何度でも言います。バイデンじいさん、グッド・ジョブやぁ~!
バイデン大統領が大統領就任以来、初の拒否権を行使しました。労働省の401(K)プランにおける規則維持のためです。401(K)は、アメリカの確定拠出年金制度の一つで、企業の従業員が任意で加入でき、拠出金やその投資収益が加入者の口座に貯まっていくという退職金制度。トランプ政権は、雇用主(企業)側がこの401(K)制度への資金として、ESG(環境・社会・企業統治)への考慮を事実上禁止しました。それに反し、新たに労務省は、企業年金の退職者向け投資を選択し、委任状投票などの株主権を行使する際に環境・社会・企業統治(ESG)要因を考慮してもいいよ、とするもの。
共和党が過半数を超える上院が、この労務省の新規定を「承認しない」と提案したことに対し、バイデン大統領が、「そんなモン許さん!」と、大統領特権を突きつけたのです。だいたい、この労務省の規則のどこに、連邦政府が阻まねばならないような問題があるのか、私、全くわからないんですけど!
この提案が、共和党が多数派の下院で通過した後、民主党が多数派の上院でも、民主党のジョー・マンチン議員らが賛成に回って可決していました。マンチン、またオマエかぁ~っ!コイツは民主党の議員でありながら、頻繁に党の意向に逆らうことで悪名高きウェスト・バージニア州の議員。最高裁にトランプの推したレイプ犯、キャバノー指名に民主党員で唯一、賛成票を投じ、バイデン政権の鳴り物入りだった社会福祉インフラ投資法案にも造反、銃砲規制や妊娠中絶等、民主党が推進する政策にいちゃもんをつけ続けてきました。昨年までは、民主党と共和党の上院議席は50-50で、最終決定権を握るハリス副大統領の採決で民主党有利とはいえ、民主党で誰か一人でも造反したら法案が通らないという綱渡り状態でした。その中で、反対するぞー、と、脅したのがこのマンチンで、結果、民主党の投資提案は大幅に縮小しなければならならなかった(`o´)
ともあれ、バイデン大統領は、「ESGが市場、産業、ビジネスに重大な影響を及ぼすことを示す証拠は豊富にある」とし、年金運用でリターンを最大化するためのESG重視は両立すると声明を出しました。環境問題が地球全体を脅やかし、再生可能な代替エネルギーへの移行が進んでいる中、欧米は国を挙げてガソリン車をやめてEVにしようとか言ってるし、個人レベルでも使い捨てのビニール袋辞めてエコバッグ持とうとかって風潮の中、環境関連(E)の産業が伸びる可能性は高い。社会的にも多様性重視が加速化してるし(S)、銀行が軒並み共倒れするような現状からも企業統治(G)も注目されてきそう。製造業の会社に勤めていた時、大きな会社でもないのに、コーポレート・ガバナンスは否応なしに対応しなくっちゃならない重要事項でした。これらはもう、投資先を考える時に無視できる要素じゃないと思う。
私は投資のことは全くわからないのですが、素人考えで、ESGは時代の潮流、気候変動は明らかに経済的なリスクを孕んでいるし、年金のことを考える時にESGを考慮するのって、普通に投資のリスクやリターンを考慮する他の要素と同じように重要だと思うのです。アマゾンやマイクロソフトといった巨大企業は、温室効果ガスの排出を正味ゼロにすると公約していますし、投資先の選択に温暖化や気候変動への考慮を禁止するって、正直、意味わかんない。誰か私にも判るレベルで説明して欲しい。
今回の拒否権行使は、資金管理者がESGを投資対象の選択時の考慮に含めることを強制するものではありません。トランプ政権のESGを考慮することに対するペナルティーを無くし、世にいうESG資金とかインパクト投資とかを選択肢に含めても良いとするもので、これで、そういった方面への投資が増えるかどうかも確定していません。あくまでも、楷書の資金管理者の裁量に任せるというものです。これを禁止したトランプ政権がバカ理不尽すぎるし、共和党はトランプから乳離しつつあるのかと思ってた私が甘かったんでしょうか。
この頃なんだか、バイデンさんのプロパガンダみたいなことばっかしてるけど(←バイト代は出ない)、本当に、お爺ちゃん、いい仕事してるなぁって思ってるんです。

「どうせ、これらが爆発する頃にはワシはいないし」
むしろ先がないから大胆なことができるのかもよ
もうね、バイデン爺さんが安心して派手なことできるように、民主党に心強い候補に出てほしいよ。上は、銀行への政府の資金援助による救済とか、債務上限とか、国民健康保険とかの、爆発・破綻しかねない米国財政の危機を、バイデンさんが蹴っ飛ばしている漫画。バイデンさんのお年を揶揄した随分と酷い漫画だけど、もう危ない橋を渡ってでも大胆なことをやらないと、アメリカはお先真っ暗ですよ。私みたいに、年金や高齢者医療保険を当てにしている庶民にとって、年金や高齢者医療保険の行方は死活問題。完全破綻はしないという私の予想は高を括ってるだけかもしれないけど、既に現状維持の安全牌だけでどうにかなる状況じゃないって心配してます。銃問題も財政問題も、なにか新しいことしないと行き詰まり。まさに、「Do something.」ですよ!
共和党が過半数を超える上院が、この労務省の新規定を「承認しない」と提案したことに対し、バイデン大統領が、「そんなモン許さん!」と、大統領特権を突きつけたのです。だいたい、この労務省の規則のどこに、連邦政府が阻まねばならないような問題があるのか、私、全くわからないんですけど!
この提案が、共和党が多数派の下院で通過した後、民主党が多数派の上院でも、民主党のジョー・マンチン議員らが賛成に回って可決していました。マンチン、またオマエかぁ~っ!コイツは民主党の議員でありながら、頻繁に党の意向に逆らうことで悪名高きウェスト・バージニア州の議員。最高裁にトランプの推したレイプ犯、キャバノー指名に民主党員で唯一、賛成票を投じ、バイデン政権の鳴り物入りだった社会福祉インフラ投資法案にも造反、銃砲規制や妊娠中絶等、民主党が推進する政策にいちゃもんをつけ続けてきました。昨年までは、民主党と共和党の上院議席は50-50で、最終決定権を握るハリス副大統領の採決で民主党有利とはいえ、民主党で誰か一人でも造反したら法案が通らないという綱渡り状態でした。その中で、反対するぞー、と、脅したのがこのマンチンで、結果、民主党の投資提案は大幅に縮小しなければならならなかった(`o´)
ともあれ、バイデン大統領は、「ESGが市場、産業、ビジネスに重大な影響を及ぼすことを示す証拠は豊富にある」とし、年金運用でリターンを最大化するためのESG重視は両立すると声明を出しました。環境問題が地球全体を脅やかし、再生可能な代替エネルギーへの移行が進んでいる中、欧米は国を挙げてガソリン車をやめてEVにしようとか言ってるし、個人レベルでも使い捨てのビニール袋辞めてエコバッグ持とうとかって風潮の中、環境関連(E)の産業が伸びる可能性は高い。社会的にも多様性重視が加速化してるし(S)、銀行が軒並み共倒れするような現状からも企業統治(G)も注目されてきそう。製造業の会社に勤めていた時、大きな会社でもないのに、コーポレート・ガバナンスは否応なしに対応しなくっちゃならない重要事項でした。これらはもう、投資先を考える時に無視できる要素じゃないと思う。
私は投資のことは全くわからないのですが、素人考えで、ESGは時代の潮流、気候変動は明らかに経済的なリスクを孕んでいるし、年金のことを考える時にESGを考慮するのって、普通に投資のリスクやリターンを考慮する他の要素と同じように重要だと思うのです。アマゾンやマイクロソフトといった巨大企業は、温室効果ガスの排出を正味ゼロにすると公約していますし、投資先の選択に温暖化や気候変動への考慮を禁止するって、正直、意味わかんない。誰か私にも判るレベルで説明して欲しい。
今回の拒否権行使は、資金管理者がESGを投資対象の選択時の考慮に含めることを強制するものではありません。トランプ政権のESGを考慮することに対するペナルティーを無くし、世にいうESG資金とかインパクト投資とかを選択肢に含めても良いとするもので、これで、そういった方面への投資が増えるかどうかも確定していません。あくまでも、楷書の資金管理者の裁量に任せるというものです。これを禁止したトランプ政権が
この頃なんだか、バイデンさんのプロパガンダみたいなことばっかしてるけど(←バイト代は出ない)、本当に、お爺ちゃん、いい仕事してるなぁって思ってるんです。

「どうせ、これらが爆発する頃にはワシはいないし」
むしろ先がないから大胆なことができるのかもよ
もうね、バイデン爺さんが安心して派手なことできるように、民主党に心強い候補に出てほしいよ。上は、銀行への政府の資金援助による救済とか、債務上限とか、国民健康保険とかの、爆発・破綻しかねない米国財政の危機を、バイデンさんが蹴っ飛ばしている漫画。バイデンさんのお年を揶揄した随分と酷い漫画だけど、もう危ない橋を渡ってでも大胆なことをやらないと、アメリカはお先真っ暗ですよ。私みたいに、年金や高齢者医療保険を当てにしている庶民にとって、年金や高齢者医療保険の行方は死活問題。完全破綻はしないという私の予想は高を括ってるだけかもしれないけど、既に現状維持の安全牌だけでどうにかなる状況じゃないって心配してます。銃問題も財政問題も、なにか新しいことしないと行き詰まり。まさに、「Do something.」ですよ!
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8年間のオバマ政権の辛酸と、もはや失う物も怖い物も無い御年が、おじいちゃまの迫力。このくらい潔いと少々転けても周りが助けるでしょうね。この話、フロリダの「黒人奴隷の歴史を教えるべからず」と根が同じ。既得権を守って点数を稼ぎたい、自分の足元しか見ない人たちの哀しさよ。
本当になんとかなって欲しいものですね。
ここにきてトランプさんの姿も、ちらほらニュースで見かけるようになって、なんて元気なんだとガッカリしています。
国と国との関係もひび割れ量産中だし。
今に地球が無くなるかも・・・の心配さえしています。
わんことにゃんこと笑って暮らしていたいだけなのに~。
ここにきてトランプさんの姿も、ちらほらニュースで見かけるようになって、なんて元気なんだとガッカリしています。
国と国との関係もひび割れ量産中だし。
今に地球が無くなるかも・・・の心配さえしています。
わんことにゃんこと笑って暮らしていたいだけなのに~。
こうしたバイデンさんの勇気ある行動がなぜアメリカ国民のうねりとなって前進しないのか不思議なくらいだ。どうせ今のアメリカは誰がやっても同じで進展がないというシラケムードが覆っているのかな?日本も同じだけど。
共和党の力の根源は何?細かな規則に縛られないゆるさ、欲望を力の原点とする自由?もうそんな時代はすぎてると思うけど。周知を巻き込み全ての面で徐々にルールも決めて磨きをかけていかないとアメリカは錆びついて世界に平和の秩序をもたらすことができなくなる。原子力が脅威を晒す時代、大きさ、力、体力だけではもう勝てないどころか、ロシアの核使用の脅しへも、北朝鮮にもなんら実効性のある対策が取れない。これからの人類の存続すら危うくしていく。
アメリカの自由と知恵と勇気と力に加えさらなる地道な努力を切に期待するものだけど。内政、財政、問題だらけだけど、国内を安定させて欲しい。
共和党の力の根源は何?細かな規則に縛られないゆるさ、欲望を力の原点とする自由?もうそんな時代はすぎてると思うけど。周知を巻き込み全ての面で徐々にルールも決めて磨きをかけていかないとアメリカは錆びついて世界に平和の秩序をもたらすことができなくなる。原子力が脅威を晒す時代、大きさ、力、体力だけではもう勝てないどころか、ロシアの核使用の脅しへも、北朝鮮にもなんら実効性のある対策が取れない。これからの人類の存続すら危うくしていく。
アメリカの自由と知恵と勇気と力に加えさらなる地道な努力を切に期待するものだけど。内政、財政、問題だらけだけど、国内を安定させて欲しい。
YOSHI様
デサントスのフロリダは「黒人奴隷の歴史を教えるべからず」に加えて、ゲイ言うなもあるし、テキサス以上に変な州になっているように思えます。再出馬すると言いながらも、本人は本当にやりたいのかどうか判らないけど、古狐、バイデン爺さんは、迫力あるし、根回しもうまそう。これぞ政治家!って感じです。
なっつばー様
本当に、我々庶民は笑って暮らしたいだけなのですよね。国同士の軋轢とか、同じ国の中での分断とか、格差とか、いつになっても逃れることの出来ない人間って、学べないのかなぁと思います。冷戦時のように、他に大きな敵がいる時は一致団結できたのに、今は同じ国の中で敵対したり。政治が本当に大多数である一般庶民のためなのかも疑問だし、でも大きな変動は起こりそうにもなく、ただ流れに任せているようで... その流れが、地球崩壊なんて方向に向かわないことを祈るばかりです。
CHIBI様
クリントン、オバマが当選したときには、アメリカ中が変革を求め、若いリーダーの登場に喝采をあげました。ケネディが当選した時にも、こんな感じだったのかなぁと思います。それがベトナム戦争でグダグダ。今度はやっとアフガニスタンでの泥沼から足を抜いたと思ったら、ロシアの脅威に全世界が資産を削がれ、その大事変の影で利を得ようとする中国と北朝鮮を世界が持て余しています。
アメリカの影響力を考えると、トランプの4年間の負の行動が後を引いていると思っています。アメリカは信用を失い、国内も混乱を極めている。それなりに残っていたアメリカのリーダーシップは、トランプを選んだことで失落してしまいました。
アメリカの影響力を考えると、トランプの4年間の負の行動が後を引いていると思っています。アメリカは信用を失い、国内も混乱を極めている。それなりに残っていたアメリカのリーダーシップは、トランプを選んだことで失落してしまいました。
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アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CAを経て、今はオハイオに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。
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