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アメリカの覇権はコロナによって揺らぐのか?

 昔々、私が国際開発機関のエコノミストだったころ、アメリカが1ドル札を刷り続ける限り、米ドルは世界通貨であり続けると言われていました。30年ほど過ぎ、世界の社会経済状況は変わっても、矢張り、米ドルは最も信認される通貨であり続けています。パンデミックが過ぎ、長らく続いた(比較的)平和な国際協調主義的世界秩序が弱まっても、ビットコインが台頭してきても、これは、まだまだ変わらないと思います。

 そして、英語は、国際言語であり続けると思われます。フランス語を勉強中の上息子は、同系のフランス、スペイン、イタリア語等のラテン言語で、(ドイツ語もだけど)名詞に性別があるのは、差別だー!現代社会と相反しておる、と、騒いでいます。単に、覚えるのが面倒くさいだけだろうとか、それよか先に日本語を学べとか、言いたいことは多々ありますが、ウーマンリブがアメリカから発祥したのも、男女同権を最も訴えているのがアメリカであることも、英語が関係しているのではないかと思いますし、名詞に性別がない英語の取っ付き易さが、英語を母国語とする以外の人たちの間で、最も学ばれている、国際交流の道具となっている理由でもあると思います。

 で、ここからが本題なのですが(長いな、ヲイ!)、まず、今回のパンデミックと、世界恐慌やリーマンショック時を経済的に比べると、少なくともアメリカにおける最も大きな違いは金融機関、特に銀行のパワーだと思います。世界恐慌時は、通貨が崩壊し、極端なハイパーインフレによって経済が破綻しました。ところが今回は、企業融資や、政府の救済金の手数料で、大銀行はボロ儲けしておる。だから私は、経済崩壊には至らず、急激なV字回復は難しくとも、景気回復は可能であり、アメリカが政策を間違えなければ、再び世界経済を牽引する力はあると思います。

 もちろん、新型コロナの正体が解明され、信頼性の高いワクチンが開発されるまでに、第二波、第三波に襲われる可能性があります。ですが、初動時とは異なり、医療機関側も、政府側も、経験と知識を得て、今ほどのインパクトは受けずに済むのではないでしょうか。今回の事象に裏付けされるように、私たちは局地的な感染発生が、その地域内だけで対策できるような時代に生きてはいません。全国的、国際的な協調なしには、パンデミックを抑制することはできません。いくら自国の利益優先で他国に背を向け始めていても、以上の理由を鑑みても、今回のコロナによって最も甚大な被害を受けた国としても、アメリカの国際的リーダーシップが求められます。

 確かに、WHOを含む国際機構の在り方、国際協力や多国間主義、自由貿易体制は、今後、好むと好まざるに拘わらず大きく変わらざるをえないでしょう。ここでも、アメリカのリーダーシップは必須です。ですが、国外どころか、国内の医療専門機構との協力も拒み、前政権の敷いた疫病に備えるための基盤を撤廃したトランプ政権下では、これらは不可能です。米国での被害が他国を上回っている主要因の一つが、国民皆保険の廃止…健康保険を持たない低所得層が診療を受けるのを戸惑い悪化させたことは、今や広く受け入れられている事実。

 そして何より、トランプは決して自分の過ちを認めない。明白に嘘だと知れ渡っている事も、押し通す厚顔の持ち主である。国境の壁の建設費はメキシコが持つとメキシコ大統領が言った、大統領就任式時にモールに集まった民衆の数はもっと多い、ウクライナ疑惑における政府高官から次々と出た嘘を暴露する証言、トランプが連呼していた米国は史上最高の経済状態にあるというのも虚偽。3大ネットワークやCNNのニュース番組やSNNでは、トランプのブリーフィングの生放送と同時に、ファクトチェックを流している有様。政治家は嘘をつく。上手く嘘が付けるのも政治家の条件かもしれない。でも、トランプの場合、自分をよく見せようとするための虚言ばかり。

 トランプの言うことが空言かどうかの検証ですか?トランプの虚言、誇張は多すぎて、全部、私は検証は出来ませんが、そういった検証をしているサイトや本はいくらでもあるので、私はそちらの方を、トランプよりかは信用しています。トランプの軽い言動でアメリカ国民の支持は得られるのか?得られちゃいましたねぇ。と、しか言えません。FBIの内部メモも、ディープステートも、明確な証拠が提示されるまでは、何とも言えません。影の内閣的なものがあったら面白いかなぁという気もしますが、私の今の見解は「くだらない」です。今後、歴然たる証拠が出れば、コロリと態度を変えるかもしれませんが、今は、9/11のペンタゴン襲撃はなかったとか、エルヴィスは生きていると同程度の与太話だと思っています。

 自分が「正しい」ことを押し通すために、嘘の上に更に嘘を塗り重ねる。まるで夢野久作「少女地獄」のユリ子だけれど、自滅に追い込まれたユリ子と違い、トランプの虚言癖と見栄は、アメリカを、そして世界を地獄に導きかねない。4月28日には、ワクチンの有無に関わりなく、経済を再開すべきだと明言しているし、それに対する犠牲も厭わないともいう態度です。ネポティズムで上級顧問につけた娘婿が、6万人の犠牲者(当時)の墓上で、「素晴らしい成功事例」と言ってのけたように、彼らはアメリカ国民の命も生活も気には掛けていない。

 過去、7人の大統領の時代を過ごしてきた経験から、色々あったけど、今のアメリカは9/11から戦争に突入したころと同じか、あれよりも雰囲気悪い、というのが私の実感であり、それは、コロナという天災に見舞われた不運のせいだけではなく、政権が国民のために働いていない、まるで個人的怨恨のように(多分、そのために)以前の政権のレガシーを覆すことに集中した政権だからだと感じています。

  バイデンになれば、何もかもうまくいくとは全く思っていませんが、少なくとも、バイデンは専門家の提言を受け入れ、最も妥当であると判断される方針・政策を実施するでしょう。バイデンは政治家です。ビジネスマンではありません。物事の損得を、狭いビジネスの観点だけではなく、国全体の利益から判断できる大統領になると思います。彼の焦点はただ一つ、ランニングメイトの選択です。私は、それを見守っていきます。

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too abstruct economist as you red chicken indeed in vain less than dust in the air www
ごめんなさい、せっかくコメントを頂いたのに、何をおっしゃりたいのか分かりません。
翻訳アプリは、DeepLがおすすめですよ。
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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでます。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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