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映画「イニシェリン島の精霊」にボヤく!

 大変に評判の良い、この映画、コメディー部門でゴールデン・グローブ候補に。予告で見る景色の美しさに動物達の可愛らしさ。音楽も良さそうだし… で、わざわざ観に行ったら、すごく苦手だった...orz
 一体、どこが「コメディー」なの?私には重すぎて、むしろ見て鬱なった。ちゃんと予めストーリーを調べたら良かった... 

 1923年、アイルランドの孤島“イニシェリン島”。本土は内戦に揺れる中、島民全員が顔見知りの島では、皆平和な日々を過ごしていた。ある日、パードリックは交友関係にあったコルムから、突如絶縁を告げられる。理由が分からず、動転するパードリックは……

 第74回ヴェネチア国際映画祭で脚本賞・男優賞に輝いた、『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督によるドラマ。内戦が続くアイルランドの孤島を舞台に、交友関係だった友人から突如絶縁を告げられた男性に待ち受ける運命をシニカルに描く。主演はコリン・ファレル。共演に『ハリー・ポッター』シリーズのブレンダン・グリーソンら。(公式その他から引用)


 以下、盛大にネタバレしながらのボヤキ。この画像以下の白抜きは反転すると表示されます:
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 コルムはゴッホが健全青年に思えるほどメンタルがイっちゃてる。癒やしの存在だったロバのジェニーは悲劇的に死ぬし、頭は弱いけど純真なダニエルは何ら報われることなく死ぬ。そういえば、同じ監督の「スリー・ビルボード」も、見終わってモヤモヤする苦手映画だったわ。あの映画も、役者さんたちの演技は良かったけど、共感できる登場人物はいないし、ひたすら気の滅入るお話だった。

 主人公のパードリック(八の字眉の困り顔を活かしたコリン・ファレル)と、コルムは、対岸のアイルランド本土における内戦を互いに象徴しているらしいですが、自分は「良い人」であり、それこそが自分の価値であると信じるパードリックと、作曲に専念するために愚鈍な彼を避けるという目的のためには自傷(自爆?)も平気なコルム。同国人なのに意見お違いを巡って啀み合う両勢力を茶化したと見れば「コメディー」になるの?ロバの死は、全く関係のない一般人の犠牲?

 自分の指を切っちゃう主人を心配して、羊の毛刈り用ハサミを加えて逃げようとする、わんこは可愛い。安心して下さいわんこは死にません。ハサミがあったり、わんこの犬種から、コルムは元は羊飼いだったのでしょうか。でも、家には能面等、世界中の品々が飾られているので、もしかしたら、若い頃にはヴァイオリン弾きとして世界中で演奏していたのかも?とも思わせます。この島の外の世界を知っている。

 精霊(Banshees)は、 老婆の姿をした人の死を予告する妖精だそうです。この映画にも、叫ばないけど死を予告する陰鬱な老婆が出てきます。彼女が、ポスターになっている場面、犬を挟んで浜辺に立つ二人を崖の上から見ている場面で映画は幕を閉じます。向こう岸の戦争は落ち着いたようだな、ああ、と言葉をかわす二人。でも、「良い人」であることが自分の価値だったパードリックも、ヴァイオリン弾きであるコルムも既にいない。原題は「Banshees」と複数。これを私なりに解釈すると...
以下、ネタバレじゃないんで白抜きは止めてもいいかな

 タイトルにある「バンシー達」は誰を指すのか。私が映画を見ていて思ったのは、この雰囲気は小川洋子さんの小説の舞台のようだということです。小川さんは、「私の小説の登場人物はみな死んでいる」と仰ったことがあります。この島の人間は皆、死んでいる。指を切ったのに手当もせずに平気なコルムも、死人だから感染もしなきゃ出血死もしない。島に愛想を尽かして出ていったパードリックの妹のシボーン、警官である父親に虐待され、シボーンに告白したけど断られ、島で唯一の意地悪じゃない人だと思っていたパードリックに失望したドミニクの自死はむしろ、この閉塞した死の世界...何も起きず、ニュース(娯楽)は他人の死だけ、プライバシーは皆無の閉じた世界から自ら出ていった、と、いうのは希望的解釈し過ぎでしょうか?
 
 アイルランド訛の英語が聞き取れなかった部分もあって、理解できてないのかもしれないけど、私には暗鬱とした映画だったという思いだけが残っています。今年のアカデミー賞ノミネート作2強のもう一作、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」も、うん、確かに衣装は奇抜だったね、だったし。ワタシ的、本年度最高の映画は、デル・トロの「ピノキオ」と「RRR」です!(←分かりやす~い)



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絶望死というアメリカの病

 カリフォルニアで2日連続、アジア系高齢者男性が銃を乱射、多くが犠牲になった悲劇的な事件で、ヤフーに背後情報を加えた詳しい記事が載っていました(「米国でアジア系による銃乱射事件多発、何が原因でなぜ今なのか」)、元は高濱 賛氏によるJBPressの記事です。普段、このメディアの記事は、どうも信用できない偏ったものが多くて読まないのですが、これは興味深く読みました。

 この記事によると、ロサンゼルス郊外モントレーパークで11人を射殺した72歳のベトナム系男性は、現場のダンススタジオの常連で、ここで知り合って付き合っていた女性に交際を打ち切られての恨みではないか、ということが、本人が自殺した今となっては、動機は想像するしかありません。事件の翌日、サンフランシスコ近郊ハーフムーンベイ市のキノコ栽培農園で7人を射殺した67歳の中国系男性の方は、職場で被害者たちからパワハラや暴行を受けていたとの情報があるそう。

 高齢者の無差別銃乱射で大量殺人は、実はさほど稀ではなく、2017年になんと61人もの死者を出したラスベガスの銃撃事件の犯人は64歳でした。犯人の死によって、動機は謎のままです。

 カリフォルニアでの3日連続銃撃事件では、サンフランシスコ郊外の事件の犯人は確保されましたが、他の2件の犯人は自殺しました。死ぬ覚悟があるからこそ、これほどの行動に出れるのだとも言えますが、他人を道連れにせず1人で死んどけ!って言いたくなる。でも、簡単に道連れを連れていけるのは、銃という非力でも短時間に多くの人命を奪うことが可能な道具が簡単に入手できるからというのは否めないでしょう。

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 アメリカの中年・高齢男性たち、特に白人で、「絶望死」が増加中なのだそうです。絶望死とは「薬物、アルコール、自殺による絶望の死」のことです。LA郊外の犯人もそうだったのかも。孤独と将来への不安、毎日のように通っていたダンス・スタジオからは疎まれ、嫁には去られ、ガールフレンドには振られた絶望による自棄っぱち行動なのかも。あくまでも私の想像ですが。

 絶望死の増加の背景にあるのは、所得の低下だと言われています。大学の学位を持たない労働者階級の実質賃金の中央値は、ここ半世紀、ずっと下降を辿っているのだそうです。日本ではここ30年間、賃金の上昇がないそうですが、アメリカの場合は全体的には賃金は上がっているのに、学士を持たない人々の間では、実質賃金の中央値が半世紀にわたって減少しているため、労働参加率も減少しているという、計量社会学者による大規模な研究結果が出ています。

 大学を出ていないので職種が限られた人達には、働き盛りなのに思った通りの仕事が得られない。物価の上昇に収入がついていかない。酒や麻薬に逃げる人もいるでしょう。中西部の田舎に住んでいると、高等教育は無駄だと言い切る人が多い。いち早く働きだして、収入を得ることこそ価値があると。義務教育を終えて社会に出て、手に職をつけ、腕を磨き、自分の価値を上げていくためのジャンプスタート。それは職人さんだけではなく、会社勤めだって同じことです。そのことに異議を唱える気は全くありません。

 でも、大学なんて面倒くさい、だからって勤めだしても、特に事情もないのに直ぐ辞めて長続きしない人も多い事を見てきました。日本よりずっと大学進学率の低いアメリカですが、学費が格安で、受験もなく、授業時間が柔軟で働きながらでも勉強できるコミュニティーカレッジ制度があり、教育を受けたい人には、日本よりも恵まれた環境にあります。働き出したけど、なんか合わないから、違う方向も試してみるか、が、日本より簡単にできる。でも、しない。スーパーへ買物ついでに予防接種を受けることができるほどに至れり尽くせりなのに、ワクチン接種率が低いのと同じ。

 トランプに熱狂した人達が多かったのは、白人至上主義者とまでは行かずとも、自分が白人であることで優越感を得たい人々の琴線に触れたせいもあったでしょう。有色人種より優れた存在であるはずの自分、労働者として頑張ってきた自分が、なぜ毎月の支払いに追われ、雇用を脅かさているのか?移民や、自分たちの権利ばかり訴える有色人種と、彼らを贔屓する(民主党)政府のせいだ。でも、コロナが猛威を振るっていた頃、「エセンシャル・ワーカー」として、低賃金でもスーパー等で働いていた人々に有色人種が目立ったのはなぜ?

 アメリカを再び偉大に。かつては一所懸命働けば報われた。家を買って、子供を育て、55歳になったら退職し、悠々自適だった。それが、今はどうだ。そんな怒りは、改善しない暮らしの中で絶望へと変わっていくこともあるでしょう。そして年金暮らしの高齢者には、物価上昇が生活に直接に響く。なのに世間では、消費が上昇、特に高級品の売れ行きが好調なんて聞くと、自分だけが取り残されたような気持ちになる。かつてアメリカ人にとって、コミュニティーの中心であり、社会的な支援共同体でもある教会はこころの拠り所でした。でも、無邪気に神を信じることのできる人が減っています。今、教会の閉鎖が急増中だそうです。

 ならば大学を出ていれば将来は安泰なのかといえば、そうでもない。AIの進化で、人間が単純労働から開放されるのかと思っていたら、今やAIが絵を描き、一流大学の論文を書き、試験に楽々合格する時代。ロボット弁護士が法廷レビュー?なんてニュースも伝えられました(実現しないようですが)。裁判に行ったら、裁判官も弁護士もロボットで、AIが人を裁く。ロボットが知的作業をして、人間が使われちゃうようになるかもしれない。ますます絶望しそう。で、手元に銃…
 


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共和党、債務上限まで人質に

 債務が積み上がる一方のアメリカ、米国債デフォルト(債務不履行)回避のための上限引き上げも、恒例行事になってきたような気もしますが…

 米共和党上院トップのマコネル院内総務は、マッカーシー下院議長(あの、当選までに延々と投票繰り返して、結局、造反議員のゴリ押しに負けたオッサンね)とバイデン大統領との合意を求めています。下院では、歳出削減を交換条件にしないと合意しないと言うのです。この歳出削減のターゲットは年金と高齢者向け医療保険補助!私のように、近い将来、年金と保険補助をアテにしている者には大打撃ですよ。まじやめて~!!!

 上位1%のスーパー金持ちの税率をちょっと上げたら、十分に賄えるやん。本気で格差を無くしたいなら、遺産への課税率を上げたらいいでしょ。スーパーお金もちたちの半分以上は、マスクやゲイツのような自分で富を築き上げた層ではなくて、ウォルマート創業者の子孫一族とかですよ。日本でも格差拡大が問題だけど、少なくとも、遺産税をがっぽり持っていくだけマシ。日本には、曽祖父がボロ儲けしたんで不労収入で贅沢な暮らししてますって人はいないんじゃないかな?小世代はまだしも、孫世代までとなると、資産もかなり目減りしてそうです。ご先祖に金持ちいないから知らんけど。世襲制みたいな自民党の政治家でも、一応は働いてる。

 日本でもベストセラーになった「新資本論」のピケティさんも、資本収益率(r)が経済成長率(g)よりも大きいから、資本がどんどこ資本家にばっか行く。結果、不均等に富が配分されて、格差は広がる一方。累進課税の富裕税導入するよろし!って言ってる。金持ちからはガッポリ取って、そうじゃない人からはそれなりに、ってことよね。

 そしたら、金持ち他所の国行くし、税金取り過ぎたらやる気無くしてイノベーションとか減るかもだし、だいたい世界中で足並み揃えて税率統一なんて不可能だし云々って言い訳して取り掛からないのは、政治家が大口スポンサーの言いなりだからでしょ。いきなり、目ぇ向くほど上げろとは言ってない。ノーベル賞経済学者のスティグリッツさんは、超富裕層からは70%取ったたらええねん、と、仰いますが、ホンの数%上げるだけでも連邦歳入激上がり。だって、アメリカの金持ちって天文学的な資産持ってるもん。

 カリフォルニアでは3日連続無差別銃撃ですよ。バイデンがまたしても銃規制を訴えていますが、共和党は議会に掛ける前から反対していますよ。以前は、共和党の言う事にも一理ある、と、思うこともあり、私の中では両党でバランスが取れていたけど、ここんとこムカつくことばかりだわ。ムカムカ(*`へ´*)

わしゃ、シーシュポスって言うよりフンコロガシだな…
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シーシュポスは神罰で永遠に巨大な岩を山頂まで押し上げねばならなくなったギリシア神話のカワイソウな人



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Zundo Ramen and Donburi

曇り空な土曜日、ラーメン食べるべく、郊外のMaisonまで行ってまいりました。お友達は、北のイートンからくるので、中間時点とまでではないけど少し近め。ZUNDOは、シンシナティ市内にもお店があり、夏に一度行って担々麺を頂きました。日本の担々麺みたいにピリ辛で美味しかった~、ので、今回も担々麺を注文しちゃった。お友達は、以前に来たときは味噌ラーメン、今回も悩んだ結果、味噌ラーメン(#^.^#) 

 お互い血糖値が気になるお年頃、まずは、いきなり血糖値を上げないようにホウレン草の味噌和えから。そして、血糖値が~、コレステロールが~、なんて話題で盛り上がりながら、カクテルも注文しちゃう私達w 〆にはデザートまで食べちゃう私達wwその上、お持ち帰りにメンチカツを注文www とっても楽しくて美味しい時間を過ごしました。

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カクテルメニュー。私は酒ベースのOisjii(美味しい)、お友達は抹茶とジンのOtaku(オタク)を注文

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担々麺とホウレン草の味噌和え

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デザートを前に嬉しすぎて馬鹿笑いするワタクシ

 夜は、お持ち帰りのメンチカツ食べながら、ドリームワークスのアニメ、「長ぐつをはいたネコと9つの命」を観ました。一作目の「長靴をはいたねこ」を、仕事帰りにお友達と連れ立って見に行ったのは、まだLAにいた頃で10年以上前!この頃は、続編は忘れた頃にやってくる??メンチカツ、分厚くて、肉汁ジワ~で美味しかったです。


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LA72歳の銃乱射事件、最後はトーランスのあそこで!?

 週末の大きな事件、LA郊外のモントレーで、旧正月を祝っていたダンスホール内で男が半自動銃を乱射、10人が亡くなったとの痛ましいニュースが有りました。今日になって、その詳細が少し明らかにされましたが、驚いたのは、まずは犯人が72歳。完全に偏見ですが、「その年になって…」と、思ってしまいました。まだ1月も終わっていないのに、この事件は今年になってから5番目の大量殺人事件だそうです。大量殺人の定義は、亡くなった被害者が4人以上の場合。昨年は42件で、2006年から記録を残し始めて以来、、二番目に高かったのだそう。

 お昼にニュースを読んでいると、犯人は10人を殺害した後に、トーランス市内のサポービダとホーソン通り近くのショッピングモールの駐車場においた車の中で自殺しているのが見付かったそうです。へ?そこの角にあるのって…と、思ってたら、やっぱり!写真に写っていたのは、日本人御用達、トーキョー・セントラルとDAISOのある、あそこじゃありませんか!犯人はベトナム系のようですが、わざわざ日本人で賑わうあそこで、なんで??日曜朝に見つかったそうですから、皆がお買い物に来る日曜なのに閉鎖だったのでしょうね。

 事件のあったモントレーシティとアルハンブラは、飲茶目当てで数回行ってことがありますが、まるで中国に迷い込んだように中国語の看板が立ち並ぶ地域です。あまりに中国語ばかりで、少し排他的な雰囲気も感じましたが… そこからトーランスは「近い」とは言い難い。距離にすると50km弱程度ですが、LA渋滞事情を鑑みると、なんでわざわざ、と、思わずにはいられない。自宅が、その辺りなのかしら。

 今の段階では、犯人のターゲットは別れた奥さんだったらしいとのこと。被害者の方々も年配の方が殆どだった模様。加害者も被害者にも、ベトナム戦争中または直後に、命からがらアメリカに避難した人たちがいたのかもしれません。異国で頑張ってきて、根付き、同郷の人たちと故郷のしきたりを楽しんでいる最中だったのかもしれない。色々なことを考えてしまいます。無差別に撃っているのは、元奥さんだけではなく、他の知り合いも撃っているのかもで逆恨みかも。

 一度に多くの人を簡単に傷つけることが可能な銃の脅威がまたも示された、と、いう感じです。犯人は、次の場所に向かい、そこで銃を取り上げられて逃亡したそう。これまた偏見ですが、直ぐに銃を取り上げられているくらいですし、写真の感じもか弱いとまでは言わずとも、細身で力の強い人には見えません。それでも、一気に10人も殺せてしまう。銃の脅威と、いつまで経っても何も学べないアメリカは本当に悲しい国・・・

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ツイッターさんは何処へ行く?

 朝、出がけにツイッターの本部ビルの家具や備品がオークションで売りに出されたというニュースをラジオで聞いて、気になったので調べてみました。で、見つけましたよ、そのオークション・サイト。入札は締め切られましたが、その前にキャプチャ取ったった。

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ツイッターの鳥の像、17日夜時点で5万2千ドル~!


 過去のサインには高値がついていますが、マニア?博物館が歴史的なものとして展示するため?実は投資物件?私には全く縁の無い話だけど興味あるわ。業務用の大型オーブンや冷蔵庫はカフェテリアにあったのかな?オフィスの家具も上等なのを使ってたのねぇ、と、しかし、買ってどうすんの?色々と妄想が広がるけど、こんなに何でも売り払ってしまって、マスクさんはいったい、何がしたいのでしょう??日本のヤフーでも、経費をケチりすぎてトイレットペーパーがない、清掃サービスを解約したので、オフィス内がゴミだらけとかってニュースを読んだばかり。会社に出てこない人はクビ!って言ってたから、いっそ全てリモートワークにするのでもなさそうだし?

 本人も言ってたけど、変人だから他の誰も思いつかないようなことを考えて実行する。凄い人だし、電気自動車のテスラに宇宙開発のスペースXといった事業を率い、仲間と創設したペイパルは今では定着したし、ビジョンも実行力も一般常識を超越してるけど、ツイッターに関しては迷走しているのか、単なる金持ちの道楽なのか、はたまた、何かすごいことを仕掛けようとしてるのか??悪名高いけど、私はツイッター利用してるし、何が起こるのか刮目しております。


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なんで腕だけにしようと思った?

 16日は1月の第三月曜日は、キング牧師記念日でした。キング牧師の誕生日である1月15日あたりの月曜日と決められています。業種や地域によっては通常営業の企業もありますが、連邦の決めた祝祭日です。製造業の場合、1月第一週がお休みのところもあるので、操業開始して一週間でまた3連休か!になってしまうからかな、と、勝手に想像。

 個人の名前がついている唯一の祭日ですが、キング牧師だけではなく、公民運動全体を祝う日です。バイデン大統領はジョージア州アトランタのキング師ゆかりの教会で演説を行い、社会の分断や過激主義や不正義の解消に向かうべきだと訴え、各地で公民運動関係の催しが行われました。ボストンでは、キング牧師夫妻を讃える新しい像がお披露目されましたが...

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なんで腕だけ?

 かの岡本太郎氏曰く、芸術は爆発だ、ですが、爆発というより、この角度だと頭を抱えてるところに見えた。なんでも、抱き合った二人の腕を表現しているのだそうですが、でも... なんで腕だけ?!?
 CNNによると、この像は高さ約6メートル、幅約12メートルと巨大。キング牧師の長男、マーティン・ルーサー・キング3世は満足しているとコメントしているそうです。でも、角度によってはヒワイな想像をしてしまうという声も。そう見える人の心が清くないのか、そもそも、そう見えてしまう造形にしたのがまずかったのか?私には分からないけど、ほんと、
 なんで腕だけにしようと思ったの?

 コロンバスの北、マンスフィールドは「ショーシャンクの空に」の舞台となった刑務所跡があり、何度か訪れましたが、街の中心の記念公園にも、キング師を称える記念碑がありました。圧倒的に白人人口の多い街なので感動しちゃったのですが、キング師の胸像と、大きな大理石の表にマーチをする人々の姿、裏は有名な「わたしには夢がある」の演説を刻んだもので印象深かった。なんといいますか、あの記念碑を思い出して、こういうので良いんだよ!って思った。


 しかしバイデンさん、ハリス副大統領を送らず、自分でアトランタまで演説に行っちゃうとは、もう完全にハリスさんに見切りをつけたってことでしょうか?近々、2024年出馬の意思を明確化させるなんて声も聞くけど、「マジですか?」な気分。2016年に出なかったのが、返す返す悔やまれます。今の民主党に勝てそうな人材がいないのは痛い。共和党ほどじゃないけど、民主党も内部は保守派と革新派では大きく意見が異なって一枚岩じゃない。でも、それが民主主義ってものじゃないかって思う。

 一方、共和党は、やっぱりフロリダ州知事、デサントスかなぁ。自分の州内の中南米から来た移民希望者をバスに乗せて民主党州にポイ捨したり、「ゲイと言ってはいけない」とか、ずいぶんと非道で、こんな人にトップになって欲しくない。正直、トランプと同レベルで嫌い!


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覚書のようなもの

日本は10年に一度の寒波だそうですね。どうか皆様、お気をつけて、暖かくお過ごし下さい… 停電なんかになりませんように!!

 クリスマスの週末に爆弾サイクロンに見舞われた私の住む地域は、氷点下になったり、妙に暖かったり。三寒四温にはまだ早いはずだけど、一週間の間に上がったり下がったり。毎朝、着るものに悩んでしまいます。先の土曜日には、コロンバスの日本人のスタイリストさんのサロンまで遠征し、白髪染めとカットをしてもらいました。シンシナティからは北東へ車で2時間弱、ほぼ直線。コロンバスでは風が冷たく、地面には前日に降った雪が残っていました。私が住んでいるエリアでは雪は降らなかったので、緯度で1度も違わなくても違うものですね。

 ところで、先週から地元の公立図書館で「Reading Challenge」が始まりました。こんな活動は今迄に住んでいた街の図書館でも恒例でしたが、子供や中高生対象で、大人向けって珍しい。早速、読みログ付けたり、感想書いたり、ポッドキャスト聴いたり、せっせと「タスク終了」バッジを集めて、ご褒美のマグカップをもらいました。嬉しい。でも、バッジ集めた!って言ったら、確認もなく、あ、そう、ってマグ貰っちゃって、なんか呆気なかった。

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 どっしりしたマグで、正直重いので、ペン立てに利用。私の寅さん(←名前)と、さりげに色がマッチしてます。寅さんのポケットに入っているのは、緊急時用のチョコレート。多分、この色の組合わせは偶然ではなく、地元のアメリカンフットボール・チーム、ベンガルズのチームカラーだから(私の寅さんもチームのマスコット、ベンガル虎がモチーフ)。陶器だけど、ホーローマグみたいな模様が入ってるのが可愛いくて好き。

 と、今日も前置きが長く(マグも自慢したかったんだけど)、そのベンガルズ、今年もプレイオフ出場権を獲得しました。昨年はスーパーボウルに出場しましたが、LAラムズに負けてしまいました。アメリカ人はアメフト大好き、しかもおらが街のチームが勝ち進めば、街がお祭り気分で盛り上がるし、経済効果も凄い!なので、にわかファンの私もがんばれー!と、応援しております。


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バベルの塔を建てよう

 また、ヤフー!で面白い記事を読みました。「機械翻訳で求められる「日本語力」 実例で技法を指南」で、井上多惠子氏による『グローバル×AI翻訳時代の新・日本語練習帳』の紹介です。この本では、「普段われわれが当たり前に使う日本語表現を実際に機械翻訳にかけ、どこで、なぜ誤訳が発生するかを具体的に示していることだ。そして、改善のポイントを指摘し、修正した日本語を再び機械翻訳にかける。すると正確に元の文の意図を伝えられる英文になっているというわけだ。」そうです。

 まだ、自動通訳は進化の余地があるということですね。でも、ここ数年の進化はめざましい。出たばかりのグーグル翻訳と、今を比べても、全く性能が違います。違いの大きい日本語と英語ですが、使われれば使われるほどに進化する自動翻訳は、学びによって使用者の意図を理解し、誤解をなくしていくでしょう。ちょっと怖いけど。

 私と同年代の同業者間では、技術翻訳で食っていけるのは私らが最後の世代かもね、と、言い合っています。文芸翻訳だって、AIがお絵かきしてくれる時代だから、訳者の主観に影響されず、むしろ村上春樹風に、とか、ハードSF系でマニア受けするような、とかって原本の雰囲気に合わせたり、読者対象を絞ったような訳をしてくれるようになる日も近いかも。電子書籍を買うと、コンピューターが自動で翻訳してくれて、訳書を待つ必要がなくなるかもしれない。通訳だって、こっちが喋ったら相手の言語を音声で伝えてくれるアプリができるかも…いや、ある程度は出来てますよね。特殊な言語でもない限り、通訳・翻訳って絶滅危機にある職業だと思います。

 ある日、機械翻訳そのままじゃなく、自分で工夫してくださいと指摘されて、ショックを受けました。化学物質名なんかが延々と続いて、単語を調べるのに時間がかかるような場合を除いては、私は機械翻訳は逆翻訳で、自分の作った訳文がちゃんと元のテキストと合致しているかにしか使ってなかったのです。でも、そう指摘されてみると、機械と思われるほどに「つまらない」文章だったんです。かつては、技術翻訳は元の英文なり日本語なりが想像できるほどに正確に、を、文芸なら元の言い回しがそのまんま浮かぶような不自然さは避ける、を、信条にしてきたのに、ここ数年、製造業界で技術翻訳だけをしていたうちに、何の味付けもない、ただ、元の情報を伝達するだけの訳文になってた。

 目からウロコでしたが、逆に、自動翻訳が人間が訳したと同レベルの訳を出力できる、とも言えます。私程度のレベルじゃ大したことはありませんが、意味だけ知りたい翻訳だったら、十分ですよね。私はこの頃、中国のSFにハマっています。次々と英訳を出してくれるケン・リュウさんと、その英訳を日本語にして出版してくれる、日本の翻訳者の方々に感謝!なのですが、SFのみならず日本からも新進の作家さん達による素晴らしい作品がどんどん出ています。でも、日本語からの訳が難しいので、どうしても海外に発表される作品数が限られる。村上春樹さんや小川洋子さんは高い評価を受けているし、日本文学をもっと読みたい人は多いはず。日本語だけじゃなく、スペイン語、ロシア語、ヒンドゥー語… もう言語の壁がなくなれば… あ、バベルの塔??

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今日も賑やかし画像。iPhoneSE、暗いとフォーカスゆるい



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中国さん、それは理不尽では…(今に始まったことじゃないけど)

10日、中国が韓国と日本で個人に対する短期ビザ(査証)の発給を一時停止しました。両国の中国からの旅行者に対するコロナ対策の一環としての入国制限に対し、「差別的な入国制限については断固反対し、同等の措置をとる」んだそうです。

 はぁ?(@_@)

なんですけど、日本国内ではどう捉えられているのでしょうか?

 日本は中国からの入国には、ウイルス検査の陰性証明を求めています。中国籍の人と規定しているのではなく、中国に滞留していた人が対象です。同様の措置は、欧州各国やアメリカでも取られてるのに、日本と韓国だけ対象?しかも、春節のお休みを利用した中国からの観光客が日本中にあふれている真っ最中。きっと、韓国も同様よね。制限したって、街に中国人観光客がいっぱいなのに、差別された!仕返ししてやる!と、言われても…

 中国では今、コロナ感染が爆発的に拡大中だと、アメリカのニュースでも伝えられています。しかも、正確な情報を国外に出さず、事実を隠蔽しているのに、です。日本政府が水際対策を取るのは当然でしょう。実際にウイルスを撒き散らされるのは大迷惑ですが、3年前みたいに、みなで自主的に外出を控えたら経済的な打撃だって大きい。日本人は真面目なんです!

 中国は、経済や社会生活を犠牲にしてまで進めたゼロ・コロナ政策や、高いワクチン接種率にも関わらず、全くコロナを抑制できていません。だいたい、このワクチンは欧米で一般的に使われているファイザーやモデルナのようなmRNAワクチンではありません。mRNAは新しいワクチンで、将来的な影響が未知であることへの懸念が、ワクチン反対派の争点にもなっていますが、あるかどうか分からない未来の影響より目先の健康を重視する私は、中国の人達だって予防能力の低い自国製ワクチンより、効き目のある方がいいよね、って、思うんだけど、どうなんでしょうね。あくまでも自国製を押すのって、政府のプライドや見栄じゃないの?効かないワクチンも、街の封鎖も、ひたすら自国民が損してるとしか思えないんですけど。

 地球全体で対策しないと収束出来ないんだから、理想としては国際機関が先導し、各国、情報共有などで協力して世界的努力を進めるべきなのでしょうが、先進国は自分トコは収まってきたから水際対策で自分の国に入れないように尽力し、特にヨーロッパはロシアのせいで他所にかまってる余力ない。まぁ、国連機関がいくら言っても素直に聞く国じゃないし、肝心のWHOは全くアテにならない。つい昨日も、WHOが中国に、もっと正確な情報を要請したけど無視されたって報道されたばかり。もっとも国際機関のあり方に再考が必要だと思うけど、それはまた別の話…

 日本では未だコロナが大きな関心事として取り上げられますが、アメリカではオミクロン変異株、XBB.1.5の感染が増えてる、地方的に感染者数が増えたってニュースの扱いは小さい。実のとこ、感染力は高いけど毒性の低い今の主流株が見過ごされたままにジワ~っと感染者を増やしてるかも。それで自然免疫が行き渡ったら目出度いけど、油断してたら毒性の高い異変株になって、ぎゃー!はイヤ~!本当に、いつになったら安心できるんだか?

 今の世界、多くの問題は一国が自分とこだけで手を尽くしてもイタチごっこ。アメリカの移民問題だって、彼らがなぜ自国から逃げてくるのかの原因を解決しないと、壁作って済む問題じゃない。臭いニオイと一緒で元から絶たなきゃダメ、なんですよね。コロナも、国際規模で対策しなきゃ、鎖国したって入ってくるし。中国がしなきゃならないのは、日本人を国に入れないことじゃなくて、情報を共有することです。ま、中国の壮大な実験(?)で、街を封鎖しても無駄だって判ったのは役立った(??)かしら。でも逆に、家に籠もってたせいでウイルスに晒される機会が減って、免疫機構が萎縮して逆にウイルスに弱くなっちゃうこともあるんだって。今のアメリカの2才以下の幼児がまさにこれで、細菌に触れることがなかったので、インフルエンザ等の病気に罹かり、重症化し易いそう。


 ところで、いきなり話は変わりますが、先月末に、今住んでいるダウンタウン地域のご近所組合グループに入会しました。先日、今年最初の会合があったので、新会員の私も顔見世を兼ねて参加してみました。会員は100人以上いるのですが、参加者は30人強、予想通り、大変に平均年齢が高かった(←自分も言えるトシではないことは完全に棚上げ)けど、マスクの人はいなかった。そこでも、コロナとか、もう過去のこと?って感じました。平均年齢、高いのに(←しつこい)

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画像ないと寂しいから、先週撮った中国のお馬の写真



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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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