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Archive | 2023年03月07日

ボックビールとヤギとシュトラウス

 金曜日の夕方は、ヤギとお坊さんが主役のパレードが予定されていたのに、雨と強風のせいで中止になってしまいました。ボックビールというドイツのダークラガーを祝うフェスティバルの初日が昨日で、そのパレードです。面白そうで楽しみにしてたので残念。ボックビールというのも、初めて知ったのですが:

 「ボック」とは、ドイツ北部の都市、アインベックを発祥とするアルコール度数が高いビールスタイルです。ドイツを中心にヨーロッパ各地に広がり、現在では世界中で「ボック」と名のつくさまざまなビールが造られています。
 ボックの名前の由来には諸説あります。よく知られているのが、その発祥の地である「アインベック」が訛って「アインボック」となり、それがいつしか縮まってボックとなったという説です。
 また、「ボック」という言葉には「雄ヤギ」の意味があり、ボックを飲むと若い雄ヤギにように元気になると言われたことからつけられたという説もあるようです。今でもボックのラベルには雄ヤギをあしらったものが多いのはそのためです。
「たのしいお酒」より)だって。

 軽いライトビールが好みですが、わざわざフェスティバルがあるくらいだし、やっぱりボックビールとやらを飲んでみたい!と、路面電車に乗ってOTRへ行きました。私の住むダウンタウンと、途中、音楽堂前を経て、フィンドレー・マーケットを中心にレストランやお店が並ぶOTRエリアを繋ぐ路面電車、本当にありがたい!

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楽しそうでしょ~?

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たしかに重いけど苦味はなく、ビールらしいビールって感じ?

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お坊さんコスプレの人もいたよ

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ちゃんとリアル・ヤギもいました

 アルコール度の高いビールでホニャラカ、フードトラックのBBQで満腹、しかも出かける前にアレルギーの薬を服用、この危うい状態でコンサートへ!演目は、シューベルトの交響曲第八番「未完成」、今回初公演の若い作曲家、サミュエル・アダムズによる「バリエーションズ」、そしてシュトラウスの「死と変容」です。2003年以来、シンシナティ・シンフォニーのアート・ディレクターだったLouis Langréeさんが振る最後のコンサートだそうですが、私は彼の指揮は初めて聴きます。

 「未完成」は、良く言えばクセが無くて聴き易い、悪く言えば個性のない演奏だなと思ったのですが、「死と変容」はドラマティックで、カラヤン路線?って感じだった。クラシックのことはよく知らないし、聞いて楽しむだけなので専門的なことは全く判らない私の感想です。「死と変容」は最近は、「死と浄化」という訳題になることもあるそうですが、派手で劇的な私好みの曲。フォークよりはオルタナ、ソフトロックよりはメタルを聴きたい私だけに。この曲は、シュトラウス自身が1904年に、この音楽堂で指揮した
のだそうです。

 そして、前回、1988年にこの音楽堂でこの曲を指揮したのが、今日、2020年に完成した曲のプレミアを作曲したサミュエル・アダムズさんのお父さん、ジョン・アダムズさんという繋がりでした。サミュエル・アダムズなんてお名前だから、フェスティバルに合わせてビール繋がりかと思ったよ~(コラ!) 

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サミュエル・アダムズさん

 飲んだ~、食べた~、楽しかった~、な日曜日でしたが、帰宅した途端、ちょっとコタツで横になったら、そのまま爆睡。堪忍袋の緒が切れたというか膀胱ハチ切れ直前な犬の「ヒーン、ヒーン」攻撃に起こされたら、もう夜中だった~!!


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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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