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銀ちゃんです

 地元のアニマルシェルターに行って、仔猫を引取ってきました。実は、初めて見た時に思わず「エリー?」と呼んでしまった、よく似た黒猫がいたのですが、成猫で今から犬と一緒の生活は難しいかも。ならばエリーが来た時同様、仔猫が良いのかな、と。シェルターには、夏に産まれた仔猫達が沢山います。私は黒猫に魅かれましたが、犬(モカ)との相性が最優先です。犬と一緒に暮らしてもらうので、怖がったり、シャーッ!しない子が望ましい。

 同じケージにいた同腹の黒猫たち4匹、最初はいい感じかなと思ったら、うち紅一点の子が毛を逆立てたら、兄弟たちは一緒になって怒ったり、奥の隅っこで縮こまってしまいました。人懐っこい茶虎兄弟も、一緒にいた白黒の女の子が、犬が部屋に入っただけで怒ったので、兄弟猫も毛を逆立てる。やっぱり女のコは気が強い。モカが来た時は、二匹のお姉さま方、クロ女王様とミケ様にビシビシ躾られたので、モカ的には女の子は怖いからエリーさんと同じ男の子がいいかな。

 色々と考える中、興味津々で鼻を突きだしてきた灰色の仔猫がいました。黒猫軍団と茶虎たちは、人間だぁー、と、手前まで寄ってきたけど、この子はそうでもなかったので、最初はターゲット外だったのね。しかもトイレで転がったのか、濡れた砂やらうんぴーくっつけて臭う…

  一緒にいた同じ色の長毛種のゴージャスな男の子は、興味も示さないけど、怒りも隠れもしない大物。かなりの美形で、この子は家族にしたい人が多そう。大物なその子にも魅かれたのですが、妙に犬好き(?)な臭っちゃい子、抱っこしたら即ゴロゴロ。だが臭いwww

 人が猫を選ぶのではなく猫が人を選ぶとも言いますが、うちの場合は猫が犬を選んだ。モカはずっと猫と一緒だったので、猫は居るもんだと思ってるのか、猫が一杯な小部屋でも動じない。因みに彼女は他の犬も気にしない。狭いエレベーターで吠掛かられても、シェルターで大量のわんこたちが激しく吠えていても、どこ吹く風。図太い。元はLAのシェルターにいた子なので、シェルターに連れて行ったらトラウマにならないかと心配していましたが、そんなの全く記憶にございませ~ん、みたい。

 キャリーを持参したのですが、この子を入れて持上げた時の軽さに驚きました。エリーは10㎏級、無意識のうちにキャリーはずっしり重いと刷込まれていたのですね。家に帰ったら物怖じせず飛び出て、家中を走り回って調査。エリーさんが放置していたネズミのおもちゃを見付けて早速ハント修行。濡れタオルでゴシゴシ拭かれても、ゴロゴロが止まらない。里親さん家で大事に可愛がられていたのでしょう。ちゃんとおトイレも使えました。エリーのでっかいお団子に慣れた私は、また、小ささに驚く。エリーがボタ餅なら、この子は串団子サイズですよ。

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ちっともじっとしていないからブレブレ写真を増産中な仔猫あるある

 さて、この元気なちび猫、シェルターでは「トリスタン」という実にロマンティックな名前をもらっていました。なので、正式名「トリスタン」、通称「ぎんちゃん」または「銀さん」(全然、違うやん!)。探していたものが見つからなくて、補充したら途端に見つかるのはよくあること。エリーも帰っておいで… 放浪の挙句、イゾルテに恋煩いしてフラフラしてるの??

続き、シェルターのこと。興味のある方だけ見てね。

 手続きが簡単すぎて、逆に心配になるほどでした。巨星や予防接種、健康診断含めた手数料51ドルは随分と安価だし、簡単な書類一枚書いて、基本情報とマイクロチップの紙一枚ずつ、まだ狂犬病の予防接種ができないので、2か月後に受けると約束する書類にサインしておしまい。犬たちの時には、ホルダーにずっしり書類が入ってて、沢山のペーパーにサインさせられたけど。それに、LAのシェルターでは、10月はハロウィーン用に黒猫を欲しがる輩がいるので、10月中は黒猫は引取れなかったけど、ここはそんな縛りもなく。この子、連れて帰ります。自分のキャリー持ってきてます、と、言うと、あ、そう、簡単に背中を拭いてもらって、ホイっ!と手渡されてしまった。えーっと… このままお持帰りしていいの??

 クロ女王様はレスキュー(葉は猫はロッキー山脈の野生猫)、ミケさんは自分で家猫になった元野良、エリーは野良母さんが同僚のガレージで産んだ子。歴代犬達はシェルター出身ですが、猫をシェルターから引取るのは初めてです。こんな簡単でいいの?私が悪い人だったらどうするの?エリーを探しに来たので、私がここに来るのは3度目、既に住所氏名電話番号メルアドに写真等々、必要ないものまで情報は渡してあるし、やっぱりコイツまた来た、だから?

 クロ女王様もミケさんも天上部に引越してしまいました。実は「銀ちゃん」の名付け親、若息子曰く、着々とニュー・ジェネレーションが育ってるね、と。近頃めっきり猫屋敷の主となってる彼の父、わにおの家にも今年に入って、交通量の多い道路の道端にいたので保護した仔猫と、なんか知らんが勝手に家に入ってきた(ミケさんと同じパターンw)若い猫が増えました。絶対、NNN(ネコ・ネコ・ネットワーク)に目を付けられてるよね(´∀`*)



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裏庭にクマが出る

 日本では今年は例年になく、クマの被害が多いと話題になっています。ドングリやグミといったクマの好物が不作で、飢えた熊たちが人里に出てくることが増えたからだそうです。日本では、市街地に出た熊はすぐさま殺処分になりますが、アメリカではクマが裏庭のプールで泳いでいたとか、トランポリンで遊んでいたなんて映像がSNSで人気になったりする。家の軒下で熊が冬眠しているので、春になって目覚めるまでそっとしておくなんてニュースもあり、なぜ、こんなにもクマへの対応が違うのだろうと不思議に思います。アメリカグマは、人を襲うことは滅多に無いのだそう(ゼロではない)で、気性の荒さが違うのかもしれませんが、アメリカは土地が広いから人里から離れた地域に移すことが可能だったり、クマが庭にいても、その庭が森に繋がっていて、また森に戻るから?

 そんな折、アラスカに住んでいる上息子から裏庭の写真が届きました。

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熊いるやん!

 アラスカではよくあること、だそうです。暢気に写真撮ってる場合じゃないでしょ、何かしたの?って聞くと、裏庭を散らかすから、ゴミ箱は屋内に入れたんだって。いや、アライグマとかじゃなくて、でっかい熊なんですけど。アメリカで最も多くみられる、その名もアメリカグマ(Black bear)は、クマの中では小柄な方ですが、それもヒグマや白熊と比べた場合。日本にいるのはヒグマとツキノワグマで、ツキノワグマは頭胴長(体長)120~180cm、体重オス50~120kg、メス40~70kg、最大体重173kg (ウィキ先生 )だって。一方のアメリカグマは、体長オス140~200cm、メス120~160cm、体高80~95cm、体重オス47~409kg、メス39~236kg(これもウィキ先生)。随分と幅がありますが、体重で見るとエゾヒグマ並みで、ホンマか!?と、なってしまいました。

 ところで、ムースは、「この辺りは住宅地だから」見ないそうです。ムースはいなくても、クマは普通にいるんだ… (ちなみにムース狩りに行った息子の上司、雨続きで今年は一頭も獲れなかったんだって)


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またか!

 楽しい記事を書きたいと思って、昨日からネタを探して地元周辺の町の意外な過去についての記事を読んだり、ニュースサイトを見ていたのですが、また落込むようなヘッドライン。マッカーシー下院議員がたった数名の超保守派下院議員たちの提案でクビになったのは3週間以上前(https://sirowaniko.blog.fc2.com/blog-entry-817.htmlその時の記事)。なんで民主党に協力し、超党派の合意を得た結果、造反されたのに、民主党は彼を助けないのか分からないという声も聞きますが、民主党の現大統領を、本人ではなく不肖の息子のアホ行動(←国家転覆を謀ったのでも、公職にありながら違法行動を繰返したんでもない)で弾劾する準備を進めていた下院議員を支持するワケないでしょっ!と、思います。

 議長不在で下院の機能が停止している間に、ガザでの紛争が始まり、自動車メーカーの組合ストライキは拡大(今日現在、フォードは暫定合意中)、連邦予算の期限が目前と、国内外で無茶苦茶。これまでに候補になった3人は有効得票数を得られなかったり、さっさと棄権したり、そこへ4人目の候補、まったく注目されていなかった、トランプの推すジョンソン下院議員が棚ボタ的に選出されました。こいつ、2020年の大統領選は盗まれた説を信仰するトランプ・シンパ。

 そのトランプは穏健派が議長候補に選ばれると罵詈雑言を垂れ流して妨害。最初の候補、トランプの幇間の一人、ジョーダン下院司法委員長はスカリス院内総務に敗戦。ジョーダン議員に投票しなかった議員は、殺害予告されたり、奥さんが嫌がらせを受けたりと、マフィアの本領発揮。面倒臭いヤツが重職に就いちゃったもんだけど、今のシステムではトランプ一家の意に沿った議員を選ばないと、永遠に妨害され続けると見限ったのではないかと。

2023-10-26 143620
「正気な共和党員、ようこそ!」
ぱぼちゃ大王が現れる可能性の方が高いわよ

 呆れたままに早寝して、朝1のニュースは、また銃乱射事件があって22人(現在情報)が亡くなられ、50人以上が負傷、また犯人は精神疾患の治療歴があり、また、それにもかかわらず殺戮兵器を合法に入手していた。 このメイン州での事件の容疑者はいまだ逃走中です。どっかで自殺してて、また同期は謎のまま、ってなりそう。容疑者は武装しており、近隣住民の皆さんは生きた心地もしないでしょう。普通に爆撃されるのも嫌だけど、いきなり銃撃されたり、通り掛りに撃たれるのも嫌。無差別に運が悪ければ被害者になってしまう。アメリカも戦場。


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悲しいことが多すぎて

 また一週間が過ぎてしまいました。猫は帰ってきません。近隣のアニマル・シェルターやレスキューを訪ね歩いていますが、やはり見つかりません。特に仲が良かったというのでもないのですが、犬も不安になるのか、夜中に急にキュンキュン鳴いて、私にくっついてくることがあります。近々、シェルターに行って、猫を引き取ってこようと思っています。もしエリーが帰ってきても(そうあって欲しいですが!)、彼は他に猫がいても気にもしない性格だと思いますし、むしろ遊び相手が居ていいかも。

 この頃は朝5時半起きで、普通に朝に弱いのに加え、過眠症気味の私は、10時には必ず寝るようにしています。元々が宵っ張りですから、人生60年で初の早寝早起き、朝6時半の始業前には体操するし、やけに健康な生活?でも週末になったら、病気でもないのに、人間、ここまで寝れるもんか?と自分でも驚くほど寝てばかり。土曜日も一応は朝のうちに起きて、買出しに行って、家帰ったら途端に昼寝。もう、自律神経がおかしくなっているのか、鬱なのか?という感じですが、自分で言ってるうちは鬱じゃないねぇ。

 でも、鬱になるようなニュースばかりで、映像や画像を避けてラジオで聴くだけ。目を背けたくなるような映像ばかりで、もう背けることにした。ガザ地区の悲劇は言葉を失うし、ハマス(抵抗運動から発生したテロリスト集団)とイスラエル(国!)の紛争の陰に隠れて、短期間に4回も大地震に襲荒れたアフガニスタンの様子も気にかかります。

 そもそも、被害にあったアフガニスタンの西部地域は地震活動が少なく、2回続けて連続地震というだけでも珍しいのに、4回も続くと「ありえないパターン」だとか(ヤフー・ジャパン掲載のナショジオの記事より)。ちなみに、この記事では被害者の9割が女性と子供である理由を「タリバンが、女性が公共の場で自由に移動する権利を制限していた」からだとしていますが、アメリカのNPRのニュースでは、女性と子供に被害が多かったのは、爆撃かと思って屋内に逃げたところで、建物が崩壊したからと分析していました。長年、戦火の下にあったが故の悲劇なんて、悲し身をさらに深めます。

 ナショジオとNPRの分析した女性、子供の被害者が多い要因、どちらもが正しいのでしょう。タリバンが国外からの救援を阻害しているので、一体、被災した人々の状況も不明なのはもどかしいですが、悲惨であることは確かでしょう。米軍のアフガニスタン撤退が、今となっては仇となってしまいました。未来を見通す予言が本物で、天災が予測できればいいのに。SFみたいに、犯罪を起こす前に予測して防ぐことができたらいいのに。


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ジョージアの謎

 寒いです。南に来たら、きっとヌクヌクなんだわと期待していたのに、オハイオと変わらない気温で、湿気がある分、沁みる寒さ。猫が帰ってきたときのために、テラスへのドアは開けたままにしてあるのですが、朝夕の冷え込みが辛くなってきました。

 ジョージア州に越してきて1ヶ月が過ぎました。様々なことがありすぎて、まだ一ヶ月しか経っていなかったという気持ちと、不安なままに怒涛の勢いで越してきたのは、たった1か月前だったという相反した気持ちです。一週間経っても、猫の気配はありません。他所の家の子になってしまったのかもしれません。それでも、安全で居てくれればよいのですが。

 アメリカ中、色々なところに住んできた私ですが、地方によってちょっとした習慣や言葉も違うし、車の運転の仕方も違います。交通規則は州毎で異なるととはいえ基本は同じなのに、車線変更や割込みの癖には州というか、地方色がよく出ます。呑気なテキサスでは簡単に前に入れてくれましたが、ゴールドラッシュで湧いたコロラドなんかは、この場所は絶対に譲れんとばかりスピードを上げてくる。この近辺も金採掘の歴史があるからか、ウインカー出しても入れてくれないし、かなり強引に前に割入ってきます。比較的のどかだったオハイオ風の運転とは心構えを変えなくっちゃって感じ。

 とはいえ、今はまだ、ここでの無言のルール理解は試行錯誤中で、特に道が暗いと、ひやっとすることも多くて、会社に着く前に疲れる。高速を片道30分弱走りますが、真夜中でも煌々とライトの付いたテキサスやLAの高速とは違って、道が暗い。そして前にも書いたけど、路肩に駐車してる車が多い。道路が凍結したり、ホワイトアウトが頻繁なミシガン等では、文字通りトラックが高速脇に落ちてましたが、ここのは違って、単に放置しているような?そして、高速出口で停まっているトラックは、休息中のようです。他の週じゃ普通に違法じゃない?高速出たカーブした道の脇ギリギリに大きなコンボイが並んでるの、まじ怖いんですけど!

 アパートの管理のトンデモぶりは、怒りや呆れをも超越して、笑うしかない状態です。引越して直ぐの週末は、窓枠にこびりついた黒カビを擦って終わったし、食洗機が使えないと思ったらコンセントが抜いたままだった、トイレットペーパーのホルダーを支える金具の一つが外れ落ちたのでネジを締め直してもらったら、直後にもう片方が落ちた、郵便受けの鍵穴が破壊されていた等、想像の斜め上…というより下を行く出来事の数々。メンテナンスを頼むと、すぐ行くとお返事は大変宜しいのですが、実行は全く伴わない。台所の蛇口が耳障りな高音をたてるので、修理を頼んだ時は、毎日、オフィスに直接行って、しつこく文句を言って、やっと一週間後に蛇口を変えてもらったのですが、これが妙に立派な蛇口で、しょぼい台所で妙に浮いています。

 こういう事があったのよ、と、会社の同僚にぼやいたら、「よくあるよねー」ということで、よくあるのっ?!?と、慄きました。まだ驚くことが沢山ありそうですが、ぼちぼちと、この土地に慣れていくしかありませんね…

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毎朝、これ



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日蝕と近況報告

 猫のこと、そして私をご心配してくださった皆様、コメントやメッセージを下さった方々、見ず知らず私に優しいお言葉を掛けてくださり、本当にありがとうございます。とても有り難く、異国で一人暮らしでも、『一人じゃない』と、しみじみ身に染みます。お一人お一人にコメントをお返ししていない御無礼をお許しください。色々なヒントも頂いて、テラスに使っていた猫砂を巻いたり、使っていたクッションを置いたり。

 アパートの公共エリアに貼紙をし、ご近所や敷地内を巡回するメンテナンスの方に「黒猫見かけませんでしたか」と聞いて回っていますが、何の情報も得られていません。「気を付けて見ておくよ」と、言って下さる方も多くて、その優しさが嬉しいです。犬と裏庭エリアを歩き回っていますが、動物が居た気配すら残っておらず。でも、動物の死体があると、カラスやハゲタカがいるものですが、それらも見ないので、どこかで死んでいるのではないと希望が持てます。何年も経ってから、ひょっこり返ってきたという話も聞きますし、望みを失わず、それでも、どこかで安全で居てくれればと願わずにはいられません。何時間も狭いキャリヤーに閉じ込められて、未知の場所に連れてこられたばかり。定住地を保たない私は、またいつ引っ越すかもわからない。いい加減、こんな暮らしは嫌ミャ、と、出て行った所を、誰か親切な人に保護されて幸せであれば、彼にとって、それが一番なのかもしれません。もう少しでハロウィンです。魔女とホウキに乗ってパーティーに出かけたのかも…


 近頃は朝の弱い私が工場の朝のシフト開始に合わせて6時半に出社、シフトは3時に終わるものの、工場に張り付いている分、翻訳はその後にするしかなく、また会議等もありますので、定時に帰れる日などなく。ぐったりですが、残業代は出るので、老後の蓄えを少しでも増やす機会とありがたく居残っております。益々、お日様に縁遠い生活ですが、土曜日には日蝕を観察しました。この地域では金環日食は見られず、4割方欠けた程度でしたが、それでも、やっぱり面白いものですね。お日様もたっぷり浴びたし(←しつこく眺めてた)、翌日曜には、遂にアトランタ郊外の日系スーパーまで遠出して、味噌や梅干し、納豆等を入手しました。アメリカでは珍しい、しっかりお醤油味の滲みたお煎餅を買えたのが嬉しかった。ちょっとお高かったけど、頑張って2袋買えばよかったなー。大きなかぼちゃも買ったけど、一人では食べ切れないので、月曜に会社に持って行って、もう一人の通訳さんに貰ってもらいます。早速薄く切ってオーブントースターで焼いただけで美味しいv

 そして、無事に免許をジョージア州に書き換えることが出来ました。オハイオの免許は更新したばかりでしたので勿体ないと思ったんですけどね。書類は予めネット上で準備できるので、簡単に手続きが済んでしまい、自動車局の受付の方はフレンドリーで、サクッと終わったのですが、その脚で今度は自動車の登録に行ったら、ここが難関でした。オハイオ州で登録するときに随分と苦労したのですが、悪夢再びか…?

 先週は酷いニュース続きで、個人的にも猫がいなくなったり、疲れが溜まったりでしたが、今週は何かが好転すれば良いな…と、思っています。明るいニュースが欲しい。


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猫が家出しました

 月曜に帰宅するとテラスへのドアが開いており、猫の姿がありませんでした。名前を呼びながら近所を歩き回ってみましたが、それらしき姿すら見えません。以前にも、ドアをすり抜けて出ていったことはありますが、怖気づいて直ぐに駆け戻ってきました。ですが、1年間の窓の開かない高層アパート暮らしにうんざりして自由を求めたのかもしれません。

 朝はドアが閉まっていました。自分でドアを開けられるはずはないのですが、何かの拍子に開いてしまったのかもしれません。部屋が荒らされた様子もないので、誰かが開けたのでもなさそうです。ちゃんと鍵を掛けていなかった自分の落ち度です。今日は大雨が降ったので、風で開いたのかもしれません。帰ってくるかとドアを開けたままで待っていますが、気配すらありません。食いしん坊の彼のためにフードを出しておきましましたが、触った様子もありません。

 心残りだけど、張り紙をする程度しか出来ることはありません。会社から帰ってきたら、帰宅していまいかと願っていましたが、やはり居ませんでした。警戒心の強い猫なので、誰かについていったとは思えないのですが、急に雨に降られて他所様のテラスに避難したところを保護されたのかも、と、願いを込めて考えています。急に朝夕が霜が降るほどに冷え込むようになったのに。どこで何をしているのか…

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エリー、帰っておいで。


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第三次世界大戦!?悪夢へまっしぐらか?

 パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが、唐突に(??)イスラエルへの大規模攻撃を開始しました。ハマスがガザ地区の実効支配は、2006年6月、イスラエル軍によるガザ地区攻撃に対し、武装闘争を再開して以来。ハマス(Hamas)とは「イスラム抵抗運動」という意味を持つそうで、イスラエルによる理不尽な支配に「抵抗」しているというスタンスです。ハマス(Hamas)とは「イスラム抵抗運動」という意味を持つそうで、イスラエルによる理不尽な支配に「抵抗」しているというスタンスで、イスラエル軍と何度も大規模な戦闘を繰り返してきました。

 ならば、なぜ今回は、「ああ、またか」にならないかというと、今は世界的に緊張状態にあり、中東の毎度の内輪揉めでは済まない材料が揃っているからだと思います。まず世界中を襲ったコロナによる経済的な打撃。発生源の中国は躍起になって自国の感染防止政策を実施し経済は急速に悪化したのに、国民の目を他に向けるためか、台湾や尖閣諸島に威圧行為を繰り返しています。そして勿論、ロシアのウクライナ侵略がある。この機に乗じて、北朝鮮までが調子に乗り始めた。こんな中で中東で騒ぎになれば、米軍はそちらに兵力を回さねばならず、最近急に接近しだした、そしてそれを世界にアピール中の中国、ロシア、北朝鮮ではないでしょうか?

 そのアメリカは国内がゴタゴタ、お家騒動の真っ最中。ウクライナへの資金援助が許せんと、下院議長を解任し、下院がマヒ状態です。自分ちが苦しいのに、よその国を助けるなんて(怒)という感情論はよく理解できます。私が日本の開発機関で国際開発の仕事に就いていた時は、自国経済絶好調のバブル期だったにも拘らず、他の国の面倒見る余裕があるなら、国内を充実させろという声もありました。一方、今のアメリカは、景気がいいとは言えない状況です。

 国の経済全体としては不景気ではなくとも、格差の拡大によって一般庶民の暮らしはじわじわと苦しくなっている。富裕層の資産が増える一方で、中間層は貧困層へと転落していく。アメリカ人の俺っちが苦しんでるのに、なんで、どこにあるかも分らない遠い国に金使わなあかんねん!いや、頭ではウクライナ支援の重要性を理解している私も、これまで米国議会が承認したウクライナへの資金援助は総額およそ1130億ドル(CNN)なんて金額見ると、ちょっと分けてくんないかな~、なんて思うもん。

 ちょっと古いけど今年2月のNHKの報道によれば、アメリカが世界の支援額の半分以上を出してるけど、国のGDP比では0.36%。お金は出す、武器も送ったげる、でも人は出さないを貫く今の政権のやり方には、アメリカに住む者として私は賛同しています。ここでウクライナを支援してロシアを叩いておけば、中国への牽制にもなるので、日本人としても、ウクライナを見捨てないでほしい。

 話が違う方向に向かってしまいましたが、今回のハマスの攻撃、背後にはイランがいると目されています。アメリカがウクライナに送った弾薬等って、実はイランから押収したものが含まれているんですね…

 アメリカは一方的にイスラエルを擁護する立場で、マスコミはハマスをテロリストと決めつけ、ハマス側の残虐行為だけを強調しています。実際にハマスは、アメリカ、EU、イギリスはハマスをテロ組織に指定しているのですが。でも、イスラエル側が長年に渡ってパレスチナの人々を執拗にいじめてきたのも事実なわけで。ガザ地区は「天井のない監獄」と呼ばれているそうです。恨みが積もって常に爆発寸前だけど、まずは先立つものがないってとこに、アメリカにむかついたイランが後押ししたら… 全部、私の想像ですが、ありえないこともないんじゃないかと。

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戦後、最初に勝手にイスラエルに土地あげちゃったのはイギリスとアメリカだけど、その後はイスラエルが分捕っていったんでしょ

ともかく、この火種が飛び火、延焼しませんようにと祈るばかりです。



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国境の壁建設、再開

またも驚きの展開です。この頃、毎日びっくりです。トランプが大々的に宣伝した目玉商品、テキサス南部のメキシコとの国境の壁の建設を再開するそうです。今回は、公式データで越境者が多いとされるエリアの約32キロに、杭やゲート、カメラや監視装置等を建設する予定だって。トランプ任期中に既に予算が計上されており、この資金を他の目的に回すことが出来ないから使い切っちゃわねばならないんだって。
無駄、無駄、超無駄~!!!

 バイデン爺さん、大統領選時には壁は金輪際作らないって、言ってたし、不法移民対策として壁は機能すると思うかとの記者からの質問にも、一言、「No」なのに、お金が余って余って、もうドブに捨てなきゃなんない状態じゃない、むしろ、学校や病院はじめ四方八方、予算不足でキューキュー言ってるのに、なんとかならないのでしょうか?物理的な壁が移民を堰き止めるのに役に立たないこと、むしろ国境エリアの野生動物の生息地を壁で分断し、絶滅危機にある動植物を更なる危機にさらすことが分かっています。他の目的に使うことが出来ないなら、せめて、鉄筋の壁ではなく、カメラや温度感知機、ITを駆使した危険を犯す移民希望者も守れるような方法に使うことは出来ないのでしょうか?

 トランプ政権時代の厳しい不法移民対策の反動もあり、確かにバイデン政権になってからメキシコ経由でアメリカに不法入国しようとする人口が増え、大きな問題になっています。アダムズNY市長は、大量に流入する(+フロリダやテキサスから送りつけられた)移民で市はもう満杯、雇用もないし、保護施設も一杯で寝るところすらない窮状を、中南米諸国を回って現地で訴える予定。

 それでもアメリカを目指す人々が多いのは、自国の苦しい経済状況と暴力から逃れるために加え、皮肉にもアメリカ経済が順調であることの証拠です。2008年に住宅バブルが弾け、BIG 3、GM、フォード、クライスラーは倒産の瀬戸際にまで追い込まれ、デトロイトは崩壊。あの頃は、不法移民さえきてくれず、収穫を彼らに依存しているカリフォルニアの農場が困ってしまうなんて始末でした。来たら文句言う、でも来ないと困るアメリカの身勝手さ!

 国境警備局(CBP)は既に割当てられた資金を使用するのだと壁建設再開を擁護し、国土安全保障省(DHS)もまた、2019会計年度の資金を割当てられたリオグランデ・バレーにおける国境障壁の建設に使用することが義務つけられているとしています。これは大統領でも覆せない。1974年制定の法により、上下両院で取消が承認されない限り資金はの目的のために使用されなければならないと定められているのです。だから、いくらホワイトハウスが頑張っても、共和党が反対する…というか、議長が居ないんで下院議会が開けない!!

 一方、メキシコ側では、オブラドール大統領が毎日定例の記者会見で、建設再開を批判しました。当たり前だ。そして、撮らぬは当然ながら、この機に乗じて調子に乗りまくっている。アメリカは、この男の後遺症にいまだ苦しんでいます…

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じいさん、色々と頑張ってるんだけど、問題多すぎて追いつかない…



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マッカーシー下院議長、クビになる!

 いやはや何とも妙な事態になっているものです。史上初、下院議長(Speaker of the House)が解任されました。下院で、ちょっと差で過半数を占める共和党のケビン・マッカーシー議員は、15回目の投票でやっと選出された経緯があるだけに(その時の記事はこちら)、遅かれ早かれ、こうなることは分っていたとドヤ顔するのは簡単ですが、この事態は現在のアメリカ政府の常軌を逸した異常さを示しています。

 解任動議を提出したのは、1月の議長選時にもゴネまくったトランプ太鼓持ち集団の親分格、マット・ゲイツフロリダ州選出下院議員です。この強硬右派の連中は、先月、マッカーシーが政府閉鎖回避のために暫定予算(つなぎ予算)成立で民主党と協力したと反発していました。せっかく民主党に折れたのに、民主党議員208人は全員が不信任案に賛成票を投じました。バイデン大統領を弾劾する~!なんて言ってんだから、無理ないか。

 一方、共和党で解任動議に賛成したのは8人。221人のうち210人は反対票(3人は無投票)を投じましたが、たった身内の4割弱の造反者によってクビになっちゃったのです。罪にまみれた前大統領に追従する、たった8人が国の政治を大きく引掻き回す。日本の方にも、この異常さを感じていただけるでしょうか?

 月曜から最高裁判所が再開し、朝には消費者金融保護局(CFPB、サラ金から消費者を守る政府機関)が大きな話題になるだろうとニュースで言ってたのに、NY州裁判所ではトランプが、デラウェア州連邦地裁ではハンター・バイデンが出廷して、政治関連はそれらでもちきりと思ったら、午後には全てふっとんだ感がありました。下院議長は副大統領に次いで、大統領不在時の継承順位2位のポストが空席になってしまったのです。臨時議長に主流派のマクヘンリー議員が就任しましたが、あくまでも臨時なので有事には継承権をすっ飛ばされる可能性もあり、また下院議長ホワイトハウスの政策に物申す立場でもあるので、共和党としても打撃。しかも、正規議長選出まで下院は休会、議事進行は停止することに。そんなことやってるうちに11月には選挙。

 次の議長を決める際にも大揉めすることは明らか。また同じ連中が、誰が出ても反対するでしょうから。そこへすかさず、トランプを次期下院議長に推す議員が現れました。初めから、それを狙ってたんだろうなー、ってか、元からトランプの指示があった(不満を表明した?んなモン、ポーズでしょ)って気もするけど。議長は必ずしも下院議員でなくてもいいという解釈もあるらしいけど、そんなことは「前代未聞」。でも、下院議長が解任されちゃうのだって前代未聞なんだから、もう何が起きてもおかしくない。


廃棄されてしまいました



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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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