えば、バイデン政権が法案を通すのがさらに難しくなる。ここまで、医療保健や薬代を抑制し、富裕層への増税、NATOでのリーダーシップ、そして未だアメリカ兵を1人も出さずにプーチンと戦っている。大学の学資ローン偏在免除も通した。良い仕事をしてきていると思います。ですが、バイデン政権の進めている大型経済対策や気候変動対策も、投票機会拡充、銃規制強化といった法案も、共和党が多数奪還後は、もう可決不可能になるでしょう。一方的に保守派の価値を押し付け続ける今の連邦最高裁、そして共和党に対して国民がどんな判定を下すのか… 未だ予断を許しません。アメリカ市民じゃないから投票はしないくせにエラソーに言える立場ではないけれど、住んでるんで全体的に安心できる方向に進んでほしい。

国立地下鉄道自由センター、‘Free as they want to be’より
中間選挙は、現政権への国民の審判の意味合いが強く、現状には不満が募るのが人間の性なので、通常は野党が有利です。しかも今回は、歴史的なインフレの渦中ともあって共和党有利が予想されていましたが、人工妊娠中絶の是非が大きな争点となっています。
今年の6月24日、連邦最高裁が、中絶は合衆国憲法条の権利であると認めた1973年の「ロー対ウェイド」判決を覆して以来、共和党州は中絶禁止・規制を発効してきました。私の住むオハイオ州も最高裁判決の数時間後には、受胎後約6週間、心拍音が確認されてからの中絶は理由の如何に関わらず違法と決められました。その直後、レイプで妊娠してしまった10歳(!)が中絶措置を受けるために、隣のインディアナ州まで行かねばならなかったという実例も発生しています。
これらの中絶を禁止している州は同時に、低所得の妊娠している女性や、その新生児への健康保険や経済的支援等への保護体制が整っておらず、健康状態も悪くなりがちだという統計結果が明らかになっています。ソースは、毎度お馴染み、暫く前にラジオで聴いた話。
結果、そのような州に住む低所得の人々が煽りを食う。バイデン政権が静かに通したグッドジョブな法の1つが、コロナ救済法内のメディケイド受給対象を、誕生時から12ヶ月間に延長できるオプションを州に提供したこと。現在、33州とワシントンD.C.が、これを実施中ですが、残り17州の殆どは中絶も禁止という、実に判り易いことになってる。日本でも子供の貧困が問題視されていますが、2020年に実施された国勢調査の結果によれば、これら中絶禁止州は子どもの貧困率の高い州でもある。一番酷いのが南部のミシシッピ州で、実に27.9%(Center for American Progress)。子供の4人に一人以上が貧しい。
産まれる前は母体を犠牲にしてでも、プロライフだ、何だかんだと保護するのに、産まれた途端にポイ。いち早く中絶禁止を実施したテキサス州の小学校で起きた19人の小学生と二人の先生が銃乱射で犠牲になった事件、その以前の数多くの校内での無差別射撃事件、毎日のように全米で起きている、小規模な事件…今、生きている子供たちを守ることが最優先ではないのでしょうか?
胎児は保護、でも母体の健康は無視の結果、不幸にも産まれた子供達の健康状態も良くない。厳しい経済状況と、不十分な医療や環境等による危険要因に晒された結果の早産、死産、低体重児の数の関連性は、貧困層の直面する妊娠・出産への危機を明らかにしています。これは、特に黒人に顕著で、低体重児の割合は、白人の14人に一人に対し黒人では7人に一人。人種に加え、広いアメリカ、都会の貧困地区だけではなく、田舎じゃお医者にかかるのも一苦労です。お医者さんだって保守的など田舎で、安い給料でお医者したくない。日本も同じ状況ですが、病院・診療所にさえ辿り着けば医療サービスは受けられます。国民保険のないアメリカでは、そのオプションすらありません。
その原因の一つは、保守州は通称オバマ・ケアこと医療保険制度改革法が大嫌いで、メディケイドのような、政府の医療扶助制度も大嫌いだから。収入が、連邦の貧困レベル設定金額の138%以下の成人は、ほぼ全員が、医療扶助保険のメディケイドに加入できますが、この制度は連邦と州の共同事業なので、参加する・しないは州の判断次第。
そこに加えて、医療サービスの欠けたエリアが、またしても主に中絶禁止州に多いという事実。前述のラジオ報道でも、これらの州に住む人々が保護や援助を受けるのはいかに困難か、州がその資金を出し渋っているかを数字を基に紹介していました。
でも、州だけを責めるわけには行きません。州民の選んだ州政府は、州民の意見を代表しているハズなので。保守的な「キリストさんが中絶はダメって言ってるからダメ」、な皆さんと、「政府が無理やり健康保険に入れとか超ウザい!」って皆さんは被る。結果、中絶禁止、保険は自己責任で、大阪弁で言うところのドつぼ状態。選挙権を持つ州民の皆さん、本当にそれでいいの?
またトランプの息の掛かった共和党候補の躍進が、逆に民主党を有利に導くという予測もあります。共和党が一院でも多数派を奪えば、バイデン政権が法案を通すのがさらに難しくなる。ここまで、医療保健や薬代を抑制し、富裕層への増税、NATOでのリーダーシップ、そして未だアメリカ兵を1人も出さずにプーチンと戦っている。大学の学資ローン偏在免除も通した。良い仕事をしてきていると思います。ですが、バイデン政権の進めている大型経済対策や気候変動対策も、投票機会拡充、銃規制強化といった法案も、共和党が多数奪還後は、もう可決不可能になるでしょう。一方的に保守派の価値を押し付け続ける今の連邦最高裁、そして共和党に対して国民がどんな判定を下すのか… 未だ予断を許しません。アメリカ市民じゃないから投票はしないくせにエラソーに言える立場ではないけれど、住んでるんで全体的に安心できる方向に進んでほしい。

国立地下鉄道自由センター、‘Free as they want to be’より
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Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。
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