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また政府閉鎖かも…(怒)

 アメリカの連保政府の新会計年度は10月1日に始まりますが、今や年中行事の感のあるアメリカ議会の政府機関の一部閉鎖回避のための超党派つなぎ予算案合意ですが… 毎回、政府閉鎖だと騒いだ挙句にぎりぎりで合意というチキンレースを繰り返していますが、今回は本当に暗雲が立ち込めています。今日、下院で10月末までのつなぎ予算案が賛成198、反対232で否決されたのです。これは、下院保守強硬派の議員連合、その実態はトランプの腰巾着集団、「Freedom Caucus(自由議連)」のゴネ勝ちです。

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アメリカを人質に取って脅迫する面々
左端の特にイっちゃってるのはジョージア州選出のマージョリー・テイラー・グリーン

 暗黒時代の2018年の年末から35日間もの連邦政府機関一部閉鎖があり、一年でも最も入用な時期に公務員はお給料が払ってもらえない、お国のサービスは停止でバケーション・シーズンの真っ只中に国立公園が閉鎖、運輸保安局職員不足で空港までもが一時閉鎖になったりと大混乱でしたが、悪夢再びとなるのでしょうか?その時の理由は、予算にメキシコ国境の壁建設が含まれていなかったことでトランプがすねたからでした。これによる直接的な経済損失だけでも30億ドルを超えたといわれています。当時の混乱ぶりを、私も超怒っていた。

 国民を人質に一方が相手の党を脅すのは常套手段ですが、国民に迷惑をかけ、国民のために奉仕するのが信条であるはずの政府が、自分たちの我を通すために国民に犠牲を強いている。今回の争点は、国内の災害対応とウクライナ支援向けへの各60億ドル。上院は可決したものの、共和党は既にこの上院案を拒否しており、バイデン大統領とマッカーシー下院議長が5月に合意済の2024年度支出水準をもっと減らせ、メキシコから流れてくる移民も阻止しろと求めています。

 だいたいマッカーシーは下院議長に選出されるまでに15回もの投票を繰り返した弱っちょろ~い立場、フリーダム・コーカスの連中には尻尾を掴まれている。5月に債務上限の引上げを巡ってデフォルトの危機に至ったのも、こいつらのせい。いまだに2020年の選挙結果にいちゃもんをつけているトランプは、5月にもデフォルトしちまえ!とほざいていましたが、今回も政府閉鎖上等!って態度。そりゃ自分が一度やらかしてるし、政府閉鎖で困窮した人たちは政府を恨む、怒りが現政権に向かうで美味しいもんね。そういう事態になったのは、こいつらと、その裏にいるトランプのせいなんだけど、なぜかそれが見えない国民が多い。もう目的にトランプを信奉し、FOXニュースしか見ない連中って私は思うけど、そういうヤカラからすれば、私なんぞは盲目的にバイデン政権を信奉し、リベラル・メディアしか見ないアホなんだろうなwww


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ニュースでも、話題になっています。
本当に、うんざりです。
キャットラヴァー様
今回もまた、ギリギリまでやってましたね。無駄だわぁ
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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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