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アカミミガメの末路

 アパートの私の部屋は、小川を一部を堰き止めた貯水池に面しています。この季節は渡らない鳥たち、オシドリとカナダ雁くらいしかいませんが、寒くない季節には、カエルが毎夜合唱し、お天気のいい日は亀が甲羅干し、大きなものは30㎝以上もあるような魚や、マスクラットがすいすい泳ぐ姿が見られます。金曜日の夕方、会社からの帰宅後は、家の前にピクニックチェアを持ち出して、ぼけ~っと池を眺めながら冷やしたワインを飲むのが楽しみ。

 日本じゃ外来種として嫌われ者のブルーギルもアカミミガメも、ここじゃ在来種。結構大きなカメもいます。あんた達さぁ、実は幸せモンなんだよ。天敵もいないし、餌は豊富だし。勿論、カメさん的には、卵・子亀時代に鳥やキツネに食べられちゃうとか、凶暴なカミツキガメとの仁義なき戦いとか、実は色々あるのかもしれないけど、外来種のカメを堆肥化 1カ月で甲羅だけに「処分費用でもメリット」、との記事を読んで、しみじみしちゃったよ。

 勝手に外国に連れてこられて、挙句の果ては駆除されて(〇されたんだよね)、埋められて、堆肥にされて、死んでお役に立つます、なんて、とても切ない。自分で勝手に来たとはいえ、異国で生きる自分としも、他人事とは思えない。私は息子らに散骨して太平洋に流してくれと頼んであるので、堆肥にはならないけど、カルシウムが貝の材料くらいにはなれるかもしれない...

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亀のかがやき



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Comment
いま増えすぎた外来種のことが問題になっていますね。
毛皮や肉のためだったり、ペットとしてだったりで輸入されて。
棄てられたり放置されて、逞しく生き抜いてきたら今度は目の敵にされて切ないです。
でも、川でも池でも見るのはアカミミガメだけっていうのも異常ですよね。
でも、追肥化のことは初めて知って、ちょっと衝撃的でした。
ピクニックチェアに腰掛けてぼけ〜っと池を眺めながら冷やしたワインを飲む・・なんだ。金曜日、会社から帰ってからね。いいね。
オイラは日本にいるけど、娘二人ともアメリカ、ドイツに行って世帯を構えて長い。オイラも日本にいるけど自然に帰るんだろうな〜。自然界の元素から生まれ元素に戻る・・。その元素から何かがまた生まれる、、。
なっつばー様
昔は、外来種に対する知識もなく、可愛い、飼いやすい等でどんどん流入して繁殖してしまったのでしょうね。鳥インフルに罹った鶏も、やはり埋められるのだそうです。綺麗事だとは判ってるけど、人間の勝手で本当に申し訳ない気がします...
CHIBI様
今はアメリカからもドイツからも日本に入るのが難しくて、お嬢様方も寂しがっておられるのではないでしょうか?私も最後に日本に帰ったのが、2019年の11月でした。

息子たちには、葬式するな、墓もいらん! と、言ってあります。太平洋に面したカリフォルニアのドッグ・ビーチから海流に乗って流れて、元素に戻れれば幸せです。
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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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