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吉田家四代・芸術家の血脈

 待ちに待った週末でした。先週もその前も、祭日が重なって3連休だったのに、お天気が悪くて、どよ~ん、な気分。でも土曜日には気温は低かったけど青空。特別なものを買う必要もないのに、わざわざ車で、シンシナティに長い方に教えて頂いた大きなスーパーまで行きました。単にお出かけしたかっただけ~、ですが、大きい所にしかないような冷凍肉まんとか何やカニやで結構買っちゃった。今週は冷蔵庫が充実しておる。

 日曜日は、また曇り空。しかも寒い(´・_・`) でも、お出かけしたい気分が抜けず、屋内狙って美術館にGO!目当ては「Explore Japanese Printmaking through the Yoshida Family Legacy」、版画アーティストの吉田ファミリー(吉田博・ふじを夫妻、長男の遠志、次男の穂高と千鶴子夫人、そしてその長女 亜世美さん)の19世紀半場から現代に至る作品展示です。実は、博の義父・嘉三郎も洋画家で、4代続けて芸術家の血脈。

 展示は、美術館自身のコレクションから選ばれたので規模も小さく(通路にちょろっと並んでた)、作品数も多くなかっtけど、近代版画の移り変わりという意味でも面白かったです。三代目の亜世美さんがバリバリ現役なので難しいかもですが、吉田四代の評伝小説(あくまでも脚色された小説ね)読みたい。実は、葛飾応為(北斎の娘。私は杉浦日向子さんの漫画「百日紅(さるすべり)」と、そのアニメ化で知りました)のお話、朝井まかてさんの「眩」を読んだばかり。まかてさんに書いほしいなぁ。

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まだクリスマスの飾り付けがあった。白いツリー、すてきでした

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これは、通志さんの作品。巨匠である父、博の死後、その影を払拭し、抽象画に目覚めたそう

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ふじをさんの女性らしい華やかな1953年作品「はぼたん」

 折角来たので、昨年末に発見されたセザンヌの絵の下に、塗りつぶされた肖像画があったって絵も見てきた。素人の私的には、真っ黒けの背景にパンがあるよか、肖像画のほうが見たかったって気がする。このパンだって、特に美味しそうに見えないしさ~(実は私はセザンヌがあまり好きではない)。

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タイトルは「パンと卵のある静物画」
玉ねぎの立場って... 左の筒は何だろう?

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黒く塗りつぶす前は肖像画があった

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これは2021年に光を当てると仏像が浮き上がることが見つかった銅鏡
説明は、「日本か中国の鏡」で、出所は不明…

 何度も来てるけど、行くたびに新しい発見があります。常設展示が変わるのもあるけど、上のスザンヌの絵みたいに、いつも素通りして、こんなのあったんだ~って作品も多いし。入館料無料で、十分な駐車場スペースもある。お休みに訪れるにはぴったりなんだけど、ギフトショップの品揃えが魅力的すぎるのが問題かも…(カードとか絵葉書とか、つい買っちゃう)


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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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