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ノートリアスKBJ!?

 上院の司法委員会による、最高裁判事候補、ケタンジ・ブラウン・ジャクソン氏の承認公聴会が始まりました。公聴会は今日から4日間の予定です。

 ジャクソン判事は現在、首都ワシントンの連邦高裁判事を務めていますが、承認されれば、初の国選弁護人の経験もある最高裁判事。その経歴や、今日の公聴会冒頭の発言からも、ノートリアスRBG(故ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事)の後を継ぐに十分なファイティング・スピリットを持つ方だと感じました。RBGの後任に、エイミー・コニー・バレットをトランプが指名したのは、正直、侮辱だと感じましたが。背景も経験も思想も違い過ぎる。


 合衆国連邦最高裁の233年の歴史上、連邦高裁判事115人のうち、黒人男性はサーウッド・マーシャル判事とクレアランス・トーマス判事の2人、女性判事は5人、有色人種の女性はソトマイヨール判事の1人だけ。どうも、民主党のやること為すことに文句をつけたい、黒人女性が政府の要職に就くことが絶対に許せないらしい日本人の方々は(←なんでやね~ん?!?)、人種や性別を最高裁人事のは選択基準とすることを批判しますが、むしろ、この要職に、実際の人口分布を全く反映せず、白人男性ばかりが就き続けている.事実の方が偏向している。

 白人警官が、些細なことで、時には全く無実の黒人を撃ち殺すのは頻繁にあっても、逆に黒人警官が白人をいい加減な理由で射殺したとは聞いた事が無い。ごくごく稀なのか、無いに等しいのかは知りませんが、あったら超センセーショナルなニュースとして騒がれると思う。

 同等レベルの犯罪に対しても、黒人が白人より重い刑罰を科せられる傾向も、極刑に処せられる黒人が白人より圧倒的に多いことも数字で証明されています。司法が公正であるべきならば、このような事実は許されるべきではなく、最高裁判事が国を代表して評決を下すならば、人口の半分を占める女性、そして非ヒスパニック系白人63.4%(2020年国勢調査結果より)以外の、4割弱の人口を代表する判事が今迄、存在していなかったことの方が問題ではないでしょうか?

 ジャクソン判事が児童性的犯罪者に軽い刑を判決したという共和党の主張も、それを示す証拠も書類も無いと、民主党に反論されています。証拠が無ければ単なる言いがかりです。承認は、民主党内でさえ合意されれば、共和党が協力しなくても徹見通しなので、来月には初の黒人女性判事が誕生するかも(実際の就任は夏ですが)。保守と革新の不均衡は変わらないけど、司法の正常化に向けた一歩となることを祈ります。


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マズいぞ、怖れていた通り、彼女は経験があり、尊敬されている...



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Comment
今日、インターネットでライブを観ていました。
期待しています。
こんにちは
ジャクソン判事が承認されるとうれしいですね。
先日は突然のコメントで失礼いたしました。私も読書が大好きなのでまた本のお話などもさせていただければ嬉しいです。
PS: ジャクソン氏のご主人が、涙する姿を画像で見て、私までもらい泣きしてしまいました。
朗報を、期待しています。米国は、保守的な部分もあるけど、動く時は、本当に凄い勢いで、変わって行く。ここ数年の女性に対するムーヴィメントや人種に対するムーヴィメント、90年初期に米国に来て、若い大統領が誕生した時にも驚いたけど、自分の持ってきた(日本から)価値観で米国を比べてはいけないって、学習した時でした。素晴らしいエネルギーを持った、可能性のあるのが米国って思った一瞬でした。今、私は投票権を持っていますが、あの頃を振り返ると、ノスタルジックになってしまっています。
こんにちは(*´ω`*)。私の好きな安部公房の小説の中に、「世界中盲人ばかりで一才の外見的差別がなくなる」夢想が語られた一節がありました。

将来、AI が何かの意思決定に関わる時代が来たら(もう来てるのかな)、何かの差別的変数がプログラムされるのでしょうか。
キャットラヴァー様
いつもコメントを本当にありがとうございます。
市民権獲得、おめでとうございます!!たかが一票、されど一票、自分の意志を住んでいる国の未来に向けて表示できるのは、やはり羨ましいです。日本の選挙は投票できても、もう日本の状況とか全くわからなくて、結局、ここ数年は投票していません… 

極端な方向に思いっきり振り切れるように行ったり来たりのダイナミックさがアメリカには残っていると思います。
とんでもない方向に触れてしまいましたが、これが、勢い付けて良い方向に向かって進んでほしいと思います。
 ジャクソン氏の承認は、その一歩かな。
もも様
先日もコメントをどうもありがとうございました!
シンシナティにお住まいなのですか?羨ましいな。シンシナティって、なんとなく好き。早く南に行きた~い、と、冬の間獣、妖怪人間のように吠えてる、寒いのが苦手な私ですが、シンシナティなら美術館や博物館も充実してるし、街の雰囲気も好きだし寒くても耐えられる!
 
ところで、今、活躍なさっている小説家なら、小川洋子さんと朝井まかてさんが好きです。読み飛ばしてしまう方なのですが、勿体ないのでじっくり読んで、感想をまとめられるようになたいと思っています。図書館で借りた本を早く返さなきゃと焦らず、電子書籍で所有して、時間をかけて読んだり読み返したりできるようになったので。
 紙の本の方が圧倒的に好きですが、日本と同じお値段ですぐ読めるようになったのはありがたいです。技術の進化バンザイ!
home in my shoe様
頂いたコメントを読んで、好きな作家のテッド・チャンさんの短編の中の、脳の一部に手を加えて、美醜を判別できないようななった世界のお話を思い出しました。
所詮は、表向きの見た目だけで多くが決まる世の中、ほーんと、AIが全く客観的に様々な決定を下し、それを指針として決定がくだされるようになれば、アメリカなんて特に、全く違った社会になりそうです。
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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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