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ネットフリックス「三体」

 夏日和の日曜日、出掛けるつもりが、窓を開けようとして軽いぎっくり腰状態に。暫く二つ折りになって床に転がっておりました。前日に年寄りの冷や水ではしゃぎすぎたのか…

 お出かけは無理そうなので、家で大人しくすることにする。ならば、この機を使って、気になっているドラマ、「三体(ThreeBodies Problem)」一気見に挑みましょう。本は評判通りの面白さで一気読みしてしまいましたが(感想)、さて、ドラマはどうかな?

 正直、えらく薄めたという感じ。あの数万年に渡る壮大な話を、ぎゅーっとまとめて、ドラマ向けのエンタメ要素を盛込み、小難しい理屈を説明しなきゃなんないので仕方ないでしょうが、個人的には残念な出来でした。全宇宙を巻きこんだお話が、原作では殆ど全て中国内で起こり、主要登場人物も中国人ばかりなのですが、ドラマ版は舞台を英国に移し、主人公達もオックスフォード大学を卒業した色んな人種の仲間たちに設定。400年以上に渡るお話の各部の主人公3人を、同時代に入れて、同時並行的に時代の違うエピソードを進めちゃう。

 ざっくり、第一部の主人公、汪森はナノ素材科学者のオギー、第二部「暗黒森林」の羅輯がサウル、章北海がラジャ、第三部「死神永生」の程心が理論物理学者のジン、可哀そうな脳味噌男、雲天明がウィルかと思います。私の「残念」ポイントは、個人的に登場人物に魅力を感じないので、ストーリー部分が面倒臭い。正直、恋愛要素とかいらない。原作はSF部分と同時に、人間関係や社会、宗教や文化の衝突が読みどころでしたが、矮小化して小綺麗にまとめられちゃった感じ。

 主人公のオックスフォード5(って呼び方が既に厨二)に優れた知性が感じられず、彼らの会話も一生懸命背伸びしてる大学1年生みたい… たぶん、彼らが若すぎるせいかもですが、若く設定したのは、エンターテイメントとしての見た目とともに、これから400年を冷凍睡眠を売り返して、全員を話の最後まで持っていくためかも。特に、オギーとジンは稀代の天才という設定なのですが、そんな迫力が感じられない(あくまでも個人の感想です)。ジンはただの空気読めない子で、程心という強烈なキャラと結びつかない。オギーを演じている女優さんはチャーミングで、斜視気味なとこや、だらしない口元がエロくて好きなタイプだけど(←わたしゃ、助平親父か?)、汪淼の屈折が無い。とにかく、主要人物がみな、軽いんだな。智子さんのビジュアルや史強のアニキっぷりが見れなかったのも残念ポイント

 良かったのは、葉文潔に関わる部分で、冒頭の文化大革命時代は圧巻のつかみでした。葉文潔が晒された困難と理不尽さが、彼女が異星の知能体に「人類の矯正」を願うほどの絶望に達した理由を十分に納得できた(文化大革命時代の「矯正」を憎んだ結果が、異星の生命体による人類の「矯正」なのは皮肉)し、1960年代の施設もいい。三体VRゲームの場面は一番楽しみにしていた部分でもあるので物足りなかった(もっと見せて~)はあるけど、人力コンピューターや脱水する三体人が見れたのは嬉しい。そして、これはビジュアルならではの改変で、ゲーム内で何度も死ぬ「フォロワー」が、楊冬の幼いころの姿をしているのは、これからの関りに期待が持てます。 

 そして、本では割とあっさり描写された「古筝作戦」(ナノワイヤーによるジャッジメント・デイ号の輪切り)。ここは見てて、おおーっ!で良かった。冷静になると、いや、記録デバイスを無傷で回収するための作戦だったのに、これ、ヘタすりゃ記録媒体もサイコロステーキやん…なのですがwww

starynight.jpg
こうなるところは、どう表現されるかな?
 


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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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