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水墨画にチャレンジしたり、コーラスを聴いたり

 シンシナティ美術館では、頻繁に様々なイベントが企画されますが、今日の午後には水墨画のお試し体験教室がありました。実はこれ二回目で、一回目は黒い墨だけでパンダを描くセッションでしたが、気付いた時には制限人数が埋まってて悔しかったのね。だから、好評に付き二回目の今日は、予約開始直後に登録したの。まず初めに中国の絵画についてのレクチャーがあり、その後、墨汁で下絵を細い筆でなぞります。後は色墨と水で塗り塗り。なかなか思う通りには行かなかったけど、楽しい経験でした。

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機会があれば、また挑戦したい


 夕方は、ミュージック・ホールでコンサート。昨夜もショーを観たばかりなのに、本当に週末は全力で遊ぶ私です。去年、音楽堂へのコンサートに行ったときに、いつかボルティモア交響楽団の主任指揮者、マリン・オールソップさんの指揮を聴きたいと書きました(10/23/2022の記事)が、シンシナティにいながら、彼女の指揮を聴く機会があったのです。毎年、開催されるコーラスのMay Festival、なんと今年で150周年。

 隣の席の紳士は、一昨年前まではコーラスに参加していた方で、お話を聴くことができたのですが、参加者は年間に200時間ほど練習し、特にメイ・フェスティバル直前には毎晩集まって2時間の練習をするのだそうです。ボランティアとはいえ、生半可な興味本位ではとても参加できないですね。
 
 いつものように開演前にはトークがありました。私は音楽の専門的なことは解らないけど、その日に演奏される曲や、その作曲家の背景はいつも興味深く、コンサートの楽しみの一つです。今日は、テナーのロドリック・ディクソン(Rodrick Dixonさんのお話も聴けたのですが、その前にもお話する機会があり。来月のオペラでも歌うから聴きに来てね、と、気さくに仰るから、今日はお客だけどいつもは客席案内係なの、毎晩チケット買えないから、シフト入りまくって聴くね、と、バカな宣言をするワタクシに苦笑しつつも、Oh, thank you!と。素敵な方でした。

 自分で券を買ってお客のときは、私は最上階のバルコニー席が好き。理由は、奥の打楽器までよく見えるし、豪華なシャンデリアが間近に見えるから。上息子が高校の頃、マーチングバンドで打楽器を担当していたので打楽器に興味があるのです。シンシナティ・シンフォニー・オーケストラには日本人チェリストがおられ、コンチェルトマスターを務める女性ヴァイオリニストさんは、どう見ても白人女性なのにお名前が同じなので奥様なのでしょう。密かに応援しています。そして、コーラスのメンバーにも日本人の男性がおられました。シンシナティ大学の先生だそうです。若い(←私から見れば)日本人男児が異国で活躍しているのは嬉しい。

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コンサートホールのシャンデリア。いつ見てもタメイキ

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オールソップさんと演奏者の皆様

 今夜のテーマは「American Voice」、20世紀はじめのアメリカ人作曲家による曲が4曲披露されました。初めて聞く曲ばかりです。エホバを称える賛美歌を含む宗教色の強いスピリチュアルな演目で、普段の私は聴かないようなタイプの音楽ですが、力強い演奏と歌声で圧倒されました。ディクソンさんはモーゼのパートを歌いますが、神聖さすら感じました。オールソップさん、実物(?)は本当に小柄なのに、エネルギッシュなのめり込み型の指揮。聴く私もついつい無意識に、前かがみで椅子から乗り出しちゃう。座り直して、またふと気づくと前かがみになってる。オールソップさんは私にとって、今は亡きノートリアスRBG、ルース・ベイダー・ギンズバーグ最高裁判事と並ぶ、現代アメリカのアイコン的存在の女性です。憧れの彼女の指揮、ナマで見られて、聴けて、感動…


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Comment
水墨画体験のお写真、いい出来栄えですねー
色の濃淡も表現されてるし、お見事です👍
僕は、最近老眼が進んでいるので
細かい部分の色付けには苦戦しそうです😆
水津 浩志様
ありがとうございます。
初体験でしたが、まず色をちょんちょんと乗せて、すぐに水を含ませた筆でぐわわっ!と色を伸ばす手法で、なかなかスリリングでした。うわー、はみ出た!にじんだー!と阿鼻叫喚ですよ。

私は老眼+乱視で遠近両用だけではなく、遠近_中距離の3焦点メガネが手放せません。
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sirowaniko

Author:sirowaniko
アメリカ生活も30年超え、NY、MA、DC、TX,CO、CA、OHを経て、今は南部のジョージアに犬猫と住んでいる普通のおばさん。蚊と蚤とトランプ一味以外の生き物が好き。

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