Archive | 2023年02月24日
日頃、「そんな言い方しなくていいのに…」とか、「わざわざ言わなくてもいいのに…」と、思うことがあります。
私の経験で強烈なのは、ナイジェリアの人たち。なんでもハッキリ言うのが良いという文化だそうで、言わんでいいことを言う人達というイメージ。大学院でも、国際機関でも、「それを言うかぁ~?」なこと多数。小さなトーゴとベナンを挟んでご近所のガーナ人の同僚が、「なんやねん、アイツ!」と、プンプンの私に、あいつはナイジェリア人だから仕方ないと言ってたので、あの地域内でもそうなのかと思ったものです。日本でも地域性ってありますよね。しかし、私に向かって「わにが日本人って信じらんねー、だって黒すぎ!」と、言ってのけたのは、そのガーナ人なのだが(←30年来の恨み)。
でも、「文化が違う」じゃ許されない時代にもなっている。ネットを通して国を超えたコミュニケーションが可能になった今、オレの国じゃそうなんだ!は、今後、益々許容されなくなると思います。より多様性を受け入れるという方向とは逆のようにも見えますが、今は世界が多様性を認めつつ、全体として合意できる方向へ進みつつある過渡期にあると私は思っています。
また、何かを伝えるにも、他にも言い方があるでしょうに、と、思うことも多々。悪気はないのでしょうが、言い方のきつい人っていますよね。そんな言い方しなくても、ちょっと言葉や語調を変えると、互いに気持ちよく物事もスムーズに進むだろうに、と、残念に思うこともあります。自分も元々、気が利かないので、無意識に相手に嫌な思いをさせていないか注意せねばと思っていますが、後から後悔することも...orz
と、こんな事を考えたのも、成田悠輔氏の「高齢者の集団自決」発言に関する騒ぎに関する記事を読んだから。日本のTVで引張りだこの経済学者、有名なYale大学の助教授でもある38歳の新進気鋭な方が、高齢化や少子化による人口減少問題の「唯一の解決策」は「高齢者の集団自決、集団切腹みたいなもの」と発言して、物議を醸しだした。そこだけ見るとビックリですが、この方は常々から高齢化する政治家やタレントは引退すべきという意見で、今回も、その流れでの発言らしいですが、まさに、「そんな言い方しなくてもいいのに」
若いので戦争が遠い世代だからかもですが、「集団自決」なんて言葉は、決して軽々しく使うべきじゃない。特に公共の電波で、これを聞いて不快になる人が多いと思う。これを「言葉狩り」だという批判があるようですが、聞く側がこの言葉をどう捉えるかを考えるべきだと思います。いくら一部を切り取って誇大解釈したとしても、言い訳のできない言葉を選んでしまったのは否めない。
大変に頭の良い方だそうなので、敢えてショッキングな発言で話題にしようと意図したのかもしれませんが、結果はキワモノ芸人に自分を貶めた。この発言がニューヨーク・タイムズにまで報道されたのにも悪意を感じますが、アメリカでも、『炎上系』は軽蔑される傾向があります。私は好きですがアレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員、一方、私のキライなマージョリー・テイラー・グリーン下院議員、どちらも派手な行動や言動で面白がられても、どれだけ政治家として真剣に受止められているかは疑問。
特にYaleを含むアイビーリーグのエリート達には受入れ難いのでは。早速、Yale大学のウェブサイトは、成田氏のプロフィールに、「大学の見解を代表するものではない」と注釈を入れたそう。学者生命は大丈夫か?もあるのですが、Yaleというブランドを利用して日本で稼いでいるけど、これで、ただのイロモノとしか見られなくなるのではないかと。Yaleも不本意でしょうね。
回転寿司の醤油瓶を舐めてみたり、バイト・テロのような愚かな行動は、もう「若気の至り」や「子供のすることだから」では済まない。デジタル・タトゥーでいつまでも消えないし、拡散されて、隠すことが出来ません。慎重さ、責任のある発言や行動に対する目は、どんどん厳しくなっていると思います。言葉の使い方や言い方にも気をつけないと... クワバラ、クワバラ

私の経験で強烈なのは、ナイジェリアの人たち。なんでもハッキリ言うのが良いという文化だそうで、言わんでいいことを言う人達というイメージ。大学院でも、国際機関でも、「それを言うかぁ~?」なこと多数。小さなトーゴとベナンを挟んでご近所のガーナ人の同僚が、「なんやねん、アイツ!」と、プンプンの私に、あいつはナイジェリア人だから仕方ないと言ってたので、あの地域内でもそうなのかと思ったものです。日本でも地域性ってありますよね。しかし、私に向かって「わにが日本人って信じらんねー、だって黒すぎ!」と、言ってのけたのは、そのガーナ人なのだが(←30年来の恨み)。
でも、「文化が違う」じゃ許されない時代にもなっている。ネットを通して国を超えたコミュニケーションが可能になった今、オレの国じゃそうなんだ!は、今後、益々許容されなくなると思います。より多様性を受け入れるという方向とは逆のようにも見えますが、今は世界が多様性を認めつつ、全体として合意できる方向へ進みつつある過渡期にあると私は思っています。
また、何かを伝えるにも、他にも言い方があるでしょうに、と、思うことも多々。悪気はないのでしょうが、言い方のきつい人っていますよね。そんな言い方しなくても、ちょっと言葉や語調を変えると、互いに気持ちよく物事もスムーズに進むだろうに、と、残念に思うこともあります。自分も元々、気が利かないので、無意識に相手に嫌な思いをさせていないか注意せねばと思っていますが、後から後悔することも...orz
と、こんな事を考えたのも、成田悠輔氏の「高齢者の集団自決」発言に関する騒ぎに関する記事を読んだから。日本のTVで引張りだこの経済学者、有名なYale大学の助教授でもある38歳の新進気鋭な方が、高齢化や少子化による人口減少問題の「唯一の解決策」は「高齢者の集団自決、集団切腹みたいなもの」と発言して、物議を醸しだした。そこだけ見るとビックリですが、この方は常々から高齢化する政治家やタレントは引退すべきという意見で、今回も、その流れでの発言らしいですが、まさに、「そんな言い方しなくてもいいのに」
若いので戦争が遠い世代だからかもですが、「集団自決」なんて言葉は、決して軽々しく使うべきじゃない。特に公共の電波で、これを聞いて不快になる人が多いと思う。これを「言葉狩り」だという批判があるようですが、聞く側がこの言葉をどう捉えるかを考えるべきだと思います。いくら一部を切り取って誇大解釈したとしても、言い訳のできない言葉を選んでしまったのは否めない。
大変に頭の良い方だそうなので、敢えてショッキングな発言で話題にしようと意図したのかもしれませんが、結果はキワモノ芸人に自分を貶めた。この発言がニューヨーク・タイムズにまで報道されたのにも悪意を感じますが、アメリカでも、『炎上系』は軽蔑される傾向があります。私は好きですがアレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員、一方、私のキライなマージョリー・テイラー・グリーン下院議員、どちらも派手な行動や言動で面白がられても、どれだけ政治家として真剣に受止められているかは疑問。
特にYaleを含むアイビーリーグのエリート達には受入れ難いのでは。早速、Yale大学のウェブサイトは、成田氏のプロフィールに、「大学の見解を代表するものではない」と注釈を入れたそう。学者生命は大丈夫か?もあるのですが、Yaleというブランドを利用して日本で稼いでいるけど、これで、ただのイロモノとしか見られなくなるのではないかと。Yaleも不本意でしょうね。
回転寿司の醤油瓶を舐めてみたり、バイト・テロのような愚かな行動は、もう「若気の至り」や「子供のすることだから」では済まない。デジタル・タトゥーでいつまでも消えないし、拡散されて、隠すことが出来ません。慎重さ、責任のある発言や行動に対する目は、どんどん厳しくなっていると思います。言葉の使い方や言い方にも気をつけないと... クワバラ、クワバラ

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Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。
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