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Archive | 2023年04月

やっぱり買ってしまった

 降ったり止んだ
晴れれば晴天、急に雨がザーッと来て、また晴れて。妙なお天気の日曜日でした。郊外の大きなスーパーに食料品を買出しに行く前に、公園に寄って犬と少し散歩しましたが、ちょうど家に帰る頃に雨が降り出したので、運が良かったわv

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こんなに良いお天気だったのに


 背景はシンシナティ美術館。は~い、物欲に負けてしまいました。金曜日に見送った欲しかった物をゲットしてしまった。

 金曜日に買わなかった一枚。シンシナティ美術館のギフトショップでは、名画や巨匠の作品の猫や犬を加えたパロディー(?)グッズを作っているNIASKIというイギリスの会社の商品を取扱っており、私はカードだのピンだの、地味~に売上に貢献しております。

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左がオリジナル、右が「Picatso's Cat Lady」

 ピカソが愛人のマリー・テレーズを描いた「夢(赤い椅子に眠る女)」に、黒猫さんをプラス。愛人時代が重なるドラ・マールさんがモデルにした絵で真っ先に思い浮かぶのが、壮絶な「泣く女」なので、一方のマリー・テレーズさんは随分と穏やかな感じですが、「泣く女」は、マリー・テレーズと取組み合いの喧嘩の末、嫉妬に泣き狂うドラさんという話を何処かで読んだこともあり、いやはや何とも。

 しかもピカソさん本人は、野生的な猫は好きだけど、サロンの長椅子で喉を鳴らしているような上流社会の猫は嫌いだと言っていたとか。そういや、鳥を喰う猫って、恐ろしげな猫の絵がありますね。でも、ドラ・マールや最後の愛人、ジャクリーヌが黒猫を抱いている絵も残しているので、この絵もまんざらでもないのかも…と、色々考えてしまいますが、そういった事とは無関係に好き。

 実は、この絵のカードと、同じシリーズのマティスの絵に黒猫を付け加えた絵のカードを並べて飾っておりまして、もし、マティスの絵の方のプリントもあったら、また物欲に負けるわ~


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イベントいっぱいで楽しい!アジアン・フードフェストに劇場ツアー、ハデスタウン3回目

 日本はゴールデン・ウィークですね。人によっては10連休とか?気候の良い時にまとまったお休みは嬉しいけど、今年は特にどこも混んでいるのでしょうか。せっかくの行楽チャンスなので、お天気の良い日が続きますように…

 シンシナティの土曜日は快晴で、暑過ぎず、寒くもなく。市内と周辺都市で様々なイベントが予定されており、どれも楽しそうで迷ってしまう程でしたが、ダウンタウンではアジアン・フードのお祭り、Asian Food Festがありました。50以上の地元のアジア・レストランが屋台を並べ、パフォーマンスもあるフェスティバルで、楽しみにしていました。お天気を心配していたので、晴れ上がって嬉しいv

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真ん中の大きなテントにはテーブルと椅子

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日本太鼓の演奏。かっこいい!

 少しずつ、お試し価格で頂ける(コスパは良くないけどね~)ので、出店社側は、好きな味を見つけたらお店に来てもらう宣伝チャンス、お客は気軽に新たなお気に入りが見つかるかも。私は、ブルゴギとキムチが量もあるのに手頃なお値段で、とっても美味しかったんだけど、市内にある大きなカジノの中のお店なのね。ちょっと気軽に行けない~。そして、例によって写真を撮る前に全て食べてしまった私は、インスタグラム・インフルエンサーには決してなれない。

 このお隣のブロックでは、長らく打ち捨てられていた歴史的な古い劇場が、この度、子供劇場として蘇ることに決まり、それを祝うブロック・パーティー。こちらでは、ウイスキーの試飲(プハー!)や普通にアメリカンなピザバーガーのフードトラック、子供向けのアクティビティー、そして、劇場の内部公開がありました。劇場の階層は、未だ取り掛かったばかりという感じでしたが、ピーターパンやアラジン、オズの魔法使いのフェアリーとドロシー等に扮した役者さんと写真が撮れて、子供達、というか親御さんが大喜びでしたw

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ブロック・パーティー。おまわりさんも監視しつつ一息中

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内部は暗くてオドロオドロしいことになっちゃってるので完成後もツアーしてほしい。
画面に写っている華やかな姿を見たいわv


 さんざ遊んで食べても、土曜日は未だ終わらない。やっぱり3度目の「Hadestown」のボランティアに行きました。先週もそうだったけど、土曜日の夜ってボランティアが足りなくて「Help~!」ってなるの。皆、サタデーナイトはやっぱり、家族や友人とお楽しみタイムなのね。私は、無料で観劇がサタデーナイト・フィーバー、行きま~す、と、喜んでお応え。満席で座れなかったけど、音響の横のドア担当だったので、劇最中に音響さんを見られるという特典付き。小さなスクリーンには、舞台上でピアノを弾く音楽監督の姿や、舞台裏の打楽器演奏者の姿も見られる。時折マイクでヒソヒソやり取りし、画面の向こうで音楽監督さんがウンウンうなずいてたり。興味深くて、ついついチラチラと見てしまいました。

 第二週目の公演では、主役の一人、ペルセポネ役の女優さんが交代です。一週目は、NYのブロードウェイでも同じ役をしていたララ・ゴードンさんでした。YouTubeで見ただけですが、ハデス役とヘルメス役は正直、ツアーの二人(マシュー・パトリック・クインさんと ネイサン・リー・グラハムさん)のほうがブロードウェイのオリジナルキャストよりルックスや声が好み。でも、ペルセポネは、圧倒的に先週のララ・ゴードンさんが私は良かったわ。ハデスとヘルメスの役を女性が演じる場合もあるんだって。その柔軟性は面白いけど、ヘルメス役はアフリカ系から譲れない気もする。

 3回目見てわかったこと、毎回、振り付けが微妙に違う。目立ったのは、今回はペルセポネのアクロバティックなダンスがなかった。同じく3回見て、お客さんが減っていった「トッツィー」とは逆に、「ハデスタウン」は毎回増えてました。観客に若い人が目立つのも、人気の理由かな。開演前からグッズの販売に長蛇の列で、オルフェウスのコスプレの人、ノベルティーのTシャツで来たリピーター、熱心なファンが多い感じ。ワクワクしてるのが伝わってくる人達は、迎える側も嬉しくなってしまいます。曲も勿論いいのですが、この舞台は照明効果が凄い!場面の雰囲気をガラリと変える、劇的な照明。さすがはトニー賞。

 韓国では既にコミッションによる韓国語での公演が行われたそうです。日本でも早く公開されたらいいな。日本の皆さんの感想を聞いてみたいです。劇団四季さん、よろしく。好き嫌いがきっぱり分かれそうなショーだけど、私的には超オススメのショーです!今もサントラを聞いてるところなの。



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洗礼者ヨハネのヒミツ(ばかネタです)

 4月最後の週末は、これから始まるイベント三昧の夏の幕開けなのか、イベントが花盛り。どれに行こうか、迷ってしまいそうでした。まずは花金の夜、毎月のお楽しみとなっている、シンシナティ美術館の「Art After Dark」に行きました。今月のテーマは「Rooted in Nature(自然に根ざして)」です。良い気候に恵まれたこともあって駐車場が一杯で、ぐるぐる数周してしまい… エコじゃない~!ゴメンナサイ

 この催しは、毎月、最終金曜日の夕方5時から9時迄ですが、既に日没が8時半なので、暗くなってない。でも、明るいうちなので、更に来易くなりました。毎回、なんとはなしにギャラリーを歩いていると、これ、前に見たことあったっけ?と、思う作品に出会います。明らかに展示が入れ替わっている時もあり、単に今まで自分が気づかなかったのかもという作品もあり。今月の、これ、今迄あったっけ?は、こちら。洗礼者ヨハネの絵です。大きな絵なのに、何故今まで気が付かなかったのかな?新しい展示かな?

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 このヨハネさん、俳優のショーン・ビーンさんに似てない??ショーン・ビーンといえば、「最初は味方だけど途中で裏切る。そして壮大に死ぬ」という、出るだけでネタバレな方。つい、ヨハネさんは寝返るのか、そして壮大な死を迎えるのか?と、考えてしまう。ヨハネさんは裏切らないけど、の最期は、サロメちゃんの要望で首チョンパなので、壮大といえば壮大。ダ・ヴィンチのヨハネさんはアイドル系男前だし、サロメちゃんが首を欲しがるほどのイケメンのはずなのに、実はショーン・ビーンなのかっ!?!(←むちゃくちゃ失礼)

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ヨハネさんの最期

 ギフトショップで欲しい物があったのですが、会員証を持ってこなかったことに気づきグヌヌ… 無駄使いするな!との、神様の思し召しか、はたまた、ショーン・ビーン氏からの戒めか?あ、ショーン・ビーンさん、好きですよ。最新作は、「聖闘士★聖矢」の城戸光政翁だってね。やっぱり壮大に...(以下自粛)



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罪深い雑種犬

 Twitterで「#罪深い雑種犬」とタグつけされた投稿が話題、というヤフーのニュース(【罪深い雑種犬】がTwitterのトレンドに。ミックス犬と雑種犬は違うの?)を読みました。

 うんうん、わぁ、カワイイ!なんて犬種?と、聞かれても、この世に唯一の雑種犬なので同じ犬種は手に入りません(ドヤッ!)ああ、本当に罪深いわね…と、瞬時に思ってしまった私は雑種犬好き。そしたら全く違って、

Twitterで「#罪深い雑種犬」とタグ付けされた投稿を覗くと「動物病院の待合室で隣にいた純血種の犬を連れた人に、雑種犬でも病院に連れて来るの?って言われたことがある」「「何犬ですか?」と聞かれるが、アレは何か意味あるのか」などのツイートがありました。

確かに、平成の頃は、犬を2匹飼っていて、1匹は血統書付きの犬なのでフィラリア予防薬を飲ませるけれど、もう1匹は雑種犬なので予防薬を内服しないという家もありました。

最近では、雑種犬でも血統書付きの犬でも差がなく、治療をされるようになっています。

臨床現場にいれば、雑種犬だからといって治療をしない人は、あまりいないので、このように犬には何の罪もないのに「罪深い雑種犬」がトレント入りしているのはショックでした。

意識の高い知人は、保護犬を飼っており雑種犬です。その彼女の住んでいる地域は意識の高い人が多く住んでいるようで、お屋敷街でしたが、雑種犬が散歩している姿を見ました。

ペットショップで血統書付きの犬がたくさん販売されているのに、雑種犬を家族の一員にして飼っている人は尊敬に値します。(ここまで上記記事からの引用)


えっ?(@_@)


そうなの?!?

 これはショックだ。書き手は動物病院の院長でもある獣医さんだけど、いえ、別に雑種を飼ってるから意識が高いわけでも、あなたに尊敬してもらわなくてもいいけど、日本って私が竜宮城ならぬアメリカにいる間に、そういう事態になってたの??わたしゃ、『犬には何の罪もないのに「罪深い雑種犬」がトレント入り」』なのがショックじゃなくて、あなたの考えがショックだわ。

でも、思い返せば、日本では雑種犬のほうが少なくなっているのかも?子供の頃は、純血種を飼っているのはご近所のお金持ちの家でした。お座敷犬な小型犬は、昔からポメラニアンとかマルチーズ等、純血種ばかりでしたが、セントバーナードや秋田犬を飼ってるお家は、普通に豪邸だったなぁ。一般家庭の家の前で繋がれてたのは、スピッツと柴犬のミックスっぽい茶色くてフサフサ系や、短毛種の顔だけ黒い茶色の犬。今では、そんな犬の方が珍しいのかも。猫も、ペルシアやチンチラはお家で飼われている「高級」種で、身近なのは、ドメスティック・ショートヘアと一般に呼ばれるタイプの「普通の猫」でしたが、今にアメリカン・ショートヘアとかロシアンブルーとか、純血種ばかりになったりして?

 私が住むアパートはペットOK、建物内にドッグランがあるので、他の犬達とも顔見知りになります。ドゥードル系デザイナーミックスを含む純血種と雑種の割合は半々くらい。ウチ、高級ってホドじゃないけど、街中なんでそれなりのアパートよ。街のドッグパークで出会う犬達も、同じような割合だと思います。ほぼ皆が日本人という同起源、同人種の日本と違って、アメリカ人は基本的に自分たちが「雑種」だから?例えば、うちの息子達、日本人+イギリスやらドイツ系スイスやらイタリア系やら。

 純血種には、成長した時の大きさや、罹りやすい疾患、性格等がある程度予期できるという利点があります。逆に雑種はある意味、予想したより大きくなっても大丈夫な環境に加え、性格や運動量が未知。初めて飼うには向いていないところがあるでしょう。以前飼っていたイングリッシュ・ポインターのチョコチップ(保護犬)は、見た目に大きさ、性格や躾の入りやさ、色々と純血種って、こうも種が確定されているのね~、と、感心したものです。ボールを投げて、「Where's your ball? Go get it」と言っても、取りに行かず前足上げてポイントしちゃうのは笑えた。散歩途中に何かの臭いを嗅ぐ時も、つい前足が上がっちゃうのね。

 日本に雑種犬が減ったのは、野良犬が居なくなり、去勢・避妊が行き届いて管理されることで、勝手に増えなくなった結果だと思います。だから、未だに保健所に持ち込まれる犬や猫は少なくないとはいえ、管理が進んできた証明でもあり、良いことだと思います。でも、未来は却って、「雑種犬」や「普通の猫」が貴重種になっちゃったり??

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黄昏時のうちの雑種犬



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ミュージカル「ヘイディズタウン - Hadestown」

 2019年トニー賞を8作品賞含む部門で受賞したミュージカル。金曜夜のシフトに入っていたのですが、土曜夜にボランティアが足りないとのことで、2夜連続で見ちゃいました。

『ヘイディズタウン』(Hadestown)は、アナイス・ミッチェル(英語版)作詞・作曲・脚本によるミュージカル。ギリシア神話のオルペウスとエウリュディケーを基にしている。少女エウリュディケーは食べ物を探し、神話が予言する気候変動による更なる貧困から逃れるため地獄のような地下世界の工場に向かうが、貧しいシンガーソングライターの恋人オルペウスがエウリュディケーを取り戻そうとし、2人は共に逃亡方法を探す。(ウィキペディア

ブロードウェイでも上演中ですが、同時にドサ回り北米ツアーもしています。

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 かなり政治的なメッセージが強いので、気に食わない人はとことん嫌いなショーのようです。何しろ、第一幕の終わりには、悪役のハデスが「我々の持つものを持たざる奴らが欲しがる。だから自由を守るために壁を立てるのだ」とか歌うから、ここで立ち去る人もいました。でも概ね好評で、少し驚いたのは、カーテンコールのお辞儀が終わったあとで一曲あるから直ぐにドアを開けないようにと言われていたのですが、観客も承知なのか、普通ならカーテンコールで立ち去るお客さんが多いのに、誰も退出しなかったこと。

 私としては、今までに見た中でもベストのショーの一つ。流石はトニー受賞の装置、照明、音響デザインの舞台、ミュージカルはかくあるべき、というショーだと思いました。ストーリー的には、思わず突っ込みたくなるような点もありましたが、大事なのはお話の辻褄じゃないし、細けえことはいいんだよ!精神で向かおう。この年の脚本賞は、私が3回観た、あの「トッツィー」でしたから。

 金曜の夜は前知識ほぼ無しで、土曜はブロードウェイのオリジナル録音サントラを聴いてから見ました。お向かいの劇場、場所にもよるのでしょうが、なーんか音響が良くなくて、音が割れて歌が聴き取り難い時があるんです。聴き比べて思ったのは、ハデス役のマシュー・パトリック・クインさん、素晴らしいバリトンで、ブロードウェイキャストよりも好き!すらっと長身で舞台映えもする。役者さんの容姿が役柄に合っているのって大切だと思う。エウリュディケ役のハナ・ホイットニーさんも華奢でナイーブな役のイメージに合ってたわ。

 お顔はメイクアップもあるし、近くでないと見えないけど、体型は離れた席からでも誤魔化せない。凄く今時のポリコレ的には許されない発言だって理解はしてるんだけど、宝塚に太めの方はいないよねぇ(トッツィーのあれはやっぱり…orzです)。因みに、金曜夜の公演では、ダンサーのお姉さんが、とても胸の豊かな方で、激しいダンスの時にはついつい目線が行ってしまったけど、土曜の夜は違う人で、密かにがっかりした(ヲイ、コラ!)

 2週目はペルセポネ役の人が変わります。ボランティアのサブが必要になったら、また見に行っちゃうかも。


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何も信用できない…

 権威あるソニー・ワールド・フォトグラフィー・アワード(SWPA)でクリエイティブ部門賞を受賞した、ドイツのアーティスト、ボリス・エルダグセンの作品、《Pseudomnesia: The Electrician》が、AIで作成された画像で、受賞を辞退したことがニュースになっています。曰く、「AI画像が応募できるコンテストが準備できているかどうかを確認するために応募した」んだって。題名が「Pseudomnesia: The Electrician(偽の記憶:電気技師)」なのは、ネタバレを見たら、あ、そういうワケね、と、思うけど、大喜利やってんじゃねえっ!とも思うわ。

 エルダグセンさんは、コンテストにAI作品を出品したのは問題提起の為で、AIと本物の写真を分ける為にどうすればいいかの議論を始めて欲しかったとしています。でも、主催者側もそれを把握しており、AIと判っていながら優勝させたので、話題作りのためにグルだったと疑われており、もしそうなら、真面目に出品した人たちって茶番に付き合わされただけ?SWPA側は、AIだって判ってたけど敢えて選んだと声明を出しているけど、本当かなぁ?かっこ悪いからミエ張ってんじゃないの?との声もあり。

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これが問題の作品。確かに妙な座りの悪さを感じます。
でも、その違和感も、この『写真』の狙いですと言われたら、そういうものかって信じるよねぇ…

 なんでも、AIは人間の指を表現するのが苦手だそうで、この画像の違和感も、そこにあるのかも…、となると、映画「エブエブ」に出てきたメタ世界の一つでは、人間の指がソーセージになっていたのは、そういう訳だったのか!って膝ポン!(←そうなの?)

 AIで生成されたものと、人間作品をどう区別するか、AIで作られたものを見破るかの話合いを始める切掛けにしたかったというのが、エルダグセンさんの弁だそうですが、正直、区別を付ける必要は本当にあるのか?と、私は思ってしまいます。暗記の苦手な私は、ドラえもんの道具の一つである「記憶ペン」を本当に欲しいと思ったのですが、今は記憶型の学習は古い。30年近く前にアメリカの大学院ではPC持ち込みが認められ、一生懸命記憶してきた内容で解答するテストは既に旧時代と思われた。宿題のリサーチだって、どれだけ効果的に欲しい情報をネットの中から検察し見つけ出すテクニックが重要だし、計算能力も電卓が使われるようになって、数学のテストで余白にチマチマ計算する時代ではなくなった。

 要は、人工知能という道具を如何に効率よく効果的に利用するか、その能力を引き出して役立てるかの時代への過渡期だと私は思います。そりゃあ、「新造人間キャシャーン」や「ターミネーター」の世界になったら困るけどさ。恐れて避けるのではなく、共存し、巧く利用できる方向に進んでいけると思うの。しかし、1970年代始めにロボットが自我に目覚めて世界征服を企むってプロット、凄い先見の妙だよね。AIと人間が創造した作品が区別がつかないほどになって、そのときに本当の人間の想像・創造力や、真の手作りの価値が見出され、認められるんだろうって思ってる。

 ChatGPTやAIお絵かきが急に進化して、手軽にアクセスできるようになりました。お絵描きAIは何だか私には難しそうで手を出していませんが、いつも思った通りに絵やイラストが描けたらいいのになぁと思っていたので、更に手軽に簡単に使えるようになったら試してみたいです。ChatGTPは幾つか試して、アホな質問して笑ったり。これが進化したような、映画の「her/世界でひとつの彼女」の人工知能型OSや、「ブレードランナー2049」のAI搭載ホームオートメーションシステムみたいなお友達が欲しい。こういうの使うと、タダで自分の情報やアイデアを無料で提供しているようなモンなのでしょうが、アタシ程度じゃ役に立つ情報なんか提供できそうにないんで、むしろ申し訳ないわwww


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嘘ばっかりで嫌だー!

 先月の光熱費が前月より100ドルも高くてショック!ワンベッドルームのアパートで一人暮らし、そんなに使用量が変わることはないだろうにと見てみたら、やっぱりレートがまた上がっていました。 インフレが身にしみる。身にしみると言えば、しみじみ寒いのに花粉がヒャッハー!

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せめて寒いか花粉か、どちらか一つにして...


 でも、クシャミしながら、グフフと悪い顔になるニュースも。先の大統領選で「集計装置がトランプの票をバイデンに変えた」という陰謀論を、何の証明もないのに報道したFOX局が、米投票集計機メーカーのドミニオン・ボーティング・システムズに名誉毀損の損害賠償、$787.5 millionを支払うことで和解が成立しました。アメリカでの名誉毀損訴訟における和解金額としては過去最高の金額だって。FOXはドミニオンだけではなく、別の選挙集計システム会社、スマートマティックからも名誉毀損訴訟を起こされているので、前途は多難。

 今になってFOXのキャスターが嘘だと分かっていたのに報道しなくちゃならなくて嫌だったとか言い出して、コイツの倫理感もどうなっているのやら??ジャーナリストじゃなくてお笑い芸人ですか?FOXは、ドミニオン社の抗議にも、「報道の自由に対する攻撃」だなんて言ってたけど、今回、FOX側で示談金支払いに合意した、イコール、報道が嘘だったと認めた。今後はFOXも、トランプの私的応援団のような報道はできなくなるでしょう。生き残れれば、ですが。

 FOXにとって金額は致命的ではなくても、失われた信用は?とは思う反面、また新たな陰謀論を生んで何も変わらないんだろうな、って気も。だって、トランプの主張が虚偽だ証明されても、共和党有権者の間での支持率が相変わらず上昇中だそうなので。予備選まで残るは10ヶ月ですが、未だ本命対抗馬とされるフロリダ州知事デサントスは出馬を表明しておらず、他の候補は弱い。トランプでも、デサントスでも、本戦での勝機は無さそう!なんだけど、民主党側もバイデン爺さんしかいないのが辛い。


 ところで、先日書いた、FC2に管理画面の気色悪い広告を変えてってリクエストした件、以来、狙ったようにその広告ばかり出てくるの。なにか誤解されてる???



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SPさん、グッドジョブだけど違和感…

毎度お馴染み、ヤフーで見た記事です。

 和歌山県の漁港に岸田文雄首相が応援演説に訪れた和歌山市の雑賀崎漁港で爆発物を投げ込まれた事件で、和歌山県警は4月15日、無職・木村隆二容疑者(24)を威力業務妨害容疑で逮捕した。昨年、山上徹也被告が引き起こした安倍晋三元首相の銃殺事件から一年たたぬ間に起きた事態に、現場で撮影された衝撃的な映像が連日取り上げられている。当日は和歌山1区補選に出馬している自民党候補・門博文氏への応援演説が行われる予定だった。30代の漁師の男性が当日の違和感を語る。(「警官が聴衆に向かって爆発物を蹴った」岸田首相襲撃時の映像をめぐり物議 警視庁の元SPは「いたしかたない」より引用)

 私も動画を見て、え?群衆の方に蹴ってる?と、驚いたのですが、矢張り、SNS等で物議を醸しだしているそうです。そりゃそうだと思う。上の記事で、「要人警護ではいたしかたないと思います。まずは、要人を警護することが第一」との、「警視庁でSP(警護官)経験のある現役警察官」の言葉を紹介していますが、もし、一般人に被害が出たら、これで通用したかどうか。しかも、犯人を取り押さえたのは、その場に居た警官やSPじゃなくて一般人。

 しかし、よりによって漁港で犯行に及んだのは失敗ですね。犯人を取り押さえたのは聴衆の漁師さん達でしたが、日々、海と格闘してる漁師さんを舐めてはいけない。昔、大学院時代に水産省から派遣留学中の日本の官僚さんが、説明会等では前もって灰皿を軽いアルミに変えておく、確実に怒った漁師さんから灰皿が飛んでくるから、で、避けたら益々怒るから、って聞いて、お役人様も大変だ~、と、思いました。で、アルミの灰皿も当たると痛いけど死なないって。東大出て就いたのが、漁師さんに灰皿投げられる仕事… 日本帰国前の酒盛りで、まぁ、頑張ってよ、と、肩を叩いた思い出。

 と、また話がずれていますが、アメリカに住んでいる私は、もしこれがアメリカだったら、と、考えずにはいられない。アメリカでは近付かずとも銃があるとはいえ、不審な荷物を持った誰かが要人に近ずくハードルが高そう。そしてもし、群衆に囲まれたバイデン大統領に向かって爆発物が投げ込まれ、シークレットサービスが群衆側にそれを蹴ったら… 要人警護の目的では正しい行動ですが、どえらい騒ぎになって非難の応酬になるのは必至。想像したくもないですが…

 アメリカでの要人に対するテロと言えば、1981年のレーガン大統領暗殺未遂があります。この時は警護隊長が大統領に覆いかぶさって護りましたが、側に居たブレイディ大統領補佐官が頭を撃たれました。彼に因んだ、銃販売店に対し販売前の5日間の猶予期間と、購入希望者の犯歴を警察への照会を義務付けたブレイディ法は2004年に失効したまま、現在に至ります。アメリカでは、これ以来、要人暗殺事件は発生していませんが、1/6の議会襲撃事件は危なかったかも。

 アメリカの警護は、要人の側には不審な人間を近づけないのが基本のようですが、それが要人と同時に周りの人々も警護する方法なら、今後、日本もその方向に向かわざるを得ないのかな。日本の要人警護もアメリカを参考にしてるらしいけど、安倍さんの時や、今回の対応を鑑みるとテロリストを調子づかせはしないかと少し考えちゃう。安倍氏の時は統一教会、今回は選挙への不満のある犯人が事件を起こすことで、まんまと注目を集める事に成功しただけに。大丈夫か、G7会議?!


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展覧会の絵

音楽堂でムソルグスキーの「展覧会の絵」を。音楽堂での二回目のボランティア訓練生です。私、このボランティア大好き!

 第一幕は、ニコライ・リムスキー=コルサコフによる「ロシアの復活祭」。シンバルばんばん、ティンパニぽこぽこ、私好みの派手な一曲。二曲目は、CSOのコミッションによる新曲、グラミー受賞者、Billy Childsさん作曲のサキソフォン・コンチェルト。昨夜のコンサートでは、スタンディング・オベーションが続き、インターミッションの後にメインの第二幕が控えてるのに、いつまで経っても終わらないから、アンコール3回目で無理やり劇場の照明付けたとか。

 サキソフォンのソロを彩るコンテンポラリーな管弦楽アレンジありかと思えば、古典的とも感じる正統派な曲調、そして映画のサントラみたいなポップなメロディー。多彩で楽しい演目で、今日も続いた延々の喝采に私も参加。ちなみに、2回目のアンコールでさっさと劇場の照明がついて、ドアを開けました~(^^;) とても気に入ったので、Stresamingで聴けるようになったら買っちゃうかも。

 そして、第二幕がラヴェルのアレンジによる「展覧会の絵」で、この1922年の管弦楽用の編曲が、1874年作のオリジナルが有名になったきっかけなんだって。ギャラリーを、作曲家がそぞろ歩いてるイメージで、元になった絵の題名が付いた曲名が、ウィキペディアで紹介されています。

 元になった絵を後ろにスクリーンで映しながらの演奏を見てみたい。そういうのってYouTubeにありそう?取敢えずプロムナードのメロディーは、私的にはメトロポリタン美術館の正面玄関は行ったトコの、でーん!と、大理石の大階段が聳えてるイメージ。なぜなら、あそこが自分の知る中で一番でーん!な美術館だから。曲の趣旨としては、「キーウ市の大門」が、でーん!なのでしょうが、私の脳内では、プロムナードのメロディーのたびに、でーん!(しつこい)。卵の殻を付けたヒヨコ達のダンスでは、頭の中でカリメロ(知ってますか?)が踊ってたわ。

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でーん!


 全然関係ない話なんですが、FC2ブログ仲間の皆様、左上の広告の「まつげが超伸びる」っての気持ち悪くて…FC2リクエストで同じ様な要望が出ていたので、賛成しておきましたが対処してもらえるかしら…


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バレエ・美女と野獣、とか

 シンシナティ・バレエの「Beauty and the Beast (美女と野獣)」 を見ました。ディズニーの「美女と野獣」の主人公、ベルのドレスやバレエ・コスチュームのドレスの小さな女の子たちが一杯で楽しかった!バレエだけど、ナレーションが入ってお話を説明し、舞台端には手話の通訳さんも。バレエの「美女」は名前が「Beauty」なのね。そして、二人の意地悪な姉がいて、召使いのように虐げられている設定で、シンデレラの要素も。仮面を付けた野獣は、小さな子には少し怖かったようです。

 もちろん、最後には野獣の呪いが解けて、ハンサムな王子様になるのですが、異なるダンサーが演じているので、最後の舞台挨拶の席では野獣と王子様が一緒に出てきたので、別人やったんかい!?と、混乱する子もいるのではないかと思いました。子供達を意識した催しなので、劇場内に様々な子供向けのアクティビティーが準備されており、そちらも楽しかったです。モールで赤いバラを作ったり、塗り絵や宝物探し等。こういう子供達に劇場は楽しいって思ってもらえるような試みって良いよねv

 実は、コロンバスに住んでいた時に、コロンバス・メトロポリタン・バレエを見に行きたいと思って調べたら、一番安い、舞台が半分しか見えなそうな端っこ席で40ドルだったかな。アメリカン・バレエ・シアターですらチケットは30ドルからなので、え? (゚д゚) になった。一方、シンシナティ・バレエは家族連れにも優しいお値段設定。その分(?)、群舞がタイミング揃ってないなんて場面もありましたが、見る側だってパリ・オペラ座のレベルを期待してるんじゃないし!


 劇場のボランティアは夕方からでしたが、今日は夏のような気候で晴天だったので、気温の上がらない午前中に犬とドッグパークのあるワシントン公園に散歩に出たのですが、お昼前には暑くなっちゃって。

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子犬ちゃんは日なたで、モカは日陰で舌を出していた

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チューリップが満開、綺麗で気分上がる

 実は帰り道には、アルコール入りのスラッシーやシェイクの美味しいお店がありまして… 暑い日にバーボン入りのスラッシー、最高でしたわ~!で、劇場行く前に沈没してお昼寝しちゃった。いい一日でした。



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Profile

sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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