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アメリカの今

 民主党党トップで院内総務に、ナンシー・ペロシ氏の後任として、ハキーム・ジェフリーズ議員(52)が選ばれ、上下両院で初めて黒人が党トップになりました。21世紀も5分の1が過ぎて、いまだに女性初とか黒人初とかってやってるのが情けないですが、少しづつ前進していると思いたい。

羊飼いの杖を渡されたけど、羊じゃなくて全くいうこと聞かない猫の群れなんですけど…
hakeemwcats.png
ハキームへ、頑張ってね。ナンシー

 バイデン政権になって、ほぼ半分の期間になりましたが、前政権から続くコロナ禍の影響、そして今年2月のロシアによるウクライナ侵攻と、それに続くロシアにエネルギーを頼り切っていた欧州諸国による脱炭素で、世界的にインフレ。共和党は、今回の中間選挙で、物価高騰はバイデンのせいと訴えて票を集めようとしましたが、嘘付ついて国民を騙くらかすのはトランプだけじゃなく、党全体かー!と、言いたい。で、こんな明らかなウソを信じる人に、ちったぁ頭使えー!と、小声で言いたい。

 バイデン政権発足後すぐに1兆9000億ドルの大規模経済対策法案を採ったのは、低所得の労働者や中産階級の救済のため。過去4年間の共和党の金持ち優遇策で、金持ちが一層資産をため込む一方で、コロナで職を失った人々は困窮していた。バラマキだ、大盤振る舞いだという批判はあったけど、実際、消費者の購入能力が上がって、その結果、消費者物価が上がった。で、それが落ち着き始めたころに、ロシアのウクライナ侵攻。ロシアへの制裁のために、石油やら天然ガスの値段がバカ上がりしたけど、じゃ、ウチは自分とこで石油も天然ガスも賄えるし、どうでもいいわ~、とは出来ないのが、正常なアメリカの辛いトコ。トランプなら、むしろプーチンに賛同してたかもですが。

 ともあれ、先の中間選挙で、予測されていた共和党圧勝には終わらず民主主義が根底から覆されるような危機に陥らなかったのは、本当に良かったと思います。国民は、そこまでバカじゃないー!と、大声で言いたい。 

その共和党は遂にトランプ外しに本腰を入れだした模様。ホロコースト懐疑派の白人至上主義の活動家ニック・フエンテスや、反ユダヤ主義的な発言を重ねるカニエ・ウェストらと自宅で会食したことを非難しています。やっと、いい口実が出来た~、って感じがひしひし。トランプは、フエンテス氏の素性を「知らなかった」とか言ってるらしいけど、んなワケないでしょー!!



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Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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